カテゴリー: カレー

ダルバート

カレー, Journal 04.12,2022

今夜はダルバート。日曜日だけど一緒にいる。夕飯は周ちゃんが作ってくれた。少し前の私なら目くじら立てて、私の日曜日を侵害されたと怒っただろう。だけど、今日はありがたく頂いた。自覚は無かったけれど、やっぱり流産後のホルモンの所為だろうか。とにかく周ちゃんや結婚が嫌だった。周ちゃんが大好きだし結婚も後悔してるわけじゃないのに、なんだか嫌で嫌で仕方無かった。

来週はいよいよ梃子の抜糸。

ダルバート

カレー 13.11,2022

ピルを飲み始めて6日目。段々と調子が落ち着いてきたものの、夕方の腹痛はやっぱり治らない。それに、なんだ昨日あたりから生理前にやってくるPMSみたい。それも過去の感じの。離婚時は最悪だったけど、そのもっと前のPMS。苛々したり、少しアンダーな気分になるやつ。そして、何故かビールとポテチを片手にNetflixを見たくなる。夕飯はラーメンか酸辣湯。これも決まってる。大体ひとりでこのコースをだらだらと続ける。

今日は何故か日曜日なのに周ちゃんがダルバートを作ってくれた。日曜日は別々に過ごしたいと口を酸っぱくして伝えてるのに、さらに体調だって悪いのに。早い夕方からだらだらとビールとNetflixは始まってるけど周ちゃんは出かけたまま帰らない。「もう、本当にカレーは作らないでいいから。」なんて言えないし。お腹も空いてるし。お腹が痛いから早くベッドに入りたいし。周ちゃんのカレーは最高に美味しいけど、想像の3倍は時間がかかる。ああ、もう厭。今食べたいのは、10分もかからず作れる熱々で優しいラーメンやスープなのに。

周ちゃんのカレーは今日も最高に美味しかったけど、最高に辛かった。

ダルバート

カレー 15.10,2022

今夜はダルバート。周ちゃんの18番。白身魚とトマトのカレーとトマトのアチャール。私が知ってるダルバートの中で一番好きなダルバート。勿論、oldnepalのダルバートも、恵比寿のソルティーモードも美味しいけど、周ちゃんの作るダルバートはうちみたいで美味しい。妊娠してた時はこれでもかってくらい檸檬をかけて食べたけど、今日はほどほどにした。先週に左手の薬指を派手にやけどしてしまった。「手が痛いし薬を塗ったばかりだから檸檬をかけて。」とお願いしたけど、かけて貰ってる時に右手でかけれるじゃんと気づいた。

妊娠が終わってから、私達はなんだか急に夫婦らしくなったように思う。妊娠してる時はもう離婚したいと思うくらいに嫌になったけれど、私の体調もすっかり戻り普通の日々に戻ると、周ちゃんの事がもっと好きになっていた。前の好きとは少し違う。私と関係なくして、どうかあなたの人生が幸せであってねと願っていた筈だったのに、今はどうかこの日々の中からいなくならないでと想う。

朝、隣に梃子が寝ていて、その横に周ちゃんの顔が見えると、このままで、ここでもう十分だからと時間を止めたくなる。多分、梃子が最初に死ぬ。こないだ乳腺炎が見つかって、もしかしたらまた癌かもしれない。来月にセカンドオピニオンを受けるまで未だ手術を渋ってるけれど、乳腺炎が原因で思っているよりも早く死ぬかもしれない。周ちゃんだっていつか死ぬ。私だってそうだけど、私達がこうして一緒に同じベッドで過ごす時間が刻々と削られていくような気がして、胸が少し苦しくなる日が増えた。最近はもう写真は好きな仕事で、写真はなにかを表現するものじゃなくていいやと思うようになってきたけれど、それとは別に今を未来の私の為に記録したいと思うようになった。

望んでいたけど、望まなかった家族という形に、私達は日に日に形どられていく気がする。幸せだなとも感じるけれど、なんだか切なくて嫌になる。

ネパールカレー

カレー 17.9,2022


今夜はゆうちゃんとみさちゃん、みさちゃんの彼と周ちゃんの4人でオールドネパールで食事をする約束をしてたのに、私の体調不良が理由で日程を変更してもらった。何週間も前から楽しみにしてたのに。周ちゃんは本まで買って予習してた。初めてのデート以来のオールドネパール。

友達に会いたい。ここ一ヶ月、ろくに会ってない。話し相手はずっと梃子だし、もう枯れてしまいそう。10月になったらきっと大丈夫。体調もきっと良くなる。

今夜は周ちゃんがオールドネパールの本のレシピにあるカレーを作ってくれた。



カレー

カレー 01.9,2022

今日も朝から体調がいい。午後、書道家に転身した山田さんが遊びに来た。3週間後にパリで展示があるらしく、パリのまゆみちゃんの事をLINEのビデオ通話で紹介した。「ハロ〜ちゃみちゃん。」「ちゃみ〜!」半年とか1年ぶりのまゆみちゃんはすっかりパリの女。小花柄の黒いワンピースに眉毛よりずっと短い前髪。ビデオに映る白い壁の部屋はヨーロッパそのもので、いつもの様に子供っぽく笑うまゆみちゃんじゃないし、簡単に結いた髪もその首元もやっぱりパリ。文通で色々は聞いてるけど、私が知っているよりもずっと素敵な恋をしてるんだろう。山田さん交えて色々な話をした。それから、私達の愛称が互いにちゃみだって事も後に付け加えて説明した。ややこしい話だけど、愛称でもあり、lovelyとかHi!!みたいな挨拶にも使う。何かに由来してる訳でもないし、全く謎めいた言葉だけど、ここ何年も二人とも気に入っているし、やめる気もない。「へぇ。面白いですねぇ。」真面目な顔をして山田さんが言った。

山田さんは一緒に仕事をしていた時とは別人みたい。昔、大学生バイトでIDEEで働いてた時に10くらい年が離れた白井ちゃんの事を思い出した。いつも声が小さくて、「ねぇ、よしみ。どうしよう。もう嫌だ〜。」って仕事中に半べそかいてたのに、バイトをやめて数カ月後にパリで会った時はまるで別人だった。「白井ちゃん、なんだか人が変わったみたいだね!」「私ね、なんでだか、パリにいると生き生きするの。」パリのあちこちのチーズ屋さんに連れていってくれて、流暢に楽しそうに話すフランス語。見てるこっちまでわくわくした。そして、二十歳そこそこの私にチーズとバターというのはただの添え物ではなくて、メインディッシュになることも教えてくれた。

