
午前から神保町で編集の高木さんと取材。それは聞いたある事があるけど、口にはどうにも出て来ないゲームの有名な女性の方を撮った。ライターの男の子が「こういう取材は慣れませんか?」みたいな事を聞いてた気がするけど、明らかにその子の方が緊張してた。やっぱり、人に話をする時はPCとか紙じゃなくって、ちゃんと見た方がいい気がする。たまに思う。有名な女性の方は、最初から最後まで男の子を見て話していた。
世界大会の話とか、どうやってメンタルを保つかとか、海外での身体やマインドのコンディションの整え方とか、とても面白かった。途中に自分が身体が弱い事、実は癌だった事、抗がん剤を飲みながら大会に挑んだ話を聞いた。もっとそこ、男の子、聞いたらいいのにって思ったけど怖かったのかなって思った。男の子は大変だった時期はなんちゃらって早々に終えて次へと進めた。そういう時期に抗がん剤を飲みながら大会に出る。どうかしてると思うその話を私は聞きたかった。いつ死ぬかどうかわからない状態で試合に挑む。だけど、脳がアウトになったら勝てない。だけど身体の話でもある。だけど心にもそれは繋がって負けてしまう。わからなくなった自分の身体と戦う時間の話をもっともっと聞きたかった。