8月1日

Journal 02.8,2021

午前はデスクワークをして、午後は友人の紹介で料理関係のデザイン会社の方に会って写真を見てもらった。夕方は三茶で藤原さんと打ち合わせとお喋り。ゆうや君も誘ったけど来なかった。「多分、あの人、武術行ってるんだろうね。」って、二人して笑った。

仕事の話をちょっと相談して、藤原さんの彼氏の話を聞いた。「彼とどれくらいなの?」「どこで出会ったの?」こないだ私も一緒に仕事をした阿部さんの紹介なんだそう。安倍さんの行きつけの珈琲屋さんの男の子。そんな話って現実にあるのか。何て素敵な話なんだろう。

「私、昔は突撃タイプだったんですけど、彼とは本当、少しずつだったんですよ。」

少しずつ?!どうやって手を繋ぐの?とか、どうやって男女の関係になるの?とか、何でもかんでも子供みたいに疑問を投げかけた。最近、頭の隅で考えてた不安や疑問。もう、恋は出来ないんじゃないかって。夜中に電車に飛び乗って会いに行くとか、戻ってこないメールに一喜一憂するとか、今日が明日が何であろうと好きが一番の恋愛至上主義だった過去の私は胸のトキメキを何よりも最優先にして生きてた。32歳で元夫と出会ったのが最後。あれから長い間、恋はお休みしてると思ってたけど、何だか本当にそうなのかなぁという気持ちもあった。だって、「今から会いに行きたい!」って深夜にメールがあっても、今の私なら断る。だって寝たいもの。それに、朝から晩まで電話やLINEが鳴っても、いちいち喜ばない。そっと通知オフにすると思う。

20代の後半で10年お付き合いした方との家を出てから、パッと恋をして別れてを何度か繰り返して、とても健やかな恋愛体験を謳歌した。長い恋愛も短いそれも、情熱的でとにかく翻弄されてしまうあの体験が私の中では恋の黄金時代かの様に勘違いしてるのは、新しい場所への不安な気もした。いつだって、新しい明日は怖い。中学校に上がる時のドキドキ感と不安感の不安な方だと思う。きっと。

だから、藤原さんの徐々に近づいていったという恋愛。私もちょっとやってみたくなった。確実に完全に、若い頃の私とは見てくれだけじゃなくって、中身もすっかりと変わった。だから、今の私に合った恋愛の仕方があってもおかしく無い。