
なんだ。生理か。朝、生理がきていた。もう殆どPMSはなくなっていたのに、勉強のストレスなのかな。昨日の落ち込みはきっとPMSが原因だろう。今日は打って変わって、スッキリしてる。それに、勉強のことは朝食を食べながら周ちゃんに相談して解決した。
「参考図書。俺なら全部買うかな。」「けどさ、これ6冊もだよ?1冊は買ったんだけど。」一冊3千円くらいする参考書。最初は何も考えずにばかすか買っていたけど、最近は渋るようになってきた。「けどさ、この教科って試験が難関なんでしょ。そしたら、全部買った方がいいよ。先生が何を考えているのか、その動向が少なからずわかると思うよ。」「確かに。」私と言えば、その一冊を買った理由は面白そうだから、だった。あと、表紙のイラストが抽象的な線画でよかった。先生の意図はといえば、そんなことを考える余地もなかった。全く勉強をせずに生きてきた私の選択肢は好きかどうかで、今までの人生においてはそれでも困らなかったけれど、たぶんこのやり方だと試験は確実に落ちる。周ちゃんは流石だなと感心した。
勉強のスケジュールを練り直して、あと1ヶ月でどこまで出来るか、この1年でどこまでいけるかを調整して、この1番難関な試験は3回落ちることを決めた。けど、プラスして2回落ちる余裕も残してある。6回落ちたら留年の可能性大。だけど、ずっと未来のことだから今は無視、むし。とりあえず、不安を全部、机の上に並べて、どう好きになっていくかを考えた。好きになるにはとにかく触れてみること、拘ってみること。私っぽくしてみること。それでもダメなら嫌いになったらいいよね。
周ちゃんも言ってたけど、「落とす先生っていうのは、それだけその教科に情熱があるってことだから、そう考えると悪いことじゃないかもよ」って。食わず嫌いはもったいない。怖いことは、まず逃げるんじゃなくて、とりあえず食べてみよう。