
今日も朝から腰痛。「じっとしてるより適度な運動がいいんだよ。」先日にぎっくりをやった周ちゃんが言った。「歩ける?」「うん。頑張る。歩いてる方が楽だよ。」梃子と裏山へ散歩へ出た。雨がポツポツと降り出した頃だった。腰痛はどんどん酷くなっていく。何をしても痛くて仕方がない。家の中での生活がままならない。トイレに座るのも痛いし、食事をする為に椅子に腰掛けても痛い。階段は両手両足を使っていつもの3倍くらい時間をかけて上って、下るのも手すりに這いつくばりながら降りた。ああ、どうなっちゃうんだろう。心配ばかりが募る。仕事の合間に夕飯のハヤシライスを作った。こないだスーパーで特価だったスペアリブを水で1時間くらい煮込んで、軽く痛めた玉ねぎと合わせて1時間くらい煮込んで、人参と最初の方に入れる予定だったトマト缶を入れて30分、ハヤシライスのルー、きのこをいれて20分。ソースで少しだけ調味して火を止めた。ご飯は周ちゃんが炊いてくれた。お米用の無水鍋だって持つのが辛かったから本当に助かる。
夕飯はいつも通りの時間に食べた。周ちゃんはハヤシライスを目をまん丸くしながら食べてる。「すごい美味しいよ!えーすごい美味しい!!」「ただ煮込んだだけで大したことは何もしてないよ。」「すごいよ〜!」「腰痛が治ったらもっといいものを作ってあげるから。」と約束した。腰痛が始まってから家事も料理も殆どを周ちゃんがやってくれてる。親以外でこんなに世話を焼いてもらったのはきっと初めて。元夫なんて高熱の私に忙しいからとポカリだって買ってきてくれなかった。そういえば、先日ドライブ中に周ちゃんと歴代の彼氏彼女の甘えん坊ワースト合戦をやった。「いつもは几帳面でキビキビしてる子なんだけど、朝とか赤ちゃん言葉で喋る彼氏がいてさ。パンツ一丁で 私の腕をさすりながら “なんでベッドにいないのぉ、ぼくぅさびしかったよぅ” って。」「えー!!本当にそういうのいるの!?」「全然いるよ。彼は中々だったけれど。長男だし、もしかしたら家の環境で親に甘えられなかったんじゃないかなって思うんだよね。」「あとは靴下履かせてと言う男とかかな。」「えー!靴下って自分で履くもんじゃないの?なんで?え、なんで??」「何でと言われても、履かせてと言うんだもの。え?って思ったけど履かせたよ。」それは彼氏ではなく元夫の話。周ちゃんには言わなかった。私が寝込んでも頼んだポカリを忘れたと嘘をつく元夫のこと。
朝の4時40分にアラームをかけてベッドに横になった。横になるのも一苦労。だけど、横になったらなったで体が固まって寝返りがうてない。「周ちゃん、くるっと横に押してくれない。」「いいよ。介護みたいだね。」と周ちゃんが笑ってる。笑い事じゃないよと思いながらも散々と甘えさせてもらった今日も心から感謝感謝と思いながら寝床についた。明日の撮影、本当に大丈夫なんだろうか。とりあえず雨予報は無くなって天気だそう。天気はいいけど、撮れなかったらせっかくの天気も台無し。とにかく寝よう。今は寝るしか出来ない。