朝食

朝食 03.12,2022


昼に新宿ヨドバシに行って、そのまま紀伊國屋、伊勢丹とおつかいを済ませてから幡ヶ谷のサプライへ。いまむちゃんとゆうちゃんと15時に待ち合わせ。いまむちゃんは最近パスタにハマってるし、ゆうちゃんはワインが好き。私は二人を紹介したい。という事でサプライを1週間前に予約した。

2ヶ月ぶりのゆうちゃん。今日の髪はミルクティー色だった。ゆうちゃんに初めて会った時は、なんて素敵な黒髪だろうと思った。昔の蒼井優みたいな黒のロングヘアー。いつからかゆうちゃんは金髪だったり、ショート、刈り上げと、色々な髪型に挑戦するようになったけど、それはそれでゆうちゃんらしかった。対象的にいまむちゃんはいつもの通り全身真っ黒で登場。勿論髪も真っ黒。昨日自転車にひかれたんだと、左腕の湿布を何度もさすってた。

何を話すわけでもなく、とにかく飲んで食べて、お喋りした。「東京が恋しくなった?」二人が下北の話で盛り上がってると、いまむちゃんが私に聞いた。恋しいも何も、東京は大好きだけど、今の生活も大好きだから、正しく答えるならば、「今も恋してる。」。だから、こうして東京にいる友人達とワインを傾ける夜が私の最高の今だ。引っ越した当初は寂しく思う事もあったけれど、今は大分見え方が変わってきた。東京の良さも知ってる。だけど、世界はそれ以上に広かった。田舎暮らしで知ったことは、地方や海外には東京には無いものがある。何十年と住んだ東京よりも、とても魅力的に見えた。

それに好きだった東京の夜も、もういいかなと思うようになった。曖昧にぼんやりとした夜の中を気持ちよく流れるままに身を預ける。明日になったら忘れてしまうような誰かとの形にならないような話や、ヘッドホンから聞こえてくるダウナーな音楽、昔の好きだった男の淡い記憶とか。そんな夜が好きだった。終電を逃したらタクシーに乗ればいいし、気持ちが良ければ歩いて帰ればいい。夜は朝が来るのを忘れたみたいに時間は止まり、自由で、無敵な感じがした。だからって、子供とクリスマスツリーを作る夜に憧れてるわけでもない。それはそれで素敵だろうけれど、周ちゃんが帰ってくるのを待ちながら、静かな夜を冷えた缶ビールを飲みながら夕飯を作るような今で十分だ。

いまむちゃんが眠い眠いってうるさいから今日は早めに帰ることにした。もう少し飲みたかったけれど、「またね。」と言ってバイバイした。朝食はスクランブルエッグと駅前で買ったパンと果物。それから、いつものバナナジュース。