カテゴリー: 朝食

しらすトースト

朝食 13.5,2022

今朝はしらすトーストと、こないだの残りのカレースープ。撮影の日は周ちゃんが朝食を作ってくれるのがルーティンとなってる。周ちゃんのしらすトーストは丁寧で美味しい。しらすの置き方は均一だし、チーズやマヨネーズも丁寧に隅まできれいに塗られてる。私のとは大違い。だけど、実は私はいびつを好んでる。成り行きのある自然な感じ、例えば出過ぎてしまったマヨネーズとか、塗り忘れてるのか面倒だから塗らなかったのか、余白を残されたようなトーストの端っこなんかに愛を感じたりする。ロボットにお願いしたら上手にやってくれそうなものはタイプじゃない。だけど、周ちゃんのは特別。トーストの隅まできちっとしているのは周ちゃんらしい。

青山のスタジオで撮影を終えて急いでタクシーに乗って駅に向かった。池袋で行きたい眼鏡屋がある。どうゆうわけか疲れていても買い物はしたいし出来る。お店を二往復くらいしてから店員さんと色々と話をした。幾つか気になっていたブランドがあったけれど、結局またayameにした。4本目のayame。そして、今回こそ黒いフレームにしようと決めていたのにブラウン。でもとっても気に入ってる。眼鏡を新調するって、美容院へ行くみたいな気分。まるで新しい人生が始まるような気持ちになる。

パンケーキ

朝食 12.5,2022

朝食に周ちゃんがパンケーキを焼いてくれた。黒磯で一緒に仕事をしたワカナさんから連絡があって先日の映像の仕事が決まったとのこと。嬉しい!それから、久しぶりに高木さんから料理の仕事が入った。引っ越す間際にギャランティーの事で断った仕事がある。交通費や移動費が東京で暮らしていた時のようにはいかない事を心配してしまったことが理由だけど、なんだか胸に引っかかってたから嬉しかった。

引っ越してから、より一層に心理学を勉強したいと思ったり、もう作品は作らなくてもいいんじゃないかと、今は新しい生活や家庭の中で生きていく事だけで十分なのかもしれないっていう気持ちになったり、だけどやっぱり、すごく料理が撮りたかった。フミエさんとの本づくりのリサーチで本屋に通ってはいるけど、前のように左上から右下まで片っ端まで舐めるように本を漁らなくなった。闇雲に頑張るのはもういいんじゃ無い?って気持ちとか、いい歳だし今更やってもさとか、もう十分かもよ?っていうよくわからない自分への言い訳がましい諦めとか、なんだろう。毎日や新しい生活に甘えていく自分がいた。そうじゃなくて、きっとこの生活はこれから私を支えてくれるはず。もう、夜中のタクシーに怯えなくていいし、ベッドサイドにあるデジタル時計の数字だけがどんどん増えていくのを数えなくていい。朝は綺麗にやってきて、行ってきますを聞いてくれる人がいて、今にも泣き出してしまいそうな気持ちを押し殺しながらシャッターをきらなくていい。もう、私は自由なんだった。急いで家に帰らなくてもいい。急いでスーパーに寄って帰ってご飯を作らなくてもいい。ポッケの中で鳴り続ける電話を無視しなくてもいい。右を向いても左を向いても何処にいても自由なんだ。

夜は自転車でスーパー銭湯へ行って、帰りに山田うどんに寄って帰った。早く車が欲しい。

オムレツサンド

朝食 05.5,2022

私みたいに怒るフリをする周ちゃん、すごく不恰好ですごくブサイクだった。すこし怖くも見えた。周ちゃんの目には私があんな風に映ってるんだと思ったら哀しくて恥ずかしくて言い訳の為にずっと拗ねていたいような、もうこのままそんなブサイクな人になってしまえばいいやと自分に嘘をつきたくなるような、エスカレーターに乗りながら頭が猛スピードで混乱した。本当にいや。すごく嫌だ。

一昨日にトイレに水没した携帯。結局、今日になっても電源はうまくつかず、駅前の楽天モバイルで新しい携帯の契約をしに出かけた。昨日、店へ行ったとき、店員さんが契約に関する持ち物を丁寧に教えてくれたけれど、そこに楽天IDは無かった。いざ今日契約をしようと行くとまず楽天IDがないと出来ないと言う。もしくは新規で作りますとのこと。楽天銀行も楽天クレジットも持っているのに、どうしてまた別のIDを作らなきゃいけないんだろう。直ぐに自転車で帰宅して三度目の楽天モバイルショップへ。店では怒らなかったけど、契約が終わり店を出たあとに私の堪忍袋の尾が切れ始めた。

怒るってゆう感情を止めるのはよくないと思う。喜んだりわくわくしたりと同じ、様々な感情と一緒に肩を並べている仲間でいい。今回だって、店員さんが事前に教えてくれたら夏みたいに暑い日差しの下を自転車で急勾配な坂を上がったり下がったりハァハァと登らずに済んだ。そりゃ怒りたくもなるよ。だけど、。あんな周ちゃん。声を荒げたり、否定的な話し方、そして意地悪い顔をした周ちゃん。あんな顔、いや。だけど、周ちゃんは私のそんな顔をきっと見てたんだろう。なんて醜いんだろう。周ちゃんはふざけて私の怒る真似をしたのだろうけれど、そんなのは全く冗談なんかには見えなかった。だって、それは周ちゃんであり私なのだから。

私の内側と、私の内側を外側から見る景色。それは似ているようで全然違う。私達が同じ景色を見る時間が増えれば増えるほどに同じものに感じるような錯覚に陥ってしまう。本当は全然違うし、全然わからないのに。側にいるのに寂しい。手を伸ばしたところに背中があるのに寂しい。そんな気持ちになった過去がある。あの時の元夫と私はあまりに近くてあまりに遠いい場所にいたのかもしれない。私達は愛し合っていたんじゃなくて、きっと私は愛して欲しかった。

失うことを恐れるよりも、どうか私の隣にいる間は笑っていてほしいと思えば、もうあんな醜い私にはならないですむ。きっと。

チーズトーストとソーセージ

朝食 24.4,2022

今日も朝から腰痛。「じっとしてるより適度な運動がいいんだよ。」先日にぎっくりをやった周ちゃんが言った。「歩ける?」「うん。頑張る。歩いてる方が楽だよ。」梃子と裏山へ散歩へ出た。雨がポツポツと降り出した頃だった。腰痛はどんどん酷くなっていく。何をしても痛くて仕方がない。家の中での生活がままならない。トイレに座るのも痛いし、食事をする為に椅子に腰掛けても痛い。階段は両手両足を使っていつもの3倍くらい時間をかけて上って、下るのも手すりに這いつくばりながら降りた。ああ、どうなっちゃうんだろう。心配ばかりが募る。仕事の合間に夕飯のハヤシライスを作った。こないだスーパーで特価だったスペアリブを水で1時間くらい煮込んで、軽く痛めた玉ねぎと合わせて1時間くらい煮込んで、人参と最初の方に入れる予定だったトマト缶を入れて30分、ハヤシライスのルー、きのこをいれて20分。ソースで少しだけ調味して火を止めた。ご飯は周ちゃんが炊いてくれた。お米用の無水鍋だって持つのが辛かったから本当に助かる。

