カテゴリー: 中華

麻婆豆腐

中華 30.11,2022


今日は久しぶりにリリさんに会った。左薬指の指輪を見て、嬉しくてちょっと泣きそうになった。出会った頃のことや、カフェで泣いてた日のこと、別の日も泣いてた。酔っ払ってる日もあった。あんな男を好きになったなとか、つい先日も借りっぱなしのノルウェーの森の話をした。「今の私にとって大切の本だから上巻だけ貸しますね。」と言って、ブックカバーを外して家に置いていってくれた。色々な想いや色々な時間がゆっくりと込み上げてきた。

夜に周ちゃんに昨日届いた大学の教科書とシラバスを見てもらった。「医療の専門書みたいなんだけど。」と不安気にいうと、「大学は専門を学ぶところだからね。」って笑ってた。そうか、そうだった。お遊び心理学じゃなくて、学術的なものを学びたくて受講するんだった。それにしても本当に大丈夫なんだろうか。けど、やらずに後悔するよりも、やって後悔した方がずっといい。やっぱり勉強無理ってなるかもしれないし、それなら十分に諦めもつく。とりあえずのお試しの科目履修生。高校生の私は心理学じゃなくて写真を選んだけど、また心理学。結局、好きな事は変わらないし、夢っていうのはいつまでも夢みたいだ。諦めたり嫌になったら終われる。左腕のフロイトのタトゥーはフロイトの造語。高校生の時に考えたもの。稲妻が走ったみたいにフロイトに憧れていた時期があった。けど、実際にフロイトが何なのか未だによくわかってない。だからこれから勉強するのかもしれないけど、わたしの人生ってなんだかな。恥ずかしいことだらけだ。

周ちゃんはずっとシラバスを見てた。シラバスを見るのが趣味なんだとか。それから、私の寝相が悪い話になったけど、こんなに悪い女に出会った事がないと言ってた。歯軋り、いびき、寝言、ベッドの上で自由奔放にやってるらしい。「恥ずかしいからもうやめて。けど、そんな寝相の悪さに愛着を感じてるんでしょ。」と聞くと、「だって仕方ないでしょ。本人悪気がないんだから。」と言ってた。寝顔が可愛い女になりたかった。添い寝してる男にキスで起こされるような女がいい。だけど、夢の中の私は現実よりもずっとずっと伸びやかに健やかに生きてるようでちょっと嬉しくもあった。

今夜は麻婆豆腐。

ラーメン

中華 19.11,2022

昨日見つけた中古のフィット。走行距離5万キロ、ハイブリッド。状態もとてもいい。帰宅した周ちゃんに話して直ぐに電話をかけた。朝一番で周ちゃんと電車に乗り草加駅へ。写真で見ていたよりもずっと綺麗。Hondaの担当のおじさんも「まぁそこそこ良いです。」とのこと。遠くにふんわりとマサラの匂いがした。「よしみはどう思う?」「私はいいと思う。」「うん。俺も。」一通り話を聞き購入を決めた。「周ちゃん見て。あそこ、カレー屋さんかな?」車から50mもしない通りにハラルフードの店をつけた。「あ!ほんとだ。」今朝、丁度そんな話をしていた。Hondaのユーセレクトの店舗の辺は埼玉でもパキスタン文化の色濃くあるエリア。午後にミュージアムに遊びに来るヒロさんの本にも書いてある。周ちゃんの目が子供みたいに爛々とした。

周ちゃんはすっかりヒロさんの大ファンだ。リスペクトしすぎて、その緊張が溢れちゃってる。ヒロさんの本だけじゃなく、ウェブに転がっている記事や、You Tube、ヒロさんをくまなくチェックしている周ちゃん。北海道に行った時も、ヒロさんのような生き方に憧れると高速を走りながら話していた。

来年からインドに移り住むミサちゃんからカレーリーフを受け取り二人と別れた。2時間くらいミュージアムのあちこちを丁寧にアテンドしてくれた周ちゃん。最後の最後まで、ヒロさんに子供みたいに本の色々を聞いていた。周ちゃんはそのまま仕事に戻り、私はミサちゃんのカレーリーフとヒロさんに貰ったデーツを持って帰宅した。

昨日からまた5年日記を始めた。年始にミオちゃんとの仕事で頂いたほぼ日手帳。1月末から婚約前の周ちゃんの事が書いてある。新居に引越したあたりから忙しくなったのか夏の妊娠頃まで空白。妊娠の日々の記録が少しだけ続きパタリとまた途切れた。過去の日記を読み返している時にふと思って周ちゃんに提案してみた。一緒に日記を書かない?って。最近の私達は色々と難しい。それはきっとどんなに努めてもパズルみたいにぴたりとはまれないもの。叩き壊して粉々にしてしまえば、若いときのようにぐちゃぐちゃになって一つになれたんだと思う。だけど、良くも悪くも歳をとるっていうのはそう言う事だろう。私達はお互いにそれぞれの味やそれぞれの形のままでしかもういられない。だから、日々想ってること、小さな声でもいいから、別の方向を向いてでも、何を見ているのか知れたらいいなと思う。ジャンケンで負けて私からスタートした。

餃子

中華 18.9,2022

台風で今日はずっと変な天気だった。この週末、キャンプとか、BBQとか、イベントとか、きっとみんな色々と予定してただろうに。楽しい日が雨になってしまうと考えるとなんだか可愛そうで仕方が無かった。

私は今日も一日パジャマ。髪もボサボサ。ノートパソコンと本とスマホ。退屈な一日をどうにかこうにか嘘でもいいから満たしてくれる物たちを持ってソファーに寝転がった。今夜は餃子。豚とキャベツの餃子と、海老と豚の餃子。栗原はるみさんのレシピで餡に紹興酒をたっぷりと入れる。食べる度にふわっと薫る紹興酒。最高だったな。

麻婆春雨

中華 15.6,2022

朝からどんよりしてる雲。早く夏がきたらいいのに。午後過ぎまでデスクワーク。今日も仕事の話を友人達とした。愚痴になるのは嫌だから、彼女なら彼ならどうしたかな。友人達の声に心を癒しながら、クリエイティブの仕事だとか、仕事における信頼関係ってなんだろうと模索した。今までが恵まれすぎていたと言えば、そうだったのかもしれない。いつも恋の話しかしない編集の加藤さんとは今度ゆっくり話そう!と約束した。なんだかこういう流れも面白い。色々を考えるきっかけになったし、もしかしたら良かったのかもしれないとも思った。この1週間で確実に私の中で新しい何かがむくむくと芽生えてる。それに、その仕事から離れることでずっと後回しにしていたことに力を注げるようになったことも手伝って、私のなにかはどんどん加速し始めた。そして昨日お会いした編集者さんとの出会い。背筋がしゃんとしてる。

なんだかこの感覚ってアシスタント時代みたい。早朝の待ち合わせに遅刻しないようにとアラームは3つくらいセットして、今日の師匠の機材はどんなで、また海に入るのか、また山の中へ入るのか、どうにもロケバスの空気感が馴染めなくて、いつもロケバスじゃありませんようにとベッドの中で祈り、前夜は緊張で軽く氷ついていた。師匠は大好きだったけれど、毎回が最期みたいな気持ちだったと思う。そこには何一つ委ねてなかった。

何が好きで写真を撮ってきたのか、それが段々と師匠の時とは変わるのは自然なことだと思う。だけど、すごく今、わくわくしてる。あの頃の緊張を思い出したら、私の行き先が少し間違っていたような気もした。これから撮る予定のふみえさんとの新しい映像の話も、自分の作品についても、展示もしたいし、やってみたい仕事もある。

