
周ちゃんがふるさと納税で購入した六盛の冷麺。この世で一番すきな冷麺であり、一番すきな拉麺。周ちゃんと出会った日に付き合って結婚の約束をして、入籍したのは3ヶ月後。入籍する2週間前くらいに行ったのが大分。周ちゃんの前職時代に住んでいた大分。周ちゃんが婚約者と別れて、人生を変えようと思ったところ。わたしにとっては縁もゆかりもない場所。
「婚約者です。」お世話になった民芸店で丁寧に紹介された。まだ、婚約者なんて名乗れるほど、周ちゃんのことは知らない。そう思いながら軽く会釈した。
周ちゃんに会わなかったらたぶん、大分には一生行かなかったかもしれない。後から聞くと、兄は将来大分に住みたいと考えているほどに大分が好きで、大分の知人から毎年かぼすを送って貰ってると言ってた。それでカボス胡椒を作って、わたしは毎年食べていた。なんて、人生とは自分の知らないところで、勝手にどうにか回っていたり、繋がっていたりするものらしい。
大分、少し特別な場所。柳家という旅館で入ったお風呂が忘れられない。夕陽の中で入る湯船はキラキラしていてとてもきれいだった。