ロールケーキとチーズケーキ

お菓子 14.4,2022

一昨日に撮影データーを送った編集の成田さんからメールの返信があった。”めちゃめちゃ素敵です!!!” なんだかすごく嬉しい。嬉しい。雑誌RiCEの撮影はラフが無い事が多くて、現場での出来事を優先しているのかなって感じがする。多分。だから、何が起こるかわからないドキドキ感はあるけど、すごく楽しい。桃太郎だとかドラクエみたいに、それぞれが持ち前の武器だけ持ってとりあえず挑むような感じ。一昨日は編集の成田さん、編集長の稲田さんが現場に来られた。褒められた事が嬉しいっていうより、あの場所で写真を撮ったそれを一緒に掴めたような気がしてすごく嬉しかった。写真、やっててよかった。何だかすごくそう思った。

「今日はタルトが食べたいな。」「ケーキ買いに行く?」今日は雨だから家でリモートで働いてる周ちゃん。「スーパーのついでに行こう。」自転車は5年くらいビアンキを乗ってたけど飲酒運転でそこそこ大きな事故を繰り返していたのを理由に乗るのをやめた。一番喜んだのは母。タイガーリリーの長い三つ編みに憧れて伸ばしていた髪を切った時と同じくらいに私が自転車を卒業した事をすごく喜んでた。今思うと、20代最後から30代頭頃まで、母はよく私に呆れてた。そんな頃に出会った元夫は飲酒しては私のビアンキを公園なんかに乗り捨てて、早朝にひとりで自転車を探しに行ったこともあった。それから一年足らずであっけなくビアンキは誰かに盗まれた。中々高価なものだったし、何より思い出が沢山詰まった自転車だった。悲しかったけれど、悲しむ余裕が無い毎日だった。久しぶりの自転車ライフ。色々な想いとは裏腹にただ走ってるだけで楽しい。

周ちゃんが前を走ってる。切ったばかりの髪が素敵。ぼさぼさの髪型も気に入ってるけど、整った髪もいい。それに周ちゃんは背中が大きい。だからか顔がすごく小さく見える。埼玉の田舎でスタイリッシュなイケメンが自転車で走ってる。なんて素敵な光景だろう。マスクの下でニヤニヤした。

4時のおやつに開けたケーキに悲鳴をあげた。「どうしたの?」「ケーキが!」周ちゃんはフルーツロールケーキ。私はチーズケーキ。自転車のカゴの中で崩れたんだろう。チーズケーキの上にロールケーキのミカンが飛び乗ってる。「そちらの土地に行ったものはもうそちらのものだよ。」「だよね。やったー。」街のケーキ屋さんの味がする。素朴な味。美味しかった。あっという間に食べ終わっちゃって寂しい。なんだか最近すごく生活が撮りたい。