夕飯はいつも通りの時間に食べた。周ちゃんはハヤシライスを目をまん丸くしながら食べてる。「すごい美味しいよ!えーすごい美味しい!!」「ただ煮込んだだけで大したことは何もしてないよ。」「すごいよ〜!」「腰痛が治ったらもっといいものを作ってあげるから。」と約束した。腰痛が始まってから家事も料理も殆どを周ちゃんがやってくれてる。親以外でこんなに世話を焼いてもらったのはきっと初めて。元夫なんて高熱の私に忙しいからとポカリだって買ってきてくれなかった。そういえば、先日ドライブ中に周ちゃんと歴代の彼氏彼女の甘えん坊ワースト合戦をやった。「いつもは几帳面でキビキビしてる子なんだけど、朝とか赤ちゃん言葉で喋る彼氏がいてさ。パンツ一丁で 私の腕をさすりながら “なんでベッドにいないのぉ、ぼくぅさびしかったよぅ” って。」「えー!!本当にそういうのいるの!?」「全然いるよ。彼は中々だったけれど。長男だし、もしかしたら家の環境で親に甘えられなかったんじゃないかなって思うんだよね。」「あとは靴下履かせてと言う男とかかな。」「えー!靴下って自分で履くもんじゃないの?なんで?え、なんで??」「何でと言われても、履かせてと言うんだもの。え?って思ったけど履かせたよ。」それは彼氏ではなく元夫の話。周ちゃんには言わなかった。私が寝込んでも頼んだポカリを忘れたと嘘をつく元夫のこと。

朝の4時40分にアラームをかけてベッドに横になった。横になるのも一苦労。だけど、横になったらなったで体が固まって寝返りがうてない。「周ちゃん、くるっと横に押してくれない。」「いいよ。介護みたいだね。」と周ちゃんが笑ってる。笑い事じゃないよと思いながらも散々と甘えさせてもらった今日も心から感謝感謝と思いながら寝床についた。明日の撮影、本当に大丈夫なんだろうか。とりあえず雨予報は無くなって天気だそう。天気はいいけど、撮れなかったらせっかくの天気も台無し。とにかく寝よう。今は寝るしか出来ない。

固めの目玉焼き

朝食 10.4,2022

朝一番に起きるのは私。その後、梃子が7時くらいに起きてきて、梃子が二度寝をしにベッドへ戻った時に周ちゃんを起こしてくるのがいつもの朝。今日も。書斎で日記を書いていると梃子が部屋に入ってきた。「てっちゃんお早う。」今日はこのまま抱きかかえていよう。日曜日だし周ちゃんはたまには寝坊した方がいい。朝食は目玉焼きご飯と残り物のおかず、納豆、キャベツと揚げ麩の味噌汁。今日は初めて畳の部屋で食事をした。テーブルは買ったばかりのちゃぶ台。私が数ヶ月にわたり周ちゃんにプレゼンし続けて口説き落としたテーブル。中々、高価な買い物だったからか、ずしりと新しい生活に根をおろしたような気持になった。

昼頃から庭の土おこしを始めた。周ちゃんはポカリスエットのCMにでも出てきそうな清潔感たっぷりのTシャツ姿で大きなスコップで汗をたらしながら土を掘りおこしてる。私はその脇で掘りおこした土の根や雑草をとり続けた。今日の庭仕事は土を整備し、昨日買った金木犀の木、ミモザの木、トマト、胡瓜、茄子の野菜の苗、それから、私がマンションのベランダで育てたハーブや月桂樹の木、巨大アロエを植えること。暑い初夏みたいな午後はどんどん過ぎていった。玄関横に前の人が育てていたらしいミントの香りがする木を見つけて林檎箱に植え替えたりもした。途中で周ちゃんがコンビニで買ってきてくれたシロクマアイスを食べたり、アールグレイのアイスティーをいれて飲んだ。ああ、暑い。時間は16時前、ようやく色々が片付いて遅い昼食に素麺を茹でて食べた。冷やし素麺は今年初めて。氷を沢山入れて冷え冷えにした。

ああ、土いじりって気持ちがいい。だけどちょっとまた熱中症気味。身体が重い。夕飯を食べながら高橋くんの話になった。「昨日は楽しかった?」「うん。高橋くんの3箇条、楽しかったね。よしみがメンターみたいだったよ。」「楽しかったね。けどさ、1つ目については心の叫びに聞こえたよ。」「うん。俺も。聞いてて辛かったよ。優しさというより、痛みにきこえちゃってさ。」「うん。私も。だけどいいと思う。こうやって人は自分の人生を選んでいくんだよ。」

人生って平等だなって思う。地獄みたいな日々を過ごしていた時期は世界を恨んだりもしたけど、選んだのは私だったと今となっては自覚してる。まさか愛した男に酷い事をされるなんて想像はしなかったけれど、あんなに酷くなる前に逃げる選択は十分に出来た。言葉を変えるなら、いなくなる選択肢は愛する選択と平等に持ち備えていた。世界中の人が平等とは思わないけど、私の人生においては平等に出来てる。幸せにも不幸にもなれる。しっかりと今日まで選んできた。だから、高橋くんが優しい人を求めるのは、もう愛した人に傷つけられたくないと切望するのは、高橋くんのこれからの人生の希望であり道筋になる。次に会う人は優しいだと思う。大丈夫。「1つ目は中々見つけられないよね。」って高橋くんは言ったけれど、「自分を信じれば大丈夫だよ。」って伝えた。優しい高橋くんは、優しい人に出会う。もし優しくない人に出会ったとしても、もう愛さないと思う。

スクランブルエッグ

朝食 08.4,2022

朝食は周ちゃんのスクランブルエッグ。今日は少し甘め。午前に色々を終えて、午後は周ちゃんと約束してたミュージアムにカレーを食べに行った。今日は天気がとびきりいい。新しい自転車に乗って一緒にミュージアムまで走った。周ちゃんはカジュアルなスーツスタイルに黒いリュックを背負ってる。桜並木の中で桜の花が散ってゆく。なんて綺麗なんだろう。だけど目も花も花粉で痒くてたまらないし、マスクの下では私のニヤニヤが止まらない。好きな男のスーツスタイル、私の大好きなものの一つ。

周ちゃんは鯖のココナッツカレーを、私は定番のスパイスカレーにした。大きなローテブルにソファーが並んだ席に向かい合わせに座った。この食堂は一般の方も社員の方も食事が出来る場所らしく、ランチミーティングをしている人や、ミュージアムに遊びに来た感じの人がちらほら食事をしていた。カレーを食べる周ちゃん。紺色のブレザーに、紺色のパンツ。シャツは薄いグレー。髪はいつもの天才作家のようなボサボサ頭じゃなくて、ちゃんとセットされてる。薄いフレームの黒縁のメガネ。姿勢がいい周ちゃん。爽やかさが溢れてる。ああ、かっこいい。こんな男をレストランで見かけたら3秒で恋に落ちちゃうよ。カレー半分、周ちゃん半分のランチタイム。至福だった。「どうしたの?」ニヤニヤが止まらない私に周ちゃんが言った。「いいよ。すごくいいよ。周ちゃん。」私の回答はまるでエロカメラマン。

