3/23からの展示「Hello,」のこと

Journal 01.4,2018

eat Love
展示タイトルはその筈だった。
ある日、今回の展示で必要なことが「愛!」って閃いて、直ぐに野村さんにFBのメッセンジャーをして、そこから私達の展示が始まる。

あの日も空がとても青かった。撮影に向かう電車で母からの着信、嫌な予感がして電車を降りて直ぐに折り返した。聞きたくない内容だった。撮影中に何度も姉から着信。撮影が終わってから、途中の駅で下車して、ホームの端っこで姉に電話を掛け直す。時間が過ぎる間も無くして、姉が崩れていくのがわかった。言葉が出なくて、ばれないようにホームに響き渡るアナウンスの中で泣いた。

「ニコが死んだの。」
病気がわかってから、あっという間だった。数ヶ月前に一緒に過ごしたクリスマスが、ニコちゃんとの最期の時間。

世界は嘘つきだよ。野村さんにメールする。「食べるは、ポップでハッピーだけじゃなくて、哀しいも含んでいる事を思い出しました。」

野村さんはそこから絵や文章を猛烈なパワーで、本当に台風みたいなスピードで作品をどんどんまとめていった。私は作品の方向性を変えたい事だけを伝えると静かに自分の作品作りへと戻った。

その頃、野村さんは野村さんで抱えている問題があって、自分自身のことをこう教えてくれた。

人にどう思われるか、嫌われないかな、どの人目によって、自分の本質をせばめてはもったいない。自分らしく生きることを、もっともっともっと大切にしよう。僕はそんな誓いをたてました。

Hello,

「今回のタイトルはこれがいいと思うんです」

私はそれから、新しい自分に、私達に、今に、世界に、あなたに、愛している人に、知らない人に、Hello, 毎日でもそう言おうって思った。