パリのまゆみちゃんとバイバイして、夕立が終わり夜になった所で山田さんも帰宅。時間は18時過ぎ。急いで夕飯の支度を始めた。山田さんのお母さんが育てたとゆうジャガイモを貰ったので昼に火にかけておいたチキンスープに入れてカレーを作って、ゴーヤのサラダ、茹でておいたビーツをスライスしてビネガーをかけた。

「今日ね、山田さんってゆうお姉さんが来たんだけど、書道家に転身してさ。」「へぇ。下の名前は?」「山田しおりさん。」「これ?」携帯でささっと検索して画面を見せてくれた。「素敵だねぇ。」周ちゃんは学芸員だからか、山田さんの作品にとても関心を持ってるようだった。「家に一枚欲しいね。」「そうだね。すごくいいね。」「ヨーロッパでうける理由がわかるよね。」「うん。炭の濃淡がいい。」山田さんはこのままヨーロッパでの活動が盛んになって、白井ちゃんや、まゆみちゃんみたいにパリに行ってしまう気がした。そしたら、まゆみちゃんに会いに行くときに山田さんにも会って、三人でお洒落なレストランでワインでも飲みたいなと思った。

朝カレー

カレー 21.8,2022

「昨晩、夜中に “楽しいね〜。” って寝言を言いながら笑っていたよ。」朝に周ちゃんに聞いた。よっぽど合宿が楽しかったのか。だけど、朝食にカレーを食べて二度寝をした時は悪夢で目を覚ました。やっぱりと思ってしばらく扇風機の前でぼーっと風に当たりながら考えた。私達の家はマンションの一室になっていて、今と同じ田舎暮らし。上の階に先輩が住んでいて、ある日、先輩が勝手に大家さんと一緒に私達の部屋の一室をリノベーションして住んでいた。その先輩は若い時によく遊びに誘ってくれて、とても良くしてくれる方で、歳が離れていた大人だったし、いつでも笑顔で応えていたように思う。嫌なことなんて殆ど無かったけど、一度だけBFと別れた時にメールで怒られた事をきっかけに距離を置くようになった。正確には無視されるようになったのかもしれない。暑い夏の日だった。太陽がいつものようにギラギラと夏を始めた朝に長文のメールが何度も携帯を鳴らして、胸がドキドキして怖くてよくわからなかったけど謝罪した。先輩は勘違いしているようだったけど、弁明しようとは思わなかった。私達ふたりの事だから。夢の中の私が、”ああ、もう嫌だ!” と、どうにも出来ない夢の中の現実にぎゅうっと締め付けられたところで目が覚めた。

下らない夢だった。それに、大して怖い夢でもない。だけど、そういう気持ちを思い出した。大きな圧力に押し付けられそうになる感じ。嫌だという気持ちはしっかりとあるのに、それを吐き出せないとき。私は違うと思っているし、それは良くないとわかってるのに、私が私を押さえつける。すごく嫌なのに。絶対に嫌なのに。これはきっと私の心の癖なんだと思う。完全に離婚のトラウマからやってきてる。

少しして起きた周ちゃんに、さっきの夢の話しだとか、昨日話した山若くんとの事を聞いて貰った。「俺は、よしみが作っていたの、凄く良かったと思ったよ。」私の作ったものが変更になったことを気にしてたんだろうか。山若くんは編集長だから意図に従わないと。私の想いに気づいたんだろうか。「今の面白い話しだね。」周ちゃんは嬉しい時に私の頭を撫でる。あまり綺麗じゃないと思う話を、私は別に綺麗ばかりじゃなくていいやと思って話しをすると、喜んでくれる。「行動パターンだよね?」「まぁ、その一つだよね。」「いいとか悪いとかじゃなくて。心理学勉強してるっていうのもあると思うんだけど、なんだか客観的に見ちゃって。」「うん。そうだね。」「嫌な奴だよね。私。」「いや、すごく面白い話しだったよ。悪い話しはしてないよ。話してくれて有難う。」

周ちゃんが出かけてからも、しばらくずっと胸がつかえていた。外の空気が吸いたくて駅前の本屋に欲しかった心理学の本を買いに出かけた。ついでに薬局に行ったり、スーパーで魚を買ったり。だけど、頭はずっと夢や山若くんとの話を考え続けた。このわだかまりは一体何なんだろう。山若くんのアドバイス。それが私の景色と異なってる事をありありと感じてる。けど、それは悪いことじゃない。それに、私が見たくない景色の話が面白くなかったとしても、それが凄いみたいに話されても、それをやってみたらとか、彼女や有名な写真家まで例えにだして話されても嫌なものは嫌だ。ただ、山若くんが悪いって事とは全然違う。

帰宅してからフミエさんにメールを入れた。”フミエさん。今回の作品って皆んなのものだけど、フミエさんらしさが出ているかどうかって、考えてもいいと思っています。編集意図に沿ってもいいし、沿わなくてもいいし。私自身、考えるべきだと思ったので、気になったのでお伝えしました。もし、必要があれば、私の写真を使って下さい。” “よしみちゃん。ありがとう。私も実は今日考えてたの。”

自分らしさってなんだろうと考えたり、誰かに合わせなきゃと自分を隠してみたり、あっちに行ったりこっちにきたりと忙しく考えて嫌になるときがある。別に好きでこんな風に考えてるわけじゃないのに、こんな事を感じてしまう自分が悪いような気さえしてくる。私は写真を撮るのだから、ああでなきゃ。こうでなきゃ。みたいな余計な事も勝手に色々を手伝ってきたりして。だけど、違う気がした。大事なことは、誰が、自分がじゃなくて、みんなで一緒に対話できるような場所があるかどうか。食卓と一緒。目の前にあるご馳走を分け合って食べる。勝手に檸檬をかけたり、好きだからと独り占めしたり、食べ方が間違ってると指摘したり、そんな事をしたら誰かは気持ちがいいかもしれないけど、誰かは楽しくなくなる。美味しいねって、それぞれがそれぞれの感覚で心やお腹を満たせれば、一緒に幸せになれる。