少しオフィスを案内して貰ってコーヒーを飲んでバイバイした。駅前で爪の手入れを2年ぶりくらいにして、西武のGUでパジャマを買って、OKストアーでこないだ買って美味しかった会長おすすめの鯖を買って帰った。GUのパジャマを着るとなぜか周ちゃんが喜ぶからもう一着買った。楽しい爽やかな金曜日。

目玉焼きご飯

朝食 02.4,2022

朝食は目玉焼きを焼いてご飯にのせた。周ちゃんは出会った頃は半熟派だったけど、最近は私のしっかり両面焼きにはまってるらしい。今日は駅前のビッグカメラで赤い自転車を買った。紺色にするか迷ったけど、店内で赤い自転車をまたいで試乗する私に「よしみは赤が似合うよ。」って言った笑顔の周ちゃんが良かったから赤にした。ハンドルもタイヤも赤。埼玉の田舎を走る赤い自転車。ちょっと恥かしい気もしたけど、まぁいっか。

バタートースト

朝食 24.3,2022

今日も1日中片付け。午後に一本打ち合わせ。今日はトトロの森の方へ散歩へ行った。なんだか毎朝の散歩が楽しい。

卵かけごはん

和食, 朝食 20.3,2022

朝からちょっと二日酔い。やっぱり飲みすぎた。ぼんやりしたまま引っ越しの片付けを始めた。合間に大学のオンライン説明会を受けて、最後の納品を二つ終えた。ようやく終わった。これで引っ越しの準備を気兼ねなく出来る。

午後はみっちゃんと線路沿いにあるクレープを食べに行く約束をしてる。「一回食べてみたいよね!」って話てから引っ越し前滑り込みのクレープ。結局、最初で最後のクレープ。二人揃ってバナナチョコクレープを頼んだ。クレープ屋の脇にあるテーブルでクレープを食べながらみっちゃんの彼氏の話を聞いた。こんな午後も今日で最後か。

それから商店街のベンチでコーヒーを飲んだ。みっちゃんの運気の話になってゲッターズさんの占いだと金の時計なのだそう。金の時計は12年に一度の運気の良さで仕事運と結婚運がいいとMOREのウェブに書いてあった。そのまま本屋へ行きみっちゃんはゲッターズさんの本を買った。周ちゃんも金の時計。私は金のインディアン。金の時計と金のインディアンは相性がすごくいい、結婚も仕事も相乗効果のような感じだとか。それに私は7年間の闇が明けると書いてあったけど結婚生活と同棲を合わせて8年。あれは闇だったんだろうか。闇だなんて言ったら笑い話。例えるならば炎が燃えたぎる地獄。じりじりと熱くて熱くてたまらなかったな。

みっちゃんに譲ると約束してたうちにある無印の棚をみっちゃん家に運んでバイバイした。「GWくらいに行くよ。」「埼玉で待ってるね!」楽しかったな。帰って夜まで片付けを続けた。

朝食

朝食 05.3,2022

朝の7時。梃子の病院へ走った。多分、最後の病院。開院と同時に入った病院は珈琲の匂いがした。いい匂い。待合室で朝の天気予報が流れてる。「最高気温は18度です。桜の開花が進むでしょう。」春らしい服を着たアナウンサーが話していた。未だ今週の疲れが全身に纏わりついてるけれど、何だか心が弾んでる。どうやら世界にはあっという間にまた春が来ようとしてるみたい。

帰ると周ちゃんがバナナジュースを作ってくれていた。「今日は18度だって!」「そうなんだ!天気が気持ちがいいものね。」病院で珈琲の香りがいい匂いだったと話すと、珈琲を入れてくれた。周ちゃんの淹れたお茶は苦い。だけど、珈琲はすごく丁度いい。私好みのデカフェのアメリカン。いつもいいバランス。お腹が満たされてベッドに横になるとあっという間に1時。周ちゃんも疲れてた様だった。こんな風に時間を無駄づかいしてしまうような土曜日って最高に好き。

午後は豪徳寺の器の和田さんに行きがてらカレーでも食べようとなった。初めてデートしたのは豪徳寺のold nepal。私が昔に行ったインドのLeh。鳥葬が見たくてチベットが色濃く残ると言われてる北インドへ旅をした。周ちゃんもチベットに興味がある。数年前にアーティストとフィールドワークの一環でネパールを旅した時にダルバートを知ったのだそう。そんな話から一緒にダルバートを食べようとなった。あの日レストランで何を話したか覚えてない。カレーを食べた後に和田さんへ行って、周ちゃんは和田さんと箕の話をしてた。それから豪徳寺で招き猫を買って、喫茶店を2軒ハシゴした。2軒目、上町のアンジェリーナのお気に入りの窓側の席で「僕と付き合ってくれませんか。それが難しいなら親友になって欲しい。」って不思議な告白をされて、すごく驚いたままに「はい。」って返事をした。帰り道に手を繋いだけれど、どうやって手って繋ぐのか忘れちゃって、私の手はまるでバービー人形みたいに温度のない感じだった気がする。何だかすごくすごく変な日だった。

当たり前のように私の夫になった周ちゃん。どこからがそうでどこからが違くなったのかその境目がよくわからないけれど、今は当たり前になってる。和田さんで買い物をして、オオゼキでシャケとかハーゲンダッツを買って帰宅。old nepalがランチ終了だったから不意に入ったブッダというネパールとインドカレーのお店で大盛りのカレーとお代わり無料のナンを2枚。驚くほど食べた。どうして今日はあんなに欲張ったんだろう。帰宅してから腹痛が酷くなってリビングでうずくまる。私が欲張ったのが悪いと文句ばっかり言ってると周ちゃんは笑ってた。しばらくするとキッチンで夕飯のちゃんちゃん焼きを作ってくれた。遠くに周ちゃんの足だけが見える。そんな時間だけがしばらく続いた。もう5時間も経ってるのにずっと痛い。本当に痛い。胃薬を飲んでも痛い。ずっと痛いのだけど、熱々のちゃんちゃん焼きは最高に美味しかった。

スクランブルエッグ

朝食 27.2,2022

「スクランブルエッグ作るよ。」料理が私だけのものじゃなくなる日がくるなんて想像もしてなかった。朝陽の中で周ちゃんがキッチンに立ってる。男の人がキッチンに立つ姿って素敵だな。

「卵は何個?」「3個。」「わかった。」梃子が周ちゃんの足元に座ってる。美味しそうな匂いでもするのかな。私は昨日失敗したカレーの話を打ち明けて、豆乳で割ってスープにする事にした。何だかいい感じのスープが出来た。今日は新しい家の家具を見に行く。嬉しいな。

