どこかの街で、何か食べたい。

和食 05.5,2020

旅にでたい。ひとり旅行が好きだったけど、夫と出会ってからは夫との満足いかない旅もまぁまぁ気に入ってる。ただ、夫が入る店は間違わない。知らない街にまで来て、ぼろぼろのべたべたのカウンターでぬるいビールだけはやめてほしいと思って暖簾をくぐっても、季節のお通しなんかが出てきて、嬉しくってすぐに酔っ払って上機嫌となる始末。朝食も同じで、せっかちな私がそこらへんで済ませようとするが夫は許さない。「あーあかん!」とすぐになって、散々歩き回り連れていかれた店で思う事は、客がいい。新聞を開いたおじさんが朝陽の中でのんびりと啜る珈琲がこんなにも美味しそうに見えるだなんて知らなかった。勿論トーストもサンドイッチも最高。この食事探訪は私にとって忍耐を大分要するのだけど、結局のところ我慢した甲斐があったりで、発見がまた嬉しさを増幅させる。悔しいけどまた夫の株もあがる。

「あー私から外出と世界旅行を取ったら何が残るんだよ!」zoomの向こうでミオがぶるぶるしながら嘆いた。半年前、夫とLondonに行く前にミオとロンドンマップをチェックした。(彼女は数年前にLondonに住んでいた)ブリックレーンにあるパン屋のパンがむちゃくちゃ美味しいとか、パブはどこも楽しいからとりあえずパブね、とか色々教えてくれた。Londonに到着し、あちこちと歩き回る。夫は外人の多さにちょっと怖がってる?まさかと思ったけど、完全に怖がってる。例の嗅覚は心の奥底のボックスに鍵を締めて閉まってしまったようだ。うんともすんとも言わずに私についてくる。時々、お腹すいた。とか、喉乾いた。と、ぽそっと耳元で囁く。少し面倒になって「珈琲買ってきて!」意地悪を言う。不安な顔でカフェのカウンターへ歩いてゆく夫の背中が全力でヘルプミーと叫んでる。海を渡れば子猫のようになる関西人の夫。手渡された珈琲みたいな何かは、あまりに不味くて少し夫が可愛くみえた。また一緒に旅に出て、どこかの街で、何か食べたい。

今日の献立
素麺と麺つゆ
胡瓜の糠漬け
納豆
ししとうの揚げ煮
エビチリ
ピーマンの肉味噌炒め
暑い日にぴったりな、ししとうの揚げ煮
フライパンに多めの油をひき、ししとうを並べる。
弱火で放置。途中でひっくり返す。
調味料を入れて5分くらい中火にかけて火を止める。
冷蔵庫でよく冷やす。さっぱりしていてぺろっと食べれる。
▽ 材料 ▽
ししとう 1袋ー包丁で切り込みをいれる
▽ 調味料 ▽
酢 大さじ1ほど
麺つゆ 大さじ1ほど