カテゴリー: 中華

ニラ麺と麦酒

中華 13.6,2021

気持ちのいい夕方が続いてる。
昨日から作品をまとめ始めた。一気に年末にまとめたのだけど、見返したら酷いものだった。泣ながらやったから。本当に苦しかったな。歯を食いしばりながらまとめてたと思う。自分の書いた文章を読んで、自分の撮った写真を見て泣いて、淡々と黙々とそれを繰り返しながら作り続けるって、なんてシュールな年末年始。今となってはちょっと笑えるかも。


ほうれん草の水餃子

中華 10.6,2021

仕事から帰って、荷物を置いてスーパーへ直行。ビールと納豆を2パック買って帰宅。お風呂にざぶんと入り、梃子にご飯をあげる。片手にビール、片手にパリのマユミちゃんからの手紙を持ってベランダへ。段々と薄暗くなる夕方の中でぐびぐびと飲む麦酒。最高に幸せ。文通を始めてから、クリスマスの朝みたいな日が毎月やってくる。なんて事のない日々の話を綴ってるだけなのに、何だか特別。お互いに必ず日付を書いてる。メールをしたら直ぐだけど、手紙を書くと東京とパリの物理的な距離がどれだけ遠いいのかって事がよくわかるし、私達がそれぞれ暮らしてる今日がどれだけ別なのかって事を知らされる。それは個人的な事も社会的な事も色々。あまりに色々。誰かに決められた時間の中で私達は暮らしてるけれど、もしかしたら違うのかもって思える今や未来や過去を自由に行き来出来るこの文通がとても気に入ってる。ポストから受け取った手紙をワクワクしながら開封する。今日はelder berryのお茶が入ってた。私は前に味付け海苔を送った事がある。前回は5年前くらいにパリで撮った写真を送った。マユミちゃんがシッターしてたファミリーの子供の写真。

手紙に、”6月1日、誕生日が来たよ”って書いてある。10日前の今日のパリで彼女は誕生日を過ごしたんだ。とても嬉しい。すごく幸せな気分。メッセージで「おめでとう」と、「嬉しい」って送った。後はまた手紙に綴ろうと思う。

昼に姉からマルコスの卒業式の写真が送られてきた。家族で笑顔の写真。あ、姉は幸せの回収が始まったなって。電車の中で、目がじんわりした。嬉しい。すごく嬉しい。二人姉妹揃って聞いた事が無いような悪夢を見た。酷い現実に「お前らなんなんだよ!」って兄が愚痴をこぼしたのが今年の初め。私を救ってくれたのは兄でもある。家族みんなでもある。本当に兄の言う通り、死霊のはらわたに呪われた姉妹。そろそろ呪縛から溶けてきたかな。

撮影のちょっと前、早く到着して時間を潰してたら姉からLINE。「最近さ、脳と対話してるんだよね。トレーニングしてる。」「どう言う事?」「今、よしみの脳はどこにいる?」「今、高尾の方。」「それは感情ね。」「いいえ、今高尾にいて、お腹が痛い。撮影前なのにお腹がゴロゴロ。」「感情が言ってるから無視して。」「だから、私は今高尾。」「お腹は痛く無い。絶対に大丈夫。」「ありがとう。トイレに行ってくる。」

私も実は最近、脳のトレーニングをしてる。姉が読んでる本とは別だけど、感情をコントロールする事をしてる。姉は感情は悪いって言う本を読んでいるらしい。それにしても、アメリカは沢山の知識がある。何か一つの事でも膨大に文献があって、こっちには片手くらいしか無かったり、古かったり。沢山の人が生きている国なんだなって感じる。お互いに別々の場所で、同じような事を考えながら、全然違う世界で感情と脳のトレーニングをしてる。

残り物丼

『わたしを選んでくれる人』 " 雑誌の企画で綴り始めた日記 ", 中華 09.6,2021

暑い。暑くて最高。
だけど日中の部屋の中はヌメッとしてて眠くなる。今日は朝からクーラーを入れてみる。身体が間違って11時になる前にランチを食べ始めた。嗚呼、美味しい。残り物ってなんでこんなに美味しいんだろう。トウモロコシの炊き込みご飯に、揚げ茄子と蛸の和え物、ジャスミン茶の煮卵。温かいご飯に冷たいおかず。しみしみおかず。パクパク食べて、午後はテスト撮影。明日はちょっと遠くにパンを撮りに行く。

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『わたしを選んでくれる人』6月10日 ” 雑誌の企画で綴り始めた日記 “
夕方に恵比寿のクニオさんからLINE。「暑いね。汁だくだよ!」「何がですか?」「汗だくだよ!」「そんな使い方していいの?」「ええよ!」シンプルでいいけど、何が言いたかったんだろう?何も聞かずにスーパーへ買い物に行く事にする。LINEはここで終了。

雅楽の方に思い切って聞いてみる事にした。きっと100万回聞かれてるだろう質問。聞きたかったけど、101万回目を答えさせるのは申し訳ないと思って聞かなかった。けど今日聞いた。「平日は練習ですか?」「はい。練習です。舞の練習もします。練習も仕事の一つで、一応お給料も出ます。伝統文化に守られた仕事なので大変有り難いです。」「舞もするんですね!!」こりゃ本物だ!と想像通りの答えに一人微笑む。もう一人34歳の会社員とやり取りを始める。スケボーに乗ってる。可愛じゃん。何だか年齢が上の方が多かったから新鮮。喫茶店で朝食を食べるのが休みの日の楽しみなんだそう。可愛じゃん。

このアプリを初めたのは確かGWあたり。100人位やりとりした気がする。昨日は二人ほど知人を発見。一人は15年前くらいに職場が一緒だった人。彼は写真が好きだったからか、直ぐに仲良くなった。仕事が広告ってなってる。仕事はいつも曖昧で直ぐにやめちゃう人だったな。彼の撮る写真も曖昧な写真だった。怪しいなぁ。勿論、マッチングはしないでおく。さよなら、過去の友人。
ジャスミン茶の煮卵
半熟に茹でた卵
ジャスミン茶葉
水 1カップ
醤油 1/2カップ
砂糖 大さじ2
お酢 大さじ1
八角 1個
シナモン 1片
ホワジャオ 小さじ1



豚のワンタン

中華 07.6,2021

今日は家の近くで撮影。憧れの料理家、大先生のアトリエでの仕事だった。ADのシミルさんと一緒だったから、気持ちはリラックスしてる。だけど、やっぱりどこか緊張。自然光を活かしたかったけど、ライティングを少しだけ使うことにした。