もう東京を出るまでは引っ越さない。たったの一年前に誓ったこと。東京は出るけど案外簡単に引っ越しを決めた。私は人生で何台ベッドを買ったんだろう。想像するだけでゾッとする。幸いこの家に越してきた時に買ったベッドは新しい家に持って行く事に決めた。後、ソファーも。恵比寿にあるパシフィックファニチャーで買った2シータのソファー。27万くらい。購入したのは8月の暑い日だった。毎日がくたくたで、姉にソファーを買った事を報告して、姉からは”いいじゃん”ってメールが返ってきた。あの頃の姉はいつもなんでも喜んで褒めてくれた。届いたのは11月。まもなく離婚した。どんな生活が待っているのか誰も知らない空白の時間に作られたソファー。今でも何だか宙に浮いてるような気がしていたし、新しい家には入らなそうだったから手放そうかなと考えていたけど持って行く事にした。周ちゃんはソファーが好きみたいだった。正確にはソファーとゆう場所に周ちゃんを囲んで暖を取るように私や梃子が集まるのが好きみたいだった。周ちゃんがソファーでする嬉しそうな顔だとか、そうゆう場所を大切にしたいってゆう気持ちが素敵だなと思う。「とりあえずソファーは持って行こう。」周ちゃんに言った。

誰かと住むっていうのは、こうして自分の意思が働かないものがどんどん家の中に点在していく。だけど、意外と心地よかったり、愛らしい日々を奏でてくれたりする。これは悲しいことだなんてもう思わないけれど、いつか失くなるものをまた私は作ろうとしてる。

パンケーキ

パン, 朝食 01.2,2022

パンケーキを焦がした。味は全く悪くないし、見た目も案外好き。今日は撮影の準備で朝から忙しなかった。明後日は朝から病院での検査と私の実家へ挨拶。翌日から周ちゃんが6年間住んでた大分へ行く。

朝食

朝食 30.1,2022

先週に買ったアボガドがまだ固い。冷蔵庫にずっと放置したまま。サミットで売ってる、”美味しいよ” とポップに書いてあるアボガド。ちょっとだけ高い。何とも悔しい。今日こそ食べよう。スープにする?焼く?結局、オリーブオイルで塩とソテーにした。

朝食に淹れたコーヒーを啜りながら、なんとなく結婚ノートを進めた。結婚ノートは2021年12月29日にスタートしたノート。結婚するために必要な事、どの方法で結婚する?両親にはいつ会う?どこに住む?家具は?保険は?貯金は?NISAは?生活の支払いはどうやってする?結婚式は?子供はいる?色々な話。疑問や質問を書き込む自由帳。途中ドラえもんや互いの似顔絵、梃子を書いた落書きのページ、私の声が漏れちゃってびしょ濡れになってるページ、立派じゃないページも積極的に入れていってる。あまりに小さくて言葉や形にならなかったり、一見下らなく見えるもの、そうゆう呼べない話せないものは見過ごしてしまう。周ちゃんには秘密にしてるけど、率先してそうゆう自分の規格外になったものたちを積極的に書き込んで、わざと白い紙を汚してる。一度崩してしまえばもう誰がどう食べようがわからないから。今日も沢山話した。3時間くらい。「お昼を食べよっか。」家族会議は終了。

夜は編集の浅井さん、成田さん、周ちゃんと私の4人で西早稲田にあるVplusというレストランへ行った。周ちゃんは案の定、約束より先に到着して、みんなは少し遅れて店へ着いた。風が少し強くて寒い夜だった。色々な話をした。恋の話もだし、仕事っぽい話、食べ物の話、長野の話や縄文にやまぶしの話。私達はやっぱり同じ大陸に住んでいるんだなぁと思った。話が地続きのまま、永遠に止まらなそう。隣に座る周ちゃんを見れば見る程に私の機嫌が良くなっていく。外で見るよそゆきの恋人。肌は今でもその温度を覚えてるのに、その存在を遠く感じて妙に全身がそわそわする。ああ、これが私の恋人なんだ。私の所有物じゃ無いんだけど、私の、恋人。平然と世界と会話をしてるけれど、世界が知らない彼の秘密を私は知っている。ワインを一口飲んでは周ちゃんの横顔を見た。ああ、美味しい。今夜のワインは本当に美味しい。よそゆきの恋人ほど美味しい夜はないよ。

とにかく楽しかった。大好きな人達と、恋人。最高の組み合わせだな。私と周ちゃんは世代が同じだけど、浅井さん、成田さんとは少し異なる。そんな4人が同じテーブルでそれぞれが見ているものの話をする。見ているものが異なれば感じ方も変わってくる。時間は長くあれば有効というわけでもないし、身体能力が高いからと言って未来に希望があるというわけでも無いと思ってる。世代の異なるアンバランスな状態の4人が同じ食卓を囲んで話て笑って食べて。それぞれに心がストンと落ちるように想うことがあったり、心を寄せたくなるような会話があったり。何だか最近は作りたいけど、働きたいという欲はどんどん薄れていて、だけど何だか今夜は柔らかいだけじゃなくて固くて強固なものも作ってみたいと思った。

もう1月も終わる。みんなで長野に行けたらいいな。はらぺこやまぶしの本、本当に作れたらいいな。

バナナトースト

朝食 06.12,2021

昨日、近所の温泉に寄った帰りにコンビニでバナナとチーズ、3枚入りの食パンを買った。フライパンにオリーブオイルを垂らして、食パンを焼いて、バナナのスライス、チーズを2枚乗せて両面を焼く。鍋でお湯を沸かして家から持ってきたほうじ茶を淹れた。

午前は中西くんと笹やんさんとナッチャンとzoomでパンフレットの打ち合わせ。午後はナッチャンと夕飯の買い出し。帰ってからお茶を淹れて、バナナマフィンを食べながら仕事のメールを片付けてると山若くんが石川から車で到着。「よしみさん、お風呂行かない?」ずっと曇っていた空が少し明けてきてる。「少しだけ撮影してくるから待ってて。」カメラを持って屋上へ登って街を撮って、海を撮りに出かけた。あっという間に雲がまた広がってく。ここの天気は気を抜くとすぐに変わってしまう。

今日は街の銭湯へ行く事にした。昨日とは打って変わってガラガラ。どうやらこっちは人気がないみたい。けれど、サウナが空いてて最高。お風呂から上がって着替えてると、今井美樹の昔の曲が流れてる。90年代の曲が何だか気持ちがいい。ああ、最高。ご機嫌で今にも踊り出しそうな気分。

宿に戻るとフミエさんが到着。フミエさんは沖縄出張からそのまま富山へ来た。みんなで鍋の準備を始めた。笹やんさんは魚介を捌くのが得意だとナッチャンに聞いてたけど、中々な手捌きで見惚れてしまう。イカやカワハギ、河豚をどんどんと捌いていく姿が何とも爽快。お腹はもうペコペコ。今夜は氷見の魚の鍋。

ベッドに入ってから、フミエさんに周ちゃんの事を報告した。後、ぞわぞわしてる事も。「わかるー!」結婚前のぞわぞわとか、中年の恋話で大いに盛り上がった。結婚が何なのかもちょっと話した。私の結婚はどうなるんだろう。周ちゃんと今夜は電話しなかった。出会って1ヶ月が経つ。そして、たったの1ヶ月で周ちゃんは私にとって大好きな人になった。1ヶ月前は周ちゃんがこの世界に生きてる事ですら知らなかったのに。

