Journal 01.1,2017

食卓が好き、eat new me は私が作った料理の写真です。

母は料理がとても上手でした。
うちでしか食べた事がないような料理が沢山あって、だけどなんか恥ずかしくていつも秘密にしていました。キャビアのことも、ラザニアのことも、土瓶蒸しに、テリーヌに、ピンク色の寿司飯、ミートローフのことも。きらきらとひかる食卓がとても美しくてその光景が大好きでした。

海老と蓮根とパクチーの春巻

中華 18.4,2021

ここ数日、朝風呂にハマってる。むくっとベッドから起きて、湯船に直行。そのまま目を閉じて5分瞑想。そして、ザバーっと風呂から出る。これが最高に気持ちがいい。朝にお風呂に入るなんて何だか贅沢。せめて休日だけにしようって思ったけど、別に平日にやったっていいじゃん!って自分に文句を言って強行中。

午前は何をしてたんだろう。ベランダでホット麦茶を飲みながらぼーっとして、毎朝のルーティン、ベランダ菜園の新芽チェック。それから薬局に行って、掃除をしたかな。それで、ミントティーを入れて、料理本を何冊もテーブルに広げ、チョコレートドーナツを食べた。朝食をさっき食べたばかりなのに、美味しかったな。さ、いよいよやろう。納品作業。って思ったけど、眠い。本とブランケットと梃子を抱えてソファーに落ちた。大体、12時あたりからソファーが我が家のベストスポットとなる。光が暖かくて気持ちがいいな、陽だまりでゆらゆらしてたら、あっという間に寝てた。起きてすぐ、用事がある事を思い出して姉に電話をした。

「今日は夕寝してた。だから今は眠くない。」姉が言った。窓を開けて、床に寝転びながら電話する。オレンジ色のレースのカーテンが風になびいてる。2時間くらい話してたかな。結局、用事を伝えるのを忘れて電話を切った。「本当に何やってたんだか。」これが今日のテーマだった。悲しい事も、辛い事も、苦しい事も、馬鹿野郎な自分の事も、過去のトラウマを一つも隠さないで思いっきりに話せるってありがたい。それに、お互いに怪奇な経験をしてしまった事が幸か不幸か、大抵の酷い話はすんなり聞ける。もし、私のストーカーがいたとして、部屋に盗聴器をつけてたら、きっと今頃恐怖の渦中。超ハードな話をして大笑いしてる姉妹。想像するだけでホラーすぎる。

今日はデスクに座るのをやめよう。さっき電話で約束した新しい曲を早速じゃんじゃん仕上げてくれて、LINEに送られてくる。流れるメロディーがいい感じ。蓮根を叩こう!サミットに走り海老と蓮根と春巻を買う。陽が暮れる前に春巻を揚げよう。そして、バスルームに陽が無くならないうちに湯に浸かろう。

何も無い毎日が幸せ。過去は拭えないけど、幸せが前からどんどんやってくる。だけど、週末にはPMSが襲来する。来なくていいんだけどな。

海老と蓮根とパクチーの春巻
海老
蓮根
パクチー
春巻の皮
エビを洗う用の塩と片栗粉
タレは檸檬、豆板醤、ナンプラー、砂糖を混ぜたもの。

フレンチトースト

朝食 17.4,2021

昼過ぎにリリさんと三茶でご飯。会ってすぐにリリさんがホットなニュースを話し始めた。恋をしてる、それも本気の。店に入ってじっくりと話を聞く。リリさんはハイボールを私はレモンサワーを頼んだ。外は曇ってるけど、明るい。窓から入る光が真っ白い肌のリリさんを透過していくみたい。女の子っていうのは、恋をすると綺麗になる生き物だよな。話に頷きながら、頬を赤くして彼の事を一生懸命に話す彼女をじーっと眺めていた。可愛いなぁ。出会った頃の顔と全然違う顔をしてる。

「絶対に上手くいくから大丈夫だよ。」今、これだけ可愛い眼差しをしてるなら、万一彼じゃなくっても誰かが彼女にきっと恋をする。だから絶対に大丈夫だと思った。それに、彼女の口癖、「私、自分に自信が無いんです。」は、どこかに置いてきたみたいだった。

夕方にバイバイして家まで歩いて帰る。何だか私が恋してるみたいにスキップしちゃいそう。あー可愛かったな。嬉しいなぁ。

食パン6枚切 2枚
卵 2個
砂糖 大さじ2
ピザ用チーズ
オリーブオイル

豚とニラのワンタン

中華 16.4,2021

三茶におつかいに行ってミスドと花とワンタンの皮を買って帰る。夕飯は久しぶりのワンタンにする。ついつい餃子の皮で水餃子にしてしまうけれど、ワンタンの薄皮ってやっぱり美味しい。何十個食べたんだろう。食べても食べても美味しかった。困ったな、この底なし沼みたいな食欲。毎日が楽しくなってきたら、ご飯が美味しくて仕方ない。姉も最近は元気そうで2日か3日に一度は電話が来る。テンションは勿論、マックス。たいがい、食べ過ぎた話をしてる。BBQ食べ過ぎて気持ち悪かったとか、失敗した大量のクレープがただのパンケーキみたいと不評だし不味くて気持ち悪かったとか。あそこの家族はいつもご飯にファックしてる。

今年が始まって少し経ち、私が少しずつ元気を取り戻してきた頃に、姉はぐんと落ち込んだ。裁判の判決が出たのが年末。安心してクリスマスを送れるねって喜んでいたのは束の間、12月31日にひっくり返すような事件が起きて、日本の元旦に全てが終わった。正月の食事の準備をしながらハンズフリーで姉の話を聞いた。3年間の裁判に耐え、あれだけ心身共にボロボロだったのによくやったと思う。信じられないような話だった。だけど、その1ヶ月後、憔悴しきった姉がいた。

「とにかく何でもいいから、毎日ピアノの曲を作ってLINEして!」何かを彼女に与えないと、このまま落ちていっちゃうと思ってとっさにお願いする。スライムが溶けて入れ物からはみ出していくみたいに姉が暗闇にだらりと落ちていきそうだった。散々に読みふけった鬱の本で学んだ事を思い出した。悪い思考が止まらない時は、手を動かしたり何かを感じる動きをするといい。頭じゃなくって体を使う。毎日、毎日、不安な音の曲が送られてくる。酷い時はフラットを転ばしたような曲がきて、こっちまで不安になった。だけど、どれもいい曲。色々な感情が込み上げて来る。それは姉を想ってだけじゃない。音楽ってやっぱりいい。

毎日じゃなくても何となく数ヶ月と続けていくうちに、ワルツっぽいものとか、リズムが弾くような曲が増えてくる。ある日に、私が遊びで撮ってる映像に姉の曲をはめ込んでみたら、何だか面白くって、今では姉妹のルーティンとなった。

「ちょっとワルツっぽいのやって。」とLINEしたら、電話が鳴る。「今ね、ちょっとワルツで曲を弾き始めたら、部屋にいるヘレナから電話がかかってきて、”それはパクリだから。”って日本語でダメ出しが入ったよ。」どうやら映画の曲に似てたみたいで怒られたのだそう。二人で大笑いした。

ワンタン
豚ひき肉 100g
生姜のみじん切り
ニラ 1束
塩・胡椒
胡麻油
豆豉の入ったラー油

ナスとピーマンの甘辛炒め

和食 15.4,2021

食べても食べても食べれる。最近やっぱりご飯が美味しくて仕方ない。止まらないナスとピーマンの甘辛炒め、渋々と箸を置いた。

昼すぎにスーさんのお店で打ち合わせ。中目黒に行くのは怖いけど、スーさんに会えるのは嬉しい。スーさんは元夫の紹介で9年前に知り合った。3年前の酒乱が酷かった時期に相談しようとした大人。だけど、迷惑をかけると思って止めた。元夫と同じ街にいる人だから。今日、こうして笑顔で会える事が嬉しい。離婚の事は伝えてたけど、何も無かった様に色々な話をした。久しぶりに奥さんや、子供にも会えて嬉しかった。今日も天気がいいな。そのまま村上美術へユウヤくんとの打ち合わせに向かった。

通りを歩きながら、春の風の中で思う。私は元夫を人として許す日は来ないと思うけど、感謝することはある。それにしたって、ご馳走になった水餃子美味しかったな。

村上美術に着くと、天音さんの弟さんが店で販売してる植木の剪定をしてた。「剪定、大事だよ〜。」って。平和だな。世界って本当に平和で好き。真っ黒に塗りつぶされた中目黒が少しずつ少しずつカラフルになってくる。ユウヤくんとの打ち合わせを終えて、ラジオを聴きながら三茶から家まで歩く。

今日のお悩みは、30才の女の子が彼に振り回されて仕方ない。だけど好きだから簡単に別れを選べない。デートも毎回遅刻、朝寝坊、夜型生活の彼に合わせなくちゃいけない。というものだった。うんうん、わかると思った。DJの回答は明快だった。彼に支配されてる事に気づきましょう。あなたの人生だからそれが本当に幸せじゃない事に気づいてますよねっていうような回答。それも、よくわかる。わかるけどさ。

私も完全に支配されてた。元夫の場合、外では弱くて駄目な男、家では偉くなって支配する男となった。多分、悪気は無い。だから難しい。私達夫婦は役者のように割り当てられた役を家の中で家の外で演じてたように思う。彼が役を脱ぎ捨てる度に私は不安になった。

今思うと弱くて駄目な男からの日々の仕打ちは結構、痛かった。深夜の居酒屋で私の分だけお酒を頼んでくれないとか、呼ばれて行った酒の席で私を置いて自分だけ一人タクシーで帰るとかとか。山のようにある。「困ったやつだな。」「弱いやつだからね。」「今日も面白いね。」「魅力的な男だよね。」「あなたはそういう男が好きな女でしょって。」酒場の連中が私にかける言葉は全部不正解。私はみんなと同じ。普通に傷つくし、酷い事は一度だってされたくない。一人ぼっちだなって。誰にも本当の事を言えない、どこにも味方がいない時間が長く続いた。

