餃子

中華 30.4,2022

家を出たのは9時40分過ぎ。途中で右折しちゃいけない所で周ちゃんが右折しちゃったみたいで角の通りではっていた警察に捕まった。罰金7000円。”みっちゃん。ごめんね、周ちゃんが違反で捕まっちゃって少し遅れるよ。” 着いたのは10時半過ぎ。ミュージアムの前で緑色のチェックのワンピースを着たみっちゃんが待っていた。そうして周ちゃんのアテンドでミュージアムを回ってから東村山の美味しい饂飩屋さんへ向かった。地元の人がいく古汚くて美味しそうな饂飩屋さん。この辺りでは人気らしく、店の活気に注文するのも食べるのも何だか忙しなくて、カウンター横のみっちゃんと「美味しいね!」って顔を何度も見合わせてはまた饂飩をすすった。それからジョイフルへ行って夏野菜の苗を買ったり、温泉に立ち寄ってから多摩湖を散歩したり。GWらしいGWをキラキラと木々の中を車で走りぬけた。「ああ、気持ちがいい。」最高な午後。最高の休日。あっという間に私は埼玉の人になって、近所に住んでたみっちゃんは東京からのお客様となったGW初め。

夕飯は昨日から炊いてた鶏のスープに、朝に買った採りたてレタスのサラダ、青梗菜の醤油麹炒め、焼き餃子、奈々子の家で前に食べて美味しかった海老の中華ソースがけ、フミエさんに頂いた青大豆を炊いたもの、ジョイフルの中の地元野菜で買った立派な大根をおろしたものを作った。朝採れのレタスはレタスじゃないみたいにパリパリで、食べる前に手で割いてるのがすごく気持ちよくて、食べて美味しいのもそうだけど、手の感触に残るパリパリが食べてるパリパリとシンクロしてへんな気分。みっちゃんは何度も「こんな美味しいレタス東京にはないよ。」とむしゃむしゃと、周ちゃんも私も三人で馬みたいにレタスをむしゃむしゃと食べた。ああ、楽しい。食卓ってどうしてこんなに楽しいんだろう。だからやっぱり食卓が好き。大好き。

午後、昨晩にエビのレシピを聞いた奈々子から “私も結婚をするよ。”ってメールが入った。私の離婚と結婚の事をすごく驚いてたけど、私もすごく驚いた。それに、すごく嬉しい。 “ご飯でもしよう。” 予定がすんなりとあって月末に会う約束をした。奈々子のパートナーから奈々子から別れを告げられたと連絡がきたのが2年前。その頃に一度、新橋あたりで二人だけで会って少し話をした以来。元夫の病は始まっていたけれど、またいつものアレだと思っていた私に離婚の気配なんて全く無かった。たったの2年。私達の時はあそこで止まっているのだろうけど、現実はものすごい勢いで進んでる。エビの中華ソースがけは奈々子が一人で借りた二人の新居だという家で食べたもの。あの夜もすごくいい夜で美味しくて奈々子は飲みすぎた事をパートナーに少し怒られてた。最近飲みすぎてるとも聞いた。あの時、奈々子はきっと一人で悩んでたんだと思う。今はどんな人を愛してどんな毎日を過ごしているんだろう。まだあの家に住んでるんだろうか。エビの中華ソースがけ。今夜は少し失敗しちゃったから、会った時にまた作り方を聞こう。