料理が簡単そうに見える。切る、煮る、混ぜる。所作がすっとしてる。長年キッチンに立って淡々と料理を続けてきたのだなぁ。惚れ惚れと見てた。撮影は予定より2時間早く終わった。暑い。アトリエを出ると強い日差し。夏の強い太陽。

帰ってお茶をして、作業を始める。マウスを握りながらうとうと寝てた。あ、寝よう。ベッドにテコと一緒に横になるとあっという間に夕方。1時間くらい寝たのかな。何だか沢山夢を見た。幼馴染が電話で怒ってた。初めて彼女が怒るところを見たけど、これ、あのトラウマだ。彼女は怒らないし、怒られるような事はしてない。半年前に仲が良かった友人が私にした事。きっと脳がリプレイしてるだけ。あの時の突き刺さった何かが今も刺さったままなんだろう。また眠りについて1時間くらい経った頃に目が覚める。今度は元夫が出てきた。内容は覚えてない。どちらにせよ怖い夢を二つ見た。

ぼんやりした身体でサミットに行ったけど、これって物が見つからない。安くなってた豚の挽肉と酎ハイを買って帰宅。冷蔵庫にあるワンタンの皮があったな。そうだ、ワンタンを作ろう。

先生、すごく素敵だった。帰りにシミルさんと話してたけど、素敵だから人気の先生なんだよねって。私達が若い時は大人が怖かったし、怖い事をされた経験がある。それは当たり前で、中には修行だからと言って暴力を振るわれていた人もいた。上司や師匠や先輩は神様みたいに何でもしていい存在みたいで、嫌な経験を機に業界や仕事を辞めたっていう話も聞いた事がある。昔は仕事や会社を辞める事は良いイメージが無かったから、我慢して働き続ける人が多かった。私も一度、正社員で入った制作会社である時いきなり減額。その時は徹夜で帰らない日も続いてた。理由がよくわからなかったので私はブチ切れた。だけど、社長が言うなら仕方ないよねっていう社内の雰囲気もあって、一人で行政に相談しに行き、後から社内の経理のおじさんに「君はなんて事をしてしまったんだ!」と小言も言われた。私を軽蔑する目をよく覚えてる。今思うと、会社っていう場所が合わなかった理由は仕事じゃなくって人間関係だったんだろう。誰が嫌とかじゃない。一人で解決をする事も出来ない人間的にも未熟な私はその会社をとっとと辞めて、写真の世界に行く事に決めた。あれから11年。短いような長いような。

色々とあるけど、みんなどんな人もそれぞれに世界も社会も色々とあるけど、やっぱり私は怖いの全てが厭。怖い世界きらい。怖い反対!とは言わないけど。アンチ怖い。素敵な人がいる世界が好きです。

麻婆豆腐

中華 28.5,2021
麻婆豆腐
絹ごし豆腐 1丁
豚ひき肉 100gほど
酒 大さじ1
ニンニク・生姜 微塵切り 大さじ1
ねぎ 1/3
豆板醤
味噌 大さじ1
醤油 大さじ1/2
砂糖 大さじ1/2
水 150ml
片栗粉・水

ご飯と麻婆豆腐

中華 10.5,2021

どうしてそうなったのか全く覚えてない。ある時、麻婆豆腐に醤油でもオイスターソースでもなくてナンプラーを入れた。いつもなら花椒をしっかり入れてピリッとさせるのが私の定番だったのに、池尻大橋の食卓で見た元夫の顔が過ってやめた。最近、何だか料理のレパートリーがぐんと増えたように思う。逆を言えば、よく作っていた料理を作らなくなった。いい事だ。思い出したく無い思い出なんて捨ててやれ。沼の底から這い上がってこれなくなるくらいに、新しい料理達で食卓を賑わせてやる。死ぬ間際、いや棺桶に入ってからだって絶対に思い出させない。

さっぱりしてる麻婆豆腐が新鮮で何だかこのレシピが気に入ってる。元々は栗原さんのレシピで、それをアレンジしたもの。明日はこれで麻婆麺にしよう。

夕飯は一昨日に作ったアジアンカルパッチョの残りのタレに、生しらすと刻んだ青唐辛子、パクチーを和えたもの。これまた最高だった。毎日ごはんを作っては食べる。当たり前なんだけど、毎日毎日、当たり前を繰り返してる。飽きる事は無いし、このキッチンもこの部屋もこの街も安全で大好きだ。安全最高。とにかくホッとしてる。激減してしまった仕事の事を考えると、ちょっと落ちこむけれど、考えたって無いものは無い。とにかく今はホッとしよう。

麻婆豆腐
絹豆腐 2丁 さいの目にカット
豚こま 100g、荒く切る
ネギ 1/4本、みじん切り
ピーマン 2個、細かくカット
ニンニク 1片、みじん切り
生姜 1片、みじん切り
ナンプラー 大さじ1
豆板醤 大さじ1/2
ごま油
鶏がらスープの素 小さじ1

水 1カップ
片栗粉
塩・胡椒


アジアンカルパッチョの残りのタレ
新玉ねぎのスライス
檸檬汁
オリーブオイル
ナンプラー

水餃子

中華 02.5,2021

昼からイマムとうちで仕事の打ち合わせをして、午後からみんなが家に来る。今日は餃子パーティ。ゆうちゃんカップルは歩いて5分、みっちゃんは歩いて10分、イマムは歩いて20分。近所に友達が住んでるってありがたい。遠くへ行かなくても、大皿に盛った餃子を皆でつつくだけなのに最高に楽しい。気づいたら辺りは真っ暗で夜になってた。

たわいもない話をしながら、円卓でみんなで笑って、どうでもいい事であーでもないこーでもないってビールをまた一缶と空ける。俳優をしてるゆうちゃんと好人くんは、お芝居の話とかでちっちゃく言い合ってる。好人くんのジェラシーはゆうちゃんが好きだからで、それが可笑しくって、見ていて温かい気持ちになった。たぶん、私だけじゃない、イマムもみっちゃんも、恋が始まる時間を思い出してたと思う。

20時くらい。みんなが帰った。食卓の上でまだ言葉が弾んでるみたいに見える。私の中で、失くしたい記憶と失くしたくない記憶がミックスしてる。何も感じたく無かったからお風呂に入って早々にベッドへ入った。