私達夫婦の異変に気づいて、あなたがされている事はモラハラなんだよって勇気を持って連絡をくれた友人がいた。その頃に、アルコール依存症の怖さについて私にこっそりとメールをくれた元夫のファンだという人がいた。そこから色々が前へと進んで行ったように思う。私は彼女達に一つの大きなきっかけを貰った。そして、そう聞いた時に、ようやく答えが見つかったとほっとした。私は一人じゃない。

世界って平和に出来てる。ここは空が青くて、太陽が光る、美しい地球。だから、ご飯が今日も美味しい。世界地図に真っ暗な中目黒じゃなくって、ブラックホールも一部あります中目黒に書き換えよう。もう、怖くない。大丈夫。

ナスとピーマンの甘辛炒め
茄子
ピーマン
醤油
甜菜糖
唐辛子
食べるときにコーレーグースと一緒に

豚の粕汁

和食 15.4,2021

何だか無性にコーヒーが飲みたい。昨年の秋からカフェインレス生活を始めた。きっかけは自律神経の乱れと鬱。元夫からのバイオレンスな仕打ちに耐え続けた私は私を鬱にした。我慢の限界が来ても身を滅ぼす寸前まで我慢したから。真面目っていうのはどうやら不幸を生むらしい。親に、病院の先生に、友人にどうしてこんな事になってしまうまで我慢したの?って聞かれた。忍耐は美徳だと生まれた時から言い聞かされてきたし、当時の私の生きてる世界では定説だったから。私が世界に言ったら、それは裏切り行為になる。想ってるから自分を破滅させた。

幸せそうな家庭をやめたら、知りたい事が溢れてきて最近は本を読み漁ってる。昨晩は佐久間裕美子さんの ”ピンヒールははかない”、平行して湯山玲子さんや他にも女性著書の生きる疑問?みたいな本を何冊もベッドルームに散らかしてる。ジェーンスーさんのラジオもよく聞いている。女性ばっかりの声を毎日聞いてる。どうして出来る女は苦しむのか。勝手にだけど、そんな風に聞こえてる。私は彼女達みたいに出来る女じゃないけど、こんなに活躍してる彼女達の声がまるで自分の苦しみのように聞こえてきて、安心して床に就く。

佐久間さんは1973年生まれ、湯山さんは1960年生まれ。他にも90才くらいの方の女性の本も読んでる。世代が違うのに女性が生きる事を訴えてる。母は1953年生まれ。母と彼女達も全然違う。今の私は母とは友達にならないなって思った。沢山の女性に会ってみたい。知りたい。

どうしてなのか、家庭をやめたら世界が一気に広がった。外壁を作って家を守ろうと必死になってたけれど、今となってはそれが世界を閉ざしてたように感じてる。暖はとれていたけれど生ぬるい風が浮遊してた。一旦、更地になったら、見通しがよくて、最初は寒かった風も今は心地がいい。それにいい香りを運んでくれる。そうなると知りたい、見たい、食べたいとなる。

とにかくやっぱり今日はコーヒーが飲みたい。穏やかな生活が続く中で、知りたい事がむくむくと綿あめみたいに膨らんでいく反面、それを一気に溶かしてみたい衝動にも駆られれてる。コーヒーが飲みたい。

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『わたしを選んでくれる人』4月15日 ” 雑誌の企画で綴り始めた日記 “

「うんざりしてる。」これが最近の口癖。姉や友人に言い続けてる。マッチングアプリがだるくてだるくて仕方が無い。もう、とっとと終わらせたい。そんなやる気の無い女になった私は絵文字を入れるのをやめた。めんどくさい。聞かれた話題を返却し、気になった話題をお貸しする。そんな端的なオートマティックなやりとり。そうこうしてるうちに、3人の男性とのやりとりがぼんやりと続いてる。一人は36才、福岡出身の四人兄弟の三男坊。二人目は30才、名前がサウナ好きというのが気に入って、いいねを押した。サウナが好きすぎてサウナの会社を作り、最近は潜入サウナアルバイトをしてるのだそう。三人目は43才、婦人雑貨のデザイナーで森下在住、バツイチ。個人的にはサウナさんがダントツで好物。だけど四人兄弟の三男坊も悪く無い。きっと優柔不断で優しい男だと読んでる。中立的に現場を判断しさっと身を隠せるタイプ。社会性にそこそこ富んでいるだろうから、楽しい話も聞けるかもしれない。婦人雑貨のデザイナーはよくわからないけれど、プロフィールに離婚して大分落ち込みましたと書いてあったので、どんな離婚をしたのか聞いてみたいという興味。ただ、自虐する感じが幼稚そうだから、それ以上の関係は求めたいとは残念ながら思えない。段々とわかってきた事がある。これは企画でパートナーを見つけるというのが目的だけど、正直欲して無い。だけど見つけなきゃいけないような雰囲気になってしまって、自分でもそんな気分で会うものだから、結局、会った後は敗退のような気持ちで家路につく。待ち合わせの場所もたいがい相手に委ねて、相手が好きな場所?オススメの場所?に行くことが多いけど、正直そこは彼らの文化圏となる。そして、そうか。って気持ちになる。だってパンケーキ好きじゃ無いしとか。なので、今後は自分が行きたい所に行こう。そして、男ではなくって、一人の人間と会うって思ったら楽しめるかもって思った。興味を思うままに開け放してくればいいんじゃないか。ちょっとその作戦でやってみよう。PART2のはじまりはじまり。
豚の粕汁
豚バラ 100g
大根 10cm
玉ねぎ 半分
こんにゃく 1枚
小松菜 2束
味噌 大さじ3
酒粕 100g
サラダ油

晩酌

酒の肴 13.4,2021

朝一番で埼玉の印刷所へ行った。昨年に撮った料理写真。とても面白い本になりそうで嬉しい。一緒にいたデザイナーの子は26才。今日は中西君の代わりに来てくれた。3年前まで滋賀県にいて、突然東京に来る事になったんだそう。人生って何があるかわからないって言ってた。臆さずにちゃっと来れるっていいな。

今日はバスとか電車とかタクシーとか、色々乗った。なんでだろう、お腹がすっごく空く。youtubeでパスタの映像を見てたからかな。家に着く頃には空腹が吐き気に変わってた。ああ、耐えられない。早く、早く、とにかく早く食べたい。小走りで家に帰って、ハルさんに教えてもらった台湾の麺線を作った。ペロリと勢いよく平らげた。何だかまだまだ食べたい。兄からもらったラッキョウと胡瓜をごま油で和えて置いたものをほかほかのご飯の上に乗せて食べる。ああ、幸せだな。温かい米の上に冷たい野菜。味付けは何でもいい、むしろそんなに要らない。この温度が重なる感じが止められない。

ボーッとするな。最近ってそんな感じ。ぽっかりしてるっていう方が合ってるかな。明日は何も予定がないから、今日はゆっくりとお酒を呑もう。晩酌って楽しい。

晩酌
豚バラのミンチとニラの焼餃子
釜揚げしらすと炒めセロリの和え物
うどの皮の金平
ぬか漬けの乱切り
麦酒


豚バラのミンチとニラの焼餃子は、豚バラをミキサーでミンチにして、酒、にんにく・生姜のみじん切り、ニラ人束を刻んだ物を混ぜる。皮で巻いて焼く。黒酢で戴きます。

うどとカボチャのかき揚げ

夕飯 12.4,2021

今日は営業に行った。綺麗で可愛らしい女性の方が対応してくれる。話してるうちに同い年だって事がわかった。名刺には副編集長と記されてる。この年になると色々な人に出会うけど、年が近い人はいても年齢が同じっていうのは少ないかもしれない。綺麗なこの女性はどんな人生を生きてきたんだろう。

もうすぐ春が終わる。あっという間だったな。桜も散ってしまって、もうすぐ梅雨が来る。

うどとカボチャのかき揚げ
天ぷら粉
うど
カボチャ

青菜と鶏ひき肉とカボス胡椒の水餃子

エスニック 11.4,2021

ジェーン・スーさんのドラマが面白いから見て!パリのマユミちゃんからメッセージが入った。早速Tverで見る。なんだかな、こういう男を知ってる。もっと酷い類のだけど。だらしなくて、人に甘えるのがとても上手で、誰かのお金や大事な物を使うのが上手な人。困ってる人は助けましょうと教えられて大人になったけど、困ってる人とは一体誰なのかわからなくなる時がある。

彼が言う俺の店だと言ってたコーヒーショップは、居酒屋だかスナックだかライブバーだか業態は最期まで不明で、わかってる事は3坪の部屋に彼の好きな物を置きコーヒーを数杯売って1日に千円位稼いでいた事。俺は忙しいから立ってもらう人が必要だと月に数回見知らぬ女や男に貸して小銭を得ていた事。近所の酒場に集まる友達が顔を出してくれたり、バンド仲間が昼間にふらっと来て、レコーディングだと言い1日をそこで過ごす。そこは知り合いの居酒屋の倉庫。水場はもちろん無い。衛生的に言えば、アジアの屋台と同じか洗わないからそれ以下かもしれない。だけど、それでもとにかくそこで遊んでてくれるだけで平和だった。コーヒーが今日は何杯売れたって聞いてるだけで十分。平日の真昼間から、どうしようも無い友人や知人達と、小さな小部屋で酒さえ飲まなきゃいい。夜の22時に「ただいま」と言って帰り一緒に夕飯を食べられるだけで十分。またあの時間さえこなきゃ良かった。私が家事の全てを仕事を思いっきりにやってる間、彼はどうにか酒をやめるようにと頑張ってる。仕事の事も音楽の事も彼の人生だから今は言わない。私達は一緒に前に進んでる、とてっきり勘違いしてた。家族だから支えあおう。誓ったのは私ひとり。「もう呑まないから大丈夫だよ。」その言葉が嘘に変わった日もちゃんと覚えてる。

