カテゴリー: エスニック

ファラフェル

エスニック 03.5,2022

朝起きてしばらく書斎で作業。7時過ぎにパジャマの上にスウェットを着て梃子と周ちゃんと朝の散歩へ出かけた。今朝の山は昨日の雨でぬかるんでて歩きづらいし、いつもよりも冷んやりしてる。だけど、みずみずしくて気持ちがいい。全部が洗い流されたみたい。

「今日は色々と作業をしようと思うよ。」「うん。わかった。俺は都内の美術館へ行くよ。」周ちゃんが出かけたのは10時頃。休みの日に家で一人でいるのは結婚してから初めて。何だかわくわくした。色々と溜まってる作業がある。フミエさんと山若くんとの氷見のプロジェクトの作品をだとか、フミエさんの作るからだにいいご飯の料理本を出す為に出版社への営業用のポートフォリオもまだ途中、それに私の写真集の日記や写真のデーターの整理も。請求書もやらなきゃ。色々が山の様に溜まってる。

「周ちゃんと一緒にいる時間は好きだし、新しい生活には満足してる。だけど、私の時間をどう作っていいのか。ずっと考えてる。」昨日、郵便局の帰りに寄った駅前のインドカレー屋さんで話した。すごくしょっぱいカレー。塩とカレーが別々に入ってるみたいにしょっぱかった。「うん。そうだね。」周ちゃんは仕事一本の生活を結婚を機に変えた。朝から夜中まで仕事をして、休日も調査の為に自転車でフィールドワークに出る。展示が始まる前には食事の時間も忘れて仕事をするから5kgぐらい体重が落ちてしまうのだとか。私とは真逆の生活。私は私、仕事、生活が一律。寝ないで仕事はしないし、生活の為に仕事を減らしたりもしないし、私の時間もしっかりと取りたい。全部がバランスよく足並みを揃えていないとダメ。全く違う環境の全く違う生き方の二人が一緒に暮らそうというのだから、アンバランスになるのは当たり前の事なんだけど、結婚生活が始まって1ヶ月ちょっと。中々その答えは見つからなかった。

黙々と作業を進める。昼が過ぎて午後がやってきて、夕方の冷たい風が吹き始めた頃にふと寂しくなった。”周ちゃん、いつ帰る?” PCからメールを打った。携帯電話は朝トイレに水没してからずっと真っ暗い画面のまま。”6時半には着くよ。” “わかった。お風呂入れておくね!” 残ってる作業を急いで進めた。一人っきりの家。最高だったな。周ちゃんが帰ってくる、 冷蔵庫に数日前に茹でた豆がどっさりと残ってる。今夜はファラフェルにしよう。

ファラフェル
フミエさんにいただいた青大豆を一晩水に浸して茹でたもの

ニンニクの摩り下ろし
クミン
揚げるようの小麦粉
揚げ油

別府冷麺

エスニック 04.2,2022

手帳に書いた夢100個の中のひとつ。好きな人といい温泉宿に泊まる。人生初の大分県別府で案外すんなりと叶った。贅沢な旅館に好きな人と泊まり、お酒をちびちび呑みながらその土地でとれた野菜や魚を食べ、夜空を見上げながら一緒に露天風呂に浸かる。最高過ぎる。別府は周ちゃんの前職アート関連の仕事で働いていた街。埼玉に来てからも毎年芸術祭の時期は訪れてるのだそう。色々な思い出が詰まった九州。到着した足で別府冷麺を食べに行った。

宿は一棟ずつ離れになっていて、お風呂は露天が3つ。内湯が1つ。温泉天国だ。周ちゃんは別府にいた時にいつかこんな旅館に泊まってみたいなと思ったのだそう。だから、私達はそれぞれ夢の旅館での宿泊となった。

夕飯を食べながらいつものように下らない話でケタケタ笑いあう。周ちゃんの恋愛昔話を根掘り葉掘りと聞いて、周ちゃんがモテてきた過去をふふん〜とニヤニヤしながら想像するのが好きな私は今夜もひつこく聞いた。今夜のテーマはもちろん別府。この街で告白された女について。日本の行く先々で周ちゃんは女達を虜にする。別府の女はどんなものかと細かく質問した。「元同僚で、普通だよ〜。」「普通ってなに?」「アート関連の仕事をしていて、小説を書いてた。」「どんな服着てる感じ?」「服〜?普通だよ〜。」「告白された場所は?」「普通に同僚として夕飯を食べに行った時だよ。」「え〜!同僚には告白しないでしょうが。それで何て?何て言われたの。」「彼女がいるからって断ったよ。」「彼女いたのに告白されたの?どうゆうこと?」「退社して遠くに離れるから言いたかったみたい。」「え?ただ言いたいだけの告白?何のためによ。それも持ってけばいいじゃん。」「そんなの俺に言われても〜。」周ちゃんを困らせるだけ困らせて話は終えた。だけど、周ちゃんの恋愛話は私達の食卓を華やかにしてくれる。少なからず私はとても気に入ってる。ビールでごくごくじゃなくて、シャンパンとかスパークリングワインみたいな感じで胸をひとときだけシュワっと浮足立たせてくれる。

好きな人といい旅館へ泊まる夢が叶った。今日に思い残すことは一つも無い。別府冷麺は和風出汁で、三回くらい食べるとハマり出すのだと周ちゃんが言ってたけど、私はもう完全にハマってる。

キムチチゲ

エスニック, 韓国料理 31.1,2022

今夜は近所の友人等とうちで鍋をする予定だったけど、それどころじゃなかった。結局ひとりで簡単にキムチスープを作った。いい感じに酸っぱくなったキムチ。みんなで食べたかったな。

キムチチゲ
酸っぱいキムチ
ごま油
カブ、白菜、ネギ

ごま油で肉とキムチを炒めて水とキムチから出た漬け汁を入れて煮込む

グリーンカレースパゲッティ

エスニック 06.1,2022

夜中の2時、周ちゃんからLINEが入っていた。無事到着して両国のホテルへ入ったとの事。フライトは無事飛んだけど大分遅れての到着だった。ここで6日間の隔離。それにしたって、何回PCRを受けるんだろう。街中を歩いている人の方がよっぽど感染してるよ。国を移る毎にPCRを受けて、帰国後もPCRを何度もやる。もはや周ちゃんはPCRのプロだ。

姉からも何度かLINEが入ってた。「着いた?」フライトが突然キャンセルになる事もあるみたいで凄く心配してた。周ちゃんの兄ちゃんはNYへ帰るのに、愛犬のユキちゃんが飛行機で吠えまくって乗れなくなるという大惨事が起きた。笑ってたけど、ちょっと面白いけど、兄ちゃん家族は悲惨だっただろう。可愛くて真っ白でモフモフのつぶらな瞳をしたユキちゃん。旅疲れでブチ切れちゃったのかな。

キムチご飯

エスニック 03.1,2022

年末に漬けたキムチがいい感じ。今日から仕事初め。映像の編集とか年末出来なかったパソコンの掃除を進めた。周ちゃんはL.Aに入ったそう。ベガスからの渋滞とPCRの混雑で明日の晩に姉と会うことになった。朝に姉と連絡を取ってる時に、そういえば寿司屋のノリコさんが前にベガスからの渋滞の途中で砂漠の真ん中で大きい方をしたんだよねって話を教えてくれた。あの人凄いよって。L.Aで唯一行く寿司屋の女将のノリコさん。聞きたくなかったな。

キムチとシャケご飯とキムチと豆乳のスープ

エスニック 29.12,2021

昨日のワインが少し残ってる。そんなに飲んでないのにな。ちょっと朝から辛い。何だかクリスマスが終わったくらいから少しだけ気持ちが滅入ってる。今年最後の撮影を終えて帰宅。明日後藤さんにあげるキムチを漬けて、残ってる仕事をただひたすら終わらせていった。だけど、結局年内に終わらないものが沢山ある。正月で間に合いそうなものはもう諦めよう。大掃除と年賀状を優先させよう。