朝食

朝食 04.12,2021

今日こそ5時に起きよう!そう思って7時。昨晩も1時過ぎまで電話してしまった。急いで納品を終わらせて、新しい機材の準備やテスト作業。合間に支度。あ、機材が一つ足らないじゃん。パソコンに取り込むSSD変換ケーブルが無い。渋谷のビッグカメラに買いに走り、テスト作業を終わらせて、パッキング。今回は映像とスチールで合計3台のカメラを使うことに決めた。何とか色々を終わらせて、テコをリュックにいれて電車に飛び乗った。もう7時だ。眠いしお腹もペコペコ。疲れた。

怒涛な一週間があっという間に過ぎた。周ちゃんからは豊田市のギャラリーに行ったよとメールが入る。明日は朝起きたら次の行き先を決めるのだそう。一応パソコンも持ってきたから月曜日もちゃっかり旅先で仕事をするかもとの事。彼の行動力が本当に好きだなと思う。感情では無くて感覚を大切にしてる。

私も私に飲み込まれないで、前へ前へと前進出来る人になりたい。

朝食

朝食 23.11,2021

「ベランダで食べない?」
テコとベランダで日向ぼっこしてた周三君が言った。白いテーブルクロスをアイロンかけてる時だった。なんだよーせっかくアイロンかけてたのに。朝食と白いテーブルクロスの相性は最高なのにな。渋々とトレイに焼いたベーグルと目玉焼き、スープを持ってベランダへ出た。周三君は半熟の目玉焼き。私は固めの目玉焼き。前の結婚の時は好きじゃない半熟卵を何食わぬ顔をして食べていたけど、そういうのはやめた。それに、フライパンの場所で調整すれば簡単にそれぞれが好きな目玉焼きが作れるという事もここ数日で学んだ。なんて気持ちがいい朝なんだろう。太陽の陽が強くて暑いくらい。

結局、3日間ずっと一緒。昨日も一昨日も、今日もとにかく一杯お喋りした様に思う。何でもかんでも話した。いいずらい話も、聞きずらい話も全部。生活の事、お金や仕事への考え方、妊活や育児にセックス。とにかく色々を話した。周三君が泊まりに来てから、私は緊張してたのか海外旅行でもしない便秘をした。お腹が妊婦みたいにポッコリ大きくなってて嫌だったけど、お腹が張って痛いと言うと、ずっと恥ずかしいお腹を周三君はさすりながらお喋りは続いた。こんな誰にも見せたくない様な姿を好きな男に見せるなんて。すごく変な気分。だけどお腹は安心してる。

今年と来年の話になって、「来年はどんな一年がいい?」って聞くと、「一緒に過ごせる楽しい1年!」と周三君。私は周三君とのビジョンは用意してなかったから、「離婚した1年後に結婚したいという夢を持っていたけど、想像以上にトラウマが酷くて男性を好きになる事すら出来なかったから、繰越で来年の夢となるかな。」と伝えると嬉しそうに笑ってた。未来はわからないけど、結婚に希望を持ってる自分がいるみたい。

時間は15時半を過ぎた。帰る周三君を送るついでに一緒にサミットまで歩いた。別れ際に白昼堂々と夕方の人がごったかえした世田谷通り沿いでハグをする周三君。ああ、この人はこういう男なんだって。何だろう、すごく嬉しい。女の扱い方で大体にどんな男なのか想像してしまうのは、もう本当に自分がいい歳なんだろうって事に気づく。だけど、そんな面倒な自分も全部引っくるめて今日は嬉しい。愛の事は怖くて忘れてたけど、ハグの仕方も、SEXの仕方も、もう十分に思い出した。それにしても疲れた。何だか気持ちが思いっきりに動いて、全力で目一杯にした。新しい色々を受け止めるのは色々が消耗する。不思議な感覚がしてる。多分これは、昔の淡い恋でも、激しいいつかの恋でもなくて、新しい感じの恋だと思う。今日はビールを飲んで早く寝よう。テコと二人っきりのベッドで最高な夜を過ごそう。

朝食

朝食 21.11,2021

誰かとの朝食はどれくらいぶりだろう。何だかすごく新鮮だった。

朝起きて、二人分の朝食を作り、食卓を囲み、私は心理学のオンライン講義を、周三君は仕事でもあり、自身のフィールドワークの事で近所の郷土資料館へ出かけた。頭では心待ちにしてた講義が始まる事をワクワクしているのに、講義の大体の時間は恋煩いの様なものに侵された。ダメだ、ちゃんとやらなきゃ!と思っても数秒後にはもくもくと周三君が現れた。

お昼に近所の魚の美味しいお店でランチをして、午後は映画を見た。私は昨晩の夜更かしでずっと眠かったから冒頭の数分で寝た。映画はノマドランド。映像の大場さんが傑作だと教えてくれた映画。

たったの一ヶ月前の今日には世界の何処にも彼はいなかった筈なのに、今日はこの家にいる。時間を重ねれば重ねる程に、素敵な男は好きな男へと変わっていく。

目玉焼き

朝食 23.10,2021

朝からすごく寒かった。そして疲れてる。撮影帰りに三茶で今川焼を買って食べた。糖分が身体に染み渡る。何だか頭が今日も破裂しそう。夜は今むが大阪土産と三茶の新しいブルワリーのクラフトビールを何本か持ってきてくれて、寄せ鍋を食べながら仕事の色々や選挙の話をしてバイバイした。とにかくすごく疲れてたけど、いっぱい喋って、いっぱい呑んで、ちょっと心の休息が取れた。ありがとう。

炒り卵ご飯と味噌汁と柿

朝食 21.10,2021

ベッドの中ではパンと決めてたのに、キッチンでお湯を沸かしていたら無性に胡麻油で炒めた少し甘めの炒り卵が食べたくなった。時間は7時過ぎ。なんて平和な朝なんだろう。朝陽も最高だし、寝坊万歳!

息を止める様に仕事を片付けて夕方。ちょっと休憩しよう。お茶を飲んで、ぼーっとすることに決めた。あ、まゆみちゃんに手紙を書こう。書き途中だった手紙を開くと日付は10月10日。嘘でしょ。私の10日間、何処へ。10日前の手紙を読み返すと、超苦しい日に書いた手紙で、梃子が死んじゃう的な事が書いてあった。手術まで数日。梃子は死なないよ。大丈夫。麻酔が切れたら最高に痛いだろうけど、大丈夫。私がついてるから。

来週が過ぎたら、ようやく仕事の色々も落ち着く。梃子の手術をして、一週間もしたら誕生日だ。昨年は近所のしみるさんと今むと下北沢でご飯した。雨の日で、帰宅してからダイニングテーブルの紫陽花を撮ったな。何年も一緒にいた人がいなくて、悲しかった夜。あの家の夜の事を思い出すと苦しくなる。だけど、毎晩がそんな夜だった。