だけど、言わなかった。彼の問題は彼が超えないとダメだから。

何となくnoteっていうブログを使ってみようと思って開いたら、昨年にどうやらアカウントを作っていた。下書きのページにお酒が始まった日のことが書いてある。タイトルは “2020年5月26日 夫の酒乱が始まった。”。人生で初めて人に助けてって言った日の事だ。声が出ない声で「助けて。」って叫んだ。

確か2月の暖かい日。私の貯金も安定してきたから、そろそろ子供を考えない?ってソファーで彼に話をした。もし、私が彼の子供を産んだら、きっとずっとその子は苦しんだのだろう。ジェーン・スーさんのドラマを見てから、また色々な事を考えてる。また来週も見よう。水餃子を食べながら、麦酒を片手に。

note
https://note.com/helloyoshimi

水餃子
餃子の厚手の皮
小松菜を細かく刻んで塩もみしたもの(水を切る)
鶏ひき肉
兄の作ったカボス胡椒
ごま油

ポークカレーと糠の古漬け

Journal 10.4,2021

一昨日に青山での取材が終わったのがお昼すぎ。「カレー食べない?」一緒にいたミオちゃんに聞いたら、蔦という喫茶店に連れて行ってくれた。店に入るとマスターとミオちゃんが楽しそうに話してる。お父さんが昔からの常連で、ミオちゃんは物心ついた時からお父さんにおねだりする時とか、お父さんとお喋りする時はここに来たんだそう。フードメニューは三つ。クロックムッシュかトーストかカレー。私達はカレーセットを頼んだ。蔦は全部が美味しかった。カレーも店の雰囲気もすべて。寝起きのベッドの中でぼんやりカレーの事を考える。冷蔵庫に玉ねぎと肉があったな、ポークカレーを作ろう。紅茶を淹れて、キッチンで玉ねぎを炒め始めた。

荒く切った林檎を水と一緒にミキサーにかける。飴色玉ねぎに、ニンニクと生姜を加えて炒める。そこにトマト缶を入れて水分を飛ばしねっとりペースト状になるまでゆっくりと炒め、同時に隣のフライパンで肉をやき、余った油でクミンの香りだしをする。トマトの方にカレー粉を入れてなじませて、林檎、肉とクミン、カレールーをひとかけら、コンソメ一個を入れて弱火で煮込む。仕上げにソースと蜂蜜で味を調整して出来上がり。最近は、糠の古漬けをおしんこに添えるのが気に入ってる。すっぱくっていい感じとなるから。

夕方、兄のとこの長男カイトが授業が終わる頃に大学で待ち合わせ。私は入学式のプリントを渡して、カイトからは兄が漬けたラッキョウとカボス胡椒を受け取った。学校どんな感じ?友達できた?とか、たわいもない話をしてバイバイ。中村さんに友達の事を伝えたかったから、歩いて5分の所にあるスノーショベリングへと向かった。

ドアを開けると、中村さん。あれ、痩せてる。話を聞けば、毎年恒例のラマダンをやってるんだそう。確かそうだ、この時期になるとやってたな。気分はむちゃくちゃいい感じだって。そんなご機嫌な中村さんに、友達が亡くなった事を伝えた。みるみると目に涙が溢れていく。哀しい顔をして私の話を静かに聞いてた。コロナだったし2年くらい彼女には会ってないかもって。そこから、彼女の話をした。こういう時間が大事な気がして、特に隠す事もなく彼女に想う事を互いに自由に話した。後は死ぬって事についても。中村さんは友達を何人か亡くした経験があるのだそう。話は何だか尽きなくて、ソファーにどっぷりと腰掛けてまた話し始めた。

死ぬ話から、生きる話になって、どう生きたいとか、どう思ってるかとか、最近の気に食わない社会の事やお金って何とか、話題は一連の流れだけど破茶滅茶で、そのまま携帯の話になった。私は携帯の無意味なメッセージのやり取りほど世の中で飽き飽きしてるものは無いと思ってしまって、最近は極力離れる事にしたと話すと、中村さんはとっくにヤメてるって。それに、LINEのアイコンは人から言語力を失わせてるから危ないと思うなぁって言ってた。私もアイコンの存在について変なやつだなぁって思ってたからちょっと嬉しかった。気づいたら20時過ぎ。ちょっと寄ったつもりがあっという間に夜。何時間、お喋りしてたんだろう。何だか頭を掻き混ぜたみたいな時間だったな。楽しかった。あーお腹すいた。帰ろう。

おかき

お菓子 09.4,2021

昨晩は村美に集まって亡くなった友人を悼む会をした。みんなで食べる用におかきを作る。ベランダで餅を干して、弱火でゆっくりと揚げて、だし醤油と甜菜糖、塩、ブラックペッパーで味付け。あとはサミットでお酒とツマミを買った。まだまだ実感が湧かないけれど、死ぬっていうのはいなくなるって事なんだとじわじわと感じてる。L版にプリントした彼女を鞄から出して机の端に立てかけた。2019年1月に撮った写真。まさかこんな日が来るなんて思わなかった。「言って欲しかった。」ユウヤくんと私は同じ事を言った。だけど、言えない気持ちもわかる気がした。私も大変だった時期は誰が大切で何が大切じゃないのかわからなくって、たまたま隣にいた人に聞いてもらったように思う。憔悴しきってしまって、判断がつかない。とにかく力が無くなって、話す力でさえ失われていく。だけど、生きてるっていうのはそういう事な気がした。全ては特別でないし、特別。だから、今なんだよなって。大事なのは今と、今の側にいる人。過去を後悔しても仕方ないけど、後悔しないようにするには、今を生きるしか無い。いつか来る過去と今の為にも。

中目黒はやっぱりまだまだ怖い。駅に着くと、下を向いて村美まで歩いた。ギターのバッグを持っている人が前を歩いている。今すぐにここから逃げたい。信号が変わるまで、山手通りに走る車を見ながら思った。「ぶっ殺してやる。」誰かをじゃ無い。この怖くて堪らない中目黒を叩きわってやるって。このヤロー、どうしてこんなに脅かされなきゃいけないんだろう。ぞわぞわとする風が頰をすり抜けていくし、ギターを持った男が脳裏から離れない。だけど、これ以上に襲われてやるもんか。

夜中にまた姉から電話が鳴る。4時間くらい前、事務所で姉とユウヤくんが電話してた。L.Aは朝の四時で、寝起きでかけてきたらしく声がまだ半分寝てた。あれからママと、前田さんと、シエナさんと電話してたんだそう。今日はすごくいい夜だった、みんなで駅まで歩いたから帰りは全然怖くなかったよ。そんな事を伝えた。韓国に強制送還されたシエナさんは今、新しい事を始めたんだそう。L.Aではヘアメイクだったのに、あの人は凄いよって関心してた。結局夜中の2時くらいまで電話して切る。

午前にたまちゃんに紹介してもらったADの吉田さん。本のADをしてて、写真を見て貰った。変な表現だけど、とても安らぐ。今の時間をくれて有難いと思った。時間っていうのは、誰かの命だっていう言葉を聞いた事がある。時間の中では誰でもフェアなんだって感じた。生きてるってそういう事なんだって。

とてもいい日。さよならは辛いけれど、その代わりに今がある。だから、大切にしよう。

パンケーキ

朝食 08.4,2021

まるで人形みたいだった。髪はベリーショートになって、肌はつるんとしてた。高い鼻に長い睫毛、友達だけど違うみたい。目の前のもういない友達の形と記憶を、パズルみたいにしばらく合わせようとしたけど、何だかよくわからなくて安置室の外に出て泣いた。皆んなはそれぞれに何かを考えたり、感じたりしたんだろう。鼻を啜る音が小さな部屋に響いてた。いつも被っていた麦わら帽子がそこに忘れちゃったみたいに置いてある。明日とかに渡したいって思った。プリントした写真と手紙を置いて帰る。

地下にある安置室から外に出ると、白い光に包み込まれたみたいだった。暖かくて気持ちの良い日差し。せっかくだからお茶をしようってなって、駅前のサイゼリアに寄った。何事も無かったようにお喋りを楽しくして店をでる。電車の中はポカポカしていて、隣にいるヤッチャンと知らないどこかの街の景色をぼーっと見ながら、ヤッチャンが育ててるコンブチャのスコビーがとっても気持ち悪いって話を聞いた。一緒にいたユウヤくんと藤原さんは斜め前に座ってる。ここにあってここにないみたい。だけど穏やかな時間が流れてる。皆がいて、とてもほっとした。

帰ったら西館さんからメール。西館さんは今、会って来たって。金曜日に村美で集合するから来て下さいって伝えた。展示の準備で今は忙しそう。だけど、来たいって。

夜は変な夢を見た。元夫のお父さんとお母さんが出て来て、とても心配してた。何か役に立ちたいと私のメガネを壊して新しいメガネを新調してプレゼントするからと目の前でメガネを壊し始めた。いつも心配してる方だった。「私の事は大丈夫だから気にしないで下さい。」って伝えた。5時半にかけたアラームが鳴ったけど、結局起きるのをやめる。何だかそんな気分。しばらく朝陽の中でぼーっとした。私が信じてきたものが、どんどん壊れていく。仕事に出るまでには、まだまだ時間があるからのんびりやろう。

失ってばかりな気がする。だけど、何かがどんどん新しくなってる気もする。

蜂蜜トースト

パン 07.4,2021

昨日、まゆみちゃんから手紙が届いた。1.5€の切手が貼ってある。PARISから東京への値段。東京からPARISへも180円くらいだったように思う。海を渡って遠く彼方の場所で、今の時間も昼夜真逆だし沢山の色々が違うのに、私達の文通にかかる料金が同じって、たまたまかもだけど同じって同じ価値って、何だか嬉しくなる。

