
夕飯のあと、綺麗な食卓だった。姉がボランティアを始めた。3つ目の裁判が終って色々が片付いた頃に、アルコール依存症だったBFとも別れた。ぐったりしてる姉に曲を作ってとお願いしたら、早速ラインに送られてくる。綺麗な曲。やっぱりピアノが一番好きだな。私もいつまでも苦しんでるわけにはいかない。だけど、未だに苦しいし彼がした事は最低だったと許せない気持ちがべったりとくっついて離れない。急に手にしたお金や何かは、家族を捨ててまで欲しかったんだろうか。病気や酒、暴力だけが理由じゃない。
姉がボランティアを始めたきっかけは、苦しいからだった。それに、誰かの役に立ちたいって。直ぐにマルコの学校に相談へ行き始めた。
2月は何だか前に進めなかったな。過去に苦しんだって仕方ない。そんなことはわかってる。身体は完全に元気を取り戻した。療養をちゃんと取った分、しっかり運動不足。一昨日、写真をやめたら離れられるのかなって考えてた。全く違う仕事したら、料理写真からも離れたら、もっと忘れられる、もっと楽になれる。写真集だって正直辛い、記憶を掘り返す様な作業になる。何で写真を撮ってるのかな。どうして、当たり前の様に撮り続けようって思うんだろう。考えても大した理由は出てこない。ただ、好きなだけ。
私が撮りたいからやるんだけど、誰かの役に立つ様な写真が撮りたい。