ここ最近、もう日記はやめようかなって思ってたけど、やっぱり書く事にした。私が嫌なことを考えてしまっても、今朝みたいに周ちゃんがいいよって言ってくれて嬉しかったし、山若くんが、夕飯を撮っていたら「イートニューミーやっとる!」と叫んでて、なんだか嬉しかった。合宿、楽しかった。色々な事を考えた。

黒酢のチキンカレー

カレー 28.6,2022

午前は近所にある病院で健康診断を受けた。待合室でやっぱりと思って周ちゃんにLINE。私がもやもやしてたこと。なんだかここ数日厭だったことを少しだけ書いて送った。メールで伝えるのはよくないから今夜周ちゃんの友人が来る前に少しだけ。多分、PMSのせいもある。変なことまで色々と考えた。この人と結婚する意味ってなんだったのだろう?心がひっくり返したみたいにパタンと私は違う色になって、二日間、周ちゃんには触れなかった。触れて欲しくなかった。

朝に梃子の散歩にでると、周ちゃんから手を繋いできたけど、私はそっと手を離した。周ちゃんは昨晩から気づいてる。「俺が悪いんだよね。ごめん。」って寝る前に言ったけど、どうして嫌なのか整理のつかない気持ちを閉じて、「今日は暑いね。」と言って背中を向けて寝た。周ちゃんは私のどこに惚れたんだろう。現代美術を学んでる彼にとって、文化人類学と共に生きてきた彼にとって、数々の作品や偉業を成した沢山のアーティストと肩を並べて仕事をして、そんな恋人がいた彼は私のどこに魅力を感じたんだろう。女や人生に疲れちゃったんだろうか。

私みたいな中途半端な女が周ちゃんを満たすには半日で十分な気がする。写真作家になるのはいつかに諦めたし、だからって商業にどっぷり浸かるのも拒んで、どれもこれも私なりの塩梅で世界から見てきた答えがこれだ。

中途半端。そして、それは私らしい。偉くも凄くもならなくていいけど、強くなりたいとも思わないけど、私は私の声を聞きたい。こんな私のどこが周ちゃんの心を動かしたのかさっぱりわからない。そして、最近の周ちゃんは以前よりももっともっと私を好いてる。庭に置いた朝顔の鉢を毎朝覗きにくる子供みたいに、私を見てる。その眼差しがくすぐったくもあり、嬉しくもあるけど、本当に全くわらない。それに、今日だってまた私は怒ってる。けどそれは周ちゃんが私の怒りについて褒めてくれたからだ。「よしみの良いところは怒ること。誰かを貶める為のものじゃなくて、何かを変えるきっかけになるから。すごいと思ったんだよ。」何がどうなってるのかやっぱりわからない。ただ、私が私を思いっきりに生きようとすると周ちゃんは気に入っていくように感じる。

夜にキュレーターの高橋くんと、佐藤くんが家に遊びに来てくれた。佐藤くんはベーグル作りにはまって、先月に岡山までパン屋の修行に行ってたのだそう。美術館と食というテーマで新しい事業を立ち上げようと考えてるのだとか。3人で仕事の話をしてる。私の知らない周ちゃんを見るのが私は好きだ。緩やかな曲線が私と混じり合ってる時も好きだけど、メガネひとつとっても、その際立った輪郭に胸が少し赤くなる。周ちゃんじゃなくて、夫とか、男みたいに見える。

高橋くんは東北の美術館へ4年間いくのだと聞いた。新しい仕事、新しい暮らしが始まる。あちらでの生活がどんな風になるのか想像しただけでも楽しそう。仕事、芸術、雪。そこはどんな世界なんだろう。素直にすごく羨ましい。最近、私は変わりたいと強く望むようになった。東京にいる時はこのままでいる事を常に考えてたのに、真逆だ。なんなら、もっと田舎へ、海外で暮らしてみたいとも思う。私が知らない私を世界の事を知ってみたい。東京の仕事や東京の友達も大切だし大好きだけど、味をしめちゃったみたいだ。有名レストランで食べる有機野菜がのったお皿の上はインスタで見たとおりに華やかで美しいけれど、田舎で食べる地場野菜は舌の中であまりに刺激的で私の記憶を掴んで離してくれない。人生があと何年かわからないけど、ちゃくちゃくとビンゴカードを潰していくよりも、ビンゴしてみんなに凄いねと褒められるよりも、ビンゴしないって決めちゃうのも野蛮で私らしくて素敵かもしれない。どうせ死んだら消えちゃうのだから。

ポークカレー

カレー 10.5,2022

今日はポークカレー。おかずはレタスのサラダ、胡瓜とチキンの台湾風和え物、納豆、大根のおしんこと、ぬか漬け。レタスのサラダは最近むちゃくちゃハマっていて、近所の畑で採れたてのものが手に入ると、塩とオリーブオイル、塩と海苔と胡麻油とか、シンプルな味付けにして半玉くらいペロッと二人で食べる。少しいつもより遅く帰宅した周ちゃん。「家庭の匂いがする〜。」って嬉しそうに何度も言ってたけど、ここは私たちの家庭だよ。

カレー

カレー 29.3,2022

夕飯にカレーを作った。久しぶりのカレー。「今夜はカレーだよ。」聞いた周ちゃんの嬉しそうな顔を鮮明に覚えてる。可愛かったな。カレーであんな顔するんだ。

ポークカレー

カレー 26.2,2022

週末だけど今日は周ちゃんには会わない。色々が溜まっているし、ひとりの時間が猛烈に欠けてる。このままだと、一ヶ月後にはカスカスで砂漠になってしまう。「週末はやりたい事があるから別々に過ごしたい。」金曜日に周ちゃんに言った。だけど、夜に新しい家の家財道具の打ち合わせをしたいとお願いした。

今日の全てが私の時間だと思うと最高。花粉の所為で外には出れないけれど、ベッドでデスクで思う存分に過ごした。時々、携帯をチェック。周ちゃん、何してるんだろう。天気がいいから自転車でフィールドワークにでも出てるんだろうな。うん、私は私の事をしよう。夕方に打ち合わせの時間を聞いても返答がない。あれ、おかしいな。もう19時を過ぎた。どうしたんだろう、いつもなら直ぐにメールがあるのにな。お風呂に入って、少し心配になってくる。もしかして自転車で事故を起こして死んじゃったとか?ああ、ダメだ。まただ。トラウマ全開だ。過去の痛みがあちこちに根付いたままだ。元夫は何度も何度も酷いことをしてきたけれど、周ちゃんは別の人間。それなのに今に過去の恐怖を重ねようとしてしまう。同じように私はまた不安になろうとしてるけれど、そんな必要は無いよ。もう大丈夫。大丈夫。