手紙には最近の事が色々と小さな文字で沢山綴ってあって、手紙を書くのが私からの手紙を読むのがとても嬉しいんだって気持ちが溢れてた。この文通が時を経て終わる日が来ても、どこかの引き出しにちゃんとしまっておこう。それで、お婆ちゃんになったら、いつかの今日のこの手紙をあげたい。封を閉じた今日を本人でさえも忘れちゃうかもしれないけど、今日に困ったり悩んだり喜んだりしてる事が瑞々しくここに記されてる。まゆみちゃんの筆跡で。

今日は埼玉の友人が安置されてる葬儀場にヤッチャンとユウヤ君と行く。2019年の1月、友人の仕事用のプロフィール写真を撮った。あの時の写真をお母さんに渡そうと思って、早く起きてプリントして、お母さんへ手紙を書く。何だか最近よく手紙を書いてる。パンを焼いて、バターと蜂蜜をたっぷりとかけて、お茶を沸かした。涙がどんどん出てくる。身体のあっちこっちで小さな爆発が起きてるみたい、思い出と哀しみが交互にやってくる。

勇気を貰ったように思う。
今日を有り難く生きるとかじゃない、死を側に感じて自分の身を安堵する事なんかでもない、そんな事じゃなくて、未来を残してくれたように思う。色々があった私にとって、彼女の死は哀しいだけじゃなかった。後悔が沢山あるから、生きたい。

味噌鍋

Journal 06.4,2021

友達が亡くなった。午後、プリントしてて、不意に最近元気かなって思い出した矢先だった。電話を切ったら、涙がどんどんと溢れて、床に転がって泣いた。このままだと哀しみに喰われちゃいそう、外に出よう。涙を拭って家を飛び出したら、雨が上がったばかりのコンクリートがひんやりしてる。通りを歩いても、歩いても、まるで地に足がついていないみたい。

いつしか彼女と疎遠になっちゃって、その理由も本当にくだらない理由だった。どうしてあの時、私は怒ったんだろう。私が怒らなかったら、彼女が辛い時に私は少しでも支えになれたかもしれなかったのに。私の最低な離婚の話なんかを聞いたら、少しだけ楽になって、時には笑ってくれたかもしれない。どうかお願いだから、失った時間は戻らなくてもいいから、少しでも助けになりたかった。なりたい。

すごくいい子だったのに。いい子過ぎると人に騙されちゃうよって、そんなにいい子にならないで怒っていいんだよって、お母さんみたいに口を酸っぱくして伝えてた。やっぱり、おかしいよ。悪い事をする人は今を飄々と生きてるのに、彼女みたいな人がどうしたら苦しんで死ななきゃいけないんだろう。世界にとっていい子は必要な筈だよ。

帰宅してもずっと慌ててる。3年前にニコちゃんが死んだ時みたい。何をしていいのかわからないし、何もする気になれないけど、何かしなきゃいけないと思って身体がじっと出来ない。とにかく夕飯を作ろう。キッチンに立ったけどわからない。前にたまちゃんに貰った、とり野菜味噌っていう鍋の素を見つける。富山の実家ではよく食べるのだそう。冷蔵庫の野菜と冷凍庫の肉や魚を、とにかく切って鍋に放り込んで、鍋の素を入れてグツグツと煮る。何となくニンニクも沢山放り込んだ。さっきからずっと胃がキュッとする。食べよう。哀しい日はとにかく食べよう。私はどんなに辛くても食べれる女だから。

ビールをあけて、何杯もお代わりした。

朝食

朝食 04.4,2021

二日酔いで遅めの朝食。
厚焼き玉子を作ろうとフライパンに卵液を入れたけど失敗して炒り卵に、昨日の残りの味噌汁、アボガドと醤油麹とオリーブオイルをあえたもの、納豆、ぬか漬け。お茶。ぬか漬けが酸っぱくて沁みます。

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『わたしを選んでくれる人』4月4日 ” 雑誌の企画で綴り始めた日記 “

目黒のユタカさんっていうデザイナーをしてる方と五反田で会った。行きつけらしい赤提灯に連れて行ってくれた。自転車、デザイナー、丸い眼鏡、黒いTシャツにキャップ。勝手に彼のキーワードを読み取り、友達の彼氏や旦那さんのような柔らかくて今っぽいシティボーイを想像してた。私が好きになるタイプでは無いけど、きっと安全だろうと確信。登場したのは、革靴に革ジャン、TOKIOが履いてそうな擦れたデニムにパールのウォレットチェーン。何故かガックリとなる。私は一体、何やってんだろう。マッチングに期待するなってあれだけ山若君に言われてたのに、小さなオアシスで小鳥が水浴びさえ出来たらいいなんて淡い期待を抱いてた。

ユタカさんは席につき、グラスに注がれた麦酒をぐっと飲むやいなや、急にニット帽を玉手箱を開くみたいにパカーンってお披露目した。「僕、こんなんなんです!」ツルツルの真っ青の真っ白で、そこにはやっぱりシティボーイじゃなくて、小学校の時にTVで見たクリリンがいた。完全にタイミングを間違えたよね?私が口をあんぐりしてる間に彼はじゃんじゃん酒を呑み始めてる。開放感って感じ。スッキリしたのかな。私の無言の問に返信する気配すら無く一人勝手に陽気になっていった。

そうこうして1軒目を2時間程で出て、五反田いち人気だと言うの赤提灯へと向かった。レモンサワーセットを頼み、さぁと呑み始めたた矢先。「よしみさんは、結婚したいですか?」思わず吹きそうになる。だけど、結婚については言いたいことがあるからハッキリと伝える。「結婚が全てだとは思わないです。」って。返答は勿論無し。聞こえて無かったのかな。陽気に酒をじゃんじゃん呑んで、呑んでる。「よしみさんといると、僕はとても落ち着くなぁ。」まるで湯船に浸かってるみたいに気持ち良さそうなユタカさん。しきりに店員さんに「Yes!」と英語で返答してる。Yes以外は勿論日本語。Why?? 「もう帰りましょう!!」急にお会計をお願いして早々に帰宅。きっともう呑めなかったんだろう。翌朝、悪い酒が身体中を犯している最中、携帯を開くと、夜中の3時にユタカさんからメッセージが入ってた。「僕のLINEのIDです。検索して!」数日放置していたら、アプリから退会した様子だった。どんな関係でも、友情でも、仕事仲間でも、恋人でも、何でも、まずは対話、だよねって改めて思った今日。

フリージア

Journal 03.4,2021

誰かを好きになりたいなって思う。
理由の一つは忘れたいから、理由の一つはわからない。今日は早くに起きて納品を終わらせる。それから幾つかやらなきゃいけない事を片付けてお風呂に入った。午後は人に会う約束をしてる。化粧も髪も下着も服も、誰かの為にはやってない。全部自分の為。会いたい人がいる。だけどもう二度と会えない。身支度をして家を出る。

どうしてどうしたら、どうして今にいるんだろうって思う。同じような事を12才くらいの時に考えた事があったな。どうしてを何十回、何百回とやったけど、ずっと今だった。きっとあの時は恋をしてたんだろうなって。初恋かな。隣のクラスの開成中学校に行くって言ってた斎藤くんが好きだった。私も同じ、皆んなと違う中学校に行く事になってた。好きなのに、すごく好きだけど、好きな友達とも好きな場所も全てが変わってしまう。新しい場所への期待や希望もあるけど、今あることがあっという間に消える瞬間がくる。あの時に、捨てることを捨てられることを覚えたのかな。

結婚なんてしない方がずっとずっと幸せだったな。
心は安心した様に錯覚するだけで、周りに世界に認められた様な気持ちに勘違いするだけで、結婚した方が不幸せだった。結婚の奴隷みたいになって、結婚しない不安定なままの私たちの方がずっといつもがお互いに一生懸命で楽しかったな。

夜に帰って、少し酔っ払ってる。こないだイマムが買ってきてくれたビールを飲みながら、私にへばりつく梃子を抱いて天井をずっと見た。数メートル先のそこにあるのに、空みたいに天井を長い時間見たと思う。どうして失くなったんだろう。

タケノコのバター醤油焼き

和食 01.4,2021

実家から送られてきた立派な筍。近所の友達を呼んで筍を食べる事にした。本当は筍ご飯をするよって言ってたけど、オオゼキで美味しそうなスルメイカが売ってたから、スルメイカのご飯にしちゃって、筍は糠と唐辛子で1時間くらい煮た後にバター醤油焼きにする事にした。春がいよいよ始まった感じがする。みっちゃんはお土産にケールを持ってきてくれて、イマムは美味しそうなビールを持ってきてくれた。嬉しいな。どうでもいい話をしながら夕飯を食べる。いい時間。

久しぶりにいつもとは違う夢を見た。何か困った事が瓶の奥にありそうな感じなんだけど、問題なく喉は潤してる。そんな感じの感覚の夢だった。外は曇ってる、だけど明るい朝。

夕飯
タケノコのバター醤油焼き
スルメイカとパクチーのご飯
パプリカと豚肉の豆板醤炒め
タコの和風マリネ
酢煮卵
ケールとアボガド、トマトのサラダ

アニスの台湾風煮物

エスニック 31.3,2021

今日が今月最後って知らなかった。明日から4月なんだそう。桜が気づいたら散り初めていたのはそういう事なんだ。午後にADの中西君と色見本の打ち合わせ。中西君って昔から坊主で真面目でまっすぐで。今も同じ。すごく素敵な本を作るし、その事はもう遥か彼方。ボキャブラリーを持ち合わせない私は素敵としか言葉が出てこない本を作ってる。コロナで一年ぶりに会えて、嬉しかった。あと、写真集の事をちょっと相談した。出来たら、中西君としたい。話してて思った。家を出る度に思う。世界は想像以上に平和で安心する。