今日は当たり前の毎日の事を思い出した。

水餃子
小松菜を細かく刻んでの塩もみしたもの
塩豚をミンチにしたもの
鶏ガラを炊いたスープ
ごま油
胡椒

海老と蓮根とパクチーの春巻

中華 18.4,2021

ここ数日、朝風呂にハマってる。むくっとベッドから起きて、湯船に直行。そのまま目を閉じて5分瞑想。そして、ザバーっと風呂から出る。これが最高に気持ちがいい。朝にお風呂に入るなんて何だか贅沢。せめて休日だけにしようって思ったけど、別に平日にやったっていいじゃん!って自分に文句を言って強行中。

午前は何をしてたんだろう。ベランダでホット麦茶を飲みながらぼーっとして、毎朝のルーティン、ベランダ菜園の新芽チェック。それから薬局に行って、掃除をしたかな。それで、ミントティーを入れて、料理本を何冊もテーブルに広げ、チョコレートドーナツを食べた。朝食をさっき食べたばかりなのに、美味しかったな。さ、いよいよやろう。納品作業。って思ったけど、眠い。本とブランケットと梃子を抱えてソファーに落ちた。大体、12時あたりからソファーが我が家のベストスポットとなる。光が暖かくて気持ちがいいな、陽だまりでゆらゆらしてたら、あっという間に寝てた。起きてすぐ、用事がある事を思い出して姉に電話をした。

「今日は夕寝してた。だから今は眠くない。」姉が言った。窓を開けて、床に寝転びながら電話する。オレンジ色のレースのカーテンが風になびいてる。2時間くらい話してたかな。結局、用事を伝えるのを忘れて電話を切った。「本当に何やってたんだか。」これが今日のテーマだった。悲しい事も、辛い事も、苦しい事も、馬鹿野郎な自分の事も、過去のトラウマを一つも隠さないで思いっきりに話せるってありがたい。それに、お互いに怪奇な経験をしてしまった事が幸か不幸か、大抵の酷い話はすんなり聞ける。もし、私のストーカーがいたとして、部屋に盗聴器をつけてたら、きっと今頃恐怖の渦中。超ハードな話をして大笑いしてる姉妹。想像するだけでホラーすぎる。

今日はデスクに座るのをやめよう。さっき電話で約束した新しい曲を早速じゃんじゃん仕上げてくれて、LINEに送られてくる。流れるメロディーがいい感じ。蓮根を叩こう!サミットに走り海老と蓮根と春巻を買う。陽が暮れる前に春巻を揚げよう。そして、バスルームに陽が無くならないうちに湯に浸かろう。

何も無い毎日が幸せ。過去は拭えないけど、幸せが前からどんどんやってくる。だけど、週末にはPMSが襲来する。来なくていいんだけどな。

海老と蓮根とパクチーの春巻
海老
蓮根
パクチー
春巻の皮
エビを洗う用の塩と片栗粉
タレは檸檬、豆板醤、ナンプラー、砂糖を混ぜたもの。

豚とニラのワンタン

中華 16.4,2021

三茶におつかいに行ってミスドと花とワンタンの皮を買って帰る。夕飯は久しぶりのワンタンにする。ついつい餃子の皮で水餃子にしてしまうけれど、ワンタンの薄皮ってやっぱり美味しい。何十個食べたんだろう。食べても食べても美味しかった。困ったな、この底なし沼みたいな食欲。毎日が楽しくなってきたら、ご飯が美味しくて仕方ない。姉も最近は元気そうで2日か3日に一度は電話が来る。テンションは勿論、マックス。たいがい、食べ過ぎた話をしてる。BBQ食べ過ぎて気持ち悪かったとか、失敗した大量のクレープがただのパンケーキみたいと不評だし不味くて気持ち悪かったとか。あそこの家族はいつもご飯にファックしてる。

今年が始まって少し経ち、私が少しずつ元気を取り戻してきた頃に、姉はぐんと落ち込んだ。裁判の判決が出たのが年末。安心してクリスマスを送れるねって喜んでいたのは束の間、12月31日にひっくり返すような事件が起きて、日本の元旦に全てが終わった。正月の食事の準備をしながらハンズフリーで姉の話を聞いた。3年間の裁判に耐え、あれだけ心身共にボロボロだったのによくやったと思う。信じられないような話だった。だけど、その1ヶ月後、憔悴しきった姉がいた。

「とにかく何でもいいから、毎日ピアノの曲を作ってLINEして!」何かを彼女に与えないと、このまま落ちていっちゃうと思ってとっさにお願いする。スライムが溶けて入れ物からはみ出していくみたいに姉が暗闇にだらりと落ちていきそうだった。散々に読みふけった鬱の本で学んだ事を思い出した。悪い思考が止まらない時は、手を動かしたり何かを感じる動きをするといい。頭じゃなくって体を使う。毎日、毎日、不安な音の曲が送られてくる。酷い時はフラットを転ばしたような曲がきて、こっちまで不安になった。だけど、どれもいい曲。色々な感情が込み上げて来る。それは姉を想ってだけじゃない。音楽ってやっぱりいい。

毎日じゃなくても何となく数ヶ月と続けていくうちに、ワルツっぽいものとか、リズムが弾くような曲が増えてくる。ある日に、私が遊びで撮ってる映像に姉の曲をはめ込んでみたら、何だか面白くって、今では姉妹のルーティンとなった。

「ちょっとワルツっぽいのやって。」とLINEしたら、電話が鳴る。「今ね、ちょっとワルツで曲を弾き始めたら、部屋にいるヘレナから電話がかかってきて、”それはパクリだから。”って日本語でダメ出しが入ったよ。」どうやら映画の曲に似てたみたいで怒られたのだそう。二人で大笑いした。

ワンタン
豚ひき肉 100g
生姜のみじん切り
ニラ 1束
塩・胡椒
胡麻油
豆豉の入ったラー油

麻婆豆腐

『わたしを選んでくれる人』 " 雑誌の企画で綴り始めた日記 ", 中華 27.3,2021

午前は料理家のエダさんの写真を撮りに渋谷へ行く。いつも明るくて素敵な人。それに聡明。一緒にいて楽しい人って、ホッとするな。エダさんとはもっともっと色々とお喋りしてみたい。会うたびに思う。帰宅してポストを開けると、ビビッドピンクの封筒を見つけた。マユミちゃんからだ。一ヶ月前にパリから送られた一通の手紙。一ヶ月どこにいってたんだろう。時間の間に落ちたね、なんて話てたけど、ようやく来てくれた。手紙とカードとペンを持って近所の喫茶店に行く。窓辺の陽の当たる席が空いてた。嬉しい、ひとり特等席。白ワインを頼んで何度も手紙を読んだ。いつの日か私が言った言葉が中々いいって書いてある。”ネガティブであっていい、ネガティブも抱きしめて、無理にポジティブでいる必要はない”って。マユミちゃんが元気がない時にかけた言葉なのかな。覚えてなかった。

