麺線

Journal 28.4,2022

梃子の病院から帰宅したのは18時前。ポストにごっそりと郵便物が入っていた。あ、パリのマユミちゃんからだ!パリにあるようなカフェの絵が描いてあるポストカードと深い緑色の封筒。タイムラグで2通まとめてきたんだ。昼に作った麺線がよっぽど美味しかったのか、周ちゃんは夜も麺がいいって言ったから夕飯は拉麺を一緒に作った。私は美味しいサーモンか美味しい鰻が食べたかったけど、どう考えても今からは買えないから想像だけして諦めた。明日は四時半起き。ベッドに入ったのは20時半頃。周ちゃんはいつも通り難しい本を読んでる。私はマユミちゃんへ手紙を読んで返信を書いた。戦争が始まって中々手紙が送れない時期が続いていたからなんだかすごく新鮮な感じがする。マユミちゃんの手紙には日々のパリでの暮らしが日付ごとに記してあった。手紙の中には数ヶ月前の私の話も書いてあって、自分のことなのに誰かの話みたい。たったの数ヶ月でお互いにまた色々が変わった。そうしてもう春は過ぎようとしてる。”日本の桜がみたい。” 4月のいつかの手紙の一文。マユミちゃんはもう何年日本に帰ってないんだろう。会いたいな。遠いいのに近い、だけど遠くにいるマユミちゃん。今年こそ会えるかな。

返信手紙に引っ越しはようやく落ち着いたけれど私の生活がまだ上手く言ってないことを書いた。上手くいってないっていうか、一人の暮らしのようには暮らせないことが少し苦しいんだと思う。どうやったって時間が足らない。梃子との時間だって減ってる。日記をゆっくりと書く時間だとか、英語の勉強も、あと作品を作る時間も。色々。瞑想とか朝の散歩も出来てない。一人の晩酌も無くなった。だけど、周ちゃんとの時間を選んだのは私だし、一緒にいる時間も惜しいくらいに過ぎていく。