帰りのバスでインスタを開いた。ライターの石塚さんが明日から4月だって事や一年を振り返った色々を記していた。インスタはあまり最近見てない。なんだかインスタっていいなって思った。結婚の話題はまぁまぁお好きにどうぞってなるけど、それ以外は見てて元気になる。人って幸せになれるんだなぁって。石塚さんはずっと前に深沢にあるスノーショベリングの中村さんが紹介してくれた。それから、お仕事を一度して、時々写真を見て貰ったり、あとはワールドさんのお仕事でご一緒した。いつも優しくて、いつも温かい女性。SPRINGっていう女性誌の開いて直ぐのところで長くコラムを書いてた。知ったのはわりと最近で、聞いた時は驚いたけど、そういう事を言わない方。フラットで優しくて。石塚さんの投稿がなんだか嬉しくなってメッセージをした。あと、近所に引っ越したから、その事もお知らせする。それで色々のメッセージをして、私の知らなかった過去の離婚の事とか、その事で辛かった話とかもちょっとだけ話してくれた。勇気が出る。離婚を後悔してるから。我慢して弱いまま、勇気がない自分でいた方がずっと良かった。こんな苦しい思いをしたくないから離婚をしない方が、現実から自分から人生を放棄した方がずっといい。離婚を選べない人がいるなら、それがいいよって言うと思う。想像を絶して、すごく苦しいから。この選択は簡単じゃない。

それに、すごく夫に会いたい。今の夫じゃない。女性に暴力を振るったり、人を騙したり蔑んだりする男じゃなくって、弱くて優しかった頃の夫に会いたい。もう会えないのは知ってるけど会いたい。あの頃の彼が好きだった。毎年4月1日は地元の大阪でライブをしてる。今日もきっと深夜バスか新幹線代を稼ぐ為にライブをしてるんだろう。聞きたくない。死んでも聞きたくない。あの声は私を欺いたり、傷めつける為に使った物だから。もし一瞬でも聞いたら、きっと体中を締め付けて窒息すると思う。

桜を見上げるのに、何度も散りそうな桜を見上げるのに、まるで今日じゃないみたい。今日はニコちゃんの三回忌。何だか時間の感覚がおかしい。3年前の今日をよく覚えてる。あの日もお酒で毎日暴れてる最中に真っ黒な顔をして中目黒での展示の会期中だった。ギャラリーの前で兄からの電話をとった。亡くなったからって言葉に「うん。」としか私からは出なかった。その後にリリーフランキーさんのマネージャーをしてた北井くんと、ナナちゃんが急に現れた気がする。それでもう俺、マネージャーやめる事にしたって。すっきりした顔をしてた。色々が終わりみたいな日だった。そうして、展示が終わった頃にニコちゃんが死んだ事と、初めて夫の事で辛かった事を一緒に展示をしてた野村さんに話したように思う。まだ私達はそんなに深い仲じゃなかったし心配させたくなかったら、ずっと隠してた。野村さんは、今直ぐにうちに逃げてきてって言ってくれた。彼氏のミッチーもいいって言ってるからって。あれから3年。すごく長かった。新婚旅行も行ったのにな。お酒も二度と呑まないって約束して元に戻ったのにな。もう二度と地獄は来ないんだって、やっと幸せになれるんだって安心した生活が一年続いたのに、誰かが夫に酒を与えて一瞬で戻した。依存症の人は自制がきかない。だから呑ませないでって言ったのに。

世界は簡単に変わっちゃう。今日は早く寝よう。明日という日がまるで別人になっててほしい。もう十分に苦しんだと思ってる。お願いだから、変わって。

また最近の私は過去に囚われてる。髪を切ろうかな。変わりたい。

アニスの台湾風煮物
鶏の手羽元
南瓜
生姜
アニス
オイスターソース
醤油

カレーとぬか漬け

カレー 30.3,2021

PMSが終わった筈なのに、寂しさが全身にまだ少し残ってる。先月は抜けたらスッキリしてたのにな。どうしてだろう。目が覚めて、ベッドで梃子をさする。気持ち良さそうにもっとやってと手を動かしてる。写真の仕事、何歳までやれるかな。50、60歳になったら今の様には働けない。ぼんやりと考える。携帯を開くと、メッセンジャーにパリのまゆみちゃんからメール。ドイツ人の記事の話が面白いから読んでって。どうして日本人女性は夫のお金に頼ろうとするのか?っていう話だった。白湯を入れて、ダイニングテーブルに座って、これからの事を考える。これからをどう生きていくか、新しい事を考える事はすごく楽しい。一年前くらい、80歳になっても写真の仕事をしたいと友人に言ってた。馬鹿だな。あの頃の私は、本当に無知で幼稚で無謀。だから、こんな事になっちゃったんだよ。なーんも考えなかったな。愛さえあれば乗り越えられるって信じてた。愛は大事だけど、愛だけでは食べれないし、愛があっても現実を変える事は出来ない。世界は私のものじゃないのに。

午前は写真を納品したり、ちょっと片付けをした。何だか色々が回ってる。占いは、オーラも守護霊も、出来れば信じたいけど、本当に大変な時に鼻をかむティッシュより役に立たなかったから信じない。だけど、目に見えない何かは感じる。世界を回してるのを全身で感じる時がある。リズムみたいにトントンと何かが運ぶように回っていく。今日はそういう日だった。そして、寂しさが横にじっと座ってた。もしかしてずっと居るつもりなのかな。

昼食は冷凍してたチキンカレーにチーズを乗せてレンジで温めて、炊きたてのご飯にかけた。ぬか漬けの古漬を薄くスライスして茶碗の端にのせる。カレーとぬか漬けって、想像以上に美味しい。

夜はみつみちゃんと近所でもんじゃを食べた。美味しいって楽しい。

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『わたしを選んでくれる人』3月30日 ” 雑誌の企画で綴り始めた日記 “

夜にタカシさんからLINE。「恋愛も婚活もする気になれないような事があって、もうアプリもやめます。週末も会わない方がいいと思います。ごめんなさい。」なんていい人なんだろう。私は友達になりたかったんだけどな、だからやっぱり友達になりたかった。私が思ってる以上に世界は怖い場所じゃないのかもしれない。また騙されたらどうしよう。友達じゃなくって、男性と深い関係になるのが怖い。沢山尽くしても沢山支えても、気分が変わったからといなくなった夫。どれだけ彼の為に頑張ったんだろう。給料でもいいから貰っておけば良かったな。そんなお金さえも彼には無かったけど。本当に無駄な時間を過ごしたように思う。私が尽くした全ては彼の物として世や彼の周りに彼のファンへと貢献されたのだろう。当時はそれでもよかったけれど、それが本望とさえ信じようとしたけど、今となっては全くもって笑えない。ジェーンスーさんのラジオで尊重の話をしてた。優しさと尊重の違い。夫は優しかった。優しい言葉を使うのが上手だった。だけど、よく私を隠す事が多くあった。手伝ってた店も、自分がやってると自慢するのをよく見た。実際には彼はバイトみたいに立ってるだけで、私が経営者の様に働いた。私は全く尊重されてなかった、不服に感じるなら泣きつかれても止めたら良かったのに。タカシさんとやっぱり友達になりたかったな。そんな真面目にならないでいいのにって思ったけど、尊重ってそういう事なんだろう。交換したLINEを削除した。
カレーとぬか漬け
チキンカレー
ピザ用チーズ
ごはん
糠漬の古漬けを薄く切ったもの


麻婆豆腐

中華 27.3,2021

午前は料理家のエダさんの写真を撮りに渋谷へ行く。いつも明るくて素敵な人。それに聡明。一緒にいて楽しい人って、ホッとするな。エダさんとはもっともっと色々とお喋りしてみたい。会うたびに思う。帰宅してポストを開けると、ビビッドピンクの封筒を見つけた。マユミちゃんからだ。一ヶ月前にパリから送られた一通の手紙。一ヶ月どこにいってたんだろう。時間の間に落ちたね、なんて話てたけど、ようやく来てくれた。手紙とカードとペンを持って近所の喫茶店に行く。窓辺の陽の当たる席が空いてた。嬉しい、ひとり特等席。白ワインを頼んで何度も手紙を読んだ。いつの日か私が言った言葉が中々いいって書いてある。”ネガティブであっていい、ネガティブも抱きしめて、無理にポジティブでいる必要はない”って。マユミちゃんが元気がない時にかけた言葉なのかな。覚えてなかった。

昨日、友人に紹介して貰った方に写真を見て頂いた。正直とても落ち込んでる。多分、今の私にとってはちょっと辛かったんだろう。剥き出しな状態だから、刺激に弱い。最期の希望がまるで失くなったような気持ちになってる。元気な時なら受け入れられるような言葉も、未だ痛かった。あーあ、調子に乗ってたな。この新しい世界と私は仮縫いみたいな状態で繋がり始めたばかり。堂々と世界を歩くのはきっと早かったのかもしれない。

何度も手紙を静かに読む。手紙って本当に不思議。メールだとさっと終わってしまう言葉を何度も読み返し想像する。きちんと手の中に言葉が入るように感じる。最期の方、”あなたは遠くない未来に幸せに暮らすって、予言してる”って書いてあった。何だかな、可愛い人。人には役割がきっとあるんだろう。その人なりのやり方で世界と関わってる。まゆみちゃんはいつもこういう感じ。くすっと感じるような小さいサプライズをくれる。

私は私が言ったように、ネガティブのままでいいんだ。きっとマユミちゃんの預言が当たる日はくる。焦らない。直ぐに幸せに直ぐに元気になりたいけど、そんなに次へ次へ行こうと頑張らなくっていいんだよな。心がずっと激しくボールみたいにどこかに当たっては跳ね続けてる。疲れたな。

マユミちゃんに手紙を書いた。確か、20代前半にベルリンで買ったと思うポストカードに小さい字で、今感じてる事を丁寧に書く。今日が辛い事、手紙に救われた事、気づいたら桜が咲いていた事。2週間後のパリに、時空を超えて今日がどんな風に届くんだろう。

