ロゼ

夕飯 24.12,2021

朝一番で梃子の術後の経過診察で病院へ。炎症が起こってた。「気づきませんでした?」先生の言葉が胸に響く。ああ、何やってんだろう。毛が伸びきってるとはいえ、気づいてあげれなかった。もしかしたらまたお尻を何針か縫うかもしれないとの事。その10倍でもいいから私のお尻を縫って欲しい。もうこれ以上は手術をさせたくない。

帰って直ぐに納品を済ませて美容院へ走った。朝6時からNYの街を歩き回りながら、街並みを動画で見せてくれる周ちゃんと長電話したのが悪かった。いや、どうして私達が出会ったのか、それは運命なんかじゃなくって必然だ!みたいな話で私が熱く世界に起こる必然について語ったから悪い。そして私よりもずっとずっと熱い男だった周ちゃんに火をつけてしまったのも後悔してる。大興奮の周ちゃんはブルックリンまで歩きながら熱弁が止まらなかった。というわけでなんだかすごくバタバタしてる。よくわからない服をパパッと来て、午後のロケハン用にカメラをカバンにしまう。今日は久しぶりにカラーリングをする予定。周ちゃんにだって一ヶ月は会わないし、クリスマス以降は家に篭ろうと思ってる。誰に見せるわけでもないけど、美容院へ行ってこぎれいにするのも悪くない。いや、すっごくいい。 私がご機嫌でいる為に美容院。なんて贅沢なんだろう。最高。

いつもの美容院で髪をカットしてカラーリングして、いつもの様に美容院の隣のポストカード屋さんでポストカードを買った。アンニュイな感じで店を営む夫婦だろう女性や男性に挨拶をする。これが毎月のルーティン。今日は後藤さんに渡すクリスマスカードと、パリのまゆみちゃんにニューイヤー用のカードを買った。気まぐれでポイントカードも作って貰った。きっと明後日には捨てちゃうかもしれない。朝方、まゆみちゃんからメールが入ってた。”おめでとう!手紙読んだよ!” 一ヶ月前に送ったプロポーズされた!というびっくり仰天してる手紙がようやく届いたらしい。何だかすごく嬉しかった。表参道の駅でベーグルを買って上原へ。後藤さんのいるお店でヤスコちゃんと打ち合わせ。

駅を出て通りに出ると、窓の外からでも後藤さんが笑顔なのがわかる。本当にこの人の笑顔が好き。お昼の代わりにブラウニーと紅茶を頼んだ。後藤さんと色々とお喋りして、ヤスコちゃんと週末の撮影の打ち合わせをして店を出て下北沢でロケハン。夕陽が綺麗。空が綺麗。冬の淡い空ってどうしてこんなに綺麗なんだろう。光の加減だってすごく丁度いい。最高だな。帰り道にずっと空を見てた。

梅ヶ丘駅で降りてリカーなかますでロゼを一本。「今夜ひとりで呑む様にカジュアルなロゼをください。」「甘いの?フルーティー?さっぱり?」お店のおじさんはいつも丁寧に聞いてくれる。今日は2000円くらいのワインにした。イブだからかいつもより店は混み合ってた。最高だよね。美容院行って、好きな人に会って、ワインを買う。今日は酔っ払おう!朝にHPの問い合わせフォームから知らない方からメールを戴いた。日記読んでます。励みになりますって書いてあって、そこには酔っ払ってメールしてますって書いてあって、最高!って思った。いいよね。酔っ払ってメールするの。

私は酔っ払った人が怖くなってお酒を飲む人が少し苦手になっちゃったけれど、お酒は悪いもんじゃない。何だかすっごく素敵で粋な感じだった。だから、今夜は飲む。家はずっとクリスマスソングをしつこくかけてやろうと思う。そして、NYが朝になる頃、私はへべれけで周ちゃんからの電話に出る。きっとご機嫌で。

今朝、周ちゃんに話した。「なんかさ、こないだ気づいたんだよ。もしかして、今って人生で一番幸せかもしれないなって。」周ちゃんに出会ったから幸せっていうんじゃない。仕事だとか、人間関係だとか、家族とか、そして周ちゃんとの出会いも。ぜーんぶがいい。「えー!!本当に!!」周ちゃんはビックリしてた。「だってさ。生きてて、今より幸せな事ってあった?最低とか最高とか沢山あったけど、だってそうでしょ。」幸せになる為に毎日生きてる。今が一番じゃない理由なんて何処にもない。だって、毎日頑張ってるもの。毎日毎日、今が幸せになる為に、恋愛だけじゃない仕事も色々も全部頑張ってるもの、今が一番でいたい。もし、最低な事が起きても、そうじゃなくなるように頑張ってる。だってさ、生きるのって頑張ってることだよね。何もしなくたって、空気吸ってるだけで疲れる事あるもの。だから、今日が一番であって欲しい。