昨日、友人に紹介して貰った方に写真を見て頂いた。正直とても落ち込んでる。多分、今の私にとってはちょっと辛かったんだろう。剥き出しな状態だから、刺激に弱い。最期の希望がまるで失くなったような気持ちになってる。元気な時なら受け入れられるような言葉も、未だ痛かった。あーあ、調子に乗ってたな。この新しい世界と私は仮縫いみたいな状態で繋がり始めたばかり。堂々と世界を歩くのはきっと早かったのかもしれない。

何度も手紙を静かに読む。手紙って本当に不思議。メールだとさっと終わってしまう言葉を何度も読み返し想像する。きちんと手の中に言葉が入るように感じる。最期の方、”あなたは遠くない未来に幸せに暮らすって、予言してる”って書いてあった。何だかな、可愛い人。人には役割がきっとあるんだろう。その人なりのやり方で世界と関わってる。まゆみちゃんはいつもこういう感じ。くすっと感じるような小さいサプライズをくれる。

私は私が言ったように、ネガティブのままでいいんだ。きっとマユミちゃんの預言が当たる日はくる。焦らない。直ぐに幸せに直ぐに元気になりたいけど、そんなに次へ次へ行こうと頑張らなくっていいんだよな。心がずっと激しくボールみたいにどこかに当たっては跳ね続けてる。疲れたな。

マユミちゃんに手紙を書いた。確か、20代前半にベルリンで買ったと思うポストカードに小さい字で、今感じてる事を丁寧に書く。今日が辛い事、手紙に救われた事、気づいたら桜が咲いていた事。2週間後のパリに、時空を超えて今日がどんな風に届くんだろう。

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『わたしを選んでくれる人』3月28日 ” 雑誌の企画で綴り始めた日記 “

あれから友達の友人の夫とマッチングしたアプリはヤメた。そこで会った書く仕事をしてるタカシさんとLINEを交換したけど、LINEはあまりしてない。なんかメッセージを頑張るのが怠い。それに夜にただいま、朝におはようなんて、見知らぬ男から四六時中アラームのようにLINEを鳴らされても困る。もう一つのアプリは何となく稼働中。山若くんの「自由にやって」という言葉を十分にはきちがえて、ただただ失礼な女になってしまった様にも思う。男の人ってロマンな生き物だから、犬を抱き抱えて微笑む女の写真にこっぱ微塵に、ざくざくと微塵切りにされたらさぞホラーだろう。今更ちょっと心が痛む。何となく既読スルーにしてる人が数人。今日まで何となくメッセージしてる人が一人。ユタカさんっていう広告関連の人。デザイナーだろうと風貌から推測。フツーのやり取りをしてる。

粕汁の作り方とか、酒を飲むかとか、お酒が不味くなる様な酒場が私は嫌いだとか、ユタカさんが自転車で飲酒運転をして転んで顔面を擦りむけたとか、そもそも飲酒運転は良くないとか、適当に気張らないメッセージをしてる。良かったらお茶かお酒でもって数日前に連絡が来て、友達に返信するみたいにOKって返した。酒場が嫌いな事に関して理由を聞かれたので、隠すのも面倒だし、元夫との離婚の原因が酒だと伝えると、自然にメッセージはいつもの様に続いた。この人は何かを経験してる人な気がする。余計な事は聞かないし言わない。こういうバランス感覚って経験して無いとわからない。子供みたいに「何でどうして?」と聞いたり、昼過ぎの主婦の様に「可哀想〜」と空の同情をかけたり、付き合いたての男が直ぐに結婚を口にする様に「俺なら君を守る」みたいな綿飴くらいやわい言葉も言わない。

麻婆豆腐
豆腐 1丁
豚こま肉 粗くみじん切り
ニンニクの芽 3本
ピーマン 2個
にんにく・生姜 1片
豆板醤 小さじ2
醤油 小さじ1
ナンプラー 大さじ1
片栗粉
鶏ガラスープ カップ1
塩・胡椒
胡麻油

キャベツの焼餃子

中華 20.3,2021

昨晩の夕飯に作った水餃子が何だかもうちょっとで、今日はキャベツの焼餃子を作った。いつもは白菜だけど、コウケンテツさんのyoutube見てたらキャベツの焼餃子が食べたくなって今日はキャベツ。鉄のフライパンはくっついて剥がれない、お陰ですっかり失敗。久しぶりにこんなに失敗したな。いい加減にテフロンのフライパンを買おう。一本だけ持ってるんだけど、兄嫁のリーチャンが結婚した時にくれたやつ。もうテフロンは剥げちゃってるのに、前の家を出る時も何だか捨てられなかった。貰った時に嬉しかったし、あのフライパンで本当に色々な料理を作ったから。捨てないで、もう一本買おう。あのフライパンは好きだから。

今さっき地震があって、大きく揺れた。嫌だなって思いながら本棚の食器が落ちないか心配して見てた。地震が起きたって仕方ないって焦らない自分がいる。変かもしれないけど平穏。怖い事に私はきっと良くも悪くも慣れた。だけど、久々に失敗した焼餃子はちょっと悲しかったかな。地震、最近また増えたかな。

餃子はお店で食べたら3皿くらいだと思う。まぁまぁ焼いた。大皿の餃子とビールを飲みながら、今日は本を開いてみる。朝ごはんの時によく雑誌を読むけど、夕飯の時に本を読むのは初めて。アシスタントをしてる時、生活ができないから週2くらい三茶の三角地帯のONSENバーで働いてた。毎日ママが変わるスタイルのバー。東京ピストルの草薙さんが経営をしてる。なんでもやっていい。ご飯をだしたければ、勝手に好きなものを作っていいし、営業スタイルも自由。強いて言えば、時々、草薙さんから夜中に連絡があって「今から行くね。」って、酔っ払い達を沢山連れてくるのが面倒だったくらい。そもそも、私は接客が苦手だったから好きな客しか入れなかった。そうしたら、一度は酔っ払って入ってきたサラリーマンに千円を投げつけられた事があって、かと思えばキャロットタワーで劇終わりの有名な俳優が遊びに来る事もあって、朝までとはいかないけど、楽しく夜が更けるまで遊んだ。そこで、今は友達となった男が、5席しかない店の片隅でいつも本を広げてビールを呑むのが不思議で、嘘でしょ〜って見てた。だけど、ご飯を食べながらビールを呑みながら読書、出来ちゃった。想像以上に楽しい。失敗した餃子への後ろめたさなんてって一瞬で消えて、なんなら麦酒はおかわりしたいくらい。こーんな楽しみってあったのか。何だかちょっといい大人になった気分。