周ちゃんとの事もモヤモヤしてる。プリマリタルカウンセリングの本で家族に関する話を読んで、一昨日の夜に周ちゃんにLINEで聞いた。本当に良かったんだろうか。やっぱり会って話すべきだったかもしれない。気軽に聞いたり話す内容じゃなかった。ちょっと後悔してる。内容は元の家族と新しい家族への心の切り替えについて。結婚をする上で大前提にある問題らしく、家族想いな人によく見られる問題なのだそう。それは、悪く言えば元の家族への執着で新しい家族へしっかりと自分を移行する決意や覚悟を持てない人に起こる。自分を形成するのに大きな影響を与えてくれた元の家族を卒業し、新しい家族をパートナーと作る。これが結婚っていうもの。何十年と心の拠り所としていた場所から二度と帰らないよと出掛けるようなもの。そりゃ簡単なわけがない。だけど、そこで自分の居場所を間違えると大きな問題に発展するケースが多いという話だった。周ちゃんは家族が仲良しで、特に妹とはよく連絡を取ってる。それはずっといい事だと思ってたけど、少し距離も近い様な気もしていた。”大切なものを三つあげて下さい。” この質問に対して、”元の家族”と言った場合、この問題に該当している場合が多いとの事。不意に質問した周ちゃんのLINEには “元の家族” と書いてあった。そして、やっぱりと思ってしまった。

すごく迷った。お互いに傷つくのが分かってて言うなんて嫌だ。だけど、これからを恐れて大切なものを犠牲にしたくない。私の結婚や離婚をケースに家族を作るという事がどういう事なのかと、私が経験した上で感じた家族という考えをしっかりと伝えた。周ちゃんの今の考えを否定したくないし、そのままでいいと思ってる。それは今の周ちゃんを好きになったから。だけど、周ちゃんが元の家族の場所に居続けたいのなら、私は周ちゃんとは結婚したくない。それなら私達はパートナーっていう形でいい。自分でも何を言ってんだろうと思ったけれど、この結婚はやめた方がいいかもしれないと小さく覚悟した。LINEが既読になってからしばらくして周ちゃんから返答があった。怒るかなって思ったけれど、怒ってなかった。未だ経験の無い事だけど、初めから家族になりたいと思ってたって。少しほっとした。だけど心にわだかまりが残ったままに今日を終えようとしてる。

“今日はロッキー山脈を越えてモアブに到着したよ。” 夕方に入ったLINE。”電話出来る?” 夜の23時くらい、モアブが朝の7時過ぎに寝起きの周ちゃんから電話があった。周ちゃんはどうだったかわからないけど、私はずっとぎこちないままに2時間くらい話てたと思う。いつもみたいにどうでもいい言葉も笑顔もあまり出てこない。頭の隅に考えている事とビデオに映る周ちゃんが同時進行で今にある。どうしていいのかわからないままに時間が過ぎた。「朝ごはん作らなきゃ。もう切るよ。」こっちは夜中の1時を過ぎていた。「周ちゃん!一つ伝えたい事がある。5分だけいい?」「うん。なあに。」周ちゃんのなあにって声がいつもすごく好きだなって思う。今も本当に大好きだなって思った。

「周ちゃんが行ってから最初はすごく楽しかったんだけど、行ってらっしゃーいって気分だったんだけど、未だ1週間しか経ってないのにすごく寂しい。どうしてなのか、もう大人だし色々と恋愛も経験してきたし、周ちゃんとはもっと上手に距離を縮めていこうと思ってたんだけど、頭で考えている事と気持ちが想う事が全然コントロール出来ないみたいで。何だかすごく困ってる。私、寂しいみたい。」私は一体何を言ってるんだろう。LINEでの事も話したかったけれど、口が勝手に今の気持ちを、寂しいって想いを伝えていた。これってなんなんだろう。いいとか悪いとか頭で考えることはもう完全に無視してる。

電話を始めてからの2時間くらい、私の心が閉じていたのを周ちゃんも気づいていたかもしれない。周ちゃんの顔からいつもの笑顔がどんどん溢れてきた。気づけば顔がくちゃくちゃになって笑ってる。「あのね、よしみは電話で話す時は好きだって言わないのに、電話切ってからメールで伝えてくるんだよ。」「私、友達とか誰でも好きって堂々と言えるよ。周ちゃんには恥ずかしいだけだよ。」「だけど、素直に伝えてくれたら嬉しいよ。」元夫にも、昔付き合っていた恋人達にも同じ様な事を言われた事がある。一番に大切な気持ちに限って上手に表現出来ないよね。どうして後から言うの?ってよく怒られた。ずっとその理由が分からなかったけどようやく分かった。どうして私は電話を切ってから周ちゃんに好きだと伝えてしまうんだろう。「それは個性なのだから!」とさっきは咄嗟に反論したけど、本当はきっと、怖い。それが私だから。今やってる表現もそう。写真を撮るとか文章を書くっていう間接的に気持ちを乗せてしまう癖は私の色々に繋がってる。もし、それをやめたら私が欠けてしまうんじゃないか。私は色々が下手くそなのはわかってる。だけど変えるのは怖いんだ。「周ちゃん。分かった。練習しよう。」夜中の2時、面と向かって好きだと言う練習をした。私達ってバカだなって思ったけど、何だかいい。周ちゃんは楽しんで付き合ってくれてる。私はどんどん私を捨てちゃえばいいし、私はどんどんまた別の私になればいい。離婚して名前や家族を失ってアイデンティティの崩壊が起きて、気付いたら半分の私が死んでた、その時に生きるのは守る事じゃなくて変化していく事なのかもしれないってわかった。だから、私は私に居座る必要はきっとない。

電話を切って今日はLINEしようと思わなかった。だってさっき好きだと散々言ったから。もう好きだと言う気持ちが何処かに消えてしまうくらいに練習した気がする。だけど、大好きならきっとまた勝手に湧いてくるよね。今日はもう寝よう。周ちゃん、ありがとう。

周ちゃんが帰国したらあの事を話そう。会ってからその時の気持ちで話したい。

キムチチゲ

エスニック 12.11,2021

どうして午後一番で美容院の予約を入れちゃったんだろうと大後悔。朝の納品の激しさに頭が割れそうになる。歩きながら昼ご飯を食べて、急いで電車に飛び乗った。渋谷で降りて、美容院のある青山まで歩く。いつものポストカード屋さんで文通用のカードを買った。胸の奥がじわじわと温かくなるようなカード。スタッキングチェアに座ってる夫婦が椅子の反動でキスをするというイラストが描いてある。パリのマユミちゃんもじわじわしてくれるかな。じわじわとしたままに髪を切って、編集の瞳ちゃんと周さんの展示に行って、ライスプレスの成田さんとお喋りして帰宅。あっという間の一日だった。明日はデート。髪、ちょっと切り過ぎちゃったな。

ピェンロー鍋

エスニック 10.11,2021

朝から雨。気持ちがいいな。ベッドに潜って出てこないテコと一緒に10時くらいまでダラダラと過ごした。外から雨の音が静かに聞こえる。いい朝。朝食にスープパスタを作って、起きてきたテコにも朝ご飯をあげた。

午前はメールとか企画の事を考えて、午後は映像の納品、そしてレタッチ作業の鬼となった。ライスプレスの成田さんから電話。何だかちょっと久しぶりだな。元気が無いって言ってたけど、元気そうな声を聞いて良かったとも思った。とはいえ、本人は大変な渦中。どうにか一日でも早く抜け出せますようにと小さく祈った。

あっという間に夜が来て、もう買い物へ行くのも面倒だし、冷蔵庫に残っていた白菜と鶏肉と椎茸で夕飯はピェンロー鍋にした。何だかんだともう10年以上この鍋の虜。12年前、この街に2年だけ住んでいた時に同棲していたBFが感動してた。「何だこの鍋!」って。丁度、20代の途中から後半にかけて、大連に住んでた友人と旅をしてから、中国の食事にハマり始めていた私は小麦料理とか、スパイスとか、ピェンローにもハマった。やっぱり自分にとっての食べ物との出会いは、流行りを纏った街のレストランじゃ無くて、フィールドワークが私の心を撃ち落とす。