20時頃、周ちゃんからメールがあった。”今日は展示で都内をあちこちと回っていたよ。今は六本木。” じゃあ、うちに泊まったらとなった。一昨日に会ったばかりなのに心が弾む。私の夕飯はカレー。先週オオゼキで買った豚バラで周ちゃんにと漬けておいた塩豚。勿体無いからとカレーにしたけど、塩気の所為でしょっぱくなってしまった。美味しいけどしょっぱい。何とも悲しい感じ。だからそっと蓋をして、周ちゃんには少しだけ残った塩豚を茹でて、後は小松菜の中華炒め、昨日商店街で買ったクリームコロッケ、残りの豆のサラダ、ボイルしたブロッコリーとマヨ、豆腐と白菜の味噌汁を作った。何だか嬉しい。カレーが隠れていてもいい。空の冷蔵庫をひっくり返してご飯を作ってるだけなのに楽しい。梃子みたいにはしゃいだ。

私の時間が失くなる事をずっと恐れていたけれど、今でも私の時間が大事だけれど、どうにかそれを守りながら片手間でもいいから周ちゃんに会いたいと思うようになってきた。結婚して数日。後数週間の別居生活。少しそわそわしてる。大好きなひとり暮らし。新しい生活。心はどちらも欲してる。

おでんカレー

カレー 07.1,2022

ライターの古川さんが俳優さんと話しているのを遠くで聞きながらぼんやりと思った。結婚の形はどっちでもいいや。私が温かい場所を望む限り私はいつだって幸せでいられる。今夜、周ちゃんに伝えよう。周ちゃんの好きな方でいいよって。

昨日の朝、結婚の話になって、私の今の気持ちとして法的な結婚を望みたいと伝えた。法的結婚に縛られて苦しんだ過去がある、戸籍には入ったり抜けたりした足跡もきちんとついてる。結婚っていうものが嫌いになった。事実婚を考えたい。言い出したのは私からだった。だけど、何だか考えれば考えるほどに私のそれは周ちゃんに失礼な気がしてきた。それに、未来を恐れてる限り結婚なんてしない方がいい。結婚したいと思ったのなら、私は堂々とまた誰かの場所に籍を入れたらいい。だって、結婚すると決めたのだから。

俳優さんが「あの仕事が色々なところでいい感じに繋がってるんですよね。」みたいな話をしていて思った。そう、いい感じに繋がっていくんだよなって。たまたまの出会いだとか、たまたま手にした何かだったとしても、その先はみんな選んでる。その人と仕事がしたいと思うのは、たまたまなだけじゃなくて楽しいから。一緒にいるときっと幸せな気分になるからじゃないかな。人ってよく出来てるから。嬉しいとか、楽しいとか、美味しいとか、幸せを見つける感覚がきちんと備わってて、放って置いても上手に幸せになれる。窓からの西陽が綺麗。冬の寒い日だってこうして暖かい場所があるくらいだ。世界は明るい。私が幸せになる為に未来を描く必要はないんだ。ただ、私が温かい居場所にいたいと望めばいい。それだけ。

一昨日に姉聞いたこと。L.Aのレストランで周ちゃんとのディナーで言ったんだそう。「よしみは離婚の仕方も知ってるから、あの子は大丈夫だよ。」そう、私はもう離婚の仕方を知ってる。あんな地獄みたいな離婚があっても、幸せになる方法を知ってる。大丈夫。私は大丈夫。それに、私がわたしの事を幸せにできるのなら、周ちゃんの事だって幸せに出来るはず。私の望みは一つで、それはもう持ってる。だから周ちゃんが選んだ方でいい。それで少しでも周ちゃんの不安が拭えるのなら、そうした方がいい。私は未来がどうなったって大丈夫。

煮しめカレー

カレー 02.1,2022

昼寝ってどうしてこんなに最高なんだろう。1月2日から仕事を始めようと考えていたけど、昨年のカウンセリングの時にトレーニングで行ってた “何もしない日” をまた復活しようと昨晩に決めた。何もしない日は思いついた事を感情のままにする日。約束もダメ、家事も仕事もダメ。とにかく、赴くままに内声に耳を傾けるという試み。これが結構に効果てき面で、みるみる私の心は回復していった。

これから結婚生活が始まってきっと私はまたひとり勝手に窮屈になりそうな予感がしてる。周ちゃんはそんな私を放っておいてくれなそうだけれど、それさえも笑顔で交わしてしまうかもしれない。だから、私をコントロールする私を一切無視する日をまたやってみようと思った。そして、先日周ちゃんにも提案してみた。家族のルールとして毎週日曜日に周ちゃんの事だけを思う存分にして。そして、私の存在をどうか無視して欲しいと。「よしみは面白い事を言うね!やってみよう。」周ちゃんはいつもと同じように笑顔で言った。

午前はネットサーフィンと日記を書く。途中、ノンカフェインの紅茶とベーグルを食べて、ベッドに戻り姉と電話。「結婚って大変なもの。別に特別にいいもんじゃないよね。」みたいな話をした。これから周ちゃんはお互いに嫌いな所を見つける日がきっと来る。それが許せないかもしれないし、時に諦めてしまうような事もあるかもしれない。だけど、それが誰かと生きるっていう事だとも思ってる。今は殆どが見えてないだけ。別に結婚は夢じゃない。生々しく様々な日常がやってきて勝手にそれが紡がれていくもの。良い事も悪い事も同じ様にただやってくる。

「自分の一度きりの人生だから、自分が思うことをしたらいいよ。そうしたら酷いことが起きても後悔しないから。」姉が言った。いつか本を書きたいってよく言うけど、その壮絶な人生は上中下の三部作くらい長いものとなりそうだなと予想してる。なんだかんだといつも私の背中を押してくれる姉だ。周ちゃんとの結婚も一番に応援してくれた。私がくよくよしてたのが悪い。姉にしっかりしなよと言われて情けなくなった。誰になんと言われようが、結婚したいのはよしみなんだから堂々としなよって。電話の途中で兄からLINEが入ったけど姉と話してる事は言わなかった。今年も私達三兄弟は仲がいい。姉は数日前に兄と電話したそう。兄は少し元気が無かったらしいけど、励ましたと言ってた。もし、兄に何か大変な事があったら兄弟で助け合えばいい。兄の人生は兄ものだ。自由にやっていい。