今夜は麻婆春雨。周ちゃんのリクエスト。食卓ってやっぱり面白い。一緒に生活を始めて3ヶ月ちょっと。しっかりと私達の食卓になってきてる。麻婆春雨は私達の定番メニューになって、そこにはピーマンが入るようになった。レシピは栗原はるみさんのものがベース。春雨は細いのもいいけど、OKストアで売ってる安くて太い春雨がいい。それから、「春雨が食べたいな。」って言われると嬉しい。

麻婆春雨
ひき肉 200g
春雨 100g、茹でておく
にんにく・生姜 大さじ1、みじん切り
ピーマン 2つ、ニラ1束くらい、荒く小さく
ねぎ 1/2本、みじん切り
紹興酒、豆板醤 大さじ1〜2
醤油・甜菜糖 大さじ1くらい
鶏ガラスープ カップ1[鶏がらスープの素小さじ1を湯でといたもの]
ごま油
花椒

フライパンににんにく、生姜とニンニク、ひき肉、ねぎを順々に炒めて、豆板醤を入れる。豆板醤に火が通ったら紹興酒をいれる。鶏ガラスープ、春雨、醤油と甜菜糖を入れる。火が通ってきたら、ピーマンとニラを入れて、さらに水分をとばしていく。

麻婆春雨

お気に入り, 中華 16.5,2022

最近、毎日が毎日の連続みたいで調子が出ない。あっという間に夜がやってきて、あっという間にまた今日がくる。どうしたんだろうか。まるでPMSみたい。先月は2回生理が来て、今月はまだ来ない。先週は糠漬けの古漬けのせいで1週間くらいお腹の調子が悪かった。それ以外は良好。なはずなのに、やっぱり何だかしっくりとこない。

麻婆春雨
春雨 湯がいておく
ひき肉 200gほど
ニンニク・生姜 大さじ1くらいの量をみじん切り
ピーマン 2個 ざく切り
ネギ 1/2本 みじん切り
[ 調味料 ]
ごま油
豆板醤 お好み
鶏ガラスープの素 小さじ1をカップ1の湯で溶いておく
醤油 大さじ1〜2
砂糖 小さじ1〜2
ホワジャオ 包丁で細かく刻む

フライパンに油をひいて、ニンニク、生姜を入れて香りをだしたら、肉を入れて放置。肉汁が出て火が通ったら、ネギ、ピーマンを入れて火を通す。端で豆板醤を炒めて全体を絡める。鶏がらスープ、醤油、砂糖を入れて煮立たせる。春雨を入れて火を通す。ごま油をひとまわし。皿に盛ってからホワジャオをかける。

水餃子

中華 01.5,2022

「今夜はもうちゃちゃっと冷蔵庫にあるものにしよう。」料理が面倒になる夜は週に1度か2度やってくる。だけど結局あれやこれやと冷蔵庫の色々を並べているうちに食卓は賑やかになってゆく。「今夜も立派になっちゃったね。」周ちゃんが言った。

みっちゃんが昼頃に帰ってから駅前におつかいに行って、そのままインドカレーを食べて帰った。帰りがけに雨が降ってきてずぶ濡れ。温かいお茶を飲んで温まってからベッドへ入って簡単なセックスをして裸のまま寝た。周ちゃんとは出会ってあっという間に結婚してしまったけれど、周ちゃんが今でも彼氏だったらと憧れる事がある。こうして二人以外の時間を過ごすと尚更に思う。結婚したからと言って周ちゃんは私の物じゃないけれど、いつサヨナラをしてもいい関係の男がいるのは自由だし魅力的。そして相手も同じ様に自由な筈なのにひとり時々寂しさを覚えたりして不安になりながらもバイバイしてまた会う。そんな日々を重ねてみたかった。夜の奥渋なんかをほろ酔いで肩を並べて歩いたり、帰ってしまう背中を、見知らぬ洋服を見知らぬ靴を履いている姿をもっともっと知りたかった。ああ、この人を私の物にしたい。いや、やっぱり要らない。そんな欲望を抱いたり捨てたりを繰りかえしたりしたかった。

水餃子をつつきながら、みっちゃんと昨晩に話した恋の話を続けた。「結婚は別にいいもんじゃないし、結婚はしなくてもいいし。ごめんね。新婚なのにこんな事言って。結婚は魅力的では無いって話ね。周ちゃんの事は大好きだよ。」「うん。わかるよ。」「結婚に憧れる気持ちはわかるけど、私だって憧れて結婚したし。だから結婚がしたくてするのもいいのだけど、、。離婚はさ。大変でしょ。」「…。うん。よしみが言うと染みる言葉だね。」「そうかな。」結婚も離婚も、どちらでなくても、一直線上の自分の人生の上に立ってるのは同じ。結婚に憧れるのは子供の時にいつか素敵な恋がしたいと夢見た気持ちと似ている気がする。同世代の独身の友人達は子供が欲しいとか結婚がしたいとか同じセリフをもう何年も続けて、しまいにはいつかの彼氏の話ばかりしてるけれど、夢よりも現実の方がずっとずっと楽しい事も薄々気づいているとも思う。結婚してもしなくても離婚しても、結局どれも大差ないよ。要するに楽しければ。楽しめれば。

餃子

中華 30.4,2022

家を出たのは9時40分過ぎ。途中で右折しちゃいけない所で周ちゃんが右折しちゃったみたいで角の通りではっていた警察に捕まった。罰金7000円。”みっちゃん。ごめんね、周ちゃんが違反で捕まっちゃって少し遅れるよ。” 着いたのは10時半過ぎ。ミュージアムの前で緑色のチェックのワンピースを着たみっちゃんが待っていた。そうして周ちゃんのアテンドでミュージアムを回ってから東村山の美味しい饂飩屋さんへ向かった。地元の人がいく古汚くて美味しそうな饂飩屋さん。この辺りでは人気らしく、店の活気に注文するのも食べるのも何だか忙しなくて、カウンター横のみっちゃんと「美味しいね!」って顔を何度も見合わせてはまた饂飩をすすった。それからジョイフルへ行って夏野菜の苗を買ったり、温泉に立ち寄ってから多摩湖を散歩したり。GWらしいGWをキラキラと木々の中を車で走りぬけた。「ああ、気持ちがいい。」最高な午後。最高の休日。あっという間に私は埼玉の人になって、近所に住んでたみっちゃんは東京からのお客様となったGW初め。

夕飯は昨日から炊いてた鶏のスープに、朝に買った採りたてレタスのサラダ、青梗菜の醤油麹炒め、焼き餃子、奈々子の家で前に食べて美味しかった海老の中華ソースがけ、フミエさんに頂いた青大豆を炊いたもの、ジョイフルの中の地元野菜で買った立派な大根をおろしたものを作った。朝採れのレタスはレタスじゃないみたいにパリパリで、食べる前に手で割いてるのがすごく気持ちよくて、食べて美味しいのもそうだけど、手の感触に残るパリパリが食べてるパリパリとシンクロしてへんな気分。みっちゃんは何度も「こんな美味しいレタス東京にはないよ。」とむしゃむしゃと、周ちゃんも私も三人で馬みたいにレタスをむしゃむしゃと食べた。ああ、楽しい。食卓ってどうしてこんなに楽しいんだろう。だからやっぱり食卓が好き。大好き。

