豚の粕汁

『わたしを選んでくれる人』 " 雑誌の企画で綴り始めた日記 ", 和食 14.4,2021

何だか無性にコーヒーが飲みたい。昨年の秋からカフェインレス生活を始めた。きっかけは自律神経の乱れと鬱。元夫からのバイオレンスな仕打ちに耐え続けた私は私を鬱にした。我慢の限界が来ても身を滅ぼす寸前まで我慢したから。真面目っていうのはどうやら不幸を生むらしい。親に、病院の先生に、友人にどうしてこんな事になってしまうまで我慢したの?って聞かれた。忍耐は美徳だと生まれた時から言い聞かされてきたし、当時の私の生きてる世界では定説だったから。私が世界に言ったら、それは裏切り行為になる。想ってるから自分を破滅させた。

幸せそうな家庭をやめたら、知りたい事が溢れてきて最近は本を読み漁ってる。昨晩は佐久間裕美子さんの ”ピンヒールははかない”、平行して湯山玲子さんや他にも女性著書の生きる疑問?みたいな本を何冊もベッドルームに散らかしてる。ジェーンスーさんのラジオもよく聞いている。女性ばっかりの声を毎日聞いてる。どうして出来る女は苦しむのか。勝手にだけど、そんな風に聞こえてる。私は彼女達みたいに出来る女じゃないけど、こんなに活躍してる彼女達の声がまるで自分の苦しみのように聞こえてきて、安心して床に就く。

佐久間さんは1973年生まれ、湯山さんは1960年生まれ。他にも90才くらいの方の女性の本も読んでる。世代が違うのに女性が生きる事を訴えてる。母は1953年生まれ。母と彼女達も全然違う。今の私は母とは友達にならないなって思った。沢山の女性に会ってみたい。知りたい。

どうしてなのか、家庭をやめたら世界が一気に広がった。外壁を作って家を守ろうと必死になってたけれど、今となってはそれが世界を閉ざしてたように感じてる。暖はとれていたけれど生ぬるい風が浮遊してた。一旦、更地になったら、見通しがよくて、最初は寒かった風も今は心地がいい。それにいい香りを運んでくれる。そうなると知りたい、見たい、食べたいとなる。

とにかくやっぱり今日はコーヒーが飲みたい。穏やかな生活が続く中で、知りたい事がむくむくと綿あめみたいに膨らんでいく反面、それを一気に溶かしてみたい衝動にも駆られれてる。コーヒーが飲みたい。

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『わたしを選んでくれる人』4月15日 ” 雑誌の企画で綴り始めた日記 “

「うんざりしてる。」これが最近の口癖。姉や友人に言い続けてる。マッチングアプリがだるくてだるくて仕方が無い。もう、とっとと終わらせたい。そんなやる気の無い女になった私は絵文字を入れるのをやめた。めんどくさい。聞かれた話題を返却し、気になった話題をお貸しする。そんな端的なオートマティックなやりとり。そうこうしてるうちに、3人の男性とのやりとりがぼんやりと続いてる。

一人は36才、福岡出身の四人兄弟の三男坊。二人目は30才、名前がサウナ好きというのが気に入って、いいねを押した。サウナが好きすぎてサウナの会社を作り、最近は潜入サウナアルバイトをしてるのだそう。三人目は43才、婦人雑貨のデザイナーで森下在住、バツイチ。個人的にはサウナさんがダントツで好物。だけど四人兄弟の三男坊も悪く無い。きっと優柔不断で優しい男だと読んでる。中立的に現場を判断しさっと身を隠せるタイプ。社会性にそこそこ富んでいるだろうから、楽しい話も聞けるかもしれない。婦人雑貨のデザイナーはよくわからないけれど、プロフィールに離婚して大分落ち込みましたと書いてあったので、どんな離婚をしたのか聞いてみたいという興味。すみません。

段々とわかってきた事がある。これは企画でパートナーを見つけるというのが目的だけど、正直欲して無い。だけど見つけなきゃいけないような雰囲気になってしまって、自分でもそんな気分で会うものだから、結局、会った後は敗退のような気持ちで家路につく。待ち合わせの場所もたいがい相手に委ねて、相手が好きな場所?オススメの場所?に行くことが多いけど、正直そこは彼らの文化圏となる。そして、そうか。って気持ちになる。だってパンケーキ好きじゃ無いしとか。なので、今後は自分が行きたい所に行こう。そして、男ではなくって、一人の人間と会うって思ったら楽しめるかもって思った。興味を思うままに開け放してくればいいんじゃないか。ちょっとその作戦でやってみよう。
豚の粕汁
豚バラ 100g
大根 10cm
玉ねぎ 半分
こんにゃく 1枚
小松菜 2束
味噌 大さじ3
酒粕 100g
サラダ油