予定だと今日あたりにPMSが来るはず。カレンダーにはPMS襲来と黄色でしっかりと警告されてる。おかしいな、うんともすんとも無い。いつ襲われてもいいようにスタンバイはOK、ベッドの横には指南書が準備されてる。

負けないよ。トラウマに襲われたって負けない。何度襲われたって、その度に襲われない術をあちこちから掻き集めてやる。人間ってのは知恵のある生き物だからね。フライパン買いに行こう。

キャベツの焼餃子
キャベツ 細かく切る
ミンチが大きめの豚の挽肉
ニラ 微塵切り
ネギ 微塵切り

鶏ガラスープの素
ごま油 タネに入れるようと、最後に回しかけるよう
餃子の皮
餃子を焼く時用小麦粉を溶いた水

サンラータン

中華 12.12,2020

クレジットカードとか、保険や銀行の封筒がポストに沢山入ってた。げんなりする。1日も早く全てを終わらせたくてとにかく走ってきたけど、もうガソリンが切れちゃってる。足はガクガクだけど、ずっと手で押し続けてる感じ。一歩でもいいから前に進もうって。

ペンを走らせる紙の上で、とにかく頑張れ、頑張れって自分に言い聞かせる。もう厭だ。名前が変わる事も辛いのに、何度も何度も同じような書類を書く。私の名前から、昔の私の名前を書く。その度に胸が痛い。あと何回こんな事を繰り返したら終わるのかな。私は今、どっちの名前でも無い場所にいるのにどうして胸を痛めてまでこんな事を続けなきゃいけないんだろう。もう嫌だ。

携帯を開けば、結婚だとか、誰かの子供だとか、今日の感染者は何人だとか。同じ話題がループしてる。毎日毎日、同じ。テキストも写真も人が変わるだけ。幸せそうな話が嫌いなんじゃなくって、妬んでるわけでもなくって、ただ、世界が何だかすごく狭く感じる。

親しい友達がよく言う言葉がある。彼女、また言ってた。「同じ事を繰り返さないといいね。」って。

彼と同じ人には二度と会えないと思ってる。
とても魅力的で素敵な人だった。だけど、病気だった。それだけ。癌で死んだ。それだけ。そういう話だと思う。それ以上でもそれ以下でも無い。人生にはどうしても私ひとりの力じゃ抗えない事がある。

いいとか、悪いじゃなくって、そういう事。私はそういう事をたまたま経験しただけ。とても哀しい。だけど、仕方ない。同じとか、そういうのって無いって思う。彼は彼しかいないのだから。

今夜は、ミオちゃんに教えてもらった、おおかみ子供の雨と雪を見た。だけど、冒頭で胸が痛くなって止めた。キッチンに行ってサンラータンを作る。鍋の中で揺らぐ豆腐を見ながらめそめそと泣いた。

昨日から、ずっと厭な夜が続いてる。

キムチチャーハン

中華 09.10,2020

朝一番で納品を終えてベッドに入る。外はずっと雨。昨日、友人に送ったメールがずっと胸にある。もう苦しみたくない。大事な友達だから伝えたかった。私はただ、私の味方になって欲しかった。もう私を責めたくないから。

みんな誰だって自分の人生を生きてる。想いやるにも体力がいるし、相手の事に踏み入るのは簡単じゃない。友人は、私の事で沢山、沢山、傷ついた筈だ。だけど、私の気持ちは私にしかわからない。話せるうちは元気だって言うけど、話せない事だって沢山ある。人前では明るく振る舞うから元気だって思われても、誰にも見せられない顔だってある。みんなそう。私だけじゃない。苦しみはいつだって自分のもの。

段々と痛みや恐怖が薄れていって、意識が世界へと少しずつ、少しずつ向けられるようになってきた。視界だけじゃない、感情もだ。前へ進むと、何かにつまずく。そうやって私の中に疑問が生まれてゆくのを感じる。

姉に電話した。話し出したら止まらない、少し私は怒ってる。声を荒げて話す私に、姉は言った。

「 誰にもわからないから。」

「親だって家族だって友達でも。あなたが受けてきた苦しみは誰にもわからない。私は沢山の話を聞いたけど、私が知ってる痛みは一部に過ぎない事だってわかる。わかってるから。もう誰かの声に耳を傾けないでいい。肝に命じて、自分を守って。わかった。自分を守れるのは自分だからね。」言葉の全てが綺麗に聞こえた。

この苦しみは今も私の腹の中。
友人にわかって欲しいと思うのは間違ってたんだと思った。

「あなたも悪いんだからさ、彼にもあなたにも良い相手が出来るから。」今まで献身的に支えてくれた友人が急に突拍子も無い事を言い出した。そして、離婚が決まってから彼女とはパタリと会わなくなった。理由は仕事が忙しいと言ってたけど、本当の所はわからない。離婚を選択すれば、必然的に彼を公に非難する事となる。それは、病気の事も暴力やお酒の色々も全て明るみとなるっていう意味だ。優しくて面倒見のいい彼女がいつも言う言葉。「病だから仕方ないんだよ。すごく彼も辛いんだよ。」真っ直ぐな瞳だった。私はあの言葉を裏切った事になったのかもしれない。

 

炒飯とビール

中華 27.9,2020

今日、また女優さんが亡くなった。
ほんの数日前に思い出した。あの人、再婚して幸せなんだよな。離婚しても、また家庭を持って、新しいひとの子供と人生をするってどんな感じなんだろう。だけど、幸せになれるんだ。私には未だそれがわからないけれど、いつかわかるのかなって。

夫の酒乱で私がトラウマを持っている事を夫は知らない。酒乱が始まった時に震えが止まらなかった事を夫は知らない。怖くて怖くて、友達に助けてって電話しようとした事を夫は知らない。夫は外の人に、鬼嫁だって言ってるって聞いた事がある。私が外で強くいるから、その事を言ってるんだろう。だけど、本当はずっと怖くて苦しかった。夫が全くの別人に変わったのを見てしまってから、私は夫との溝を埋める事が出来なくなったんだと思う。いつだったかな。覚えてない。怖い事が当たり前になりすぎちゃった。だから怖く無いんだ。今だけ負けないように強く言えばいい。優しい夫は明日の朝に帰ってくる。