午後、昨晩にエビのレシピを聞いた奈々子から “私も結婚をするよ。”ってメールが入った。私の離婚と結婚の事をすごく驚いてたけど、私もすごく驚いた。それに、すごく嬉しい。 “ご飯でもしよう。” 予定がすんなりとあって月末に会う約束をした。奈々子のパートナーから奈々子から別れを告げられたと連絡がきたのが2年前。その頃に一度、新橋あたりで二人だけで会って少し話をした以来。元夫の病は始まっていたけれど、またいつものアレだと思っていた私に離婚の気配なんて全く無かった。たったの2年。私達の時はあそこで止まっているのだろうけど、現実はものすごい勢いで進んでる。エビの中華ソースがけは奈々子が一人で借りた二人の新居だという家で食べたもの。あの夜もすごくいい夜で美味しくて奈々子は飲みすぎた事をパートナーに少し怒られてた。最近飲みすぎてるとも聞いた。あの時、奈々子はきっと一人で悩んでたんだと思う。今はどんな人を愛してどんな毎日を過ごしているんだろう。まだあの家に住んでるんだろうか。エビの中華ソースがけ。今夜は少し失敗しちゃったから、会った時にまた作り方を聞こう。

醤油ラーメン

中華 20.4,2022

ここ最近、元夫の夢を見る。昨晩もまた元夫は私をいつもの様に困らせていた。何がどうなのかは忘れたけど、どこにも逃げ場の無いようなもの。あっちに行ってもこっちに行っても嫌なことが起こる。じゃあどうすればいいの!と怒る自分にも嫌気がさしてきて。だけど、結局、元夫は私を愛していると何事も無かったように言い、私は全部を知っているのに綺麗に塗りつぶして愛のある場所へと戻ってくる。そう、誰かの愛とうちのそれは違うんだ。どれが良くてどれが悪いのかなんてみんなそれぞれ。これが私達の愛の形。だって暖かい。きちんと温もりを感じる。だから、多分大丈夫。きっといい。これが愛。そんな夢の中で、私の胸をプスプスと鋭利なもので刺す元夫に「ああ、またか。」と、途方に暮れかけた時、”もう嫌。こんな酷いこと、私は好きじゃない。” それは、元夫にじゃなくて私に強く言った言葉で目が覚めた。

暗闇の中の先で寝る周ちゃん。その脇に梃子がくっついて寝てる。周ちゃんも梃子もまとめて大きく抱きついた。有難い。本当に有難い。世界は狭いよ。だって自分の目でしか見れないのだから。誰かの目を借りれたらどれほど優しくなれたり悲しんだり出来るだろうか。もっと早くに大切な事にも気づけたかもしれない。私が当たり前だと思っていた愛の世界は、全くもって当たり前じゃなくなった。たったの二年前の話。コロナが置きて、合わせたように元夫の病も色々も酷くなってからの事。

どうして元夫の夢ばかり見るのかわからないけど、夢の中の私は過去にいるのに今にいた。未だ始まったばかりの生活はどこか地に足がついていないような毎日が連続してる。私の居場所は何処なんだろう。安全な生活、周ちゃん、心地よい時間だけがここにはある。梃子は驚くほど穏やかになって、野山を走り回ってる。最近私の体重はまた増えた。どんどんむくむくと大きくなっていく。これから、一体どうなるんだろう。どうなったらいいんだろう。もしかして、ようやく荷が降りたのかな。右へ行くも左へ行くも、我儘言える時がきたのかな。

料理写真を始めたのはどういうわけか元夫がおかしくなってきた頃。私がひとりで前へ進み始めたら、寂しそうにしてた。だけど、そんなのは愛じゃないよ。私には私の人生があるもの。会社を突然やめてきた時も、暴れた時も、嘘をついた時も、どんな時も決まって言うのは私が悪いから。だけど、私がお願いしたのは一つ。「歌って、歌が嫌になったのなら何でもいいから好きなことをして。」私はいつだって応援できるけど、あなたの夢は叶えられないし、叶えたくない。すっかり軽くなった。春みたい。そういえばフミエさんが筍だとか春の山菜を食べすぎると吹き出物がどっと出るよと言ってたけど、私の色々も出てきたのかな。そして新しい何かをするために栄養をまた蓄えてる気がする。春がもうすぐ終わる。

キャベツ餃子

お気に入り, 中華 05.4,2022

5時にセットした目覚ましが鳴る前にベッドを出た。今日は東京の家の引き渡し。その前に粗大ゴミを8時までに捨てなきゃいけない。着替えて簡単にメイクをしてポットにオーツミルクのカフェオレを作った。やっぱり、特急列車で行こう。20分くらいしか変わらないけど新幹線みたいに指定席でゆったりと座れるから楽しい。コーヒーを飲みながら本を読もう。家を出る間際に周ちゃんと梃子が起きてきた。「ごめんね。起こしちゃったね。」「大丈夫だよ。気をつけてね。」

2週間ぶりの我が家。ガランとして何もない。寂しくなって胸がぎゅっとした。いい家だったな。ベランダはテントが3つか4つはれるくらいに大きくて、全部が南向きの窓で1日中明るい部屋だった。お風呂は西側だからよく夕陽の中でお風呂に入ったし、キッチンが大きくて料理を思う存分に出来た。角部屋だから梃子がどんなに騒いでも誰にも怒られないし、松陰神社の駅前なのにいつも静かで鳥の声が毎朝聞こえるのが好きだった。あと、神社にもよく梃子とお参りに行った。ここでの暮らしが何よりも好きだった。不動産屋さんが来るまで1時間。朝ごはんを食べに家を出る。ずっとずっと昔にデザイナーの大西さんと打ち合わせで行った世田谷通りのカフェコロラド。10年ぶりくらいに入ったけど、今でも愛煙家の溜まり場だった。煙草の匂いは嫌いだけどなんだか居心地がいい。マスターの元気な朝の挨拶もいいし、メニュー裏に手書きで書いてある裏メニューっていうのも良かった。常連さん同士がコーヒーをすすりながらお喋りしてる、東京っぽいこなれた朝だった。

渋谷の蔦屋で仕事用の資料の本を探して、睫毛パーマをかけて、渋谷スクランブルでベージュのパンツを買った。13時にミオちゃんとストリームで待ち合わせをしてる。「よしみちゃん田舎もんづらしないでよ。つい最近まで東京いたじゃん。」ミオちゃんはいつも色々な髪の色をしているけど、20年ぶりくらいに黒髪にしたのだそう。何だか少し大人っぽく見えた。「新しい生活はどう?」「田舎だよ。すっごく。裏に山とかあるから。」私のスローライフから、ミオちゃんの最近の仕事や戦争の話や知り合いが亡くなってしまった話、いつ海外に住むとか色々な話をした。ミオちゃんは仕事だから時間が無いって言ってたけど、店を出たのは16時前。体調悪くて胃が痛いと殆ど食べなかったミオちゃんのフォーはまるで食品サンプルみたいになってた。「これからヨドバシに行って、新しく買った自転車を取りに行ってから帰るよ。」「長い道のりだね。」「すっごく長いよ。」「じゃあねミオちゃん。また東京くるね!」「田舎もんづらしないでよ!」私の埼玉ライフ。友達と気軽に会えないのは寂しいけど、もしかしたらそんなに悪くないかもしれない。東京は住む街じゃなくて通う街。好きな人に会いに行く場所になった。

今日の夕飯は餃子。本人は言わないけど、どうやら周ちゃんは街中華の餃子の方が好みっぽい。何度か色々な餃子を作って気づいた。キャベツ、ニラ、ねぎ、豚ひき肉を合わせてよく混ぜて、オイスターソース、醤油、ごま油多め、鶏ガラスープの素を入れて冷蔵庫で30分。大判餃子の皮にしっかりと具材を入れて羽根つき餃子にして出来上がり。餃子、美味しかったな。