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『わたしを選んでくれる人』3月28日 ” 雑誌の企画で綴り始めた日記 “

あれから友達の友人の夫とマッチングしたアプリはヤメた。そこで会った書く仕事をしてるタカシさんとLINEを交換したけど、LINEはあまりしてない。なんかメッセージを頑張るのが怠い。それに夜にただいま、朝におはようなんて、見知らぬ男から四六時中アラームのようにLINEを鳴らされても困る。もう一つのアプリは何となく稼働中。山若くんの「自由にやって」という言葉を十分にはきちがえて、ただただ失礼な女になってしまった様にも思う。男の人ってロマンな生き物だから、犬を抱き抱えて微笑む女の写真にこっぱ微塵に、ざくざくと微塵切りにされたらさぞホラーだろう。今更ちょっと心が痛む。何となく既読スルーにしてる人が数人。今日まで何となくメッセージしてる人が一人。ユタカさんっていう広告関連の人。デザイナーだろうと風貌から推測。友人の彼氏や夫にいそうな雰囲気でフツーのやり取りをしてる。

粕汁の作り方とか、酒を飲むかとか、お酒が不味くなる様な酒場が私は嫌いだとか、ユタカさんが自転車で飲酒運転をして転んで顔面を擦りむけたとか、そもそも飲酒運転は良くないとか、適当に気張らないメッセージをしてる。良かったらお茶かお酒でもって数日前に連絡が来て、友達に返信するみたいにOKって返した。酒場が嫌いな事に関して理由を聞かれたので、隠すのも面倒だし、元夫との離婚の原因が酒だと伝えると、自然にメッセージはいつもの様に続いた。この人は何かを経験してる人な気がする。余計な事は聞かないし言わない。こういうバランス感覚って経験して無いとわからない。子供みたいに「何でどうして?」と聞いたり、昼過ぎの主婦の様に「可哀想〜」と空の同情をかけたり、付き合いたての男が直ぐに結婚を口にする様に「俺なら君を守る」みたいな綿飴くらいやわい言葉も言わない。

麻婆豆腐
豆腐 1丁
豚こま肉 粗くみじん切り
ニンニクの芽 3本
ピーマン 2個
にんにく・生姜 1片
豆板醤 小さじ2
醤油 小さじ1
ナンプラー 大さじ1
片栗粉
鶏ガラスープ カップ1
塩・胡椒
胡麻油

ホルモン丼

Journal 25.3,2021

今日も何だか料理気分じゃ無い。昼は簡単に焼きそばを作って、夜は買ってきた食材で常備菜ように、キノコのオイル煮、ブロッコリーのボイル、甘酒を作って、夕飯は大蒜の芽とホルモンの丼を作る事にした。完全にPMS突入。だけど、先月に比べたら天と地の差くらい楽。べったりと床に張り付いた感じはあるけど、全然。こんな事になる前と同じくらいか、それよりちょっと辛いくらい。チョコレートを食べながらカフェインレスの紅茶にお湯を足して何杯も飲んだ。不思議な物で生理の時に限って刺激的な物を欲する様に思う。お酒とか甘いお菓子とか、コーヒーとか。1日が長い。きっと辛いからだろう。

ジェーンスーさんのラジオで、リスナーの悩みに対して、女の生き方がNetflixやアマゾンプライムで勉強出来るからって言ってたの思い出して、Netflixでドラマを見る事にした。刺激的な描写がとにかく辛い。前は全くそんな事を感じなかったのは、きっとこれは絶対に現実に起こらないと思って見てたからだろうって。エンターテーメントとしてはもう見れない。私の全身がうづく。殴った人は殴った手がどうして自分を突き破ったのかを覚えている様に、殴られた人は殴られた皮膚が心を破裂する感覚を覚えてる。暴力だけじゃない。人を騙したり、脅かしたり、意地悪をした感覚も同じ、した方もされた方もしっかりと全身が覚えてる。映画や本は生きる糧になる素晴らしいものだと思うけど、ちょっと刺激的なストーリーは私にはあまり要らない気がする。元気になる為に見たのに何だか重たくなった。

あーあ、写真をやらなかったら、あの生活を続けていれたのに。夫の病気の症状がいい時と悪い時を、天国と地獄みたいに行ったり来たりしながら、いつもの既婚者の友人が周りにいて、夫の悪口をセリフの様にリピートする生活の中にいれた。同じ様な悩みの中で励まし合う。結婚とそれを支える環境はハッピーセット。中身なんて関係ない。貧乏でも夢が叶わなくても、もう私はいい歳だからって、これが嫁としての幸せなんだって信じてあの場所にいれた。どうして、今、ここにいるんだろう。PMSなのはわかってる。どんどんネガティブになるだけ。こういう気持ちは心の声でも何でもない、バランスが崩れてる心身が怖くて過去に退行する時になる不安そのもの。もう今日を終わりにした方がいい。PCを閉じて寝よう。

ホルモン丼
シマチョウなどホルモンミックス
ニンニクの芽
雑穀米

粕汁

和食 23.3,2021

昨晩は粕汁を作って、サミットでチラシを買ってきて簡単な夕飯にした。やっぱりPMSが始まったみたい。何もしたくない。料理を作りたいんだけど、億劫。粕汁は思った以上に美味しく出来て、柚子胡椒と一緒に食べると最高。夜は早く寝た。

昨日に引き続き、また嫌な夢を見る。どんな夢だったのかは思い出せないけど、また夫に苦しめられてる夢だった。だけど、少し寂しい気持ちにもなった。朝は悲しい気持ちで目が覚める。やっぱり、一ヶ月前のPMSと同じ。ホルモンバランスで精神的に不安定になると、過去に戻ろうとするみたい。だけど、あの過去は幸せな事ばかりじゃなかったから、ここには来るなって断られるのかな。困ったもんだ。どちらにせよ、行き場の無い気持ちが浮遊する時間となる。そうそう、これがPMSって感じ。

PMSは女性の9割が、PMDDは女性の1割の人が自覚する症状なんだとネットや本を読んで知った。イライラや急な哀しみといった、軽い鬱症状は女性の殆どは経験してる。特別心配な事でも無いし、個人差はあるけど、その他にも色々な症状のでるPMSが面倒だって事は女性の中ではもうスタンダード。だからって、ようこそとは言えないPMS。あと3日くらい続くのかな。幾つか考えていた術については、あまり意味が無いと思った。例えば、高級パックをつけるとか。悲しい気持ちの中で高級パックをつけても高揚はしない。むしろ、気持ちがアンダーな分、毛穴に栄養が入らなそうで勿体無い。

なんとなくわかった。これは仕方ないって諦めた方がいいかも。それと、とにかく寝る。何かしようと思うから、イライラしたり哀しくなるから、必要な事はやるけど、気合いなど入れることは一切お休み。早くにベッドに入ってこの世から去れば、数時間後、お肌は健やかになってる。おや、って気分が上がる。

大丈夫。PMSに襲われたって不幸になるわけじゃ無い。適当に悲しんでおけば、直ぐにまた来週には空けてる。そうしたら、また頑張ろう。

粕汁
鮭 [鱗をとる]
小松菜
玉ねぎ
ねぎ
蒟蒻
酒粕
味噌
だしパック 少し

鯖缶のトマトスパゲッティ

洋食 21.3,2021

携帯を見ると、夜中の2時を過ぎてた。梃子が雨に向かって吠えてる。こんな時間に目が覚めるのは久しぶり。しばらく梃子をぎゅっと抱きしめながら、カーテンの向こうで雨が鳴るのを見ていた。この家は本当に静か、安心する。段々と目の前といつかがシンクロする。あの長い夜に何の意味があったんだろう。キッチンには冷えた夕飯。帰ると言ってから、5時間、6時間はゆうに過ぎてる。メールをしても既読スルー。ベッドから窓辺にある時計を見るのがすごく厭だった。時間が重なっていく度に不安が募っていく終わらない夜。いつの日か、夫が帰らなくなった夜が続いたある日に時計を押入れにしまった。

少し寝坊して、7時過ぎに目が覚める。PMSはまだ来てない。むしろ今日も絶好調に楽しい。餅を焼き、厚く切った冷たいバターを乗せて、甘露醤油を垂らして食べる。山形に引っ越した編集のざおーとLINE。仕事の事を相談したり色々メッセージ。会いたいな。そんな矢先に兄とメッセージして、芋煮会の大宮くんともメッセージ。今日もとっても楽しい。

昨晩に読んだ河合隼雄さんの本の中で「生まれ変わるためには死なねばならない」っていう話があった。肉体的な死ではなく、心の死。人間は時に、きちんと死なないと次にいけない。間違って体が死んでしまう人もいる。自殺って事。それを心理士として、きちんと側で見ていてあげる、上手に心が死ねるよう。そういう感じの話だった。何だかわかるな。中途半端に生きてると生まれ変われない。いつまでもその場所でゾンビみたいに生きてしまう。だっていつだって死ぬのは怖いし、その先が見えないから死のうとは思えない。だけど、死にそうになると死んでもいいかもってなる時があって、死ねる。こんな話、誰が聞いてくれるんだろう。友達に話したらきっとまた、とち狂ったと思われるだろう。河合さんとお喋りしたいな。何だか明るい写真が撮りたい気分。ざおーと朝から不倫の話になった。山形と東京の昼顔について。あれはゾンビの成せる行為な気がする。いっぺん死んじゃえばいいのに。人生って楽しいよ、だって死ねるんだから。お腹空いたな、昼はトマトスパゲッティを作ろう。

