12月30日

Journal 30.12,2022

午前は仕事でお世話になった方に年賀状を書き、午後過ぎから後藤さんの家での忘年会に向かった。お土産に先日に漬けたキムチと駅前で微発泡の白ワインと武蔵野うどんを買った。武蔵野うどんは最近よく人にあげるもの。麺が太くてどっしりとしたうどん。一説によると讃岐うどんなんかと肩を並べてもおかしくない程のうどんだと聞いたことがある。初めて食べた時はとにかく感動した。

JR錦糸町駅を降りるといつもとは違う降り口に出てしまった。ここ、どこだろう。あ、中学生の時にムラちゃんのお父さんの葬式の帰りにタクシーで降りたところだ。しばらくぼんやりとしながら歩いた。中学生の時の記憶とそれから大人になるまでに何度か来た時の記憶、そして最近の後藤さんの家まで歩いた記憶。色々なこの街の記憶があっちこっちへと頭の中を駆け巡る中でGoogleマップを頼りに真っ直ぐと通りを歩いた。

もう今年も終わるんだよな。やっぱりまだ気持ちがふわふわしてる。昨日の夕方に入ったりょうこちゃんからのLINEでも浦島太郎みたいな気分になった。”よしみちゃんが幸せそうなのがほんとにうれしくてうれしくて涙が出そうになっちゃう” 目尻が熱くなったかと思うと一瞬で過去の私がやってきた。そうだ。私って最悪だったんだ。当たり前のようにやってくる今日は余りに穏やかで平和で安全過ぎている。私のことなのに忘れてた。私と元夫との結婚生活は地獄だった。そんな時に真っ暗闇の私にそっと手を差し伸べてくれたのはりょうこちゃん。きっとりょうこちゃんは今でもあの日の事を憶えてくれてるんだ。新年に再会の約束をしてるけれど、私にとってのご褒美みたいなものだと思ってる。その日が来るのを大切にしたい。

後藤さんとの二人での会話も最近は他愛もないものばかり。もう苦しい事や悲しい事、頑張らなきゃいけない話なんてしてない。お互いに過去の話は出さなくなった。あっという間に来た年の瀬だけど、ワープして時間が消えたわけじゃない。ゆっくりと積み重ねて今日までやってきたんだ。後藤さんの笑顔を見てるだけで安心した2年前。今ではそれでさえ当たり前になった。仕事部屋にあるデスクの一番上の引き出しには黄色い付箋が2年前から貼ったままだ。”焦らない。じっくり、ゆっくり、確実に。” 1日も早く悪夢から抜け出したくて書いたもの。幸せになりたい。寝ても起きても苦しかった日々。こんなに苦しいのなら死んでしまいたい。何度そう願ってもまた悪夢だけが明日と共にやってくる。だから、もう前に進むことだけを考えようと決めた。山頂を見上げたら臆してしまうけど、足元だけを見て、一歩一歩ゆっくりとでもいいから歩く。今日がたったの一歩でも一年後には365歩先の場所にいるのだからと信じて。

ビールを飲み終わってスパークリングをあけたあたりから酔いが回ってきた。少し失敗したかもと言っていたグラタンはワインに丁度よく美味しかった。ミオちゃんが来たのは18時。近所にある実家の手伝いを終えてからやってきた。お酒の所為で記憶が曖昧だけどとにかく楽しくて沢山笑った。そして、来年はパリへ行こうとなった。そんな日が本当に来たら最高だけど、こうして笑い合える今日があるだけでも十分に幸せだ。心から思う。本当にいい一年だった。大好きな人達と共に過ごす年末。こんなに幸せなことはないと思う。ありがとう。