キャベツ餃子
キャベツ 1/4、みじん切り
ねぎ 1/2本、みじん切り
ニラ 半束、みじん切り
豚ひき肉 200g
ごま油 3回しくらい
オイスターソース 大さじ1
鶏ガラスープの素 小さじ1
醤油 大さじ1/2


中華風餡掛け野菜炒め

中華 03.4,2022

朝から雨。すごく寒い。午前に私の部屋の中古の無印の棚が来て、周ちゃんの部屋の天道木工の座椅子とニトリの本棚がきた。周ちゃんの部屋はきっと本で埋め尽くされるんだろうな。想像するだけでワクワクした。引っ越しから2週間ちょっと、ようやく仕事部屋のダンボールが全てが空になった。ああ、すっきり。それにしても、私には荷物がなかった。印画紙、額、プリント、ネガ。ダンボールを開けるとそんなものしかなかった。もっとないもんかね。だけど、確かに引っ越しをする度に沢山を捨ててきたようにも思う。ちょっと寂しいような、だけど、大事なものってそんなに多く無いような気もした。

ダンボールから昨年の夏に編集のりりさんに借りたノルウェイの森が出て来た。一緒に引っ越してきたんだ。りりさんに本の内容を少し聞いた時に今は読めないなと思って棚に置いた。そうして秋を冬を越していつのまにか春になった。引っ越しの片付けも落ち着いてきたし、そろそろまた読書の時間を作ろう。「周ちゃんみたいに私も寝る前に本を読もうと思って。」ベッドルームにノルウェイの森を持って行った。周ちゃんは最近すごく難しそうな植物の本を読んでる。タイトルだけでも頭を抱えてしまいそうだからそれがどんな本なのかは聞かない。「リリさんに借りて、ずっと読めなくて。」「俺も持ってるから大丈夫だよ。」「そういうんじゃなくて。リリさんが貸してくれた本を読みたいんだよ。」「うん。じゃあ、一緒に読もう。」周ちゃんは本を声に出して読み始めた。「1ページずつ読もう。」周ちゃんって人は変な人だなと思う。変すぎてもう呆れて感心すらしてる。朗読しようだなんて、人生で初めて男に言われた。変な気分しかないよ。

人生初めての好きな人との朗読。思ったよりも良かった。それに、声に出して読んでみるとなんだか主人公の心が言葉がしっかりと聞こえてくるような気がした。交互に朗読を続けて第1章を終えるとどうにも切なくなってしまい本を閉じて抱き合って寝た。カップルになると2人だけのまぬけな出来事が起こっていくなと思うのだけど、今夜は正にまぬけだった。とてもまぬけな夜で周ちゃんがまた好きになった。

ラーメン

中華 28.3,2022

午前に食卓のライトが届いた。とにかく探したライト。ルイスポールセンAJロイヤルの旧型。高価な買い物だから2ヶ月散々考えて迷って決めた。仕事帰りの周ちゃんが電球を買ってきてくれて早速光を見てみる。「いいね。すごくいい光。」部屋についてるスポットライトがずっと嫌で使いたく無いって話してたけど、これでもう使わなくていい。AJロイヤルにはペンダントライトの傘の中に電球が4つ。光量が強い。食卓にスポットの様に当たる光。そこから部屋の角に向かって伸びていく溢れていく光。だから、リビングから続く畳の部屋には、ちゃぶ台用にダウンライトを置けばいいし、途中に一つフロアライトがあれば、そこで少し光の強弱、光と陰が山と谷の様に自然に生まれる。いつもの様に真剣に光の波について手振り身振りを交えながら周ちゃんにプレゼンした。周ちゃんは嬉しそうだった。最近気づいたのだけど、多分、周ちゃんはプレゼンの内容よりも、私が真剣に伝えてる感じが好きな気がしてる。

話が下手くそな癖に力説する私を見て、周ちゃんは部屋から色々を持ってきて本棚や出窓に色々をディスプレイしてくれた。自分の文化人類学の研究の為に買い集めた色々、日本のあちこちの箕、パキスタンで使用されてる山羊のミルクを温める器、信州の方のすいとんをすくう網。「リビングは食卓が主役となる場所だから、食に関するものを飾ってみたよ。」「もうちょっと部屋から持ってくるね。」何だかすごく楽しそうな周ちゃん。まるで小学生。

ソファーに座って部屋を眺めてみる。新しすぎる家の中でぽんと浮いたような存在だった私達だったけれど、少しずつ少しずつ馴染んでいくような気がした。こうやって家になっていくんだな。1年後、2年後とどんどん色を成していくこの家が楽しみだなと思う。今夜はこないだ役所で買ったラーメンと温野菜サラダ。温野菜はフミエさんの所で買ったお味噌とマヨネーズで食べた。

ワンタン

中華 26.3,2022

朝から晩まで今日も片付け。天気は台風みたいで風が強かった。梃子の散歩の途中で周ちゃんがミモザをとってくれた。背が高い男はいい。

餃子

中華 23.3,2022

「何だか凄く疲れたから、今日は力になるものを食べよう。」そんな話を昼食時にして夜は餃子になった。周ちゃんは午後からミュージアムへ出かけた。朝から一日中片付け。疲れたな。梃子がトイレに慣れなくて朝と晩に散歩へ出た。

夕飯
ご飯
ワカメの味噌汁
うるめの酢味噌和え
焼き餃子
ピーマン入り麻婆春雨
納豆

麻婆春雨

中華 01.3,2022

午前はデスクワーク。午後は近所のしみるさんと今むの展示を見にみどり荘へ。久しぶりのみどり荘。知り合いが何人か働いてる。ちょっと会えたら嬉しいなと思ったけれど、仕事中だろうし展示だけ見ることにした。

3Fのギャラリーからは小学校か何かの青いプールが見える。空も青い。もうすぐ春なんだな。風が温かくてわくわくした。今むはまた髪が伸びてた。会うたびに髪が伸びてく。何だかんだと世話になってる気がする。ただの遊び友達、彼女もいないし誘いやすい。ひとりで食べるには何だか勿体無いような料理を作った夜なんかに食卓を囲んでビールを飲んだりもした。

結構いい絵だった。毎晩飲み歩いてると聞いていたけれど、ちゃんと描いたんだなって感じで驚いた。誰かが頑張ってる姿は嬉しい。何だか自分のことのように嬉しくなる。展示をすると高揚する気持ちばかりが先行してしまうけれど、心は思っている以上に疲れる。「よく頑張った!!」先生や親みたいに褒めて帰ってきた。

しみるさんとバイバイして、Appleで修理に出してたノートパソコンを引き取りに行き、青山で予約してた夏のワンピースを取りに行った。久しぶりに青山ブックセンターへ寄ってみる。今日は全部をぐるりと回ろう。高校生の時によくよくやってた。図書館だとか、大型本屋をぐるりと回る。興味のあった心理学のコーナーもよく通った。見知らぬ言葉が沢山あって、すごくドキドキしたのを覚えてる。やっぱりもっと勉強したいな。

写真を撮る事や写真の仕事は大好きだけど、それだけで私の時間を埋めたいとは思わなくなった。それに、派手できらびやかで忙しなく移り変わる場所よりも自分の周りにある世界の方がずっと魅力的に見える。年齢関係なく友達なんてまさに面白いの宝庫だし、夫となった周ちゃんもまるで地球外生命体みたいに未知の生き物。本だって料理だって一生かけても終わらないくらいの量がまだまだ待ってる。

