
結婚して、4年目?にして、ウェディングフォトを撮ってきた。父が死んだから、撮ることにした。父の死は最高に哀しいし、正直まだ信じきれてない。けど、もし現実なら、どんなこともやろうと決めたからだった。写真に写るのは苦手だけど、そんなの関係ない。私は弱いけど、だからって弱く生きる必要はない。私は父の娘だ。のびのびと生きる私の方が父もきっと好きだろう。中途半端なことをしてたらきっと叱られるはず。だって、本当にかっこいい人だったから。
ウェディングフォトは思ったよりも長くて疲れた。「30分から1時間ぐらい撮ります。」と聞いて、10分ぐらいで終わらせてくれよと思った。他のポーズは?とか、色々と撮りたそうだったけど、「大丈夫です。」と断った。だって、お腹もぺこぺこだったし、裸みたいな格好で、ガランとした撮影セットの中にいるのは寒い。ドレスの下に女子高生がやるみたいにジャージを履きたいと思ったぐらいだ。
それにしても、わたしたちは、金太郎飴みたいだった。切っても切っても同じ顔が出てくるやつ。顔だけ変えたら、別のウェディングフォトに使いまわせそうだなと思った。カメラマンさんはきちんと良い仕事をしてくれた。けど、やっぱり私は金太郎飴、好きじゃないなぁって、ぼんやりと考えながら帰った。
周ちゃんは今日もイケメンだった。