この1年は何だかどうだったのかな。自分でもよくわからない。とにかく生きるしか無いって感じだったのかな。恋の一つや二つしてみたかったけど、想像よりずっと私の全てが傷んでてそれどころじゃなかった。デートをしても気持ち悪くなったし、怖くなったし、好意を抱かれると嫌いになった。何とも難しい。離婚協議を進めてる中で兄が言ってた「アイツはこのままだと逃げ勝ちだよ?」1年前はそういう問題じゃ無いよって思ったけど、今思えば、そうかもねって思う。あの頃の私には裁判する体力はこれっぽちも残って無かったし、誰かが傷つくのを見るのも嫌で、裁判はやらないと懇願し続けた。

次の新しい歳はどんな事が起こるんだろう。来年の今日はどんな気持ちで日記を書いてるんだろう。結婚して1年目から書き始めた日記。あれから6年。長い長い6年だったな。この6年は色々が起きた。全く書けなかった日記も書けるようになったし、料理写真を初めたし、本が読めるようになって、心の病やそういう世界に生きる人の事に詳しくなった。結婚も離婚も経験したし、大切な人が他界して、死ぬ事について沢山考えた。慕ってた友人はいなくなって、新しい友達が増え、梃子とは大の仲良しになった。

10日前より今日はずっといい。だから、きっと来年の今日は今日より良くなってる筈。多分。きっと。じゃないと困る。

朝ごはん

朝食 11.10,2021

昨日は完全に飲みすぎた。最悪な朝だ。2時間後には講義が始まる。空っぽの冷蔵庫から豆腐と乾いたネギを出し、乾燥ワカメを入れて味噌汁を作った。ご飯は冷凍をチン。オカズを作ってる時間も無いし、胃袋が求めてるオカズもわからない。梅干しにしよう。

とにかく身体がどんよりしたまま講義は進んでいく。変な緊張やワクワクが無いお陰でスローペースで淡々と講義に集中。今日はバッグドラフトについての話もあった。バッグドラフトについては本で読んだ事があったけど、やっぱり講義を受けて本当に良かったって実感。本で読むそれよりもずっとずっと鮮明に見えた。昨晩、「死にたい」を連呼してたのはやっぱりバッグドラフトだ。過去への依存じゃなくて、前進の合図だった。泣きながら帰宅した私はお風呂に入った後、そのまま夜更かし。珍しくネットでドラマを見だして、ケタケタと笑って寝た。元気を出さなきゃ!と思ってやったわけじゃなくって、自然な成り行きの行動だった。死にたい人がする行動じゃない。

バッグドラフトは、火災の現場で起きる爆発現象の事をメタファーとしてるそう。固く締まった扉をどうにかこうにか開けても、炎が立ち上がった部屋は、外から入った酸素の所為で爆発を起こす。世田谷線の車両の中で一気にドカンと溢れ出た私の爆発。その中には会いたいとか、話したいとか、そんな気持ちも含んでた。だけど、じゃあ会ってどうすんのさ。と冷静となった今、改めて聞きたい。

どんなに酷いストーリーだって、結末は待ってる。感想を述べてみるなら、爆発後は案外スッキリ。炎の中でじっとしてたんだろうね。熱かったろうよ。辛かったろうよ。苦しかったろうよ。私、お疲れ。酷い事をされたからって、ずっと泣いてても仕方がない。トラウマも仕方ないけど、トラウマしてても仕方ない。時々また起こったとしても、仕方ない。散々酷い現実も見ちゃったし、戻せないよ。諦めよう。

講義が終わって二日酔いの怠さにベッドでゴロゴロしてた時に電話が鳴った。動物病院からの着信。「先日の病理検査の結果ですが、腫瘍は癌でした。」テコのお尻にあった小さなイボは癌なんだそう。淡々と話をして、次の予約を入れて電話を切った。少しだけネットで調べた。段々と実感が湧いてくると、涙が溢れてきた。離婚で大変だった時、テコは食事を受け付けなくなったり、血便を出したり、ベッドから出てこない時期もあった。変わり果てた生活の中で私と一緒。ギリギリだったんだと思う。あの頃、姉と毎日電話して泣いていたから、今だにLINE電話の音が鳴ると不安がる。新しい家での生活が始まって、ストレスでまたおかしくなっちゃうんじゃないかって不安がいっぱいだったけれど一ヶ月もすると直ぐに家中を走り回るようになった。離婚してから心に決めた事がある。絶対にテコを不幸にしない。あんな酷い人生を送らせた事を心の底から後悔してるから。

泣くのをやめた。
私が泣くとテコは心配する。だからもう悲しまない。泣かない。今日の講義で面白い話があった。痛みは勝手に起きるもの、自然に湧いてきてしまうもの。だけど、苦しみは痛みに抵抗しなければ、そのうちに消滅する。痛いと必死に怖がって、必死に現実を抵抗するから、意識は痛いをしっかりとフォーカスオン。痛みの渦中へ、ドボン、さらに深くドボン、ドボンと鏡の鏡の鏡の中みたいに堕ちていく。

素晴らしい講義だなと思って目をキラキラさせて聞いていたと思う。よくよく考えてみたら、テコが死んだ未来からタイムスリップして今日に会いに来たのなら、怖くもないし、悲しくもない。寧ろ一緒にいれる今が最高に幸せってなる。だから、サヨナラする日が来るまでは、最高にハッピーな日だけでいいんじゃないか。私はテコが大好き。私達は一緒にいると最高に幸せな気分になる。それできっといい。だから、今日もたっぷりと愛情を注ぐ。そして癌はとっとと取ってポイだ。

何だか可笑しいくらいに、チャージされてきてる。苦しい過去もトラウマも正直面倒。これ以上、私の人生の邪魔をしないでくれと思う。私は今、テコのサポートしなきゃいけないのだから。


アップルパンケーキ

朝食 20.9,2021

最近ハマってるアップルパンケーキ。塩も砂糖も入れない。気分でパルメザンチーズを少し表面にふる。地粉の甘さを感じる程度の調味が丁度いい。

今日はMV風のショートムービーの撮影。昨日はあんなに早くにベッドに入ったのに、どうしてだろう。全然寝付けなくて、夜中も何度も起きたし、3時位に目が覚めて、全然寝てないじゃんって目をつぶりながら焦った。体力が無い私にとって寝不足は大敵。あっという間に朝が来て、支度をして8時過ぎの電車で鎌倉へ向かう。どんな有名人が現れたって、私の無関心な反応についてアシスタント時代に師匠にお墨付きを頂いたくらい私は緊張しないタイプだけど、きっと寝れなかった理由は珍しく緊張したんだろう。

鎮さんが現場に来たのは少し遅刻して13時20分。軽く打ち合わせをして、直ぐに撮影に入った。MV風なんて初めて。それに、そもそも映像で人を撮るのは初めて。しかも、歌ってるシーンを撮る。どうなっちゃうんだろう。けど、やろう。準備はきちんとしてきたし、どう撮ったらいいのかもわかってる。ただ、初めてなだけ。

最初のシーンを撮り終えて、次の現場へ向かった。楽しい。アシスタントをしてくれてるミカちゃんも、ショータさんも皆んながよく動いてくれてる。いい現場だな。今朝、寝不足なままにバスを待って、電車を待った。朝のちょっと冷んやりした空気の中で不安を余所にちょっと可笑しくなった。なんていい朝何んだろう。