ずらりと遠くまで並ぶ本を前にもっと写真以外の事をやってみようと思った。人生なんてあっという間に終わっちゃうんだから、今だって昨年の春に亡くなった石井ちゃんが毎日にやってきては後悔を繰り返してるくらい。もっともっと話しておけば良かった。もっともっと遊んでおけば良かった。友達になってくれてありがとう、いつも優しくしてくれてありがとう。かけられなかった言葉でさえ沢山ある。後悔したってもう遅い。過去はただの過去になっちゃうみたいに、未来だってきっとただの未来なんじゃないか。だから、やってみよう。過去も未来も要らない。今が丁度よく好きかどうかでいいんじゃないか。

麻婆春雨 [栗原はるみさんのレシピ]
春雨 100g 熱湯で2、3分茹でて水気を切っておく
合挽肉 200g
長ネギ1/2、にんにく・生姜1片 みじん切り
—–
紹興酒 大さじ1
豆板醤 大さじ1
——
顆粒鶏がらスープ 小さじ1をカップ1の湯で溶いたもの
醤油 大さじ3
砂糖小さじ1
—–
花椒 砕いたもの、ごま油 適量

フライパンにみじん切りにした長ねぎなどを炒め、肉を入れて炒め、豆板醤を入れて炒めてから、紹興酒を入れる。鶏がらスープ、醤油、砂糖を入れて煮立ったら、春雨を入れて煮汁がすくなるなるまで少し煮る。仕上げにゴマ油を花椒を振る。

春菊と豚肉のワンタン

中華 21.2,2022

朝から撮影。久しぶりに会った編集の野村さんに籍を入れる事を報告した。付き合った当初、数日前にプロポーズされたと話したら「えー!?」って、酷く驚いてたけど、あれから3ヶ月。また結婚するなんてすごいと言ってた。そうだよね、そう思う。だけど、私は強いタイプじゃない。捨てられない思い出以外は捨てる。昔の彼氏に貰ったバッグを今でも当たり前のように持てるほど上手に強く生きていける女じゃない。「どうして?」って聞かれて、「修行です。」って答えた。修行って言葉が一番しっくり来る。苦しみや色々を総括してやりがいがあるって意味で結婚生活は楽しいと言えても、結婚は楽しいものじゃない。ただの楽しさで言ったら彼氏の方がずっと楽しい。

明日は何をしよう。独身最後の日。朝から打ち合わせ、Appleでパソコンの修理、中西くんとギャランティーの清算とランチ、その後は瞳ちゃんと買い物。予定が結構詰まってる。ダイニングテーブルの花も買いたいし、夜に乾燥させてるスルメイカを塩辛にしなくちゃいけない。夜はいつもの様にひとりで晩酌をして、酔っ払いながら梃子と色々な色々な話をしたい。

ワンタンスープ

中華 13.2,2022

昨晩は周ちゃんのキュレーター仲間の高橋くんに婚姻届の保証人の欄にサインして貰った。高橋くんが周ちゃんにアプリやってみなよ~って言わなかったら、超硬派な周ちゃんには一生会えなかったと思う。高橋くんに初めて会った時、アプリ市場には中々見ない周ちゃんという男を参入させたと誇らしげに話ていた。高橋くんはバツイチ。離婚の理由を軽く聞いたけど、簡単じゃなかった。多分、私と似たような話だと思う。その悪夢がどこまで進行しているのかは本人にしかわからない。いつか高橋くんが楽になる日が来たら、うちの食卓で高橋くんの好物なんかを食べながら聞かせて欲しいなと思った。

今日は病院の後にもう一つの保証人の欄を埋めて貰う為に後藤さんのお宅にお邪魔する。週末だからなんとなくお土産のチーズケーキは4つにした。もしかしたら、後藤さんの彼氏のまさくんもいるかもしれない。「周ちゃん、後藤さん家は家じゃないからね!プレスルームだから。」家までの道のりで何度も伝えた。

周ちゃんとまさくんは一度ミュージアムで会ってる。今日で2度目だからなのか会うなり色々と話し始めた。私と後藤さんはコーヒーをすすりながらチーズケーキを食べ、その会話の中から抜け出すようにソファーへと向かった。婚姻届を開くといつもの様に後藤さんはニコニコと笑ってる。達筆な字ですらすらとサインして、今朝2時間も探したのだという印鑑を押した。「人生、何が起きるかわからないね。」私だけに聞こえるような小さい声で言った。「ほんとですね。」私も小さな声で返した。17年ぶりくらいに再会した後藤さん。1回目の結婚で私達夫婦がもう手に負えないくらい最悪になってしまった時、直ぐに私の家に駆けつけてくれて、ただそっと寄り添ってくれた。こんなことってあるもんだ。もう二度と会わないかもしれなかった遠いい昔にお世話になった先輩が今の私を救ってくれた。大切なのは勿論今だけれど、人生は今日だけを見なくてもいい気がした。振り返ると、長く果てし無く続いた今日までの道のりには沢山の人の顔が見える。もう会わなくても、会えなくなったとしても、ずっと大切にしよう。今日さえ幸せならいい。今日一緒にいる人が幸せならいい。そんな事でもないのかもしれない。

怒涛の週末だった。結婚の準備、産婦人科、家探し。家に帰って、しばらく周ちゃんとソファーで話をした。ふたりともすごく疲れてる。

残りのワンタンで春雨スープ

中華 13.2,2022

とにかく疲れた。朝から天気が悪いけれど、なんだか有難い。残りのワンタンをさっと巻いて、春雨、ねぎと一緒に湯にかけて、鶏ガラスープ、オイスターソース、黒酢で少し酸っぱいスープを作った。食べる直前にラー油をかける。夜は気づいたら寝てた。

餃子とご飯

中華 09.2,2022

調子が悪い。ご飯はよく食べてるけれど、ちょっとイライラしたり、小さい事が気になったり。周ちゃんに会いたいけど、そうでも無かったりもする。ひとりだけの毎日が恋しい。もう脱げない何かを纏ってるみたいな感じがする。それは暖かいのだけど、今日みたいな日は要らない。今でも、多分、1時間後の今も周ちゃんが大好きなのだけれど、その想いの中にいる私が、何だか何だろう。煩わしく思う。

もやしラーメン

中華 08.2,2022

朝から撮影。朝はちょっと寝坊して5時半に目が覚めた。家を出るまでに資料にもう一度目を通しておきたい。梃子の散歩は10分くらいで早々にすませた。「テコ、ごめんね。今日は帰ろう。」家を出たと思ったらあっという間に夜になって、スタジオからの帰り道、タクシーでぼんやりと窓の外を見ながら帰路に着いた。今日はもやしラーメンにしよう。周ちゃんに会いたいな。家にいたらいいのに。

お風呂に入ってビールをあける。時間は20時ちょっと前。お腹が空いたな。ラーメンを作り始めた。もう2月か。何だか今さらだけど、最近また驚いてる。指輪を買ったのが11月の終わりの方。出会って2週間くらいだった。2月に出来る指輪を楽しみに待っていたけど、勝手に時間がやってきたような気もする。指輪を取りに行く日に結婚しようって決めてる。未だお店からは連絡がない。本当に私達は結婚するのだろうか。今月に私は本当に熊谷という姓になるのだろうか。

高山なおみさんの餃子

中華 07.2,2022

久しぶりの我が家。何を食べよう。うーん、餃子にしよう。キャベツの餃子は久しぶりだ。今日は夕方に卵管造影検査というのをした。きちんと精子が子宮の中を通って卵巣に到達するかっていう検査らしい。片方の卵管の通りが怪しいらしくすごく痛かった。「痛かったら言って下さいね。」「先生!痛いです。」何度か言った。