マユミちゃんに教えて貰ったドラマの続きを見ながら、鍋を食べ、そのままベッドで見続けた。女優の黒木華さんがとにかく可愛い。可愛いシーンをキャプチャーショットした。派手なワンピースでデートに行く姿。鵠沼駅の商店街を歩く後ろ姿。嗚呼、可愛い。明日にでもプリントアウトしてトイレにでも貼っておこう。気づいたら22時50分。あ、もう寝る時間だ。フミエさんから仕事の事と、周三君から何だかもの凄く長いメールが入ってた。何だこれ。最後のメッセージに “これはLINEの使い方じゃ無いよね。”って書いてある。

うーん。今読むべきか否か。長文で折りたたまれたメッセージを開いた。読めども読めども続く続く文章。ちょっとした本を手に取ってしまったみたい。お母さんの事を書いたとても素敵な文章だった。一昨日に色々話してたからなのかな。3、4年前に書かれたものだったけれど、今も同じ気持ちのままでこの文章が彼の場所にあるのだとしたら、周三君という一人の人間の事がより一層に好きだなと思った。彼が見てきた光景や苦労を少しだけ感じられるような気がした。

それに、私も日記を書いてるから少し親近感が湧いた。日記を書き始めたのは結婚してからで、全く文章とは縁の無い人生の中で、絵や写真を見て何十年も本を読解してきてしまったツケは確実に私の乏しい文章力へと繋がった。初めの頃の “すごい” の多用は半端無かったと思う。日々の食べ物の記録として書き始めた日記だったけれど、今は周三君と同じできっと未来の為に書いてる。苦しかった時期はもう2度とこんな気持ちにならない為に書いているとも思ったけれど、人間はどんどん忘れる生き物だし、どんどん過去を書き換えてしまうから、いつかの不甲斐ない自分の事や、大切な誰かの事を、その時の今をただ持って置きたいと思う。精神科医の名越先生がラジオで面白い事を言ってた。「人間の世界はSFですよ。」思い込みが大半っていう意味なのだけど、聞いたときは、最高な表現だなって感心した。

どんな過去があっても、どんな酷い事に出会っても、受け止め方は色々。忘れたっていいし、バイバイしたっていいし、しっかり手放さずに懐に隠してたって、堂々と自分の一部の様に見える所に被ったって、旗にして掲げてもいい。何でもいい。人生ってきっと何でもいい。だけど、どうせなら楽しいのがいい。だから、ストーリーは面白くて深みがあった方が私は美味しく感じるから、忘れない為に日記を書いてるのかもしれない。

それで、周三君はどういうつもりで世に公開していない素敵な日記のような文章を私に送りつけて来たんだろう。本当の意味は彼しか知らない。わざわざ聞くのも野暮ったいし、私は一人勝手にその理由を想像しよう。だって世の中SFだし。

かかんの魯肉飯

エスニック 02.10,2021

早朝に起きて、仕事をばばっと終わらせて午後すぎに東北沢へ。家具屋数軒と、三茶のluikと薬局に寄って帰宅。気に入るようなライトはやっぱり無かったけと、luikでパンツとバッグを来月の自分の誕生日に購入。古着屋ってほんとに楽しい。

上原のグラフィオに向かうまでの道で急に過去を思い出して怖くなった。店に入る時に無意識でグレーの汚いバンが停車していないか確認してしまった。家を出てから携帯のWi-Fiか繋がらない。東北沢に降りてから胸のざわつきが止まらない。店を出よう。あまりに記憶に過敏となってるじゃん。私、なにやってんだろ。今の日常には殆どトラウマなんて無くなったのに、こんな街の隅にまだトラウマが残ってたんだ。想像が想像を超えて、警察を呼ぼうとまで考えてた。私が私をずっとずっと先回りして、私の安全を守ろうとしていた。もう絶対に裏切られる事もないし、もう絶対に酷い事をされる事もないのに。今日の今だって、ピュアな顔をして、ピュアそうな曲を歌って、ピュアだともてはやされて、あなたは天才だね、素敵ねって誰かにお金を貰って、ご機嫌に関西弁を東京に撒き散らしているんだろうと思うと、私の今の滑稽な姿が可笑しくて堪らなくなる。神様はやっぱりいないよね。私が一人勝手に過去の恐怖体験を紡ぎ続けてるだけ。困ったもんだけど、どうにもこうにも、恐怖が先行するとこの手が勝手に紡ぎ続けて止まらなくなる。私が今でも怯えているのは、一番にバイオレンスだったのは、人間が人間を貶める瞬間を見たこと。変な感覚だけど、その対象者はまさかの私だった。

街でタバコのポイ捨てをする男を見る度に思うのだけど、男の右上の空中が一枚の絵を切るように一部分だけパカってハサミで切ったように開いて、捨てた筈のタバコがそこからぽいっと降ってきたらいいのにって。やった事がやられる事となる。臭いし、火種がついていたら火傷しちゃうよね。”ねぇねぇ、わかるかな”っていつも一人で想像するだけで、実際には当たり前の様に立ち去る男の後ろ姿に溜息をつくだけ。

どうかやり返されてくれっていうわけじゃなくって、ループしてみて欲しいだけ。そしたら、もうやらないよね。きっと二度とやらないよね。

トムヤムラーメン

エスニック 05.9,2021

今日は恒例の何もしない日曜日。何も考えちゃいけない、作業もだめ。ただ、心地よい事だとか、ワクワクする事をする日。早い昼にトムヤムラーメンを作った。こないだ実家に帰った時に母が持たせてくれたもの。多分、最近母がハマってるんだろう。トマトの塩麹和えと茄子の薄切りを入れて、最後にカボスを絞ってベジラーメンにした。今日の夕飯は後藤さんと。後藤さんの新居へ遊びにいく約束をしてる。午後を過ぎる頃に近所の器屋さんへ向かった。先日の夕飯のお礼にイチジクを渡して、お祝いにあげるお皿を一枚買った。深い茶色がとても綺麗なお皿。器屋さんのご夫婦は今日も笑顔。こんなに仲良くいられるのなら、二人家族っていう選択もいいな。

新宿から総武線に乗った筈が気づいたら恵比寿。あー、逆走しちゃったんだ。ぼんやりしすぎてたな。けど、まぁいいか。時間より少し遅刻しちゃうのは申し訳ないけど、こういう感じはきっといい。だって今日は頑張らない日だから。

家のドアを開けると、マンションの一室にあるようなプレスルームだった。「これ、プレスじゃないですか!」私の声にニンマリと笑う後藤さん。洋服や靴が綺麗に色や形別に並んでる。調光はややアンダーで、まるでお洒落なレストランみたい。けど、ここはレストランでもプレスでもなくって、家。

一年前の夏、元夫の為に足を運んでいた心療内科で先生に言われた。「菊地さん、助けを求めていない人を助けようとすると、あなたが溺れますよ。」先生が言った言葉が現実になったのは、それから一ヶ月後くらい。私はずぶずぶと底なし沼にひとり溺れて行った。「よしみ、大丈夫?いつでも行くよ。」後藤さんがあの時に何かを感じてたのかどうかはわからないけれど、直ぐに池尻の家へ来てくれた。そして、ガランとした部屋でご飯を食べてお酒を飲んだ。「考えたって仕方ないんだから。」笑い飛ばす後藤さんの笑顔がすごく温かった事はよく覚えてる。だけど、あの時に何を話したのかよく覚えてない。あの頃の私の話はきっと支離滅裂だったと思う。たったの数ヶ月で別人になってしまった夫がゴミを捨てるように家族を捨てた。新婚旅行へ行ったのも数ヶ月前だし、暴れることがわかってるから、もうお酒はやめると誓ったのも、私達の老後の為にと貯金を始めたのも数ヶ月前のこと。酒乱も乗り越えて、結婚して3年目でようやく私達はここからスタートだと思って安心して湯に浸かった矢先の事だった。だから、あの男にちゃぶ台をひっくり返されて、あちこちに散らばった皿や料理も、私にかかった熱々の何かも、痛くても怖くても、悲鳴なんてあげる暇もなくただ座って見る事しか出来なくて、今ならわかる事も当時はたったの一つもわからなかった。だから、私は心療内科の先生の言葉の通り、夫を信じれば信じる程にすんなりと堕ちていった。

