
夜20時、田村さんに電話した。ワークショップのことを相談に乗ってもらいたかったから。心理学のことなら、施設にいる心理の専門家に相談できる。だけど、写真のことはできない。じゃあ、心理は置いておいて、写真のことを相談したいって思っても、知ってるフォトグラファーや先輩を思い返してみても、商業写真の話はできても、そうじゃない「写真」の話はできない。みたいに、これからやろうとしてる「写真」と「心理学」の話を相談できるのは、田村さんしか思いつかなかった。もう少し色々が固まったら、作家の広瀬さんとか、宗正くんとかに相談してもいいのかもしれない。
1時間くらい話したと思う。知らないことを教えてもらった。答えはまだ見つからない。だけど、話せてすごく良かった。それに、私がやっていることについて、応援してくれたことが嬉しかった。大学でも、私のような視点で心理を追求してる人はいないからって面白がってくれてた。
昨年、料理家の角田さんがいつも勉強を頑張ってと言ってくれたのを思い出す。どういうわけか、私が心理学をやることをいつも応援してくれた。角田さんがそういうと、なんだか神のお告げにみたいに聞こえて、当時は不思議な気がしたけど、田村さんに言われた時に思い浮かぶのは角田さんだった。だからか、余計に嬉しかった。
夕飯の鰹節ごはん。口に頬張りながらリナちゃんを思い出した。こないだの撮影の時にリナちゃんがくれたもの。リナちゃんとは、付かず離れずな関係だけど、なんだかんだと長い付き合い。お互いに、なかなかな人生を生きてるなと思う。歳も同じだからか、リアルにリスペクトしてる。だって人はだいたいが弱いし、沢山の問題を抱えてるもの。だから、やっぱり、楽しくやった方がいいもの。