寝る前に周ちゃんとビデオ電話をして、今日の検査の話をした。病院で貰った手帳を見せて細かく説明すると真剣に聞いていた。やっぱり周ちゃんは子供が欲しいんだろう。私の身体は今のところ年齢的な問題はあるけれど、致命的な問題は無さそうな感じだった。片方の卵管の通りが良く無いかもしれないと先生に言われても別にショックじゃなかった。まぁ、そんな事もあるでしょうと思ったし、それで赤ちゃんが出来なかったとしても仕方ないよねって他人事のように先生からの診断もあっさりと聞いていた。私にとっては特別に悲しい話じゃ無い。だってもういい歳だし、今までも赤ちゃんは希望してこなかったから何一つおかしい話じゃ無い。

もし気になることがあるとするなら、周ちゃんが子供を望んでいた場合にその期待に添えないことくらい。だけど、そんな事では落ち込んだり自分を責めたりはしたくない。だってそれは私のオプションだから、もう既にフル装備してる。特別美人でもないし、お金だって必要な分しかないし、社会性も欠けてるし、直ぐに落ち込むし、誰かを嫌いになってしまう日だってある。完璧ではないけれど完全なひとりの人間だもの。


高山なおみさんの餃子
豚ひき肉 150g
キャベツ 1/8 みじん切り
ニラ 1/2束 みじん切り
ニンニク 1片 みじん切り
ごま油 大さじ1
酒 大さじ1
醤油 小さじ1/2
オイスターソース 小さじ1
餃子の皮

麻婆春雨

中華 22.1,2022

婚姻届は提出する区の役所に取りに行かなきゃいけないのかと勘違いしてた。全国共通なのだそう。「じゃあ、渋谷区役所に行かなくていいじゃん。スーパーに行く前に役所に寄ろう。」辺りはもう直ぐ夜。少しだけ夕方が残ってて何だかいい夕方って感じ。今日は午後から書き初めをして家訓を書いた。”幸せは二人分、悲しみは半分。” 嬉しい楽しい時だけじゃなくて、困った時も助け合ってみよう。お互いに過去にそれぞれ苦労があった。その時に学んだのは、自分で自分を救う術。ひとりで生きるのは強くいられるからいい。だけど、恐れずに信じて分けようって話をした。まだ付き合って直ぐの頃に。

土曜日だから時間外窓口への階段を降りた。おじさんが二人。こちらが開口する前に婚姻届を手に取ってたように思う。「二部頂けますか。」「大丈夫、間違えちゃうよね。二部入ってるよ。」何だかすごく可笑しかった。スーパーへ向かいながら、おじさんの真似をしてケタケタ笑う周ちゃん。周ちゃんはすごく大人な方だと思う。真面目だし、我慢も得意。仕事もバリバリして、周りの人に気を使う事も自然に出来るのだけど、実は結構子供っぽい。なんなら私よりもそうかもしれない。ずっとおじさんの事で嬉しそうに笑ってる。あのおじさん、そんなに面白かった?婚姻届を貰ってそんなに嬉しい?何だか今にもスキップしてしまいそうな笑顔の周ちゃんが可愛くて仕方ない。

食後にお茶を飲みながら婚姻届を眺める。「何だか、ドキドキするよ。」と、私。「いつ書く?周ちゃん、いつ書く?」「今、書こう!」周ちゃんはシャーペンで下書きを始めた。私は面倒くさいから、どうせ二部あるしとボールペンで書き始めた。せっかくだから下書きしてる周ちゃんを携帯で動画を撮ろう。「携帯の動画もさ、いつか何十年後は見られなくなるよね。」「そうね〜。」話半分の周ちゃん。「デバイス問題って何なんだろうね〜。」「ね〜。」真剣に書いてる。また名字が変わる。次は熊谷。仕事の活動名を下の名前にしておいて本当に良かった。印鑑も屋号も全部、よしみにしてる。名字が服を着替えるみたいに簡単に変わってしまっても大丈夫。対策は万全。私のアイデンティティはもう二度と崩壊させない。

水餃子
春菊 みじん切り
レンコン みじん切り
豚肉
ごま油


麻婆春雨
春雨100g 2、3分で湯がいて水を切っておく
豚挽肉 200g
C ネギ1/2、にんにく、生姜 大さじ1をみじん切り
ごま油 ひと回し、ホワジャオ 大さじ1
A 紹興酒、豆板醤 大さじ1
B 甜菜糖小さじ2、中華だし小さじ1、水1カップ、醤油大さじ3

Cを炒め、肉を入れてさらに炒めて、Aを入れて炒める。
Bと春雨を入れて水分が飛ぶまで火にかけて、最後にごま油とホワジャオをかける。

塩豚のホワジャオスープと焼いた卵

, 冬の料理, 中華 19.1,2022

今日はスッキリと目が覚めた。やっぱり早寝早起きはいい。昨晩は周ちゃんと電話しなかった。周ちゃんとの時間も楽しいけれど、やっぱり私の時間が好き。外は未だ暗いままで朝はしばらく来なそう。白湯を飲みながら色々を進めた。気づいたら9時過ぎ。慌てて支度をして駒沢公園へ映像の編集で使う為に空を撮りに出かけた。公園に着く頃には白い雲が辺り一面に広がってる。あーあ、なんだよ。帰ろう。

帰り道に松陰神社の商店街にあるお花屋さんへ寄った。店番をしてるお爺ちゃんを見る度に近所のフォトグラファーの渉さんがお爺ちゃんの話し方のマネするのを思い出してちょっとおかしくなる。「チューリップ下さい。すみません、一本でもいいですか?」「いいよ〜。150円ね。」チューリップの札には200円と書かれてるけど、いつものように少しまけてくれた。「この花、ちょっと短いの。いる?三本あげるよ〜。チューリップにはちょっと合わないけどね〜。」結局、4本の束のお花を抱えて家路に着いた。紫色の綺麗なお花。名前を聞いたけど忘れちゃった。何だか可笑しいな。

帰り道はインド人がやってる肉屋の通りを入って小さな公園の裏を通るのがお馴染みのコース。そして真っ直ぐと通りを家の方へと向かう。この道も何回歩いたんだろう。少しでも家が華やぐようにとお花を買い始めたけど、寂しいとか怖いとか不安だとか、私が1年の間に落としてきた色々がまだこの通りに残ってるみたいで少し頬が冷たく感じた。

帰宅して昼食を食べながら姉と電話をした。兄の事だとか、結婚とか夫婦とか、色々な話をした。最近姉がハマってる後ろ歩きについての話もした。「後ろ歩きで坂を登るのが超難しいんだけどさ、頑張って登り切るでしょ。最近は登れるようになってね。それで前へ向いて歩くと、すっごく楽に歩けるんだよ!」「あっちゃん。それは後ろ歩きしてたからだよ。」「違うよ!超歩きやすいんだってば。すっごく快調なんだよ。色々が。」姉の事はよく知ってるけれど、沢山の事をまだまだ知らない。とりあえず嬉しそうだからいいや。とにかく沢山笑った。それから、結婚がいいもんじゃ無いって話もした。うん、これから二度目の結婚をしようとしてるけれど、そう思う。結婚はいいもんじゃ無い。

