菊地家のカレー

カレー 01.5,2020

昨晩、夫と喧嘩した。
原因はいつもの通り、帰るといった時間に帰らない夫。冷めていく肉味噌麺。温まっていくサラダ。あの時間が最高に嫌だ。最近、夫は酒を止めているから、連絡のない夕飯時にどこかで泥酔してるなんて事はないけれど、ルーズな癖はそう簡単には治らない。そして私の腹は煮え繰り返ったまま、生ぬるくなった味のしない食事を話しかけてくる夫を無視して食べ続けた。そのうちにぶちきれ、箸を投げ、皿をがちゃんとやりベッドへ去った。

「そこに愛があるんかな。」数年振りにお話した絵描きの健太郎さんが昨日に言った言葉。
かっこよすぎて痺れた。健太郎さんが言ったのは、人への想いやりもそうだけど、きっと自分を大切にして生きようって事なんだと思う。それくらいに、今をこの場所を人生を愛しましょうよ。そういう言葉にも聞こえた。荒れ果てたテーブルには愛が少しだってない、生ぬるい食事がどろっと皿に乗っていた。

誰かを想ったり、誰かのために何かをするって結構簡単だ。家事をするのも仕事をするのも一生懸命に何かをやる事はとっても簡単だ。だけど、自分の人生を大事にするっていうのは難しい。まず第一に勇気がいる。健太郎さんみたいに強く生きなきゃ堂々と目の前の事なんて見てられない。恥ずかしくって、Can i help you?? なんて口癖みたいにすぐに誰かに聞いてしまう。自分から逃げるってすごく簡単なのだ。

健太郎さんは立派な絵描きだ。10年前に出会った頃からずっと一線で活躍されてる。だけど、いつもかっこいいのは、きっとむちゃくちゃ絵を描きまくったからだ。自分の絵を大事にしたからなんだって思った。そこに愛があるかどうかっていうのは、誰かじゃなくって、ここの話だ。だから、せめて私は料理をきちんと作ろう。私は写真家を生業にしているけれど、写真の技術やカメラよりも被写体が好きだから写真を撮ってる。だから、むちゃくちゃ写真を撮るために、私なりの愛のある料理を作ろう。

菊地家のカレー
鍋に油をひいて、たまねぎ、砂糖をいれて弱火で蓋をして放置。時々裏返しして、茶色になるまで。
玉ねぎを端に寄せて油の上でクミンを炒める。肉を炒め火が通ったらカレーパウダーを入れる。
人参と馬鈴薯を入れて火にかけて途中アクを取る。野菜に火が通ったらルーをいれて20分ほど煮込み、ソースとケチャップで味を整える。
カレーを盛った後にトマトをトッピングしてソースをかける。
▽ 材料 ▽
カレー用の豚肉 [肩ロース角切り] 200gくらい
玉ねぎ 1個ー薄切り
人参 1本ーごろごろと切る
じゃがいも 中2個ーごろごろと切る
トマト 適量ーみじん切り
▽ 調味料 ▽
砂糖 大さじ1
クミンホール 大さじ1
カレーパウダー 大さじ1
カレールー 3片
ソース・ケチャップ 大さじ1ほど