お酒をやめて欲しい。全うに生きて欲しい。「信じてるから。」夫に何百回とメールしたと思う。だけど、怖くて悲しくて辛いって、言わなかった。いつだったか私の涙を見た夫が気持ち悪いって発狂した。私は慰めて欲しかったのに、心の弱い夫の前で涙を流す事は事態を悪化させるから駄目なんだ。私が弱音を吐くと世界のリズムが狂うんだ。私は私の事を言うのを止めよう。そうやって私はひとりぼっちになっていった気がする。

2018年の酒乱が始まった時に人に言われてアルコールの記録をつけ始めて、2020年の時も記録した。私が夫にその記録を見せた時に夫は寂しかったと思う。私は夫を救いたくてつけた記録が夫をひとりにさせた。私がひとりでつけ続けた記録だから。

水餃子

中華 15.9,2020

「今夜は何が食べたい?」「水餃子が食べたい!」やっちゃんからのリクエスト。オオゼキに売ってる関谷城南食品の厚皮で水餃子と、成城石井に売ってる八幡製麺の皮で焼き餃子、やっちゃんと言えばきのこ!って思って、あわび茸、しめじ、椎茸のきのこ汁を作る。仕事帰りのやっちゃんがビールを持って家にやってきた。やーっぱり食卓はいい。食卓に当たる光ってまるでスポットライトみたい。綺麗、本当に綺麗!

今までの事を整理しようって、ようやく気持ちが少し落ち着いてきたから、ここ数日まとめてる。アルコールで記録してた大変な事だとか、暴れた日の事だとか、いろいろ、何千日の中の一部。一部以外は思い出したく無いから記録されずに記憶から自然と消されていった。だけどそれはもう追いかけない。数日前に兄が言ってた言葉が引っかかってる。「それ、モラハラじゃん!」モラハラって何??夫はアルコールの病気なんじゃないの?

夫の最後のセリフはいつも同じ。散々な事をやらかした後に言い放つ。「俺の言う事を聞かないなら離婚でいい!」何十回と言われてきた。話し合いなんて皆無。不倫されてる方がよっぽど楽だろうって何度も思った。その方が理解ができる。だけど、もしかして、これがモラハラなのかな。そう思った途端に自分が可哀想になってしまった。夫の言う事を聞くのは妻の役目だと思っていたけれど、それは本当に私の愛情だったのかな。それは夫の何だったのかな。わからない。だけど、もう悲しんじゃいけないんだ。わからない事はわかる人に聞いて助けてもらおう。これ以上悲しんだってきっともう意味が無い。もう飽きた。こんな世界、もう飽きた。スポットライトの下で一緒に笑う世界がいい。人生は何があるか本当にわからない。だけど何があっても人のせいにしない。何だか今日そう決めた。


今夜の献立

小松菜と海老の水餃子
白菜と豚肉と木耳の焼き餃子
ズッキーニの塩麹と檸檬和え
もろきゅう
きのこ汁
ご飯

茄子の味噌炒め

中華 14.9,2020

悲しい唄を悲しくない時に聞くと気持ちがいい。
サムスミスが好き。「サムスミスってゲイなの?」サムスミスを知ったばかりの時に、何となく姉に聞いたら「どうみたってゲイでしょ。」って。男が男っぽく悲しい唄を歌うんじゃなくって、男の声で女みたいに悲しい唄を歌うのがすごく心地がいい。女が悲しい唄を歌うのは辛い。だからサムスミスがすごく好き。

やっぱり夫が好きだと思う。最低な事を散々されたけれど嫌いになる事は出来ない。それに、夫が最低な事をするのを止められなかったのは私のせいな気がした。それは夫が本当に弱い人間だっていうのを知ってるから。俳優の伊勢谷さんが逮捕された事件を見て思った。伊勢谷さんのニュースを見れば見るほどに、まるで夫みたいな人だった。弱い人間である事は悪くない。弱い事を知っていて、助けてあげない方がよっぽど悪い。きっとそう。もし、側にいたら助けてあげればいい。怖いのはみんな同じなんだから。この人は普通じゃないって事が側にいればわかる。

夫は荷物を全て持って出て行った。話は出来ない。同じ言葉だけを言ってる。「俺の言う通りにしろ!好きにやらせろ!酒もやめないし、嫌なら離婚でいい。」お酒が始まった途端にそんな事を急に言われても、簡単に離婚を選べない。私達はたったの数ヶ月前、いつもの食卓を囲んでた。2年前の酒乱を乗り越えて、夫の両親とも話し合って、お酒を止めると約束した。夫婦としてここからがスタートだと思っていた矢先だった。

毎日にまだ私は迷子になってる。夫に会いたい。だけど怖い。
夫の影の無い家が少し心地が良い気もしてる。汚れないトイレ、溜まらない洗濯物、深夜の静寂。多分、夫の為に使ってきた時間が余りに多すぎた。寂しい。

2年前に相談してた大人たちが、2年前と同じ事を言ってる。「自分の人生なのだから、幸せになってほしい。」って。テコと私だけになったこの部屋が少しだけ好きになれそうな気がしてる。毎日がどんどんと更新されていく。どこでもいいから、明るいところへ行きたい。

餃子とビール

中華 11.8,2020

餃子
チキンスープを作っておく。
ボールに肉を入れてチキンスープを少しずついれて肉に吸い込ませる。他の全ての材料をいれて混ぜ合わせて皮で巻く。
▽ 材料 ▽
青梗菜 2株ー細かく切って塩もみをする
豚バラ肉 100gくらいー細かく切る
塩・胡椒
チキンスープ おたま1ー骨つきの鶏肉を鍋で白濁になるまで煮込む
中華だし 小さじ1
ごま油 ふた回し
餃子の皮

麻婆豆腐

中華 13.7,2020

午前に渋谷で一本仕事をして、そのままフジモンとランチ。
フジモンは臨床心理の勉強をしているから色々が話しやすい。それに、きちんと私が哀しいかどうかを聞いてくれて、決して判断しない。「頑張ってね。逗子に遊びに来て!」そう言って三茶まで車で送ってくれて、バイバイした。

