うどん

Journal 12.4,2022

夜寝た時は良かった。朝起きた時も。6時を過ぎた頃、書斎で作業をしてると周ちゃんが「あ!」と言って起きる音がした。そのまま直ぐに外にでてバタバタとなにかを始めた。もしかして外の倉庫にしまってる引っ越しの段ボールをまとめてるのかな。私も一緒にやるって言ったのにな。昨日の件で申し訳なく感じたのか全部一人でやるって寝る前に言ってた。結構な量の段ボール。まさか一人で捨てたりしないよね。しばらく様子をうかがっていたけれど一向に家に入ってこない。慌てて服を着て1階に降りていこうとすると、周ちゃんが玄関から戻ってきた。「段ボールやってた?」「うん。捨ててきたよ。」「私もやるって言ったのに。」難しい。

朝ごはんもぎこちなく食べた。周ちゃんに話しかけても棒読みのセリフみたいな言葉だけが返ってくる。難しい。私の言葉で言うならば、もう私は怒ってないし、周ちゃんも悪く無い。問題は解決したからいいんじゃないかな。いや、それは私の問題についてなだけだ。周ちゃんにとってはそうじゃない。傷跡みたいなものが周ちゃんを踏み潰してしまってぺっちゃんこに、周ちゃんっていう色々が一枚の影のようになってしまった。私が出かける時に玄関ではいつものようにハグをした。「大好きだよ。」周ちゃんはいつもとは違う言葉を言った。私は「いってきます。」とだけ言った。別に深い意味はなかったけど、後から思い返すと同じように返しておくべきだったと後悔した。

出先でも梃子の写真を送ってくれたり、メールだとかはいつもみたいだった。帰宅して顔を見ると、またぺっちゃんこの周ちゃん。私の顔見ると思い出すのかな。だけど、私は怒ってない。周ちゃんの部屋へ行って少しだけ話してみたけど周ちゃんは未だぺっちゃんこ。何が悪いんだろう。難しい。だけど、私の見え方で話しちゃいけない。いけない。いけない。「私、どうして欲しかった?どう振る舞って欲しかった?」結局、ぎこちないままに話は終わった。

明日は周ちゃんの好きなものを作ろうと思う。傷つけてしまったのなら、もう傷つけたく無い。だけど、私の気持ちだって大事。私は私達のために変わった方がいい。