葬式の夜のディナー

Journal 09.4,2018

L.Aには珍しく前日から雨の予報だったのに、すっかり晴れていつもみたいに青い空が綺麗な日だった。葬儀場から帰る車の中で、レインちゃんが「今からビーチへ行こうよ!」と冗談を言った。最初から最後まで、沢山泣いて、沢山ハグをしあって、沢山沢山笑った。皆が口を揃えていう。「彼は長いツアーにでたね!」って。

ヘレナが家族での晩餐はいつものレストランで過ごしたいって、家の近くにあるレストランを予約した。なんだかお腹が空いているんだか空いていないんだか、何がしたいんだかしたくないんだかよくわからなくて、とにかく本当に疲れ果てちゃって、みんなでブラックホールをテーブルの上からのぞいているみたいな夕飯だった。

だけど、とにかく食べた。テーブルを囲み、皆で笑いあって食べる。肉を切り合って食べる。海老のカクテルを、パンをちぎって渡し合う。食べる。とにかく食べる。

なんだか愛だなって思った。とびきり今夜は悲しいけど、私達家族は同じテーブルで、それぞれに深い悲しみを持ちながら、一緒にテーブルを囲む。とても愛のある夜だった。