後藤さんも昨年末に離婚した。私より別居が長くて、離婚に少し時間がかかってるみたいだった。大変な問題だったと思う。新しい家を買って、リノベーションを終えて、心機一転、この夏から新生活が始まった。「私さ、最近ね、イヤホンつけて歩いてる時ににやけてたり、鼻歌歌ったりしてるの。」昨年、後藤さんはあまり自分の離婚については深く話さなかった。あの時、実はどんな想いだったとか、あんな事があったとか、今夜は色々な話をしてた。そして、離婚して本当に今が幸せで楽しいって。悲しかった日の事も、今の毎日の事も、満面の笑みで話す様子に私まで笑っちゃうくらいにいい笑顔だった。それに、結婚していた時よりも仕事が楽しいって。後藤さんから仕事の話を聞いたのは初めてかもしれない。面白い話を沢山してくれた。

嬉しくて嬉しくて堪らない夜。帰りは半蔵門線で三茶までの数十分ぼーっとした。嬉しさが一杯で駅が来ても駅が過ぎてもぼーっとしてた。家に帰ってからもしばらく嬉しくって、私は鼻歌を歌わないけど、いつもの様にご機嫌でテコとお喋りしながら、ベッドに飛び込んだ。

私がさくらの様にお勧めしてるコアラマットレス。後藤さんの新居にもダブルのコアラマットレスがどーんと置いてあった。「とにかく騙されたと思ってコアラのダブルでお願いします!」と、私の声を信じた友人達は続々とコアラをお家へ招いてる。「よしみが言ってたベッド、これにしてから私直ぐにに寝ちゃうんだよ〜。」後藤さんが笑顔で言った。苦しかった夜も、悲しくて潰されそうな夜も、普通の夜も、今夜の様に嬉しくって堪らない夜も、コアラはどーんと優しく私を受け止めてくれる最高のベッドだもの。そりゃ最高ですよ。

目が覚めたのは朝の4時、ベッドサイドで煌々と光るスタンドライトを消してまた寝た。何だか可笑しな夢を見てたみたい。ニヤニヤしながらまた眠りについた。私のコアラに包まれて。


XO醬のワンタン

エスニック 23.8,2021

昨日、藤原さんに貰ったSMLのXO醬。昨日はワインを飲みながら余りの美味しさに舐め続けてしまった。どれだけ塩分取ったんだろう。水餃子にしたら美味しそうだね!って話をしてて、早速ワンタンを作ってみる事にした。

XO醬のワンタン
XO醬
豚のひき肉
キクラゲ
ネギ
ワンタンの皮

山形のだしとビーツと素麺

エスニック, 和食 26.7,2021

7月も終わるみたい。ここに越してきて8ヶ月が経とうとしてる。一人ご飯も大分板についてきたし、朝食の優雅さと言ったらもう大層に気に入ってるのだけど、誰かの為に食事を作るのも私は好きだったんだなぁって気づいた。好きだから作ってあげていると思っていたけれど、好きな人に料理を作り、華やかな食卓を一緒に楽しむのが好きだったみたい。

喜んで食べてくれるのが嬉しいし、皿の中が気持ちよくなくなっていくのも嬉しいし、熱々のままに食べてもらえるのも最高に嬉しかった。目の前で繰り広げられる食卓の色々が楽しくてこの上なかった。面白いものだなぁと思うけれど、実家でも私の食卓でもそうだけど、食卓については人生で一度だって飽きた事が無い。いつだってこの場所が大好きだ。

また、いつの日か、ここに誰かが座る日がくるといいなって思った。熱々が冷めない内に沢山のご飯を食べさせあげたい。

エスニック 21.7,2021

朝起きて、昨日の事を考えてた。
写真家は写真を撮るから写真家なんだ。私よりシンプルで上手に生きている写真家を見たら目が覚めたような気分。やっぱりもっと料理写真の事をやろう。支度をして直ぐに代官山蔦谷へ向かう。前の家の時は、歩いて月に何回も通っていた。代官山蔦谷は料理本が沢山あるから、コーヒー片手に朝の7時から数時間、日本だけじゃなくて世界中の料理本を好きだだけ思いっきりに読める。今日もお腹が空くまで読み更けた。

昼食はどうしよう。歩きながら考える。台湾人のハルさんに教えてもらった麺線にしようか、パリのマユミちゃんと食べるボブンにしようか頭の中で台湾とベトナムを行ったり来たり。結局、麺線ボブン的な感じの麺を作った。中々ナイスな味だった。

15時から予約していたカウンセリングが始まる。今日はチャットで30分。複雑な話の事を上手く伝えたかったので、離婚の経緯と悩みを簡単にまとめた。始まって直ぐにカウンセラーさんにそれを送ると、3分くらい経って返答があった。「離婚大変だったのですね。」。細かく今の気持ちを聞いてくれる。話はどんどんと前へ進んで行った。突然カウンセラーさんからの提案。

「頑張るのやめましょう。」
「?? あの、私はまだ心が疲れているのでしょうか。」
「500万%疲れてます。」

思わず笑ってしまった。500万%ってどこまで疲れてるんだろうか。カウンセリングを終えると、改めて今日のカウンセリングのアドバイスをまとめられたものが送られてくる。

” 今日はありがとうございました。離婚から2、3年経っている相談かと思いましたが、内容を詳しく聞いて、鳥肌が立ちました。それくらい深くて難しい事を経験されています。あなたの壮絶な離婚、私なら死んでるかもっていう状況ですよ。あなたはすごく強い。たったの半年でよくここまで一人で立ち直ったと思います。こんな強い人は中々いないです。とても尊敬しました。だけど、少し頑張るのをやめてみましょう。今、気分が落ち込むのは当たり前です。自分へ優しさを持ちながら過ごす日を作って下さい。仕事を辞めるとか、バカンスをとるとかじゃなくって、やらねばと思ってる事を週末だけでもやめるっていう風にちょっとゲーム感覚で取り組んでみて下さい。特別なことはしなくていいです。自分へのコンパッション(労わる心)を日常的に持つ事を意識してください。”

今朝、気持ちはすっかり晴れていたし、カウンセリングはやっぱりキャンセルしようかなって考えてたけど、受けて本当に良かった。私の思考の癖は私一人では中々気づけない。自分で自分を追い込み過ぎたんだ。それに、哀しみや苦しみが出てくれば出てくる程に追い込んでた。もっともっと頑張らなきゃ。だから裏切られるんだって。けど、きっとその逆だ。私が頑張れば頑張るほどに、自体は悪化したのは彼との結婚生活も同じ。写真家にならなかったら離婚はきっとしてなかった。私達は同じ歩幅で歩き、同じ酒場で同じ様に過ぎる毎日を二人で消化出来た。

カウンセラーさんが言った。自分で決めて結婚して、離婚をし、一人で立ち直り、今日ここに来た事。よしみさんは十分に前に進んでいますよって。何だかほっとした。それに、また一人で苦しみを抱えようとしてる事に気付けた。私、同じ事を繰り返してる。