兄は幸せだったと思う。どうして元気が無いのか姉は少し聞いてるようだったけれど、結局姉妹の推測でしかない。ただ、姉も私も結婚に苦しんだことがあるから、その虚しさが少しでも想像できる気がした。妻になる。夫になる。父になる。母になる。役を担うのは簡単。どうにかして頑張ればいい。だけど、難しいのは役に自分が喰われないようにすること。頑張れば頑張ってしまうほどに喰われていく気がしてる。嬉しい楽しい苦しい悲しい、色々な時の自分が気づいたらどんどんムシャムシャと。いいよって言ってないんだけど、家族が夫が妻も一緒になって食べてる。誰も意地悪してやろうなんて一切思ってないし、それって生きる為に必要だったりそうじゃなかったりなんだけど、私の栄養が私が生きる為のそれが気づいたら底をつくまで喰われていく。「お腹空いたから今すぐ何か作れる?」「ご飯もう作らないでいいよ。作ってなんてお願いした?」「全部別々でいいから。好きにさせて。じゃなきゃ離婚でいい。」「今日は早く帰れるから一緒に食事しよう。」「お土産に醤油買ってきたよ。」家に居たり居なかったりがよくわからない元夫の口から出る言葉は全くよく理解出来なかった。抱きしめられたり突き飛ばされたり。とにかく私を蝕んでいった。あの頃の私は何を担っていたんだろう。今でもよくわからないけれど、戸籍には妻だったと書かれてる。

電話を切ってから少し考える。姉はしばらく一人で生きたいって言ってた。誰かを想うことで自分を失ってしまう時間が来るのはもう嫌だって。私もそう思う。だから誰かと一緒になりたいとは思わない。結婚はするけど、ずっと別々でいたい。周ちゃんが家族の何かを担おうとしたり、それで苦しんでしまったりしたら、どうかここから離れて下さいとお願いしようと思う。離れて欲しく無いけど、切り離された場所は露わになって私は生きづらくなるかもしれないけど、それでもいい。それがいい。

塩豚と大根のスープ 按田餃子の按田さんのレシピ
塩豚 [豚肉に5%の塩を揉み込んで数日冷蔵庫で寝かせる]
大根
生姜
花椒

焼餃子

中華 22.11,2021

「月曜日は振替休日にしようかな。」結局、周三君は火曜日まで泊まる事になった。「午後に三本打ち合わせがあるから、終わったらスーパーへ行こう。」周三君は、振替休日だと言ってたのにダイニングテーブルでずっと打ち合わせをしてる。私は自分のデスクで納品作業を進めた。少し離れた所に彼が見える。いつもよりもディスプレイにずっと近づいて彼の顔が見えないようにした。

「夕飯に餃子はどう?」満面の笑みで承諾する周三君。彼がよくする子供みたいな素直な反応にいちいち心が踊る。可愛いな。お風呂に入ってビールを飲みながら一緒に餃子を巻いた。何の話をしてたんだろう。よく覚えてないけどずっと楽しかった。周三君は学芸員という仕事をしてる。だけど、そんな話は殆どなくて、22、23才の頃に二丁目のゲイに世の中の酸いも甘いもを教えてもらったとか、アイヌのウポポイの研究での刺青の話だとか、沢山の話を子供を寝かしつける親みたいに優しく話してくれる。だから、いつどこでどんな話をしたか覚えてないくらいに、いつもとにかく楽しい。そうして、何だか覚えてないけど沢山笑った話の中で、私が不意に「そう言えばさ、何か言う事なかったっけ?」って意冗談混じりで聞くと、餃子を手に持ったまま真剣な顔でプロポーズをしてきた。「これは歴史に残るね!」嬉しそうに笑ってる。何だか色々が目まぐるしくてよくわからなかったし、数日前のLINEでのプロポーズの事も話半分にしておこうと思ったけど、この人となら何だか幸せになれそうな気がした。

お土産のラーメン

中華 10.11,2021

お昼はアキチャンがお土産にくれた棒ラーメン。シンプルに卵だけおとした。

午後はふみえさんのアトリエへ。写真を撮って、打ち合わせをした。ふみえさんとの会話は楽しい。ずっと話が尽きない。新しく買った食器棚が可愛かったな。

帰り道、渋谷駅の乗換で後ろ姿が亡くなった友人に似ている女性を見かけた。しばらく目で追いかける。黒髪のショート、身体の線が細くて、肩がゴツゴツしてる。ゆったりとしたパンツをお洒落に着こなして、静かに歩く。名前を呼んだら満面の笑みで振り返るんだと思う。

私が知っている限りだと、あの子が人生の最後にセックスした人は彼女が好きな男だった。見えなくなっていく女性を見ながら不意にそんな事を思い出す。彼は彼女がこの世界からいなくなった事を知ってるんだろうか。

一人になってもうすぐ一年。こないだアキチャンが「大丈夫だよ。」って、男性への不信感を払拭出来ない私に言った声がすっと身体の中に入ったまま、今も胸のところにじんわりとある。

もやしラーメン

中華 07.11,2021

今日は編集のアキちゃんと自由が丘で仕事。アキちゃんに会うのは一年ちょっとぶり。最後に会ったのは、夫が帰らない家で餃子会をした夏の暑い日。あの時は、誰かが家に来てくれるだけで、生きてる実感が湧いたように思う。会っていない間に色々な事が起こったけど、あまり話さなかった。

アキちゃんは2年前に離婚してる。初めてアキちゃんと代官山でお茶した日にアキちゃんの会社の近くで話してくれた。「あっという間だったけど長い一年だったよ。」撮影が終わってお昼を食べに行く途中に私が言った。アキちゃんは離婚したあとに日常がちゃんと戻ってくるまで、どれだけ長い年月がかかるのかを知ってる。この1年の事を詳しく話さなくても、何となく大体はわかってたみたいだった。だから、とくに聞いてこないし、私も言わない。

遅い昼に蕎麦を食べながらビールを飲んだ。アキちゃんはいつも明るくて元気だけど、今日は何だか穏やか。色々な話をして、最近の話を聞いて、今付き合ってる人の話も聞いた。恋多き女は、色々を清算し、たった一人の男にゾッコンなのだそう。彼との馴れ初めや、どんな人なんだとか、仕事は何をしているとか、もう一杯お酒をお代わりして色々とお喋りした。芸能活動していた元夫の事をすごくリスペクトしてるけれど、悪い部分もちゃんとわかってる。今の彼にしか無いものが自分にとって必要。アキちゃんの言葉は私の心の声みたいに聞こえた。

「今までずっと陰を持った人とばかり付き合ってきたけれど、今は明るい人がいいんだよね。」

カウンセリングで愛の新定義についての宿題があって、ここ一ヶ月ずっと考えている。最近ようやく答えが見つかった。それは “明るい人”。アキちゃんも話していた明るい人。それは場を和ませるとか、面白い話ばかりするとか、元気な人っていう意味じゃない。生き方が明るい方向へ進んでいる人。それは私と一緒だった。

離婚をしたら沢山恋をしてやると離婚当初は思っていたけれど、愛していた夫と離婚をして簡単に誰かと恋になんて落ちる事が出来ないまま、あっという間に時間だけが過ぎて1年。心はようやく過去から引き剥がされて今を生き始めてる。アキちゃんに今日会ったのは必然だったのかもしれない。幸せそうに話すアキちゃんと一緒にいる時間がすごく幸せだった。それに、笑顔がとても可愛かった。帰り道「今日、よしみちゃんと会えて本当に良かった。」ってアキちゃんが言った。結局最後まで色々は喋らなかったけど、やっぱりアキちゃんは色々がわかってるんだろう。バイバイしてからも、電車の中でしばらくLINEをした。次はアキちゃんの彼と三人で飲もうねって。