お腹が空いて電話を切った。昼食は母が買っておいてくれた高級だと言う蟹とホタテでパスタを作って食べた。なんて贅沢なんだろう。時間は1時前、まだパジャマのまま。ソファーの陽だまりの中で本を読もう。梃子が横で気持ち良さそうに寝てる。本を読みだして30分くらい、うとうとしだした。ああ眠くて苦しい。苦しいよ。うん。寝よう。だって今日は何もしない日だものね。ベッドに勢いよく潜って1分も経たないうちに眠りについた。目が覚めると陽が傾いてるのがわかった。何時だろう。昼寝って最高だな。気持ちが良すぎる。こうなったら今日はもう顔は洗わないしパジャマも脱がない。このまま梃子の散歩へ行こう。

昼寝の余韻に浸りながら夕方を歩く。ああなんて幸せなんだろう。昼寝って素晴らしいよな。帰ると急に年賀状の続きをしたくなった。年賀状をやろう!やりたい時の何かって楽しい。本当に楽しい。年末に慌ててやってたのが嘘のよう。あっという間に年賀状を刷り終わった。お風呂でamazon primeを見て、コーラをグビグビと飲んで、煮しめカレーを食べる。先日、ツレヅレハナコさんが撮影終わりに言ってた言葉がずっと頭にあった。料理家さんっていう存在が大好き。一緒にいるだけで面白い話がほいほいと出てくる。「煮しめは飽きたらカレーにしたらいいよ。」なるほど!昨日母が持たしてくれた煮しめは飽きてないけどルーを入れてカレーにした。冷蔵庫に茄子が一本入ってる。素揚げにでもして乗せよう。あとチーズも!

茄子は周ちゃんの好物。今まで茄子は麻婆茄子とかトマトスパゲッティーに入れると美味しいよね程度の関係だったけど、最近茄子を見かけると心が疼く。茄子は関係ないのに茄子にも恋心が汚染してる。人って本当に単純だと思う。周ちゃんに会いたい。数日前にビデオ通話で隠し撮りしたキャプチャーを見てはニヤニヤしてる。ほんと、男前だよ。特に朝のシャワー浴びたての顔が気に入ってる。今日は最高の正月だったな。

カレー

カレー 25.11,2021

周ちゃんが来たのは21時半過ぎ。私は後藤さんと青山でバイバイして急いで家路に向かった。後藤さん、可愛かったな。あの無邪気な笑顔を見ると、この笑顔を放っておかない男が世界にどれだけいるんだろうって想像してしまう。そして、私自身もどれだけこの笑顔に救われたんだろう。

今日は周ちゃんの事を報告して、デニムの話をして、年末に後藤さんの彼氏と3人で忘年会をする約束をした。楽しみだな。何だかすごく嬉しい。後藤さんは彼氏って発音がしっくりこないと終始笑いながら話してた。妻となり誰とも恋をしない契約をした筈の私達がまた誰かと恋に落ちる。色々な事をどう表現していいのかわからないのは私も同じ。むず痒い何かは私達の身体をじわじわと温めていく。彼のマサくんはとても素敵な人そう。早く会いたい。

周ちゃんは疲れたって顔をしてた。今日1日よく働いたのだそう。カレーを食べて、お風呂に入ったら、何かがチャージされた用でご機嫌だった。そのまま、今夜も深夜まで話した。どんな話をしたんだろう。大事な話もどうでもいい話も、とにかく楽しかった。明日は指輪を見に行く。

チキンカレー

カレー 10.10,2021

金曜日も中途半端なままに終えた。さっきまで頭がパンクしそうだったし、なんだかやるせなさで一杯だったけど、お風呂に入ってワインを飲んだらケロっとした。今日の失敗も新しい仕事の猛烈な量のニューな色々も、全部受け止めたという事で良しにしよう。足が地面に食い込むくらいに受け止めたと自負してる。だって、あれもこれも全部初めてだったじゃん。

朝に悲鳴をあげるようにパリのマユミちゃんに連絡。「チャミどうした?」「夜に話せる?」色々が落ち着いた頃、2杯目のワインと一緒にビデオ通話でお喋りした。パリはお昼。マユミちゃんはランチを食べてた。顔を見るのは1年ぶり。最後に会ったのは2年前。コロナが始まる頃にパリで。

2時間ちょっとダラダラとお喋りして、通話を切った。悲鳴の理由については半日も経ったから、もう私の中には殆ど残っていなかったし、ささっと聞いて貰った。話さなくても良かったかなと、人の悪口を言ってる様に聞こえて少しだけ後悔もした。先週の心理学の講座のホームプラクティスで、過去の苦い経験の程度を選んでトレーニングするものがある。「あまり苦しみの強いものは選ばないで下さい。もし大丈夫そうなら、もう少し苦しいものを選んで下さい。」日常に落ちてる様なライトな苦しみで試みる。「あ、全然何も感じない。」次にハードな苦しみと、苦しみの段階によって心の温度が変わるのを体感しながらトレーニングを行なっていく。

苦しみの大きさを測るうちに、苦しみにはサイズがある事がわかった。色や形、苦しみの種類で名前をつけたりして観察を進めていくと、苦しみが色々な箱に整理されていく。そうして、不必要な苦しみは捨てて、必要な分は取っておく。それは、これからもっと観察しなきゃいけないから、まだまだ苦しすぎて手放せないもの。

なんだかすごく面白いトレーニングだった。苦しみは面白く無いけど。




グリーンカレー

カレー 25.7,2021

今日は日曜日。

先日にカウンセラーさんから言われた、「週末だけでも、頑張らないゲームをする日をやってみましょう。」の日。ワクワクと感じる事を何でも積極的にやる。特別な事じゃなくていい、朝起きて、まず食べたい物を食べるとかでいいのだそう。日常の中の小さな事。やらねばならない事は一切に手をつけてはならない。だけど、これが中々に難しい。午前は完全に間違えて携帯を片手にソファーでダラついた。そして、何だかダラつき行為に残念な気持ちになり、ちょっとだけ急ぎの作業に手をつける。翻訳の作業。ワクワクするわけじゃないけど、やりたかった。思えば、私のやらねばの中に嫌いな事はひとつも無い。全部好きでやってる。翻訳の添削を姉にLINEで投げると、電話がかかってきた。「ダラダラしてるー?」「ワクワクだよ!!」そこから3時間くらい電話で話した。私のワクワクタイムがどんどん失なっていった。

夕方に下北沢でカレーを食べる約束をしてる。駅前のパレットプラザで久しぶりにフィルムを買おう。これはワクワクだ!初回の方は200円引きというチケットをアプリを登録してゲットした。むちゃくちゃワクワクする!!!

