
朝は神保町の三省堂で、料理本を2冊、認知心理学の参考書とカウンセリングに関する新書を一冊買った。料理本は料理家の角田さんと先輩カメラマンの松村さんの新書。もう一冊は若名さんが少し前に作った栗の本。amazonでボタン一つで買うのが嫌で、本屋に寄る機会を見つけてはあちこちと書店をまわった甲斐があった。やっぱり本は本屋で買いたい。本を開いた時の感動や興奮はここで本を開くのが一番いい。
昼前から編集者の若名さんと清水さんに会った。二人に会うのは久しぶりだ。若名さんはよくケタケタ笑う。あの笑顔を見ているとこっちまで楽しくなって、ついつい笑ってしまう。清水さんは時間が止まったかのように全く変わってなかった。むしろもっと美人になってる。美人で聡明。そんな言葉がやっぱりぴったりだなと横からみていた。そして、二人とも子供がいる、母の顔も持っている。
大人の女っていい。最近、またさらに思うようになった。結婚してから、会う友達が少し変わって、大人の方に会うことが増えた。中でも働く女性に会うことが多い。うちの母は、少し自由奔放ではあったけれど、やっぱり昭和の妻で大変そうだった。だからか、好きな仕事をやるのに、誰にも文句を言わせないために家事を頑張ったとも聞いたことがある。夜遅くまで仕事して、朝も誰よりも早く起きる。祖母のようにいつも高いヒールを履いて車に乗り込む。
時代は変わったもんだと思う。目の前の二人を見ていると思う。女は社会的にだけじゃなく、生物的にも男に比べて大変なことが多い。だけど、だからか、柔軟に柔らかく、明るい生き物に変化していったのだろうか。ずっと前に編集の浅井さんに「40代はめちゃくちゃ楽しいよ。」と言ってたことを思い出す。この一年の体調不良で、「40代、辛いことばっかり。」なんて、ぐちぐち言ってたけれど、人生とは乗り越えれば乗り越えるほどに豊かになるのか、ふたりを見ていると、そう思えて仕方がなかった。
さ、勉強しよう。私も、大人のいい女になりたい。今年もあと一踏ん張りだ。