紫蘇トースト

朝食 06.7,2022

ここ数日元気がない。理由は色々あると思うのだけど、多分仕事。これから何をしたらいいんだろう。なんだか急に不安になった。生活の基盤を整えることで今年の半分が終わって、ようやく落ち着いてきたと思った矢先にメインとしてた仕事がひとつなくなった。結果として良かったのだけど、忙しければ忙しいで忙殺される毎日に不満を言ったりだとか、色々を見過ごせる毎日に甘えてしまったりする癖に、面と私に向かう時間ができたら尻込みをつく。本当、人間って勝手なもんだなって思う。そうやって不安と共に過ごした数日。

だけど、よく考えてみたら、この2年ちょっとは生きることで精一杯だった。コロナが起きて離婚して色々が壊れて立て直して、ようやく落ち着いたと思ったころに結婚。そして田舎への引っ越し。さて、私はこれから何がしたいんだろう。オファーされた仕事だけじゃなくて、私がこれからしたいこと。後回しにしてきたこと。コロナの前に同じ紙面でよく顔をあわせるようなフォトグラファーの子達は最近立派に活躍してるのをインスタで見かけて少し驚いた。なんだか私ひとりが置いてけぼりみたいで少し引け目さえ感じてる。あのまま私も走り抜けたらどうなっていたんだろう。あの頃は、とにかく仕事、仕事。仕事が何より大切だった。チャンスがあってもなくても、私が、私が撮りたいって思っていたし、中身なんてどうでもよくて、印象の残るものを撮ること。ただそれだけで、月末に銀行口座にあちこちの会社からギャランティーが入るのを見て、これで良かったんだと理解した。

これからの人生、写真は私を感動させてくれるんだろうか。今日までで言えば、そこそこ膨大な写真を目にしてきたけど、ここ何年もパタリと出会ってない。綺麗な写真だとか雰囲気のある写真を撮る写真家は沢山知ってる。図書館で見たジョエロマイヤウィッツの海の写真が17歳の私の心を動かしたように、荒木さんの料理写真が料理写真の世界を覆してくれたように、女が写真を撮って生きることに、希望を持たせてくれるような、その魅力に翻弄されてしまうような女性の写真家に会いたい。そして、話をしてみたい。ただ勢いのあるような、ただ作品ばかり撮ってるようなものじゃなくて。もうそういうのは散々見てきたから、そうじゃないもの。あまりに美しくて衝動的になってしまうような写真。そんな写真を撮る女性に会いたい。