殆ど寝れずに夜から暗闇にベッタリと付き合ったまま新しい今日を始める。そう言えば、私、寝不足は慣れっ子だった。換算したらそんな1日を1年や2年くらい軽く費やしてきたかもしれない。男の酒気が滞る部屋を出て、朝陽を浴びながら機材を持って撮影に出かける。また裏切られちゃったんだなぁ。胸がキリキリするけど、背筋を伸ばして歩こう。あの朝も、あの朝も、きっと希望に満ちてた。けど、今日の朝は緊張して寝不足だなんて、幸せな朝。人生って本当に可笑しい。

二つ目の現場。段々と色々が打ち解けてきたり、会話も少しずつ弾んで、もっともっと楽しくなる。鎮さんは想像とは全然違う人だった。事前にチェックしたMV。見れば見るほどに感心。かっこいいなぁ。沢山のMVに出てる。当たり前だけど、音楽が好きなんだなぁ。歌が好きなんだなぁって。「歌詞のカンペ作りますか?」って聞くと、「見ちゃうから要りません。」って。ちゃんと歌いたいのがよくわかった。ミュージュシャンの夫と8年も共に生活をしてきたのに私は音楽の何を見てたんだろう。あの男は「僕、ミュージシャンなんです、メジャーデビューをしたんですよ。」って会う人会う人に言ってたけど、何だか音楽でも写真でも、そうじゃない色々でも、何者かになろうと必死になる人って何がしたいんだろう。前はそれが夢を叶える誠実な行為なんだと思ってたけど、じゃあその夢って一体何なんだろう。鎮さんは全然そういう感じじゃなかった。

たったの半日一緒に過ごしただけで詳しい事はわからないけど、あの男の音楽とは違かった。帰りの電車で、シュワちゃんがトレンディーだとか、紹興酒の話とか、車窓から見える月が綺麗だとか、そんなたわいも無い話をしてバイバイしたけど、全然違かった。

少し前から感じ初めた事の一つに、どんなに仕事で疲れてもイライラとしなくなった。疲労困憊で足が上がらないよーってなっても、それより、あー楽しかったぁってほくほくしてる。焼き芋みたいに、ふわっと温かい何かが口の中に立ち上がるみたいに。今日は本当に楽しかった。

朝ご飯

朝食 03.9,2021

数日ぶりの東京の我が家。昨晩富山から千葉へ戻って、始発で東京へ。身体が鉛の様に重い。冷蔵庫は空っぽ。母が持たせてくれたおにぎりと、少しの野菜で味噌汁を作って、ぬか床に入ってた胡瓜と茄子を切って朝ご飯を作った。お味噌汁がじんわりと身体に沁みる。そういえば、昨日の朝食、HOSEHOLDさんで出たアラのお味噌汁も美味しかったな。富山の魚は生臭さがない。まるでお吸い物みたいに優しい味で驚いた。

たったの数日の話だけど、富山県氷見で体験した事、料理家のフミエさんとの時間、HOSEHOLD夫妻のささやんさんと奈津美さんとの時間がぎゅうぎゅうに詰まってる。荷ほどきするには少し時間がかかりそう。全身で感じた初めましての新鮮な出来事もそうだけど、皆での食卓で見つけたものがスーッと身体に落ちてく。

レーズンパンの卵サンドウィッチ

朝食 29.8,2021

夜中の3時、寝苦しさに目を覚ますと発熱してた。解熱剤を飲んでしばらくするとだんだん頭もスッキリしてきて、溜めてた仕事やメールを一気に終わらせた。時間はあっと言う間に7時過ぎ。朝食どうしよう。いつものバナナ豆乳甘酒ジュースを作って飲みながら考える。うーん、タンパク質。卵サンドにしよう。お茶を啜りながら、パリのマユミちゃんに手紙を書いた。それから姉に一応と思ってメールを入れた。「ワクチン二回目打ったから、元気なら明日の朝にまたメールするね。」昨日のニュースで健康な30代と40代の男性が2回目のワクチンを打って急死したニュースを見てしまい思った。もし私が朝になって死んでいたら、テコは日に日に腐敗していく私の体の横でいつもみたいにちょこんとくっついて、私が目覚めるのをずっとずっと空腹で待つんだろう。そんなのは絶対に嫌だ。餓死だけはさせたくない。

そこから昼にかけて熱がまた上がって、鎮痛剤を飲んで下がってを繰り返す。基本的にはずっと寒くて、ずっと節々が痛い。熱は38度前後を行ったり来たり。水分を沢山とるけど、トイレに行く回数が増えて怠い。昨日の夕方から食事以外はずっとベッドだ。とにかく暇。読みかけの本を読むけど、哲学者のカントの話を例題にする難しい章で全く頭に入ってこない。だってカントの事知らないもんなぁ。これって、こんなに頭に入ってこない本を読む意味ある?いや、無い。この章やめた。一気に50頁くらい飛ぶ事にした。

本を閉じて、ベッドで寒いだの、暑いだのをうだうだと繰り返しているうちに眠っていた。携帯を開くと午後の3時。LINEが数件入っている。写真家の広瀬さんと、昔に仕事でお世話になった大阪の春名さん。広瀬さんはいつものように「生きてるか?」って一言。春名さんからは体調を気遣ってのメールだった。昨日二回目のワクチンの話をしたことを覚えていてくれたみたい。熱が上がったり下がったりしてる事を報告して、また寝た。一日中、テコが私の側から離れない。いつもとは違う私の身体の様子を敏感に感じてるみたい。とりあえず、私は心配していますよ。っていう目で私と一緒に寝てる。けなげな様子が余りに愛おしくて、「苦しいよー死ぬー!」って泣いたフリをしてみれば、救急隊が駆け寄ってくるみたいに、直ちに顔を舐めにやって来る。なんて優しい子なんだろう。たっぷりと愛情をかけて育てた私の事まで愛おしくなってしまう。それにしても、先輩や友人も、朝から心配してくれる姉も、ただの2回目のワクチンなのに、なんてみんな優しんだろう。心がむず痒いくらいに嬉しい。

暇なベッド生活も24hを過ぎようとする頃、熱は38度を超えてるけれど急に入浴欲が湧いてきた。シャワーを浴びたい。浴びてしまおう。何だかんだと退屈な時間もあったけれど、ぼーっとしてみたり、身体をゴロゴロさせてみたりの繰り返しもそう悪く無い気がした。何だかよくわからないけれど、頭も心もスッキリしてる。ベッドでただただ止まっていた時間はまるで長い瞑想をしてる様だった。シャワーを浴びて爽快な気分で夕飯を食べ、また解熱剤を飲んで寝た。ワクチンは賛否両論あるけれど、守るものが無い私は遠いい未来の為じゃなくて、明日の私の周りや、東京や、日本の感染者の病状の悪化や医療の逼迫の為に打つことを決めた。特に深く考えてない。深く考えようが無いもの。