朝カレー

カレー 22.6,2021

昨晩のカレーを温めないで冷たいご飯の上にかける。冷たいカレーがいい。特に、朝に食べるのが美味しい。

仕事をちょこちょこ終えて3時くらいにウトウトし始めてリビングで横になる。ぼんやりと起きたのが4時。寝起きでサミットにビールを買いに行く。夕飯はお好み焼きを焼こうと考えてたけど、サーモン丼390円を買って帰った。人参の葉っぱと余ったキャベツ、お揚げ、卵を入れてお味噌汁を作る。頭が何だか痛い。偏頭痛かな。ん?何もしたくない。おかしいな。

日が暮れる部屋。少しだけずっしりとした。あ、もしかして。

お風呂に入ろう。夕陽の中で気持ちよく入った筈のバスルームがあっという間に薄暗い。光が塗りつぶされていくみたい。全部が厭だ。あ、やっぱりそうかも。生理まで後1週間。今朝までご機嫌だったのに、PMSだ。トラウマと比例して、前回の生理あたりからPMSが急激に薄れてきたけど肩の重さと偏頭痛。それにこの重力がかかったような倦怠感。Welcome to PMS。

お風呂後の恒例行事。ベッドで無心でヤクルトを飲む。この時間が何故か最高に好き。今日は空にうっすら光る月を見ながら飲んだ。そのままカーテン越しに夜を見てた。何分だろう。何分かしばらく見てた。新婚旅行のアイスランドみたいな空だった。どうして私、ここに一人でいるんだろう。私達、病気さえ無ければいつも仲良しだったよね。私が写真で稼ぐようになったからダメになったのかな。

あ、PMSの後悔が始まった。ご飯、食べよう。お味噌汁を温めて、冷蔵庫のオカズを幾つかとさっき買ったサーモン丼を出した。ビールをあける。もう、いい。今日はさっさと寝よう。時間は19時半過ぎ。何時だっていい、今日を終わらせてやる。有無を言わせず降参でいい。

ベッドにPCと携帯を持って入った。LINEがさっきから何度か鳴ってる。開くのがすごく億劫だったけど、返事を待ってる子がいる。彼かなと思って開くと、編集の成田さんから明後日の撮影の件と、料理家の中島さんからプロジェクトの件。携帯電話の昔のコマーシャルみたいに、遠くに離れてる点と点が光線でピューンと繋がっていくみたい。脳のあっちが急に元気になり出して、脳のこっちPMSに襲われてる方が私の肩にずっしりと重力をのせてくる。どうぞどうぞ、PMS上等だよ。負ける気がしないから。私はずんずんと前へ進むよ。

沢山が沢山をムチャクチャむしゃくしゃしてるけれど、もう動揺しない。PMSもトラウマも地獄の過去も、思いっきりに追いかけておいで。明日に行けるのは私だけだから。

スープカレー

カレー 24.5,2021

一昨日のスープカレーがあまりに美味しくって、今夜もスープカレー。ベランダからバジルをもいできて、ちぎる。ああ、いい香り。

今日は朝からずっとフィルムのスキャニングをしてる。この作業、懐かしい。よくやってたな。いつしかデジタルが主流となったけど、プロラボへ自転車で現像を出しに行き、自宅でスキャニング。当たり前の様にずっとずっと何年も何年もやってた。何となく、久しぶりにyoutubeで脳科学者の中野信子さんの話を聞いた。懐かしい。一度目の酒乱の地獄の時、悲しみや恐怖の渦の中に自分を見失わない為に朝から晩までリピートして聞いて、メモに書いて実践してた。何百日分の私を中野先生の話は救った。

今日も面白い話をしてる。妬むのは仕方無いけど、良質の妬みにしましょうって。普通に妬んで感情を放出させたら一時的に気持ちはスッキリするけど社会的関係を壊します。だから、妬む気持ちを、仕事を頑張ってお金持ちになってやる!とか、毎日走って絶対に綺麗になってやる!でも、自分の財産として残る形に使いましょう。そういう風に損得を考えられるのが、知性です!って言う話だった。

上げたらきりが無い位に私の離婚には残酷な人々が絡んでる。妬んでるなんて名前を出したらキリがない。時々、あの女は何で夜中の2時に夫に電話してきたんだろうとか思い出してイラッとする事がある。ベッドの真っ暗の中で女の着信。「あ、またあの子じゃん。」って思った。うん。みんな地獄へ落ちたらいい。これが私の今日までの口癖だったし、何なら地獄へ落ちるところまで想像してやろうともよくよく思ったけど、そういう刺激を脳は自分自身を苦しめる事になるらしい。じゃあ止めよう。

三年前の時は、脳のストレスを失くす為にとにかく走り込んだけど、ストレスの方が強すぎて、最後は泣きながら走ってたし、痩せすぎてトレーニングの先生に体脂肪落ちるから走っちゃダメとなった。悲しい追体験となりそうだから、ランニングはパス。

うーん。何がいいのかな。私は許さないと決めてるのは確か。もし、目の前でこけても手を貸さない。目には目を歯には歯をなんて事は古臭くて怖いからやらないけど、もし、私なら、私と同じように困ってる人がいたら助ける。知らない人でも泣いていたら話を聞く。一緒に警察について行ってもいいし、一緒に弁護士の所に行ってもいい。

そしたら、何か面白い話の一つや二つでもして、うちで熱々のカレーでもご馳走してあげよう。やっぱり、料理かな。大した腕前じゃ無いし、拘りも限りなく無いけれど、食卓は明るくできる自信がある。

そうしよう。妬むくらいなら、美味しいご飯を作ろう。
どうしようにも無い気持ちだからって、どうしようも無く使ったらきっと勿体無い。きっとそういう事だよね。


チーズカレートースト

カレー 23.5,2021

昨晩、パリのマユミちゃんから手紙が届いた。鮮やかな青い色の封筒を開けると、青い小鳥が二匹、枝の上で見つめあってるカード。可愛い。カードからはマユミちゃんがきっとお気に入りであろう香水の匂いがする。そろそろ、日本の仕事なのかフランスの仕事なのか、色々を決めなきゃいけない岐路に来てるって。困ったり苦しんだりしてる感じじゃなくって、とても明るい内容に見えた。”私は、さてこれからどこに行くんだろう。だけど、これから郵便局に行くことだけは確かって。” って書いてあった。