週末の頑張らないゲーム始めてみよう。自分の事を俯瞰して観れたら、あっという間に気分が軽くなる。一つ面白い事を思いついた。私のコンパッションを写真に撮ってみたい。

塩豚と小松菜のワンタンスープとライム

エスニック 16.7,2021

先週に塩揉みして冷蔵庫に寝かせておいた塩豚をミンチにして、小松菜を刻んで塩揉みし、水切りしたものをボールに入れて、肉と混ぜ合わせ、オイスターソースを少々。鶏ガラスープの素で味付けした夏野菜のスープにワンタンを入れて、最後にライムを絞って頂きます。この夏にハマりそうな味。

チゲ

エスニック 27.6,2021

今日はとにかく疲れた。
この作業、何年やってるんだろう。プリントしたり、スキャニングしたり、ネガフィルムに触ったり、データーを掃除したり。何年も何年も同じ事ばっかり続けてる。嫌いなわけじゃないけど、同じ事をずっと続けてるなぁって。

今日は簡単な料理にしよう。本当に疲れた。鍋に胡麻油をひいて、豚ひき肉とキムチを炒める。そこに、水、お揚げ、キムチの汁、ミニトマト、ニンニク、生姜、玉ねぎ、豆腐、しらす、ワカメ、シャケを入れて煮立たせる。調味は無し。

タイ風トマトラーメン

エスニック 27.5,2021

いつも冷凍庫に常備してるシンプルなラーメン。大体3つで160円〜200円位で売ってる。このラーメンにトムヤムクンペーストを足して、トマトとネギの和え物にナンプラーを垂らしたものをよそって出来上がり。

今週はずっとフィルムのスキャニングとレタッチをしてる。今日が水曜日だと思ったら木曜の夕方。信じられない。私の水曜日と木曜日の殆どはどこに行っちゃったんだろう。昨日なんてマンションのポストにしか行ってないし、ずっと篭ってるのに流れてる。時間がすーっと進んでる。

タイ風トマトラーメン
市販のシンプルな醤油ラーメン
ナンプラー
トムヤムクンスープの素
トマト
青ネギ


青ネギとしらすの春巻き

エスニック 14.5,2021

午後に近所に住むフォトグラファーのワタルさんがネパールの写真プリントを持ってきてくれた。ちょっと前におねだりした物だ。数年前からひつこく山の写真を見せて欲しいとお願いしてた。ネパールで2週間くらい、新婚旅行を兼ねて山を登ってきた。もう話を聞いてるだけでワクワクしてしまう。早く早くと会う度に見せて欲しいとお願いした。そして、写真が欲しいを頂戴と頼んだ。

フィルムで撮った写真、Cプリント。最高。なだらかな色調に、粒子が上手に並んでる感じが堪らない。だから、銀塩っていい。なんて美しいんだろう。デジタルもいいけど、銀塩を見ると、ついつい芸術だなぁって思ってしまう。こんなに美しい芸術は世界に必要だったから生まれたんだと確信してる。

早く飾りたいな。


青ネギとしらすの春巻き
青ネギ
しらす
春巻きの皮


タレ
ナンプラー
レモン
マヨネーズ

青菜と鶏ひき肉とカボス胡椒の水餃子

エスニック 11.4,2021

ジェーン・スーさんのドラマが面白いから見て!パリのマユミちゃんからメッセージが入った。早速Tverで見る。なんだかな、こういう男を知ってる。もっと酷い類のだけど。だらしなくて、人に甘えるのがとても上手で、誰かのお金や大事な物を使うのが上手な人。困ってる人は助けましょうと教えられて大人になったけど、困ってる人とは一体誰なのかわからなくなる時がある。

彼が言う俺の店だと言ってたコーヒーショップは、居酒屋だかスナックだかライブバーだか業態は最期まで不明で、わかってる事は3坪の部屋に彼の好きな物を置きコーヒーを数杯売って1日に千円位稼いでいた事。俺は忙しいから立ってもらう人が必要だと月に数回見知らぬ女や男に貸して小銭を得ていた事。近所の酒場に集まる友達が顔を出してくれたり、バンド仲間が昼間にふらっと来て、レコーディングだと言い1日をそこで過ごす。そこは知り合いの居酒屋の倉庫。水場はもちろん無い。衛生的に言えば、アジアの屋台と同じか洗わないからそれ以下かもしれない。だけど、それでもとにかくそこで遊んでてくれるだけで平和だった。コーヒーが今日は何杯売れたって聞いてるだけで十分。平日の真昼間から、どうしようも無い友人や知人達と、小さな小部屋で酒さえ飲まなきゃいい。夜の22時に「ただいま」と言って帰り一緒に夕飯を食べられるだけで十分。またあの時間さえこなきゃ良かった。私が家事の全てを仕事を思いっきりにやってる間、彼はどうにか酒をやめるようにと頑張ってる。仕事の事も音楽の事も彼の人生だから今は言わない。私達は一緒に前に進んでる、とてっきり勘違いしてた。家族だから支えあおう。誓ったのは私ひとり。「もう呑まないから大丈夫だよ。」その言葉が嘘に変わった日もちゃんと覚えてる。

だけど、言わなかった。彼の問題は彼が超えないとダメだから。

何となくnoteっていうブログを使ってみようと思って開いたら、昨年にどうやらアカウントを作っていた。下書きのページにお酒が始まった日のことが書いてある。タイトルは “2020年5月26日 夫の酒乱が始まった。”。人生で初めて人に助けてって言った日の事だ。声が出ない声で「助けて。」って叫んだ。

確か2月の暖かい日。私の貯金も安定してきたから、そろそろ子供を考えない?ってソファーで彼に話をした。もし、私が彼の子供を産んだら、きっとずっとその子は苦しんだのだろう。ジェーン・スーさんのドラマを見てから、また色々な事を考えてる。また来週も見よう。水餃子を食べながら、麦酒を片手に。

note
https://note.com/helloyoshimi

水餃子
餃子の厚手の皮
小松菜を細かく刻んで塩もみしたもの(水を切る)
鶏ひき肉
兄の作ったカボス胡椒
ごま油

アニスの台湾風煮物

エスニック 31.3,2021

今日が今月最後って知らなかった。明日から4月なんだそう。桜が気づいたら散り初めていたのはそういう事なんだ。午後にADの中西君と色見本の打ち合わせ。中西君って昔から坊主で真面目でまっすぐで。今も同じ。すごく素敵な本を作るし、その事はもう遥か彼方。ボキャブラリーを持ち合わせない私は素敵としか言葉が出てこない本を作ってる。コロナで一年ぶりに会えて、嬉しかった。あと、写真集の事をちょっと相談した。出来たら、中西君としたい。話してて思った。家を出る度に思う。世界は想像以上に平和で安心する。

帰りのバスでインスタを開いた。ライターの石塚さんが明日から4月だって事や一年を振り返った色々を記していた。インスタはあまり最近見てない。なんだかインスタっていいなって思った。結婚の話題はまぁまぁお好きにどうぞってなるけど、それ以外は見てて元気になる。人って幸せになれるんだなぁって。石塚さんはずっと前に深沢にあるスノーショベリングの中村さんが紹介してくれた。それから、お仕事を一度して、時々写真を見て貰ったり、あとはワールドさんのお仕事でご一緒した。いつも優しくて、いつも温かい女性。SPRINGっていう女性誌の開いて直ぐのところで長くコラムを書いてた。知ったのはわりと最近で、聞いた時は驚いたけど、そういう事を言わない方。フラットで優しくて。石塚さんの投稿がなんだか嬉しくなってメッセージをした。あと、近所に引っ越したから、その事もお知らせする。それで色々のメッセージをして、私の知らなかった過去の離婚の事とか、その事で辛かった話とかもちょっとだけ話してくれた。勇気が出る。離婚を後悔してるから。我慢して弱いまま、勇気がない自分でいた方がずっと良かった。こんな苦しい思いをしたくないから離婚をしない方が、現実から自分から人生を放棄した方がずっといい。離婚を選べない人がいるなら、それがいいよって言うと思う。想像を絶して、すごく苦しいから。この選択は簡単じゃない。

