
週末は仕事と勉強。周ちゃんも家にいるらしかった。過去のデータを探していると、自分が今まで撮ってきた写真のこと、忘れていた日々のことを思い出したら、忘れちゃうのは勿体ない気がした。今週のレポートは社会心理学でテーマは離婚。社会的交換理論について書いてる。
夜、ベッドでこないだ見せた写真のことを、周ちゃんが「あれ、作品にしたら?」「あそこに持ってみてもらったら?」と言ってくれたけど、言葉を返せなかった。いつしか商業カメラマンになってしまった私は多くを失ってしまって、どこからどう引き返したらいいのかわからない。
「作家の道を少しでも通って来なかったら、今はきっともっとつまらない写真になってたと思うよ。」って言うと、「行ったり来たりしたらいいんじゃない?」と言ってた。そんな事、出来たらいいけど、同じように作品を撮っていた時に「仕事は出来ない」と言って、作家になった先輩や友人を知ってる。そして、彼等は今でもしっかりと作家として生きてる。彼等の活躍を街で見かけると嬉しくなる。けど、少しだけ虚しくなったりもする。
さ、勉強しよう。仕事しよう。