鯖缶のトマトスパゲッティ
スパゲッティ
トマト缶
鯖缶
にんにく
春菊
みじん切りの玉ねぎ
ナンプラー

オリーブオイル

キャベツの焼餃子

中華 20.3,2021

昨晩の夕飯に作った水餃子が何だかもうちょっとで、今日はキャベツの焼餃子を作った。いつもは白菜だけど、コウケンテツさんのyoutube見てたらキャベツの焼餃子が食べたくなって今日はキャベツ。鉄のフライパンはくっついて剥がれない、お陰ですっかり失敗。久しぶりにこんなに失敗したな。いい加減にテフロンのフライパンを買おう。一本だけ持ってるんだけど、兄嫁のリーチャンが結婚した時にくれたやつ。もうテフロンは剥げちゃってるのに、前の家を出る時も何だか捨てられなかった。貰った時に嬉しかったし、あのフライパンで本当に色々な料理を作ったから。捨てないで、もう一本買おう。あのフライパンは好きだから。

今さっき地震があって、大きく揺れた。嫌だなって思いながら本棚の食器が落ちないか心配して見てた。地震が起きたって仕方ないって焦らない自分がいる。変かもしれないけど平穏。怖い事に私はきっと良くも悪くも慣れた。だけど、久々に失敗した焼餃子はちょっと悲しかったかな。地震、最近また増えたかな。

餃子はお店で食べたら3皿くらいだと思う。まぁまぁ焼いた。大皿の餃子とビールを飲みながら、今日は本を開いてみる。朝ごはんの時によく雑誌を読むけど、夕飯の時に本を読むのは初めて。アシスタントをしてる時、生活ができないから週2くらい三茶の三角地帯のONSENバーで働いてた。毎日ママが変わるスタイルのバー。東京ピストルの草薙さんが経営をしてる。なんでもやっていい。ご飯をだしたければ、勝手に好きなものを作っていいし、営業スタイルも自由。強いて言えば、時々、草薙さんから夜中に連絡があって「今から行くね。」って、酔っ払い達を沢山連れてくるのが面倒だったくらい。そもそも、私は接客が苦手だったから好きな客しか入れなかった。そうしたら、一度は酔っ払って入ってきたサラリーマンに千円を投げつけられた事があって、かと思えばキャロットタワーで劇終わりの有名な俳優が遊びに来る事もあって、朝までとはいかないけど、楽しく夜が更けるまで遊んだ。そこで、今は友達となった男が、5席しかない店の片隅でいつも本を広げてビールを呑むのが不思議で、嘘でしょ〜って見てた。だけど、ご飯を食べながらビールを呑みながら読書、出来ちゃった。想像以上に楽しい。失敗した餃子への後ろめたさなんてって一瞬で消えて、なんなら麦酒はおかわりしたいくらい。こーんな楽しみってあったのか。何だかちょっといい大人になった気分。

予定だと今日あたりにPMSが来るはず。カレンダーにはPMS襲来と黄色でしっかりと警告されてる。おかしいな、うんともすんとも無い。いつ襲われてもいいようにスタンバイはOK、ベッドの横には指南書が準備されてる。

負けないよ。トラウマに襲われたって負けない。何度襲われたって、その度に襲われない術をあちこちから掻き集めてやる。人間ってのは知恵のある生き物だからね。フライパン買いに行こう。

キャベツの焼餃子
キャベツ 細かく切る
ミンチが大きめの豚の挽肉
ニラ 微塵切り
ネギ 微塵切り

鶏ガラスープの素
ごま油 タネに入れるようと、最後に回しかけるよう
餃子の皮
餃子を焼く時用小麦粉を溶いた水

キャベツと豚肉の水餃子と黒酢のスープ

Journal 20.3,2021

” 離婚して良かった。”
蔦屋まで歩いている時だった。

前の家から近くてよく通ってた代官山蔦屋。あれから怖くて行けなかった。ゆっくりと本が読めて、料理本が洋書も含めてとにかく沢山ある。都内でいい本屋さんはきっと沢山あるけど、これだけ私が読みたい本が揃っていて、座って読めるのはここだけ。行きたかったけど行けない。もしかしたら、もう一生行けないかも。あんなに気に入ってたのに。池尻大橋や中目黒が正直怖い。風がぴりっとしていて、背中がぞわぞわしてしまう。トラウマが離れるまで、あと何年かかるんだろう。そう思ってた。大坂上のバス停を降りて、歩き始めて5分も経たなかったと思う。よく歩いていた通りを同じ様に蔦屋へ向かって歩く。

コロナで仕事が前より減って、体調を崩して仕事を少しお休みして、写真ってものから少し離れたのが良かった。1年ぶりにじっくりゆっくりと自分の撮って来た写真を見る時間が出来て、人にゆっくりと見てもらう時間を貰って、私の撮った写真が見えてくる。どうしてこうやって撮ったのか、どうしてこの時にここでヤメちゃったのか、何でこの色にしたのか。自分の事なのに他人事のように気づいた何かに驚いた。あの場所にいたら見えなかった。とにかく撮りまくる時間しか無かったし、自分の撮ったものと向き合う時間なんて全く用意されてない毎日。ダメな夫だから私がやらなきゃって。妻である事に必死だった。写真の時間を犠牲にしてる事もどこかで気づいてたかな。家族ってそういうもんじゃ無いのに。一緒に食事をして、一緒に暮らして、家族である事を楽しむのが、私は家族だと思う。頑張るものでも必死に支え合うものでも無くって、今を一緒に楽しむ為の団体。腹もたつし考え方も性格も違うから喧嘩もするけど、とにかく一緒にいて楽しい。コロナが終わったら、私の育った家族みーんなでご飯する日を想像するだけでにやけてくる。その日は絶対に腹が割れるのはもう決定。そうゆう団体活動に愛を感じてる、家族だなって。

夫が酒に溺れるのと同じ。私は妻である事に溺れてた。一緒にいたい、夫を愛してる。それが答えだと信じて気付こうとしなかったな。嗚呼おぞましい。あの時の私に言ってやりたい。「残念だけど、欲望に負けてるよ。とにかくまぁ耐えてるし、その根性だけはものすごいと思うけど、自分の人生から逃げちゃってる。目の前から手を離して、いっぺん背後の暗闇に下落して下落して、底に着いたら頭をかち割っておいで。」ってね。だけど、結局のところ、底に着いてグシャっと全ては飛び散ったかな。右手にカメラ、左手に梃子。私がぎゅっと抱えていたのは2つだけ。家も仕事も友達も家族もあの世界にあったものは飛び散って消えた。

兄のように慕ってる雑誌の編集長をやってる栗さんに一度目に大暴れした時と、その一年後にまた始まった事を相談をした。その時に、「よーよは、せっかく起動に乗って来てるのに、いい写真が撮れなくなるよ。」って。何だか今その意味がしっかりとわかる。どんな事があっても根性で乗り越えられるって思ってたけど、違う。あの場所にいたら、夫といれたけど、私はどんどん写真が見えなくなってた。見えなくなればなる程に見失っていく自分。自分でいる以上、自分を失くしたら苦しくなるのは当たり前。何だかな、こう来たかーって。大どんでん返し。私は写真が好き。それが全ての答えとなった。だけど、何だかようやく生きてるって感じがする。今日に不幸を選ぶのも、不満を言う口を止められなくなるのも自分。選んだ相手のせいじゃ無い。誰かに何かされたからでも無い。大雨みたいにある日突然に誰しもにやってくるようなもの。答えはそんな所には無くて、人生っていうのは想像を絶してる場所にちゃんとある。それに、落ちたら、とことん掘れっていう言葉があるけど、もうこれ以上は無理って思ってた場所よりずっとずっと今は深い所みたい。そして、何だか知らないこの場所が楽しい。よく自分でもわからないけど、そう気づいたら離婚して良かったって想いが空から降って来た。

すごく久しぶりの蔦屋。雑誌や本をじっくり読んで、懐かしい時間にどっぷり浸かった。トラウマは一向にやってこないし、すっかり忘れて読書にふける。最高だな。本って本当に素晴らしいよ。料理本も雑誌もどうしたらこんなに楽しい作りになってるんだろう。一気に気分が飛び抜けそう。何なのこの感じ。楽しくて仕方ない。本を作ってる人は偉い。どうかヤメないで、私のような人が路頭に迷うから一生続けて。不思議なもので、こういうウキウキって子供の時のまま、きちんと健在してる。ページを開く度にワクワクして、嬉しくて、楽しすぎてゆらゆらしてくる、もうゼリーに飛び込んでしまいそう!!久しぶりに竜宮城に戻った浦島太郎みたい。地上は狭くて息苦しくてバイオレンスでとてつもなく苦しかった。竜宮城、ただいま。写真、ありがとう。あなたのお陰。離婚して本当に本当に良かった。

よく嫌な人にも感謝するといいとか、ごちゃごちゃとした事を聞くけど、最低な事をした奴には感謝なんぞ出来ない。だけど、今が嬉しいとしたら、今日にありがとうかな。あと、代官山蔦屋と本を作ってる人に感謝。

キャベツと豚肉の水餃子と黒酢のスープ
[キャベツと豚肉の水餃子]
キャベツ みじん切り
豚ひき肉
生姜 みじん切り
餃子の皮
ごま油
塩・胡椒
[黒酢のスープ]
春菊 4当分くらいカット
えのき 2cmくらいにカット
黒酢 カップ1/2
鶏ガラスープ 大さじ1
片栗粉 大さじ1
水 カップ 3くらい

キムチ鍋とひじきご飯

エスニック 17.3,2021

今日は久しぶりに営業に行った。
コロナになってから、3、4本続けてた連載は全て打ち切りになって、定期的に撮ってた媒体もストップ。仕事は半分以上失くなった。コロナだから仕方無いって思ってたけど、何だかちょっと違う気もしてきた。この1年で担当者が辞めたり、移動したりする事も多くあったように思う。だけど、そのせいでも無い気がしてる。前に師匠が「どうしてこんなに自分はいい音楽の写真を撮ってるのに、自分よりずっと下手くそな人がそれを撮ってるんだろう。自分ならもっといいのが撮れるのに」っていう話をADの人と話してたのを聞いた事があった。当時は何を言っちゃってるんだよって思ったけど、最近同じ事を思った。料理が好きだから、料理が好きじゃない人よりずっとずっといい写真が撮れる自信があるし、どうしてこの料理を見てない写真が選ばれてるんだろう。どうかしてるよって。料理を見てる人と、見てない人と、すぐにわかる。ファッション的に撮ろうとする人も多い。料理を見てって思う。雰囲気を撮るのはいいけど、料理は食べる物だから。食べる雰囲気を撮らないと。偉そうにいいたく無いけど、好きだからそう思っちゃう。