ニラ麺と麦酒

中華 13.6,2021

気持ちのいい夕方が続いてる。
昨日から作品をまとめ始めた。一気に年末にまとめたのだけど、見返したら酷いものだった。泣ながらやったから。本当に苦しかったな。歯を食いしばりながらまとめてたと思う。自分の書いた文章を読んで、自分の撮った写真を見て泣いて、淡々と黙々とそれを繰り返しながら作り続けるって、なんてシュールな年末年始。今となってはちょっと笑えるかも。


ほうれん草の水餃子

中華 10.6,2021

仕事から帰って、荷物を置いてスーパーへ直行。ビールと納豆を2パック買って帰宅。お風呂にざぶんと入り、梃子にご飯をあげる。片手にビール、片手にパリのマユミちゃんからの手紙を持ってベランダへ。段々と薄暗くなる夕方の中でぐびぐびと飲む麦酒。最高に幸せ。文通を始めてから、クリスマスの朝みたいな日が毎月やってくる。なんて事のない日々の話を綴ってるだけなのに、何だか特別。お互いに必ず日付を書いてる。メールをしたら直ぐだけど、手紙を書くと東京とパリの物理的な距離がどれだけ遠いいのかって事がよくわかるし、私達がそれぞれ暮らしてる今日がどれだけ別なのかって事を知らされる。それは個人的な事も社会的な事も色々。あまりに色々。誰かに決められた時間の中で私達は暮らしてるけれど、もしかしたら違うのかもって思える今や未来や過去を自由に行き来出来るこの文通がとても気に入ってる。ポストから受け取った手紙をワクワクしながら開封する。今日はelder berryのお茶が入ってた。私は前に味付け海苔を送った事がある。前回は5年前くらいにパリで撮った写真を送った。マユミちゃんがシッターしてたファミリーの子供の写真。

手紙に、”6月1日、誕生日が来たよ”って書いてある。10日前の今日のパリで彼女は誕生日を過ごしたんだ。とても嬉しい。すごく幸せな気分。メッセージで「おめでとう」と、「嬉しい」って送った。後はまた手紙に綴ろうと思う。

昼に姉からマルコスの卒業式の写真が送られてきた。家族で笑顔の写真。あ、姉は幸せの回収が始まったなって。電車の中で、目がじんわりした。嬉しい。すごく嬉しい。二人姉妹揃って聞いた事が無いような悪夢を見た。酷い現実に「お前らなんなんだよ!」って兄が愚痴をこぼしたのが今年の初め。私を救ってくれたのは兄でもある。家族みんなでもある。本当に兄の言う通り、死霊のはらわたに呪われた姉妹。そろそろ呪縛から溶けてきたかな。

撮影のちょっと前、早く到着して時間を潰してたら姉からLINE。「最近さ、脳と対話してるんだよね。トレーニングしてる。」「どう言う事?」「今、よしみの脳はどこにいる?」「今、高尾の方。」「それは感情ね。」「いいえ、今高尾にいて、お腹が痛い。撮影前なのにお腹がゴロゴロ。」「感情が言ってるから無視して。」「だから、私は今高尾。」「お腹は痛く無い。絶対に大丈夫。」「ありがとう。トイレに行ってくる。」

私も実は最近、脳のトレーニングをしてる。姉が読んでる本とは別だけど、感情をコントロールする事をしてる。姉は感情は悪いって言う本を読んでいるらしい。それにしても、アメリカは沢山の知識がある。何か一つの事でも膨大に文献があって、こっちには片手くらいしか無かったり、古かったり。沢山の人が生きている国なんだなって感じる。お互いに別々の場所で、同じような事を考えながら、全然違う世界で感情と脳のトレーニングをしてる。

残り物丼

中華 09.6,2021

暑い。暑くて最高。
だけど日中の部屋の中はヌメッとしてて眠くなる。今日は朝からクーラーを入れてみる。身体が間違って11時になる前にランチを食べ始めた。嗚呼、美味しい。残り物ってなんでこんなに美味しいんだろう。トウモロコシの炊き込みご飯に、揚げ茄子と蛸の和え物、ジャスミン茶の煮卵。温かいご飯に冷たいおかず。しみしみおかず。パクパク食べて、午後はテスト撮影。明日はちょっと遠くにパンを撮りに行く。

ジャスミン茶の煮卵
半熟に茹でた卵
ジャスミン茶葉
水 1カップ
醤油 1/2カップ
砂糖 大さじ2
お酢 大さじ1
八角 1個
シナモン 1片
ホワジャオ 小さじ1



豚のワンタン

中華 07.6,2021

今日は家の近くで撮影。憧れの料理家、大先生のアトリエでの仕事だった。ADのシミルさんと一緒だったから、気持ちはリラックスしてる。だけど、やっぱりどこか緊張。自然光を活かしたかったけど、ライティングを少しだけ使うことにした。

料理が簡単そうに見える。切る、煮る、混ぜる。所作がすっとしてる。長年キッチンに立って淡々と料理を続けてきたのだなぁ。惚れ惚れと見てた。撮影は予定より2時間早く終わった。暑い。アトリエを出ると強い日差し。夏の強い太陽。

帰ってお茶をして、作業を始める。マウスを握りながらうとうと寝てた。あ、寝よう。ベッドにテコと一緒に横になるとあっという間に夕方。1時間くらい寝たのかな。何だか沢山夢を見た。幼馴染が電話で怒ってた。初めて彼女が怒るところを見たけど、これ、あのトラウマだ。彼女は怒らないし、怒られるような事はしてない。半年前に仲が良かった友人が私にした事。きっと脳がリプレイしてるだけ。あの時の突き刺さった何かが今も刺さったままなんだろう。また眠りについて1時間くらい経った頃に目が覚める。今度は元夫が出てきた。内容は覚えてない。どちらにせよ怖い夢を二つ見た。

ぼんやりした身体でサミットに行ったけど、これって物が見つからない。安くなってた豚の挽肉と酎ハイを買って帰宅。冷蔵庫にあるワンタンの皮があったな。そうだ、ワンタンを作ろう。

先生、すごく素敵だった。帰りにシミルさんと話してたけど、素敵だから人気の先生なんだよねって。私達が若い時は大人が怖かったし、怖い事をされた経験がある。それは当たり前で、中には修行だからと言って暴力を振るわれていた人もいた。上司や師匠や先輩は神様みたいに何でもしていい存在みたいで、嫌な経験を機に業界や仕事を辞めたっていう話も聞いた事がある。昔は仕事や会社を辞める事は良いイメージが無かったから、我慢して働き続ける人が多かった。私も一度、正社員で入った制作会社である時いきなり減額。その時は徹夜で帰らない日も続いてた。理由がよくわからなかったので私はブチ切れた。だけど、社長が言うなら仕方ないよねっていう社内の雰囲気もあって、一人で行政に相談しに行き、後から社内の経理のおじさんに「君はなんて事をしてしまったんだ!」と小言も言われた。私を軽蔑する目をよく覚えてる。今思うと、会社っていう場所が合わなかった理由は仕事じゃなくって人間関係だったんだろう。誰が嫌とかじゃない。一人で解決をする事も出来ない人間的にも未熟な私はその会社をとっとと辞めて、写真の世界に行く事に決めた。あれから11年。短いような長いような。

色々とあるけど、みんなどんな人もそれぞれに世界も社会も色々とあるけど、やっぱり私は怖いの全てが厭。怖い世界きらい。怖い反対!とは言わないけど。アンチ怖い。素敵な人がいる世界が好きです。