14時30分、今日は別の心療内科へ。
やっぱり同じだった。先生はこないだの先生と同じ事を言っていた。「溺れても助けを求めない人を助けようとしても無理です。旦那さんの意思に任せるしか有りません。それに、依存症の方は簡単には変わりません。変わらない人とどう生きるかです。離婚を促しているわけではないですが、自分の事を考えて下さい。」ここまで色々があっても簡単に彼を見捨てられないのが私の意思だ。だけど、何だかとても虚しくて不毛な意思だ。全部一人芝居だ。そして、結局あれから夫は家に帰らない。夫は大きな失態を起こして、沢山の人に迷惑をかけても家に帰らない。そんな夫の心を想像出来るが、それが本当だとは認められないでいる。私の感情なんてそんな所だ。暗くてちんけだ。捨ててしまいたい。

今夜は麻婆豆腐。大皿で作ってわいわいと楽しく誰かと箸をつつく食事。
私は夫の様に逃げ回りたくない。私の麻婆豆腐は美味しい。何気なく入れたセロリの食感が最高だった。

麻婆豆腐
フライパンに油をひいて、ニンニク・生姜を炒めて火が通ったら、肉を炒める。肉が軽くい溜まったらおじさんの瓶、野菜を入れる。野菜に火が通ったら水、鶏ガラスープの素、豆腐を入れて煮込み。火が通ったら片栗粉を入れる。お好みで花椒を。
▽ 材料 ▽
豚ひき肉
ニンニク・生姜 1片ー微塵切り
豆腐 1/2丁ー塩を入れて湯で軽くボイルしておく
セロリ 1/2本ー粗微塵切り
ナス 2本 ーひとくち弱サイズにカット
おじさんの瓶 [老干媽] 大さじ2
鶏ガラスープの素 小さじ1
片栗粉

水餃子

中華 03.7,2020

旧友と久しぶりにお喋りした。たぶん、7年ぶり。沢山を忘れてたけれど、直ぐに思い出した。ぴんと伸びた背筋、辞書から出てくるような角張った言葉に、単調で長くてゴールの無いお喋り、全く変わってなかった。だけど、少し大人になった。もしかしたら、夜の街でよく遊んでると言ってたからかもしれない。どこかすれてた。夜の街はもう好きじゃ無い。どこに自分の世界を作るかは自由だけれど、私は好きじゃない。30才を過ぎた頃から毎晩のようにお酒を沢山呑んで、夜な夜な街を徘徊してコンパクトカメラで夜を撮った。すごく気持ちよかった。だけど、来る日も来る日も曖昧で同じ夜ばかり。同じ夜だけが写ってた。人も街も花もぶれて、どれもちゃんと愛してなかった。哀しい事があっても哀しく無い、お酒のせいで心が麻痺して何だかいつも他人事のよう。映画だとかドラマを見ているような毎日。お酒のせいで記憶はどこかに消えて全てが楽しかった。そんな夜に夫と出会った。夫は今もあの夜にいるのかもしれない。12時を過ぎた頃「もう帰るね。」三軒目に行きたそうな友人を置いて帰宅した。私は同じ場所にいるのが好きじゃ無いみたい。ごめんね。ありがとう。

水餃子
材料をボールに混ぜ合わせる。具材を巻く。
多めに沸かした湯で5分ほど、ぷっくりして浮き上がってくるまで。
▽ 材料 ▽

卵 2個-炒り卵を作る
舞茸としめじ 1/2袋-みじん切り
豚ひき肉 150g
醤油 大さじ1
酢 大さじ1
チキンスープ 大さじ4〜5-鶏肉をボイルして出た出汁
鶏ガラスープの素 小さじ1

きのこの水餃子と酢ご飯

中華 23.5,2020

夫が癇癪を起こしてしまった。

数日前に現場まで車で送って欲しいとお願いをしてた。いつもと違って今朝は少し機嫌が悪そうだった。車に乗った瞬間、急に怒鳴り始めた。怒ってる理由も、話の内容も、よくわからない。ただ、とにかく何かをぶつけたい。まくし立てるように言葉が次から次へと溢れ、感情が一気に剥き出しになる。病に犯された犬が隣で牙を出して吠え続けるみたいな感じ。私は知ってる。これは今日が初めてじゃないから。冷静に何度も何度も「これから仕事だからやめて。」と伝えた。夫はハンドルを思いっきりに叩いたり、暴言を大きな音にして口から吐き出す事を止められないみたいだった。

15分くらい怒り続けると、「コーヒーを飲みに行きませんか?」と、何事も無かった様に夫が言った。彼が普通じゃない事はよく知ってる。出会った時からおかしい人だと思ってた。ここまで来るのは本当に大変だった。音楽仲間も中目黒の酒場の皆も、誰もが彼の才能や人柄に惚れ込んでる中で、私一人で怒り続けるのは辛かった。今日みたいな日が失くなる様に、何十回、何百回かもしれない。私たちは二人で長い時間をかけて平和な生活を手に入れる為に彼のアレを克服してきた。夫も二度と傷つけないと誓って私と結婚を決めて、だから今日みたいに怒鳴る彼がいるなんて、暴れ狂う彼がいるなんて、これは何かの間違え。絶対にそう。

気持ちは落ちついてるのに、涙が止まらない。それに、すっかりアレは治ったんだと安心しきってたから、だから余計に驚いちゃっただけ。「コーヒーは要らない。」涙を拭って、現場に行った。

今日の仕事は初めての雑誌。ずっとやりたかった仕事で頁もきちんと貰える仕事。どうして今日なんだろう。おかしな気持ちのまま写真を撮り続けた。二年前の酒乱の時みたい。平穏な日々が突然に変わっていく、毎日が恐怖と不安で世界がずしりと重くのしかかってくるやつ。淡々と写真を撮りながら、全身で怯える恐怖の事を、そうじゃないと信じ続けた。

撮影が終わって、夫にメールした。”こんな酷い事は止めて欲しい。感情を抑えられなかったり、どうにかなってしまうのは仕方ない事だと思う。だけど、傷つける事は止めて欲しい。” 私は夫への怒りをもう我慢出来なかった。

夜になっても帰らない。夜中に少し酔っ払って帰宅した夫が小さな声で「ただいま」って言った。「おかえり」。口から出た言葉を聞いたのが最後。緊張に包まれていた私は一気に眠りについた。安心と恐怖が表裏一体で私の身体一枚で支えてる。私の一番大切な人が、一番安全な場所が、一番頼ってきた人が、何かを壊していく。内側からも外側からも。とにかく、今日は優しいものが食べたい。毎日がおかしい。世界がコロナでおかしいだけじゃない。この家の中が、大切な家族が、穏やかな毎日が少しずつおかしくなっていく。夫の酒が始まった。