編集の方と話してて、見えてくる事があった。料理写真を始めてから数年。コロナ前はとにかく忙しくて来る日も来る日も料理を撮りまくる毎日だった。それがもうゴールな気がしてた。今までの写真を見返すと、よく撮れてるのもあるし、まだまだ素人っぽいのも沢山あった。少し世界が広くなったように見える。料理写真はこれからなんだって。

人に写真を見せるって本当にいい。見せないとわからないし、見せて初めて写真になっていく気がしてる。何だか今日の私は偉そうだな。何なんだろう。会う人や起こる出来事でどんどん気持ちよく回転していける。夜は近所のみっちゃんと、三茶に住んでる編集の金さんが遊びに来てくれた。三人でキムチ鍋。キムチは先週に漬けた物を全部使った。

夕飯
キムチ鍋
ゆりねとひじきのご飯
カブとピンクグレープフルーツのサラダ
カボチャと手羽先のアニスの煮物
みっちゃんのお土産のジーマミ豆腐、イカ焼き、おやつ
金さんのお土産の大量のビール

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『わたしを選んでくれる人』3月17日 ” 雑誌の企画で綴り始めた日記 “

山若君が進行中にしたやりとりをまたことごとくストップさせた。だけど、装わないでいいっていうのは遂行してる。一つショッキングな事があった。ここ数日やりとりしてる人が、友人の友人の夫だった事がわかった。たまたま、マッチングアプリの話をしてて、この人だよって写真を見せたら固まる友人。「この人、友達の旦那さん… 」こんな事ってあるもんだ。目を見合わせてギョッとして、笑った。その奥さんには本当に申し訳無いけど、笑ってしまった。ダサい男だなとは思ってたけど、まさか既婚者とは。なんだか私が情けない気持ちになる。歳は私と同じくらい。「これは、きっと神様のお告げだよ。」チャンスだと思うって事を友人に言った。きっとその男は永遠にそんな事を続けるんだろう。だから、きっと今回の機会はその夫婦にとってチャンス。だと、いいな。そんな事をしてる人生の何が楽しいんだろう。よくわからないし、そんな男が夫なら愛してるとは想いたくない。よくよく聞けばこれが初めてじゃないんだそう。
浅草でパン屋を営んでいて週末は山梨に農業の研修に行ってるという男がいた。「どんなパンを作ってるんですか?」って聞いたら、もう一年前に辞めて今はレンタカー屋で働いているとの事。なんで初めに嘘ついたんだろう。同い年で音楽のSNSを作ってるっていう男がいて、饂飩の話をしてて楽しかった。一人っ子のAB型。姉にマッチングの事を報告すると「一人っ子は絶対にNG。わかってるよね?」一つ返事で削除した。世の一人っ子な方には大変失礼な話だけど、我が家の統計では、兄弟戦争に巻き込まれずに成人しちゃった、全てを独り占めにしてきた男とは同じ地球に立てないとなる。すみません。
誰かと会う日は遠そうだな。誰かを探してるわけじゃないのに、トラウマセンサーが勝手に働いてしまう。馬鹿な男とか悪い男と友達になれても、もう愛せない。それって結局、自分を愛していないって事だから。

もやしご飯

エスニック 16.3,2021

編集の山若くんが打ち合わせとランチをしに家に来た。残り物のチキンカレーと、豆もやしご飯、先週に漬けたキムチ、スペアリブと大根の花椒煮、ぬか漬け、大根の皮と人参の金平。家にあるもので準備した。山若くんはヴィロンのパンを買ってきてくれて、偶然にも私の好物、パンオショコラが入ってた。嬉しい。

ご飯を食べて珈琲を入れた。本の話や、今進めてるマッチングアプリの話をする。出版の事をちゃんと知った方がいいと思って流通の話を教えてもらった。出版社に就職すると、新入社員は本屋での研修があるんだそう。そこで、本がどう売られていくかっていうのを現場で見る。その時に感じた事を教えてくれた。取次っていう役目の人から本が本屋に送られてきて、そのダンボールを開けて、コーナーに置いていく。どさっと来て、本棚に置いていく。とにかく忙しいから、その本の中身を見る時間も無いし、その本がどんな人が書いてるのかもわからない。どさっと来て、どんどん置かれてゆく本は、本当にその場所でお客さんに出会えるかわからない。残念な事だと思うって。面白いな。初めて知った。

それから、どんな本にしようって本棚にある本を触りながら、紙の事や、お互いに思ってる事を話す。私はここ数日に考えてた事を言った。アートな本にしたくない、今まで話してた様な写真の間に文があるような本は何だか違くて、もしかしたらエッセーの様な形でいいんじゃないかって、写真を見せたいし、写真集が作りたかったけど、この本には合わない気がしてる。写真はそんなに要らないかも。それくらいの気持ちでいいのかもって。うーん、難しいって言った。とは言ったって、やっぱり写真を見せたい気持ちがどこかにあるから。

「エッセーいいじゃん!!!」ニヤニヤして嬉しそうに山若くんが言った。実はエッセーがいいんじゃないかって思ってたんだよ、って。写真は数枚だけ、本の最初か最後とかにまとめて。裁ち落としじゃなくって、ちゃんとエッセーと同じテンションになるよう余白を入れて見せる感じがいいと思う。イメージが湧いたみたいで、メモ帳とペンを取って、スラスラ何かを描き始めた。楽しそうだな。こういう時間がいいなって思う。やっぱり、楽しい時間が好き。

次にマッチングの話をする。もうどうにもこうにも、自分の素性を明かさずに誰かと知り合うって難しい。それに、もう一つのアプリで素性を明かして始めた事を話した。「そもそも、出会えないよ。いい人には。」山若くんが言った言葉に驚く。だって、私が自分の世界を失くして、私を知らない誰かと出会って、自分の持ってる世界じゃない場所で短くてもいいから恋に落ちて欲しいっていうのが企画の希望なのに、出会えない?何だか、わかった気がした。自分を隠して装って誰かと会っても、お互いにそんな事をやっても出会えるわけが無い。それをどんどん壊していってとの事。どうせ一生会わないんだしさ、気持ち悪い事言われたり、変な人がいたらどんどん、嫌だって言っていこう。たいがい、いい人なんてそこにはいないんだから。アプリへの偏見じゃなくって、自分にとってのいい人っていう意味だと思う。自分をよく見せたいより、相手を知りたい、そういう勇気が新しい世界を作る。そういう事を言ってる気がした。それにしたって、私の携帯を渡してからもう2時間は経ってる。ソファーに座って、何の駄菓子が好き?とか、おすすめのつまみを教えて!とかメッセージのネタを聞きながら、楽しそうに沢山の男とやりとりしてた。山若くんが帰ったのは18時過ぎ。疲れたー!って言ってた。そりゃそうだよ。ビールを飲みながら、バトンタッチしたメッセージを続けたけど、ビールを飲み終わる頃には面倒になって止めた。

明るい毎日が続いてる。友達が楽しい事を運んで来てくれる様に思う。私が明るくなるだけじゃない。恋が始まりそうでワクワクしてる友達がいたり、ずっと音楽を頑張ってた子がビッグカンパニーの仕事をゲットしたり、嬉しいニュースも入ってくる。心の裏側に黒い物がまだ隠れてるけど、私は明るく行こうと思う。

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『わたしを選んでくれる人』3月16日 ” 雑誌の企画で綴り始めた日記 “

先週の土曜日、雨はザーザーぶりだった。喫茶店でKさんと待ち合わせして、1時間くらい話したと思う。率直な感想。写真やメッセージと全然違う。穏やかなイメージは一瞬で消えた。お喋り爆弾だ。ずっと爆弾を投下してる。私はあまり自分の話をしない方だと思うけど、それにしたって、とにかく聞いた。穏やかな純喫茶でぐったりとした1時間。新しくメッセージのやりとりを始めた人で同世代のカメラマンがいる。何でも撮るって聞いて、その言葉が気になった。仕事上、色々な物を撮る機会っていうのはあるだろうけど、これを撮りたいって言えないと、何でも撮るハメになる。何だってそう、何が好き?って聞かれて、何でも好きとか、何でも食べますって言ったら、本当に食べたい物を誰かに食べられちゃうよ。せっかく好きでやってるのに勿体ない。好きだからこそ、一番美味しい所を知ってるのだから。

山若くんが猛烈に沢山の男とマッチングして、私が返していないメッセージをじゃんじゃん返して、膨大なメッセージを進行中にした。「こいつは日本語下手だからダメ!」その男は、僕は群馬出身で、群馬在住ですって書いてあった。思わず吹いた。新しい人で面白い人がいる。趣味がラテンダンス。その人は南米を放浪してて、その時にラテンダンスを覚えて、今でも嫌な事があった時とか朝起きた時にラテンダンスを踊っちゃうんだそう。最高じゃん!って二人で大笑いした。それから、前にメッセージしてた編集の人。料理が趣味で話が合いそうって思ったけど、何だか面倒になって放置してた人。これも山若くんが、むちゃくちゃなメッセージをしてやりとりが復活。よくもまぁ、その男も返信したよって思う。その勇気に賞賛。ミオちゃんに教えて貰った昆布を週末に買いに行こうと思うので誘ってみた。
もやしご飯

豆もやし
鶏ガラスープの元

もやしご飯のタレ
にんにく 1片
醤油 大さじ2
砂糖 大さじ1
すりごま 小さじ1
ごま油 小さじ1