すだちの味噌汁うどん

夕飯 25.9,2021

身体が重すぎる。今週ずっと重い。火曜日に休みを入れたのに重い。疲れが溜まりに溜まってる。今日は朝からフミエさんの所で撮影。身体を引きずりながらカメラを持ってアトリエへ向かった。渋谷駅での乗り換え、目の前に身体には不恰好な程に大きなリュックを中年の女性が背負ってる。横には同じ背丈の女性が黒いスーツケースをガラガラと押しながら喋ってた。週末の朝から、この人達はどこへいくんだろうか。あ。後ろ姿の寝癖とカラーリングで渇いた髪。私が親友だと思ってた子だ。アル中で不倫を繰り返して、外では奥さんの悪口ばっかり言ってた男を愛し続けた友人。私は元夫だけに伝えたけど、彼女の夫が嘘を平気でつく事が好きじゃなかった。一昨日、携帯の電話番号を消したのは何か虫の知らせだったのかな。前を真っ直ぐ向いて、平然とした顔でホームへ走った。ホームについても、奥の奥の方へと進んで列車に飛び乗った。

ふと思い出した。月曜日に会ったスタイリストのマイコさんは元夫の店に遊びに行くこともあるし、元夫の元彼女とも普通に友達関係だしって。私には無理。だけど、そんなに恐れる事って無いのかも。声をかけた方が良かったのかな。けど、今、彼女にかけられる言葉が出てこない。笑顔で久しぶりだね!なんて言えないよ。離婚届を出す前夜にされた事が許せないとは思ってない。今思い出してもただ心が震えるだけ。それ以外だって、おかしな出来事が彼女の優しさとミックスして何が何だかわからない。ただ、確実な事は、彼女の夫と私の元夫は友人で、彼等はアル中で彼等は心の病気を患い、世界に悪態を吐けずに嫁に悪態を吐いた。似た者同士の夫と、似た者同士の嫁達だった。「新しい家に遊びに行くね!」彼女は一度も来ることがなかった。

ホームまで走ったからか、時間よりも少し駅に早く着いた。フミエさんに一本メールを打つ。「ちょっと身体がどんよりしてるから、駅前でカフェイン取ってから行きます!少しだけ遅れます。」いつもと違う道へ入る。そこは拓けた商店街で全くいつもとは別の顔の街があった。何だか不思議。フレッシュネスバーガーに入ってカフェオレを頼んだ。もし、世界に急に不安になったとしても、急な何かに心が壊れそうになっても、一呼吸置けば大丈夫になる。昨年に起きた過度なストレスで起きた心の転落で学んだ事。今は心身共に健康だけど、安全運転の為に守ってる。これは世界平和に繋がると思ってるから。例えば暴力を振るわれた子供が自分の子供へも暴力を振るう事があると言われるけれど、私は愛する人にも世界にも絶対に悪態なんぞつかないと決めてる。闇を知っても、闇はここで二度と陽の目を浴びなくていい。そんなもの、世界には必要ないものだから。

3分くらい休憩して、カフェオレを飲みながら少しだけ仕事の事を片付けた。さぁ、行こう。今日も写真を撮ろう。

ありがとう、アカリちゃん。さよなら、アカリちゃん。