きのこの水餃子
卵をフライパンで炒めて炒り卵にする。細かく切ったきのこをフライパンで炒める。
卵ときのこと調味料を混ぜ合わせて皮に巻いて、沸騰した湯でボイルする。ぷっくりしてきたらあげる。
▽ 材料 ▽
しめじ 2/1パックー細かく切る
まいたけ 1パックー細かく切る
卵 2個
▽ 調味料 ▽
ごま油 大さじ1
黒酢 大さじ1
醤油 大さじ1

水餃子

中華 18.5,2020

水餃子のレシピがだんだん板についてきた。最近は青菜とかきのこが気に入っていて、チキンスープを入れるとジューシーな感じになる。あと油も多め。餃子の中身で巻き方を変えたりして餃子を私なりに習得している。楽しい餃子ライフ。

きのこの水餃子
ボールにひき肉をいれて塩、胡椒をし、よく練る。
きのこ、調味料、鶏もも肉をボイルしたスープを入れて混ぜ合わせる。
皮に巻く。
▽ 材料 ▽
しめじ 1/2パックーボイルして細かく切る
豚ひき肉 150g
鳥もも肉をボイルしたスープ 大さじ2ほど [チキンストックでいい]
成城石井の皮 1/2袋
▽ 調味料 ▽
鶏ガラスープの素 小さじ1
胡麻油 大さじ2〜3

木耳の麻婆豆腐

中華 16.5,2020

やっぱり花椒はホールの方が美味しい。

木耳の麻婆豆腐
フライパンに油をひき、ニンニク、肉を炒め、肉の色が変わったら酒を入れる。
豆豉を鍋の隅で炒める。木耳を入れ軽く炒めてから、一味、醤油を入れる。
豆腐、鶏ガラスープと水1/2カップを入れて煮込む。水分が減ってきたら片栗粉でとろみをつける。
最後に花椒をふりかける。
▽ 材料 ▽
ニンニク 1片ーみじん切り
豚こま 100gー包丁で細かく切る
生の木耳 大きいの二枚ほど
豆腐 1丁ー水切りしておく
▽ 調味料 ▽
胡麻油
豆豉 大さじ1ーみじん切りにする
酒 大さじ1
醤油 小さじ1〜大さじ1 [豆豉の塩加減で調整]
一味唐辛子 小さじ1
鶏がらスープの素 小さじ1
片栗粉 大さじ1/2ほど
水大さじ1/2ほど
花椒

焼き餃子

中華 11.5,2020

ダメだ、全然やる気が出ない。
急に立て続けに仕事の延期が何本も入って、また写真が撮れないのか!と肩を落としてる。空から大きな石が降ってきて、煎餅みたいに潰された私は風が吹いたらどこかに飛んで行ってしまうくらいにぺっちゃんこだ。珍しく料理が作りたくない。「あと1時間後に帰るね。」夫からウキウキ声で電話が入る。レンジに豚ひき肉を入れて解凍モードにして、風呂に入る。あー作りたくない。お風呂からさっと上がり、だらだらと作り始める。小松菜の微塵切りに塩を振って軽く水分を出す。ボールにひき肉、顆粒チキンスープの素、胡椒でよく混ぜる。小松菜とチキンを煮出していたスープ、片栗粉を合わせる。あー餃子を巻くのが面倒くさい。ウーさんの本を開くと、なんと口をぱっと閉じるだけの巻き方が載ってる。これにしよう。餃子一個が3秒くらいで閉じれる。フライパンに載せて、ピーマンを炒め、作り置きしておいたおかずやら、糠漬けやらを皿に適当に盛る。焼けた餃子をお皿に盛って料理が並ぶ。夫帰宅。食欲、あまり無いな。しぶしぶ餃子を口へ運ぶ。「ん!」予想以上の美味しさに驚いた。私の変化に何も気づかない夫に「麦酒が浴びたい。」と伝えてみた。

焼き餃子
ボールに小松菜、片栗粉以外の材料を混ぜ合わせる。チキンを煮出したスープは状態を見ながら。(べちゃべちゃになりすぎないように)
小松菜と片栗粉をさっくりと混ぜ合わせる。皮に巻いて焼く。

▽ 材料 ▽
餃子の皮 1袋
豚ひき肉 150gほど
小松菜 1束ー微塵切り塩もみして水分を軽くだしてから使う
顆粒チキンスープの素 小さじ1
胡椒 少々
チキンを煮出したスープ 大さじ2ほど [スープストックでも]
片栗粉 大さじ1

黒酢麺とニラ醤油

中華 03.5,2020

黒酢麺とニラ醤油
フライパンに胡麻油をひき、焼きそばを入れてほぐしながら火にかける。
酒をいれて弱火で2-3分蒸らし焼きにする。黒酢を入れて炒め合わせて、ニラの醤油漬けをかける。
トッピングは何でも良い。(ひき肉を炒めて肉味噌にしたものや、ねぎを炒めたものなど。)
▽ 材料 ▽
ソース焼きそば3パック入りの麺 1袋ー袋に入った状態で軽く手でほぐす
胡麻油 大さじ1.5
黒酢 大さじ1
酒 大さじ1
▽ トッピング ▽
ニラの醤油漬け [ニラおみじん切りにし、醤油でつけたもの]

サッポロ一番 塩らーめん

中華 23.4,2020

渡辺有子さんの新刊が昨日届いて早速冷蔵庫にある余り物で小鍋立てというものを作ることにした。春キャベツの千切りと、豚ひき肉、きくらげ、青ネギで肉団子を作って小鍋で煮た。昨晩に炊いた米と、糠漬けを用意。お昼だし何だか面倒だったから「おかずが少ないー」ってぶーぶー言う夫を無視してパクパクと食べ始めた。「ん?臭い。」「ご飯なんか臭い。」「なんか洗剤の味がするよね?」ご飯から、フローラルな感じの香りが漂っている。どうやら夫が洗った鍋に洗剤が残ったまま、私がご飯を炊いてしまったらしい。「うげーきもちわるー。」泣く泣く捨てる。どうしよう。「あ!サッポロ一番にしよう!」夫のナイスな閃き。卵2つ、冷凍コーンを入れて、3分で塩ラーメンの出来上がり!「サッポロ一番ってすごいね!!」私が喜んで言うと「世の中の人は、お昼にこういうものを食べてるんだよ。」「え?そうなの?」「そうだよ!」なんかちょっと違う気がした。とっても美味しいけど。今日はとても楽しいランチだった。