それに、すごく夫に会いたい。今の夫じゃない。女性に暴力を振るったり、人を騙したり蔑んだりする男じゃなくって、弱くて優しかった頃の夫に会いたい。もう会えないのは知ってるけど会いたい。あの頃の彼が好きだった。毎年4月1日は地元の大阪でライブをしてる。今日もきっと深夜バスか新幹線代を稼ぐ為にライブをしてるんだろう。聞きたくない。死んでも聞きたくない。あの声は私を欺いたり、傷めつける為に使った物だから。もし一瞬でも聞いたら、きっと体中を締め付けて窒息すると思う。

桜を見上げるのに、何度も散りそうな桜を見上げるのに、まるで今日じゃないみたい。今日はニコちゃんの三回忌。何だか時間の感覚がおかしい。3年前の今日をよく覚えてる。あの日もお酒で毎日暴れてる最中に真っ黒な顔をして中目黒での展示の会期中だった。ギャラリーの前で兄からの電話をとった。亡くなったからって言葉に「うん。」としか私からは出なかった。その後にリリーフランキーさんのマネージャーをしてた北井くんと、ナナちゃんが急に現れた気がする。それでもう俺、マネージャーやめる事にしたって。すっきりした顔をしてた。色々が終わりみたいな日だった。そうして、展示が終わった頃にニコちゃんが死んだ事と、初めて夫の事で辛かった事を一緒に展示をしてた野村さんに話したように思う。まだ私達はそんなに深い仲じゃなかったし心配させたくなかったら、ずっと隠してた。野村さんは、今直ぐにうちに逃げてきてって言ってくれた。彼氏のミッチーもいいって言ってるからって。あれから3年。すごく長かった。新婚旅行も行ったのにな。お酒も二度と呑まないって約束して元に戻ったのにな。もう二度と地獄は来ないんだって、やっと幸せになれるんだって安心した生活が一年続いたのに、誰かが夫に酒を与えて一瞬で戻した。依存症の人は自制がきかない。だから呑ませないでって言ったのに。

世界は簡単に変わっちゃう。今日は早く寝よう。明日という日がまるで別人になっててほしい。もう十分に苦しんだと思ってる。お願いだから、変わって。

また最近の私は過去に囚われてる。髪を切ろうかな。変わりたい。

アニスの台湾風煮物
鶏の手羽元
南瓜
生姜
アニス
オイスターソース
醤油

キムチ鍋とひじきご飯

エスニック 17.3,2021

今日は久しぶりに営業に行った。
コロナになってから、3、4本続けてた連載は全て打ち切りになって、定期的に撮ってた媒体もストップ。仕事は半分以上失くなった。コロナだから仕方無いって思ってたけど、何だかちょっと違う気もしてきた。この1年で担当者が辞めたり、移動したりする事も多くあったように思う。だけど、そのせいでも無い気がしてる。前に師匠が「どうしてこんなに自分はいい音楽の写真を撮ってるのに、自分よりずっと下手くそな人がそれを撮ってるんだろう。自分ならもっといいのが撮れるのに」っていう話をADの人と話してたのを聞いた事があった。当時は何を言っちゃってるんだよって思ったけど、最近同じ事を思った。料理が好きだから、料理が好きじゃない人よりずっとずっといい写真が撮れる自信があるし、どうしてこの料理を見てない写真が選ばれてるんだろう。どうかしてるよって。料理を見てる人と、見てない人と、すぐにわかる。ファッション的に撮ろうとする人も多い。料理を見てって思う。雰囲気を撮るのはいいけど、料理は食べる物だから。食べる雰囲気を撮らないと。偉そうにいいたく無いけど、好きだからそう思っちゃう。

編集の方と話してて、見えてくる事があった。料理写真を始めてから数年。コロナ前はとにかく忙しくて来る日も来る日も料理を撮りまくる毎日だった。それがもうゴールな気がしてた。今までの写真を見返すと、よく撮れてるのもあるし、まだまだ素人っぽいのも沢山あった。少し世界が広くなったように見える。料理写真はこれからなんだって。

人に写真を見せるって本当にいい。見せないとわからないし、見せて初めて写真になっていく気がしてる。何だか今日の私は偉そうだな。何なんだろう。会う人や起こる出来事でどんどん気持ちよく回転していける。夜は近所のみっちゃんと、三茶に住んでる編集の金さんが遊びに来てくれた。三人でキムチ鍋。キムチは先週に漬けた物を全部使った。

夕飯
キムチ鍋
ゆりねとひじきのご飯
カブとピンクグレープフルーツのサラダ
カボチャと手羽先のアニスの煮物
みっちゃんのお土産のジーマミ豆腐、イカ焼き、おやつ
金さんのお土産の大量のビール

もやしご飯

エスニック 16.3,2021

編集の山若くんが打ち合わせとランチをしに家に来た。残り物のチキンカレーと、豆もやしご飯、先週に漬けたキムチ、スペアリブと大根の花椒煮、ぬか漬け、大根の皮と人参の金平。家にあるもので準備した。山若くんはヴィロンのパンを買ってきてくれて、偶然にも私の好物、パンオショコラが入ってた。嬉しい。

ご飯を食べて珈琲を入れた。本の話や、今進めてるマッチングアプリの話をする。出版の事をちゃんと知った方がいいと思って流通の話を教えてもらった。出版社に就職すると、新入社員は本屋での研修があるんだそう。そこで、本がどう売られていくかっていうのを現場で見る。その時に感じた事を教えてくれた。取次っていう役目の人から本が本屋に送られてきて、そのダンボールを開けて、コーナーに置いていく。どさっと来て、本棚に置いていく。とにかく忙しいから、その本の中身を見る時間も無いし、その本がどんな人が書いてるのかもわからない。どさっと来て、どんどん置かれてゆく本は、本当にその場所でお客さんに出会えるかわからない。残念な事だと思うって。面白いな。初めて知った。

それから、どんな本にしようって本棚にある本を触りながら、紙の事や、お互いに思ってる事を話す。私はここ数日に考えてた事を言った。アートな本にしたくない、今まで話してた様な写真の間に文があるような本は何だか違くて、もしかしたらエッセーの様な形でいいんじゃないかって、写真を見せたいし、写真集が作りたかったけど、この本には合わない気がしてる。写真はそんなに要らないかも。それくらいの気持ちでいいのかもって。うーん、難しいって言った。とは言ったって、やっぱり写真を見せたい気持ちがどこかにあるから。

「エッセーいいじゃん!!!」ニヤニヤして嬉しそうに山若くんが言った。実はエッセーがいいんじゃないかって思ってたんだよ、って。写真は数枚だけ、本の最初か最後とかにまとめて。裁ち落としじゃなくって、ちゃんとエッセーと同じテンションになるよう余白を入れて見せる感じがいいと思う。イメージが湧いたみたいで、メモ帳とペンを取って、スラスラ何かを描き始めた。楽しそうだな。こういう時間がいいなって思う。やっぱり、楽しい時間が好き。

次にマッチングの話をする。もうどうにもこうにも、自分の素性を明かさずに誰かと知り合うって難しい。それに、もう一つのアプリで素性を明かして始めた事を話した。「そもそも、出会えないよ。いい人には。」山若くんが言った言葉に驚く。だって、私が自分の世界を失くして、私を知らない誰かと出会って、自分の持ってる世界じゃない場所で短くてもいいから恋に落ちて欲しいっていうのが企画の希望なのに、出会えない?何だか、わかった気がした。自分を隠して装って誰かと会っても、お互いにそんな事をやっても出会えるわけが無い。それをどんどん壊していってとの事。どうせ一生会わないんだしさ、気持ち悪い事言われたり、変な人がいたらどんどん、嫌だって言っていこう。たいがい、いい人なんてそこにはいないんだから。アプリへの偏見じゃなくって、自分にとってのいい人っていう意味だと思う。自分をよく見せたいより、相手を知りたい、そういう勇気が新しい世界を作る。そういう事を言ってる気がした。それにしたって、私の携帯を渡してからもう2時間は経ってる。ソファーに座って、何の駄菓子が好き?とか、おすすめのつまみを教えて!とかメッセージのネタを聞きながら、楽しそうに沢山の男とやりとりしてた。山若くんが帰ったのは18時過ぎ。疲れたー!って言ってた。そりゃそうだよ。ビールを飲みながら、バトンタッチしたメッセージを続けたけど、ビールを飲み終わる頃には面倒になって止めた。

