煮しめカレー

カレー 02.1,2022

昼寝ってどうしてこんなに最高なんだろう。1月2日から仕事を始めようと考えていたけど、昨年のカウンセリングの時にトレーニングで行ってた “何もしない日” をまた復活しようと昨晩に決めた。何もしない日は思いついた事を感情のままにする日。約束もダメ、家事も仕事もダメ。とにかく、赴くままに内声に耳を傾けるという試み。これが結構に効果てき面で、みるみる私の心は回復していった。

これから結婚生活が始まってきっと私はまたひとり勝手に窮屈になりそうな予感がしてる。周ちゃんはそんな私を放っておいてくれなそうだけれど、それさえも笑顔で交わしてしまうかもしれない。だから、私をコントロールする私を一切無視する日をまたやってみようと思った。そして、先日周ちゃんにも提案してみた。家族のルールとして毎週日曜日に周ちゃんの事だけを思う存分にして。そして、私の存在をどうか無視して欲しいと。「よしみは面白い事を言うね!やってみよう。」周ちゃんはいつもと同じように笑顔で言った。

午前はネットサーフィンと日記を書く。途中、ノンカフェインの紅茶とベーグルを食べて、ベッドに戻り姉と電話。「結婚って大変なもの。別に特別にいいもんじゃないよね。」みたいな話をした。これから周ちゃんはお互いに嫌いな所を見つける日がきっと来る。それが許せないかもしれないし、時に諦めてしまうような事もあるかもしれない。だけど、それが誰かと生きるっていう事だとも思ってる。今は殆どが見えてないだけ。別に結婚は夢じゃない。生々しく様々な日常がやってきて勝手にそれが紡がれていくもの。良い事も悪い事も同じ様にただやってくる。

「自分の一度きりの人生だから、自分が思うことをしたらいいよ。そうしたら酷いことが起きても後悔しないから。」姉が言った。いつか本を書きたいってよく言うけど、その壮絶な人生は上中下の三部作くらい長いものとなりそうだなと予想してる。なんだかんだといつも私の背中を押してくれる姉だ。周ちゃんとの結婚も一番に応援してくれた。私がくよくよしてたのが悪い。姉にしっかりしなよと言われて情けなくなった。誰になんと言われようが、結婚したいのはよしみなんだから堂々としなよって。電話の途中で兄からLINEが入ったけど姉と話してる事は言わなかった。今年も私達三兄弟は仲がいい。姉は数日前に兄と電話したそう。兄は少し元気が無かったらしいけど、励ましたと言ってた。もし、兄に何か大変な事があったら兄弟で助け合えばいい。兄の人生は兄ものだ。自由にやっていい。

お腹が空いて電話を切った。昼食は母が買っておいてくれた高級だと言う蟹とホタテでパスタを作って食べた。なんて贅沢なんだろう。時間は1時前、まだパジャマのまま。ソファーの陽だまりの中で本を読もう。梃子が横で気持ち良さそうに寝てる。本を読みだして30分くらい、うとうとしだした。ああ眠くて苦しい。苦しいよ。うん。寝よう。だって今日は何もしない日だものね。ベッドに勢いよく潜って1分も経たないうちに眠りについた。目が覚めると陽が傾いてるのがわかった。何時だろう。昼寝って最高だな。気持ちが良すぎる。こうなったら今日はもう顔は洗わないしパジャマも脱がない。このまま梃子の散歩へ行こう。

昼寝の余韻に浸りながら夕方を歩く。ああなんて幸せなんだろう。昼寝って素晴らしいよな。帰ると急に年賀状の続きをしたくなった。年賀状をやろう!やりたい時の何かって楽しい。本当に楽しい。年末に慌ててやってたのが嘘のよう。あっという間に年賀状を刷り終わった。お風呂でamazon primeを見て、コーラをグビグビと飲んで、煮しめカレーを食べる。先日、ツレヅレハナコさんが撮影終わりに言ってた言葉がずっと頭にあった。料理家さんっていう存在が大好き。一緒にいるだけで面白い話がほいほいと出てくる。「煮しめは飽きたらカレーにしたらいいよ。」なるほど!昨日母が持たしてくれた煮しめは飽きてないけどルーを入れてカレーにした。冷蔵庫に茄子が一本入ってる。素揚げにでもして乗せよう。あとチーズも!

茄子は周ちゃんの好物。今まで茄子は麻婆茄子とかトマトスパゲッティーに入れると美味しいよね程度の関係だったけど、最近茄子を見かけると心が疼く。茄子は関係ないのに茄子にも恋心が汚染してる。人って本当に単純だと思う。周ちゃんに会いたい。数日前にビデオ通話で隠し撮りしたキャプチャーを見てはニヤニヤしてる。ほんと、男前だよ。特に朝のシャワー浴びたての顔が気に入ってる。今日は最高の正月だったな。