
今夜は牡蠣と水菜のおろし鍋。藤井先生のレシピ。少し前の仕事で、レシピを考えて欲しいというご依頼があった。多分予算が無いからなのだろうけど、それは難しいとお断りした。料理家さんがどれだけすごいか、全然わかってない!と苛立ちさえあった。そんな事を夕方に編集の瞳ちゃんにLINEで話すと、”わかる〜。”とのこと。私は料理の写真を撮るのが好きなだけであって、料理家じゃない。簡単な遊びレシピなら全然紹介出来るけど、この素材を使ってなんて言われると困る。それに、そんな時に頭にきてしまう自分も嫌だ。そうですね!じゃあ。こんなのどうですか?なんて、柔軟に動けない。正直、本当に馬鹿だなって思う。だって、料理家さんってただ料理を作れる人じゃない。「超リスペクトだよ。」周ちゃんに言った。「そうだね。」「でしょ。こんな美味しい鍋、すごいよね。よく考えられてるんだよ。」「50代の夫婦のご飯って感じだね。」「まさに!」このレシピは藤井先生のふたり ときどきみんなでご飯っていう料理本の中の一つ。子供が巣立って、夫婦二人での生活を想定したレシピ本。なんて素敵な本なんだろう。
編集は若名さん。カメラマンは竹内さん。超リスペクトメンバーだ。こないだ角田さんの所で頂いたお鍋も最高だった。ああ、本当に天才的。お鍋が最高の季節がやってきた。