今日は久しぶりの太陽。なんて気持ちがいいんだろう。昨晩の何となしに作ったカレーが中々の上出来。分厚いトーストにカレーをのせて、チーズをかけてオーブンで焼く。あー絶対にこれ美味しいやつ。

パンを焼きながら、マユミちゃんに手紙を書き始める。スラスラ言葉が出てくる。
さてさて、私はこれからどこへ行こうかな。

チーズカレートースト
ピザ用チーズ
厚切りトースト
前日のカレー

ターメリックバターライスと野菜カレー

カレー 12.5,2021

先日、ルイちゃんに聞いた深沢のSEIYUに午後過ぎに行った。ゴーヤでグリーンカーテンを作りたいから、ネットと、ゴーヤ、プランター。それから、ハーブを幾つか買った。駒沢公園を抜けて帰る。気持ちがいい。この近くに10年前に住んでいた事がある。この辺は変わらないな。空気が気持ちいい。

歩きながらラジオで面白い話を聞いた。何かを変えたい時、住む場所、パートナー、仕事。このどれかを変えると人生は大きく変わるっていう話だった。それに、住む場所がどれだけその人の人生に影響するかっていう話も。自分にとって相性のいい場所っていうのがあるらしい。いい場所に収まると、全てがすんなりと進み、楽になるのだそう。全く持ってそうだなぁ、って頷きながら聞いた。

最近はベランダ改造計画にハマってる。家庭菜園を始め、ベランダで美味しくお茶が飲めるようにとIKEAであぐらがかけるサイズの椅子を二つ、クッションは今あちこちと探してる。この街に引っ越して半年くらい。あっという間だ。信じられない。引っ越してすぐに買ったローズマリーはいつしかモリモリに成長してる。

通りを歩く度に、未だに深呼吸をする。あー落ち着くって。池尻大橋もいい街だったけど、どうしてだろう真っ黒に見える。こないだ商店街を歩きながら姉と電話してたら、店と店の間の隙間からトレンチコートだけを羽織った落ち武者みたいな髪型の浮浪者がニョロリと出てきた。あまりに可笑しくって、通りを一本中へ入って大笑いした。怖いっていうより、まるでちびまる子ちゃんの世界。この街のクリーニング店のおばちゃんは優しい、花屋のお爺ちゃんの超スローテンポなお喋りもいい。お爺ちゃんと喋ってるとついお薦めされるがままに買いすぎちゃうんだけど、いつも少しまけてくれる。このマンションに住んでる人もいい。みんな気持ちよく挨拶するし、特に隣の家族の事は勝手に好いている。お父さんは私と近そうな仕事をしてそう。頭はいつも爆発してて、分厚い黒縁のメガネ。子供とよく遊んでる。下の子がベランダではしゃぐ声は心地がいいし、ベランダにハンモックがあって、家庭菜園を上手にやってるのも好きだ。

この街は優しいから、私も平和になれる気がしてる。いい場所に住んだなって思う。今まで住んだ街の中で一番気に入ってる。余りに忙しいからって、歩きながらケータイをパチパチする事も無くなったし、スーパーでいきなり割り込むオバちゃんに舌打ちしそうになる事もない。驚くけど、あれだけ毎日ピリピリしてたのに、毎日怒るしかなかったのに、最近、全く怒ってない。怒る事が無い。

昨年と今の私は同じ私なのに。元に戻ったような気もするし、何が元なのかわからない気もする。あの時間が何だか夢だったようにも思う。

野菜カレー
ニンニク・生姜のみじん切り
玉ねぎ 1個、ごろっと切る
人参 1本、ごろっと切る
大根 10cmくらい、ごろっと切る
豚肉 100gくらい

ナンプラー 大さじ1.5
カレー粉 大さじ1
コンソメ 1個
ガラムマサラ

朝カレー

カレー 20.4,2021

カレーの次の日はやっぱりカレーがいい。特に朝のカレーは美味しい。

午後は近所のたまちゃんと世田谷美術館でやってるアアルト展に行った。家具好きとしては、家具が沢山見れるとワクワクして行ったのだけど、アアルト夫妻の功績をテキストや図面で紹介するシーンが多い展示で少しガッカリ。けど、まぁ色々知れて良かった。

展示を見終え、物販のコーナーで文通用のカードをチェック。目ぼしい物が無い。今回の展示とは関係の無いアーティストのカードもチェックしたけど、知らないし全く欲しくない。欲しくないものを送るなんて嫌だ。うーん。あ、アアルト夫妻のボートに乗ってるやつにしよう。

アアルト展で感じた事がまさに詰まってる画だなって思った。展示の最期の方、奥さんのアイノが54歳で亡くなったと書いてあった。多くの作品をこの世に残し、大分若くして亡くなってしまったのか。夫婦が二人で創り上げた多くのデザイン。残されたアルヴァはどんなに辛かったろう。胸が痛む。その次のコーナーで目を見張った。アルヴァは二番目の奥さんと…。「二番目の???」

いつの時代でも、人間は一人。いつだって自分の人生だよね。何だか可笑しかった。どうか不倫じゃない事を祈る。椅子はあまり見れなかったけど、いい展示だった。

二人がボートに乗り笑ってる写真。結局、今なんだよな。元夫のファンから、彼は結婚を隠してるのだから、私のブログに勝手に彼の写真を載せるなと指摘された事がある。二人で台湾旅行をした写真で、そこには彼しか写ってない。彼は、私が彼を被写体にして撮った写真を何度も無断で自分のアルバムやらに使用しお金を儲けていた。一枚の写真が語れる事は多い。真実はその時の今、じゃあそれ以外はなんだろ。

朝カレー
前日のカレー
生卵

塩豚スペアリブのカレー

カレー 19.4,2021

皮付き人参美味しい。口の中で皮を置いて実の部分がするりとする瞬間が楽しくて美味しくて仕方ない。何となく面倒くさくて、皮のまま乱切りにして鍋に放り込んだ。大事だよな。こういう事って。

