
花屋へ行こうと商店街を歩いてたら向こうから朋子ちゃんがベビーカーを押して歩いてきた。「おはよう!」近所で朝から友達と会うって何だか嬉しい。パン屋の前で昆布の佃煮の作り方と、蜂蜜屋の前の花屋の話をしてバイバイした。そのまま朋子ちゃんが教えてくれた商店街の入り口の方にある花屋に行って、桜の枝とチューリップを4本買った。そのまま上町のオオゼキに野菜と魚を買いに行き、帰りに大根を買いにサミットへ寄る。レジで並んでると、りょーこちゃんからのメール。昨晩は帰宅が遅かった。お風呂上がりにビールを一缶飲んだら何だかとってもりょーこちゃんと話したくなってメールをした。深夜12時過ぎ。最近の事、何だか湖にいるみたいな毎日だって事を伝えた。静かでしーんとしてるって。りょーこちゃんからのLINEが何通か携帯を鳴らしてる。昨晩はお腹が痛くて寝ちゃって、私の最近の気持ちがわかるよって書いてあった。
“人と会いたくないとき、湖みたいにしんと冷たく静かなとき、あっていいと思う。きっと大事な時間だと思う。”
この子はどうして、どうしたら、こんなにも私にいつもフィットしてくれるんだろう。エコバッグいっぱいの食材と大根と花束を抱えてスーパーを出た。冬空、綺麗だな。青い空がすごく気持ちがいい。誰かにわかってるよ。って言って貰えると嬉しい。だけど、それが誰でもいいわけじゃない。今の自分がよくわからないけど、独りはとても寂しいけど、独りでいたい。
何だかすごくほっとした。
アニスの煮物を作ろう。今日は黒糖を使おう。