ダルバート

カレー 18.6,2023


帰ったら、統計と、研究法と、心理的アセスメントの残りをやらなきゃ。勉強を途中で切り上げて自転車でプールへ向かった。「あーだるい、ねむい。だるすぎる。」自転車を走らせながら、ブーブー言う私に周ちゃんが笑いながら言った。「女子高生みたいだね。」「え。そうかな。だってだるいんだもん。今日は私は泳がないよ。浮いてるだけにする。」

言葉の通り、今日のほとんどの時間はプールに浮いていた。17時過ぎ。陽はすっかり夏だ。まだまだ明るいし、斜めに水の中に差し込む光は遠くから見てもきらきらしてる。光と一緒に水の中へ潜ると、そこは子供の頃の夏の日のようだった。皮膚が憶えている過去は水に刺激されて、今と過去の真ん中みたいになる。ああ、気持ちがいい。だからプールはいい。この感覚はやめられない。

少しストレスが溜まってるのかな。昨日は5時間しか勉強ができなかった。最近、進みが悪いから自分を責めてるんだろう。どうしようっていう焦りもある。そんな変なループにハマってる。なのに、ずんと重くて言うことのきかない身体。止まらないあくび。私の心と身体は今アンバランスだ。

いつも通り私の方が早く更衣室から出て、ベンチで周ちゃんを待った。周ちゃんは男だけど、支度が遅い。逆に言えば、私がは女なのに支度が早い。どちらにせよ、大体、私は待ってる。だけど、最近は遅いと思う代わりに、待っている間に日記を書いたりすることにした。腹を立てても仕方ない。彼は遅くて私は早いだけのこと。帰りにスーパーで酎ハイを2本買った。今日は飲まない筈だったけれど、ロング缶も1本買った。もう勝手にしてと思った。

人には第六感がある、のだそうだ。というのを、数日前に勉強した。それは、人の能力の一つとして、知識よりもずっと確かである、らしい。簡単に言えば、”嫌だなと思う感覚は合ってる。” ってこと。だから、今日の私のことを勝手にさせてみようかなと思った。今、私は何をすべきか知ってる。と信じて。私をコントロールする然るべき私のことは捨てて。

夕飯は周ちゃんが支度してくれたダルバート。今日は鯖で作ってくれたけど、いつも通り、周ちゃんのダルバートは日本一美味しい。美味しいダルバートは沢山あるだろうけど、新鮮な野菜がたっぷりでスパイスは柔らかめ。私好みで言うことなし。