昼にカレーを作って、夕方はイマムと三茶でお茶をした。セブンっていう昔からある喫茶店。ちょっと仕事の事で話したい事があったから、せっかくだしカレーでもあげようとタッパに一人前のカレーのルーを入れて持って行った。イマムはウェブのフリーのディレクションをしてる。細かい事はよく知らないけど、ナショナルクライアントと色々な仕事をしてるのだそう。知らない単語を色々と教えてもらった。LPとか、与件とか、色々たくさん。それから、提案書っていうのも見せて貰った。全く知らない世界の話を当たり前の様に話すイマム。こないだスノーショベリングの中村さんと、人間は一体に一人しか入れないから寂しくなる。だからこの中に何人かいたら楽なのにっていう話で盛り上がった。よしみちゃんはエヴァンゲリオンを一度みた方がいいって言ってたっけ。そう、だから、人っていうのは世界が本当に狭いものだとやっぱり思う。

同じ頭で一生いかないと行けないから、同じ考えでループするのは想像出来てる。成人を迎えたあたりに、何となくだけどその現実を受け止めたように思う。言い訳をするつもりは無いけど、とにかく狭くて窮屈なのだ。それが自分っていう事になるんだろうけれど、わざわざ窮屈にしてるようにも思う。

どんどん失敗したり、どんどんよくわからない事をやってみたり、急に逆走してみたりとか、流れを流さない事って大事な気がした。当たり前の様に剥いていた人参の皮。剥かないで良かった。

夜、友人が亡くなった事でやりとりをしてた野村さんからメールが入る。野村さんのこの感じ、久しぶりだな。何十通と日記なんだか、メールなんだかのやりとりを過去にしてた。彼は私の知らない事ばかりを教えてくれる友人。男を捨てて男をやってる。そして、長年務めたライターっていう顔を30代も半ば過ぎにぱっと捨て、絵描きになった。自分を捨てて自分を手に入れた愉快な人。久しぶりに会いたいな。彼氏のミッチーにも。

塩豚スペアリブのカレー
塩漬けにしておいたスペアリブ
人参
玉ねぎ
玉ねぎを炒める用のテン菜糖
トマト缶
蜂蜜
カレールー
カレー粉
ケチャップ
ソース
シナモン
ローリエ

カレーとぬか漬け

カレー 30.3,2021

PMSが終わった筈なのに、寂しさが全身にまだ少し残ってる。先月は抜けたらスッキリしてたのにな。どうしてだろう。目が覚めて、ベッドで梃子をさする。気持ち良さそうにもっとやってと手を動かしてる。写真の仕事、何歳までやれるかな。50、60歳になったら今の様には働けない。ぼんやりと考える。携帯を開くと、メッセンジャーにパリのまゆみちゃんからメール。ドイツ人の記事の話が面白いから読んでって。どうして日本人女性は夫のお金に頼ろうとするのか?っていう話だった。白湯を入れて、ダイニングテーブルに座って、これからの事を考える。これからをどう生きていくか、新しい事を考える事はすごく楽しい。一年前くらい、80歳になっても写真の仕事をしたいと友人に言ってた。馬鹿だな。あの頃の私は、本当に無知で幼稚で無謀。だから、こんな事になっちゃったんだよ。なーんも考えなかったな。愛さえあれば乗り越えられるって信じてた。愛は大事だけど、愛だけでは食べれないし、愛があっても現実を変える事は出来ない。世界は私のものじゃないのに。

午前は写真を納品したり、ちょっと片付けをした。何だか色々が回ってる。占いは、オーラも守護霊も、出来れば信じたいけど、本当に大変な時に鼻をかむティッシュより役に立たなかったから信じない。だけど、目に見えない何かは感じる。世界を回してるのを全身で感じる時がある。リズムみたいにトントンと何かが運ぶように回っていく。今日はそういう日だった。そして、寂しさが横にじっと座ってた。もしかしてずっと居るつもりなのかな。

昼食は冷凍してたチキンカレーにチーズを乗せてレンジで温めて、炊きたてのご飯にかけた。ぬか漬けの古漬を薄くスライスして茶碗の端にのせる。カレーとぬか漬けって、想像以上に美味しい。

夜はみつみちゃんと近所でもんじゃを食べた。美味しいって楽しい。

カレーとぬか漬け
チキンカレー
ピザ用チーズ
ごはん
糠漬の古漬けを薄く切ったもの


ポークカレー

カレー 26.2,2021

昨夜はカレーを作った。またバンバンジーソースを作る。にんにくとラー油は入れない方が美味しい。

バンバンジーソース
芝麻醤 大さじ1
白胡麻油 大さじ1
黒酢 大さじ1
醤油 小さじ1
花椒 小さじ1
甜菜糖 小さじ1

ポークカレー

カレー 01.2,2021

あっという間に1月が終わった。さぁ、気合い入れて行こう!そう思った矢先に朝から寝坊した。もう光の中にいる事はわかってるんだけど、しばらくベッドに潜っていよう。昨晩見た映画が辛くて、嫌な夢も見て、気分はどんよりしてる。LINEを開くと姉からココがソファーで気持ち良さそうにしてる写真。メッセンジャーにはまゆみちゃんから犬の動画。マッチングアプリを開くと、映画と本のメッセージ。今日はだらだらしようかな。

ポークカレー
豚肉 200g
玉ねぎ 1個
林檎すりおろし 1/3個
にんにく・生姜
砂糖 小さじ1
クミン 大さじ1
バーモントカレーのルー 2片
ケチャップ・ソースを少々

焼きカレー

カレー 23.11,2020

昨日のチキンカレーの残りにチーズをかけて、オーブンで焼く。30分もしたら、焼きカレーの出来上がり。熱々をハフハフしながら、食卓で頬張る。

家にある物が急にするすると無くなっていく。また一つ、また一つと誰かの手に渡っていく。荷造りをしてると、2年前か3年前の手紙が出てきた。手帳に大事に取って置いたものだ。メモみたいに短い文章が記してある。「ごめんね。」直ぐにゴミ箱に捨てた。

何回、何十回、何百回と、彼は私に謝っただろう。人を許すのは簡単だ。だけど、許した自分を捨てるのは簡単じゃない。後悔が私の後をずっとずっとついてくる。

早く引っ越しを終わらせたい。
叩いて出てきた埃みたいに、色々なものが出てくる。要らないもの。消えて欲しいもの。私にはもう必要が無いもの。

焼きチーズカレー
カレー

ピザ用チーズ