カテゴリー: 我が家の味

9月25日

我が家の味 25.9,2022

昨日までの台風が嘘みたいに晴れた。一昨日に見た夢はイタリアンレストランで家族だとか友人とわいわい食事をしている夢。自宅での安静を言い渡されてから1週間以上が経過。そして台風が重なり、心身共にストレスが爆発しそうな私にとって、それが例え夢だとしても最高な気分で、あの夢以降、家族や友人と過ごす時間が私には栄養素の一つのように大事なんだという事がわかったし、もう今にも息が耐えてしまいそうなくらいに苦しい事もしっかりと理解した。今週末は数カ月ぶりに後藤さんに会える。その次の週はユウチャンとミサちゃんに会える。

久しぶりの遠出は裏山の向こうにある湖へピクニック。「あれ?今日は仕事じゃないの?」「え?今日は日曜日だよ?」完全に曜日感覚を失ってる。正確にはきっと幾つか間の日がぽこぽこと抜け落ちてしまってるんじゃないかと思う。「じゃあさ、ピクニック行かない?テコも一緒に。本も持って!」早速冷蔵庫にあるもので簡単なお弁当を作った。余った食材で料理をするだけでも楽しくて仕方が無い。お弁当、よく作ったな。20代に付き合っていたBFは司法浪人で私達のデートはいつも図書館。あちこちの図書館へお弁当を持って行った思い出がある。時々、息抜きに彼の車で海やラブホへ行った。だけど、何一つ不満は無かった。BFが勉強している間、私は隣で気に入った料理本を借りてきてレシピをノートにひたすら書き写してた。お弁当の時間は特に楽しみでお腹をペコペコにしてから食べる。それだけのデート。楽しかったな。そして、元夫にも毎日のようにお弁当を作った。ついでに私のも作って、一緒に食べたりした。「今日のお弁当は何?」って聞かれるのが嬉しかったのを覚えてる。たまにオムライスなんかを作ったけど、カレーピラフとか餃子弁当は特に喜ばれた。

お弁当って何でこんなに楽しいんだろう。大した物を作ってるわけじゃないのに、お弁当箱に詰めただけで楽しくなる。20代の時に姉に貰ったアメリカっぽいピンクの象の弁当箱、工房アイザワのランチボックス。こちらも10年選手。ゴムパッキンを一度も変える事なく使い続けてる。お気に入りの弁当箱達。周ちゃんは勿論そんな事は知らない。「好きなお弁当のおかずって何?」「えーなにかな。うちの母さんのは野菜炒めだったからな。腹持ちがいい弁当だったよ。ご飯の上に海苔が乗ってて、その上に野菜炒め、そしてまたご飯と海苔。いつもだよ。」いつもよりも嬉しそうに食べる周ちゃん。何だか私まで嬉しくなった。お弁当ってやっぱり楽しい。

弁当
ベトナム風揚げ春巻き
マサラの南瓜サラダ
ウィンナー
厚焼き玉子
蒟蒻の炒り煮
牛蒡の金平
梅干しのおにぎりと塩むすび
温かい日本茶

おせち

和食, 我が家の味 01.1,2021

秋に取材の時にお伺いした catering for me! さん、おせちのチラシを頂いてオーダーをしておいた。色々な料理家さんやケータリングで活動されている方々のおせち。スタンダードなおせちもあれば、エスニックなおせち、洋風に、変わり種はジビエなんてのも。どれもこれも、とっても美しいし、美味しいし、最高。拘り一杯のおせち。うちでは、ぴんくの五目ちらしを作って、実家から送られてきた蟹を焼いて、友達が持ってきれくれたお土産を並べたりして、とっても華やかな正月となった。東村山の親戚の家で食べる関東風のお雑煮を作ったけど、結局食べなかった。お腹がずっと張ちきれそうで、夕飯も結局食べられなかった。

今日が始まると、SNSで沢山の今年の豊富や、昨年の感謝を一斉に目にした。
素敵だな、いいな。

私の今年の豊富、やりたい事はあるけれど、意気揚々とは言えない。どちらかと言うなら、そっと空気を吸って、そっと吐いて、どこかの陽だまりの中でのんびりしたい。積み重なっていく毎日をこれから淡々とこなしていくのだろうって思うと少し、新年早々に少しうんざりもしてる。

過去も明日も要らない。今日だけで十分。おせちが美味しいとか、近所で買ったチューリップが綺麗で仕方ないとか、今日も梃子が可愛い、いい写真が撮れた。それだけで十分。

必要以上に人に会ったり、何かしたり、はしゃいだり、要らない物を作ったり、やったり、見たり。感じたり、想ったり、要らない。

今日も早く寝よう。
母直伝のぴんくの五目ちらし、上手に出来た。

ぴんくの五目ちらし
人参
牛蒡
蓮根
竹の子の水煮
油揚げ
竹輪
なると
紅生姜
錦糸卵
ごま油
甜菜糖