台湾の麺線

外の食事 13.3,2021

午後にダニエルさんと吉祥寺のブックスオブスキュラで待ち合わせして、買ってくれたプリントを渡した。ダニエルさんは前に会った時と何だかイメージがちょっと変わってた。今日は筑波から車で来たんだそう。5月に展示をやるって言ってた。楽しみだな。10分くらい色々とお喋りして店を出る。雨がザーザー降ってる吉祥寺公園を抜けて、西荻窪へ行った。今日はハルさんとハルさんのBFの料理上手なジョディーがご飯を作ってくれる。あと、台湾にもうすぐ帰っちゃうリンちゃんも一緒。献立は、白ゴーヤとパイナップルとチキンのスープ、寒豆腐の煮物、台湾の屋台で売ってる唐揚げ、カラスミの焼いたもの、汁なし麺線。ジョディーが淡々と料理を作る。ハルさんは麺線が得意だって。調味料がずらりと並んで、鍋や調理器具が好きな場所に収まってるキッチン。とてもいい感じ。

リンちゃんは占い師に台湾に帰ったらBFが出来るって言われたんだそう。ちょっと照れながら嬉しそうに言ってた。可愛い人。初めて台湾に行く時、ハルさんに色々と教えて貰ったのが3年前かな。あれから2度、別れた夫と台湾に行った。リンちゃんは、写真をやってて将来を迷ってたから、アシスタントしてみる?って誘った事がある。それから、何度かお茶をして、悩んでる事を聞いた。私も同じ年くらいの時、30才目前の時に写真がやりたいけど世界が怖くてどうしていいのかわからなくて、だけど周りはもうずっとずっと違う世界になっちゃってて、よくわからないままに生きたくない、だけど体が動かない毎日が続いてた。沢山お酒を呑んで、やみくもに遊んで、夜中の何時かわからないいつかに何も写ってない写真を沢山撮った。カメラは何台壊しちゃったんだろう。だから、何だかリンちゃんの役に立ちたかった。

今日できっとリンちゃんと最期かな。東京に来る時はうちに泊まってねって言った。楽しかったな。今日は本当に楽しかった。好きな人と好きな時間を過ごせたなって。私達は同じ世界に生きてるのに、なんで私はあんな地獄みたいな場所でずっとずっと苦しんでたんだろう。同じ世界なのに。

なんか悪い事とか、嫌な話とか、怖いとか、わかってるのに見過ごしてしまう何かとか、そういうのが嫌いだから、彼といて苦しかったんだなって思ったら、すーっとした。

ご飯、とっても美味しかったな。今日ここにいる意味が何だかわかった。