発熱は面倒だけど、何だかいい一日だった。

朝ごはん

朝食 15.8,2021

昨晩リリさんが泊まって、朝ごはん食べながら色々とお喋りした。リリさんは今、心理学の講座を受けてるのだそう。理由は学びたいから。そんな話から、社会の事とか、日常の中のおかしな事とか、人がどう世界と付き合っているのか、そんな話をした。

お互いに人生で何かを体験して、多分そういう事が今に繋がってる。突然に降ってきたように心理学を学びたくなったわけじゃなくて、自分が見た光景が一体何だったのか知りたい。そんな小さなきっかけからの衝動。私も、本やカウンセリングだけじゃなくて、もう少し入り組んで勉強してみたいと思う。だけど、今、色々が同時に進んでる中で学ぶ時間があるのかなって考えると、色々が終わってからでもいいんじゃないかって思ったり。

朝ごはん
目玉焼き
スパム
ぶどうパン
バナナジュース
焙じ茶

フレンチトースト

朝食 17.4,2021

昼過ぎにリリさんと三茶でご飯。会ってすぐにリリさんがホットなニュースを話し始めた。恋をしてる、それも本気の。店に入ってじっくりと話を聞く。リリさんはハイボールを私はレモンサワーを頼んだ。外は曇ってるけど、明るい。窓から入る光が真っ白い肌のリリさんを透過していくみたい。女の子っていうのは、恋をすると綺麗になる生き物だよな。話に頷きながら、頬を赤くして彼の事を一生懸命に話す彼女をじーっと眺めていた。可愛いなぁ。出会った頃の顔と全然違う顔をしてる。

「絶対に上手くいくから大丈夫だよ。」今、これだけ可愛い眼差しをしてるなら、万一彼じゃなくっても誰かが彼女にきっと恋をする。だから絶対に大丈夫だと思った。それに、彼女の口癖、「私、自分に自信が無いんです。」は、どこかに置いてきたみたいだった。

夕方にバイバイして家まで歩いて帰る。何だか私が恋してるみたいにスキップしちゃいそう。あー可愛かったな。嬉しいなぁ。

食パン6枚切 2枚
卵 2個
砂糖 大さじ2
ピザ用チーズ
オリーブオイル

パンケーキ

朝食 08.4,2021

まるで人形みたいだった。髪はベリーショートになって、肌はつるんとしてた。高い鼻に長い睫毛、友達だけど違うみたい。目の前のもういない友達の形と記憶を、パズルみたいにしばらく合わせようとしたけど、何だかよくわからなくて安置室の外に出て泣いた。皆んなはそれぞれに何かを考えたり、感じたりしたんだろう。鼻を啜る音が小さな部屋に響いてた。いつも被っていた麦わら帽子がそこに忘れちゃったみたいに置いてある。明日とかに渡したいって思った。プリントした写真と手紙を置いて帰る。

地下にある安置室から外に出ると、白い光に包み込まれたみたいだった。暖かくて気持ちの良い日差し。せっかくだからお茶をしようってなって、駅前のサイゼリアに寄った。何事も無かったようにお喋りを楽しくして店をでる。電車の中はポカポカしていて、隣にいるヤッチャンと知らないどこかの街の景色をぼーっと見ながら、ヤッチャンが育ててるコンブチャのスコビーがとっても気持ち悪いって話を聞いた。一緒にいたユウヤくんと藤原さんは斜め前に座ってる。ここにあってここにないみたい。だけど穏やかな時間が流れてる。皆がいて、とてもほっとした。

帰ったら西館さんからメール。西館さんは今、会って来たって。金曜日に村美で集合するから来て下さいって伝えた。展示の準備で今は忙しそう。だけど、来たいって。

夜は変な夢を見た。元夫のお父さんとお母さんが出て来て、とても心配してた。何か役に立ちたいと私のメガネを壊して新しいメガネを新調してプレゼントするからと目の前でメガネを壊し始めた。いつも心配してる方だった。「私の事は大丈夫だから気にしないで下さい。」って伝えた。5時半にかけたアラームが鳴ったけど、結局起きるのをやめる。何だかそんな気分。しばらく朝陽の中でぼーっとした。私が信じてきたものが、どんどん壊れていく。仕事に出るまでには、まだまだ時間があるからのんびりやろう。

失ってばかりな気がする。だけど、何かがどんどん新しくなってる気もする。

炒り卵と味噌汁

朝食 04.4,2021

二日酔いで遅めの朝食。
厚焼き玉子を作ろうとフライパンに卵液を入れたけど失敗して炒り卵に、昨日の残りの味噌汁、アボガドと醤油麹とオリーブオイルをあえたもの、納豆、ぬか漬け。お茶。ぬか漬けが酸っぱくて沁みます。

キムチチゲ丼

エスニック, 朝食 20.12,2020

Youtubeで韓国人が残ったキムチチゲを翌朝に冷たいまま、ご飯にかけると最高だよね!っていうのを見て、どうしても頭の中から離れなくって起きて直ぐにキッチンへ直行。熱々の炊きたてのご飯にたっぷりとキムチチゲを乗せる。嗚呼、至福。気づいたら2杯は軽くおかわり。

こないだ現場にカメラを持っていくのを忘れそうになった。家を出る時にカバンと財布を持って出ようとして、ハッ!として慌てて機材置き場から機材を引っ張り出した。そういえば、昨日も。カメラを忘れて人に迷惑をかけたら駄目だけど、機材だってとても大事だけど、私さえ忘れなければ何とかなる。そんな気がして嬉しかった。

力みたくない。自然体でいたい。
偉いとか、カッコイイとか、すごいとか、稼いでるとか、そういう事を気にしたくない。そういうのを誰かに見ると、近頃はどっと苦手になる。だけど、たぶん、仕事をする上でそういう事を気にする必要があったから気にしてた。だけど、なんかもう必要ない。もう、私は本当に疲れちゃったから、何も余計な事は、仕事でもそうじゃなくても、なんでも本当に要らない。

夜に中目黒のADIでメトロの編集チームと、フォトグラファーの野呂さんと四人で食事をした。編集長の野中さんが「編集、好きでやったんじゃなくって、気づいたらここまで来てただけなんです。」って。朝から晩までとにかく編集をしてる彼女の口から出た言葉が余りに意外で、より一層に好きになった。20代で業界に入って、ただただ目の前の事に無我夢中になって走り続ける事が出来たってすごい。誘惑だらけの若い時に、私ならそんな決断を出来ない。

ずっと大好きな写真を一番にやるのが怖くて、寄り道ばかりしてきた私を変えるきっかけとなったのは、きっと彼の酒。ちょっと荒療法だったけれど、あんな事がない限り、私は好きから逃げ続けただろう。だって好きを失うのは怖いから。だけど、逃げるのをやめて気づいたのは、怖くないって事。やればやる程に、それは自分の一部になっていく。

本当はやりたかった、とか。本当はそうじゃなかった、とか。世界に納得が言ってないのは、自分だけ。世界はいつだって上手に回ってる。恐いなら、恐いからこそ、やってみたらいいと思う。だって、全然怖く無いから。

とにかく走ってみると、気持ちよく思いっきりに走ってみると、必ずどこかに着く。