明るい毎日が続いてる。友達が楽しい事を運んで来てくれる様に思う。私が明るくなるだけじゃない。恋が始まりそうでワクワクしてる友達がいたり、ずっと音楽を頑張ってた子がビッグカンパニーの仕事をゲットしたり、嬉しいニュースも入ってくる。心の裏側に黒い物がまだ隠れてるけど、私は明るく行こうと思う。

もやしご飯

豆もやし
鶏ガラスープの元

もやしご飯のタレ
にんにく 1片
醤油 大さじ2
砂糖 大さじ1
すりごま 小さじ1
ごま油 小さじ1

豚キムチ

エスニック 18.2,2021

やっぱり嫌な夢でうなされて朝が来た。昨晩に聞いた話でまた過去にトリップする。映画みたい、同じシーンが巻き戻されて何回も何回も流れてる。

誰かに聞いて欲しかったけど、友人にメールしようって思って携帯を開いたけど止めた。不幸を撒き散らしても誰も、私だって幸せにならない。代わりに姉におはようと一緒に、ささっと昨晩に起きた事と、気にしないで今日も頑張るって伝えた。

今日は集英社のスタジオ。初めてだから楽しみ。私はライティングが組めないけど、スタジオにはスタジオさんがいるから大丈夫。立派に組んでくれたセッティングで気持ちよく撮れる。それに写真をしてる人とお喋り出来る事が嬉しい。

撮影の合間にスタジオさんに聞く。何のカメラ使ってるの?とか、何撮ってるの?とか、誰の写真が好き?とか。

それから、「多感な年齢の中にいて、こういうよくわからない時代に生きる事になって、今を過ごす事や、それで写真を撮るって、何を撮るの?」そんな感じの下手くそな質問を聞いたと思う。返答はすごく良かった。

色々と感じて、自分でもよくわからない。周りには想わない人も多いけど、自分は想う事が何だかある。今しか無い事は感じてます。色々と撮ってます。みたいな回答だった。スタジオさんだからきっと20代だと思う。話してる全てが溢れてて気持ちがいい。

撮影の帰り、携帯を見ると姉からのLINE。「大丈夫?」って。姉は私より感情的になる所がある。色々を知ってるから、姉もきっと過去にトリップしちゃったんだろう。少し怒って、そして悲しそうだった。追いかけてくるように未だに私に降りかかる何かがあっても、あっても、走って逃げればいい。離れればいい。厭だから避ければいいだけ。「大丈夫だよ。私は自分で今を選べるから。それから即興で何か曲を作って送って。」とメールを返信した。

豚キムチ
豚肉
にんにく すりおろし
豆もやし
よく発酵が進んだ酸っぱいキムチ
ごま油
魚醤
みりん

菜花と塩豚の水餃子

エスニック 06.2,2021

リリさんと成田君が家に遊びに来てくれた。
歳は10以上離れてる友人。2人共編集者。近況報告や、真面目に言葉や編集の話とか、下らない話とかを6時間くらい。気づいたら深夜12時を過ぎてた。夕飯は、塩豚と大根の花椒煮、焼長芋の炊き込みご飯、菜花と豚の水餃子、手羽中と南瓜のアニス風味煮を作った。後は成田さんのお土産の麻婆豆腐とポテサラ、ザーサイに、リリさんが持ってきてくれた微発泡のワインと焼き菓子。

朝が来て少し未だお酒っぽい感じ。最近ちょっと飲み過ぎてて体調が悪い。ミオちゃんと駅前の喫茶店で打ち合わせがある。洗濯をすませて、バナナとベリーと豆乳でジュースを作り、一気に飲み干してから家を出た。

ミオちゃんのお姉ちゃん家がちょっと大変っていう話とか、私が最近企画で始めたマッチングアプリの事とか、価値観とか男の人の年収とか色々な話で盛り上がった。結局、お喋りがつきないまま、コロナだからと店を追い出されて、別のカフェで打ち合わせを始める。帰宅したのは昼頃、疲れたな。天気がとてもいい。このままどこかに消えてしまいたいような気分。誰か困ってる人がいたら私を貸してあげたい、そのまま返さないくてもいい。

アニスの煮物

エスニック 29.1,2021

花屋へ行こうと商店街を歩いてたら向こうから朋子ちゃんがベビーカーを押して歩いてきた。「おはよう!」近所で朝から友達と会うって何だか嬉しい。パン屋の前で昆布の佃煮の作り方と、蜂蜜屋の前の花屋の話をしてバイバイした。そのまま朋子ちゃんが教えてくれた商店街の入り口の方にある花屋に行って、桜の枝とチューリップを4本買った。そのまま上町のオオゼキに野菜と魚を買いに行き、帰りに大根を買いにサミットへ寄る。レジで並んでると、りょーこちゃんからのメール。昨晩は帰宅が遅かった。お風呂上がりにビールを一缶飲んだら何だかとってもりょーこちゃんと話したくなってメールをした。深夜12時過ぎ。最近の事、何だか湖にいるみたいな毎日だって事を伝えた。静かでしーんとしてるって。りょーこちゃんからのLINEが何通か携帯を鳴らしてる。昨晩はお腹が痛くて寝ちゃって、私の最近の気持ちがわかるよって書いてあった。

“人と会いたくないとき、湖みたいにしんと冷たく静かなとき、あっていいと思う。きっと大事な時間だと思う。”

この子はどうして、どうしたら、こんなにも私にいつもフィットしてくれるんだろう。エコバッグいっぱいの食材と大根と花束を抱えてスーパーを出た。冬空、綺麗だな。青い空がすごく気持ちがいい。誰かにわかってるよ。って言って貰えると嬉しい。だけど、それが誰でもいいわけじゃない。今の自分がよくわからないけど、独りはとても寂しいけど、独りでいたい。

何だかすごくほっとした。
アニスの煮物を作ろう。今日は黒糖を使おう。

アニスの煮物
鶏肉の手羽元
大根 真ん中の部分10cmくらい
しいたけ 3つ
生姜 1片
アニス 1個
オイスターソース 大さじ 1
醤油 大さじ3

黒糖 大さじ1強くらい

キムチチゲ丼

エスニック, 朝食 20.12,2020

Youtubeで韓国人が残ったキムチチゲを翌朝に冷たいまま、ご飯にかけると最高だよね!っていうのを見て、どうしても頭の中から離れなくって起きて直ぐにキッチンへ直行。熱々の炊きたてのご飯にたっぷりとキムチチゲを乗せる。嗚呼、至福。気づいたら2杯は軽くおかわり。

こないだ現場にカメラを持っていくのを忘れそうになった。家を出る時にカバンと財布を持って出ようとして、ハッ!として慌てて機材置き場から機材を引っ張り出した。そういえば、昨日も。カメラを忘れて人に迷惑をかけたら駄目だけど、機材だってとても大事だけど、私さえ忘れなければ何とかなる。そんな気がして嬉しかった。

力みたくない。自然体でいたい。
偉いとか、カッコイイとか、すごいとか、稼いでるとか、そういう事を気にしたくない。そういうのを誰かに見ると、近頃はどっと苦手になる。だけど、たぶん、仕事をする上でそういう事を気にする必要があったから気にしてた。だけど、なんかもう必要ない。もう、私は本当に疲れちゃったから、何も余計な事は、仕事でもそうじゃなくても、なんでも本当に要らない。

