
パリからの手紙。今日は淡いピンク色の封筒だった。そして、その中身も同じように淡くて温かくて、ああ、恋。そうだ、恋ってこうこう。からだが3cmくらい地面から浮いちゃう感じ。ふわふわして柔らかくて、まるでそうピンク色の毎日の連続だ。その子はもうすぐ結婚する。結婚までの時間をカウントダウンする中、ふたりだけのふたりの時間が紡がれていく日々のことが書かれていた。
最近は忙しすぎて心が何処かへ行ってしまってる。来月にレポートの提出が4つ。そもそも、レポートなんて大学で書いた覚えがない。だけど、自分で決めたことだから。勉強、仕事、勉強、作品を1日にぎゅっと詰め込み過ぎてる。家事は正直もっと周ちゃんにお願いしたいけど、苛々ばかりが募っていく一方でまだ言い出せない。
勉強を始めてからいい事も沢山ある。より一層に写真が鮮やかに見えるようになった。なんだか写真を始めた頃みたいに。ファインダーを覗くだけで世界が少し特別に見える。何かが起こるような何かを見つけられるような。それこそ恋みたいなものかもしれない。
長い事撮ってるんだから、もっと巧妙に考えながらやった方がいいとも思うのだけど、目の前にある光景に深く呼吸をして息を吐くように、スゥー。ハァー。って、最近は写真を撮ることが気持ちが良くて仕方がない。