
都内に行った帰りに赤海老を買って帰った。1パック500円にしては贅沢な夜。大きくて身がぷりぷりな海老。周ちゃんと二人では多すぎる量だったけれど刺身とよだれ海老にして余すことなく頬張った。私達が夫婦になってからまだ1年と少しだけど、時々こういう夜をやるのは既に習慣となった。ちょっと前はコストコでサーモンの切身を5000円で買ってきてサーモン祭りをやった。これは食卓の遊びだ。子供の頃に心に描くゼリーのプールで泳ぎたいみたいなものに近い。
今日は少し姉と電話で話した。電話を切ってから気づいたけど、高校生の時に写真の大学の学校説明会についてきてくれたのは姉だった。結局推薦は落ちたけど、芸術大学への進むことに大反対だった母はブーブー文句を言いながらもほっとしていそうだった。アメリカでタトゥーを入れた時もタトゥーショップへ連れていってくれたのは姉だ。もう何十年も前のこと。
心理学者フロイトの言葉をcathexisの頭文字をkに変えて、kathexisと入れた。精神分析理論のひとつ。人や物に向けられるリビドー。高校生の時にこの言葉を知って鼻血が出そうなくらいに興奮したけど、どうしてあんなにドキドキしたのか覚えてない。今じゃもう好きとか嫌いとかじゃなくて体の一部になってしまった。こうして心理学を大学で学ぶことになり、なんだかなんだろう。今ではあの頃の興奮ほど心理学に落ちつかない気持ちはなくなったけど、ご機嫌でハローと言いたいし、離れたくない。とにかくもう殆どに感謝しかないじゃんと思った。
姉もそうだし周ちゃんもそう。芸術大学を反対した母もそうかもしれない。離婚も写真の仕事も周りの友人も過去の最悪も全部。当たり前なのだけど新宿を歩きながら少し目頭が熱くなった。
姉は電話でプールを買う日がもうすぐだと言ってた。数年前に聞いた時は、「それってビバリーヒルズの世界じゃん。」って二人で大笑いしてたけど、本当に買う気みたいだった。仕事は忙しいけどお金持ちになりたいから楽しく稼いでるって。プールって何百万するんだろう。
姉、アイラブユー。スーパー愛してる。ありがとう。妹は心理学を思う存分にむちゃくちゃ楽しむよ。