夜に中目黒のADIでメトロの編集チームと、フォトグラファーの野呂さんと四人で食事をした。編集長の野中さんが「編集、好きでやったんじゃなくって、気づいたらここまで来てただけなんです。」って。朝から晩までとにかく編集をしてる彼女の口から出た言葉が余りに意外で、より一層に好きになった。20代で業界に入って、ただただ目の前の事に無我夢中になって走り続ける事が出来たってすごい。誘惑だらけの若い時に、私ならそんな決断を出来ない。

ずっと大好きな写真を一番にやるのが怖くて、寄り道ばかりしてきた私を変えるきっかけとなったのは、きっと彼の酒。ちょっと荒療法だったけれど、あんな事がない限り、私は好きから逃げ続けただろう。だって好きを失うのは怖いから。だけど、逃げるのをやめて気づいたのは、怖くないって事。やればやる程に、それは自分の一部になっていく。

本当はやりたかった、とか。本当はそうじゃなかった、とか。世界に納得が言ってないのは、自分だけ。世界はいつだって上手に回ってる。恐いなら、恐いからこそ、やってみたらいいと思う。だって、全然怖く無いから。

とにかく走ってみると、気持ちよく思いっきりに走ってみると、必ずどこかに着く。

オイキムチ

エスニック 16.8,2020
オイキムチ
切った胡瓜は熱湯に漬け重石をして1時間程放置。
ボウルにイワシのエキス、人参、大根、蜂蜜、粉唐辛子、糸唐辛子、アミを混ぜ合わせる。
水気を良く切った胡瓜に挟み、冷蔵庫で良く冷やす。
▽ 材料 ▽
胡瓜3本 半分に切り、塩を揉み込み十字に切り込みをいれる
人参 1/2本ー千切り
大根 10cmくらいー千切り
イワシのエキス 大さじ1
蜂蜜 大さじ1/2くらい
アミ 大さじ1
粉唐辛子 小さじ1〜大さじ1
糸唐辛子

トムヤムにゅうめん

エスニック 15.8,2020

家族のことについて今日は夜更かして考えた。
友達の旦那さんが「長野に自転車に行くんだよ〜。だけど帰省してる奥さんには内緒。」って、笑って話してて、何だかとっても幸せな気持ちになった。家族っていいなぁ。私も家族が大好き。兄弟も大好き。最高にムカついたり、二度と話すか!って想う時もあるけれど、家族が大好き。もちろん友達も大好き。だけど、家族は家族って感じ。

私の知っている家族はまず、最高に面白い。時々は、お腹がちぎれそうになって、漏らしてしまうかも!ってなる。次に、誰にも言えない事を相談出来たり、お金を借りれたりする。高校生の時に親に反対されてた携帯も、写真大学(落ちた)への推薦も、六本木へのクラブ活動も、姉が、”どうぞ大人の世界へ!” と斡旋してくれた。母はなんだかんだと文句を言いながらいつも最後は “勝手におし!” って感じで大事な時はお金を貸してくれるし、ぷー太郎な海外放浪を続けても、成田に迎えに来てくれるのはいつも母。その次に、父はいつもどんな事があっても私を信じてくれて、兄はいつもしつこく心配してくれる。男どもは、どうやら想像が豊かで、私をいい娘、いい妹に仕立て上げたいみたいだった。その期待を外すのも申し訳ないから、変な道にそれる事は一度も無くここまで来れた、ありがと父ちゃんにいちゃん。家族っていうのは、案外、結構、なかなか、最高な存在なのだ。

いつか子供を産んでみたいなって思う。私の家族を作るならば、面白い家族がいい。喧嘩はもちろん自由にやろう。だけど、可笑しくてお腹がちぎれるような毎日を過ごす家族がいい。朝ごはんは戦争でいい、だけど夜は枕を並べて寝よう。夏になったら車でサザンを流して海に行こう。季節が変わるたびにパーティして、何度も何度も乾杯して、食卓は和洋折衷何でもありだよ。食べたいもの美味しいものは全部食べよう。この食べ合わせが悪いだなんて事は言わないよ。世界の裏側にある国の料理だって本を片手に作るから。やっぱり家族は楽しい家族がいい。違うかな。私なら、そうしたい。楽しいのって最高だから。

1人で寂しい食事だなんて、面白くない。

トムヤムにゅうめん
▽ 材料 ▽
素麺
パイタン
トムヤムクンスープの素
ナンプラーかニョクマム
トマト
茗荷

アジアンマリネ

エスニック 23.7,2020

▽ アジアンマリネ ▽
グレープフルーツ、パクチーの微塵切りを米酢でマリネする。
鯛を胡麻油、ナンプラー、白ごまでマリネする。
マッシュルームのスライスを添える。

青柚子のセビーチェ

エスニック 11.7,2020

午後すぎに心療内科へ行った。
「まずは状況を保健士さんに相談して、それから先生とお話となります。」受付の方に部屋へ通される。保健士さんに、淡々と数年記録してきたお酒の事を伝えた。先生との診察を待つ間に目に涙が溢れてくるのをぐっと堪える。先生に会ったら絶対に泣いてしまう。だけど、今日は夫のアルコールの事を聞きに来た。私の話をしている場合じゃない。落ち着いて何が聞きたいのか頭で考える。冷静に。冷静に。

5分も経たないうちに診察室へ呼ばれる。先生は想像していた感じの先生じゃなくって、何だか浪人生みたいで、ぼさぼさの頭で、静かな目で私に言った。「菊地さんはどうしたいの?」きょとんとしてしまった。「依存症は本人の意思がなきゃ治らないから。家族が病んで離れて、色々を失って失敗して、生活保護を受けて孤独死する。よくある事。」家族がここに来ても意味ないから。そんな風に聞こえた。待合室で私は何を想像してたんだろう。「だけど、先生、わたし寝ずに仕事行ったり、夫のアルコールのことで精神的にも本当に辛くて。暴れたり喚いたりもあるし、この生活は異常なんですけど。」「短期間で高ストレスが急激に溜まったら辛いのは当たり前です。」せっかくここまで来たんだから、何か私が出来る事を知りたい。頭の中をあちこち探し回るがいい質問が出てこない。

今日のは一体なんだったんだろう。
「もう十分色々な手を尽くされて今日ここにいらっしゃったんですね。大変でしたね。」保健士さんから優しい言葉をかけてもらって嬉しかった。病院を後にすればするほどに、心が軽くなる。夫はただの依存症。それは家族の事だけど、夫にしか治せない夫の問題なんだ。私が大事に抱えていた大きな問題は、私の問題じゃない。何だか不思議な気持ちだった。

夜、渋谷で友人の展示を見に行った後、そのまま食事をした。
人が悲しむ話はしないようにと決めているんだけど、口から言葉がぽろぽろと出てきた。「今日、夫の事で心療内科行ってきてさ。」お酒がそんなに入ってるわけじゃないのに、ぽろぽろと話した。全部話し終わると、「もっと話していいんだよ。ひとりにならないで。そんなに辛い想いをしなくていいんだから。」想像してたのとは全然違う声が返ってきて、そっかって。何だか、友人のいる目の前にあるこの世界に安堵した。胸のキリキリが静かに薄れていった。家への帰り道は長くて真っ直ぐで、高台にあるから晴れた日は富士山が、夜は東京の街や首都高が見える。ここ数ヶ月はこの道に入ると一人になれるからか、いつも涙がでたのだけど、そういえば今夜は泣くことを忘れてた。

青柚子のセビーチェ
ボウルに青柚子胡椒、塩、青柚子の絞り汁、たこ、玉葱、セロリを入れる。
フライパンにオリーブオイルひいてニンニクを軽く色づくまで火を通して、ボウルに入れて混ぜ合わせる。
▽ 材料 ▽
青柚子胡椒 [青柚子の皮をすりおろし、青唐辛子のミンチと塩と混ぜ合わせる。青柚子2:青唐辛子1:塩小さじ1くらい]
青柚子の絞り汁 1個

たこ
玉葱 1/4個ー微塵切り
セロリ 1本ー微塵切り
ニンニク 1片ー微塵切り