11月1日

Journal 01.11,2023

なんだかやっぱり怒涛の10月を終えて11月。ぜんぜん息つく暇もないし、内科で処方してもらった薬が全然効かずに今日は朝から耳鼻科。先生は「ちょっとまずい」みたいな事を言って、たくさん薬を出してくれた。なんでこんなに忙しい時に体調が悪いんだと思うけれど、この色々は自分で選んだことだし、と、ここ最近はどう楽しむかの方が先決。ここから2月までは多分、本当にきっとやばい。だけど、ここをどうやるかで、大学の卒業も、仕事もかかっているような気がしてる。なんだろう、やばいのにわくわくしてる。

午後から1本撮影で千葉まで行った。久しぶりの乾さん。乾さんは私が結婚してた時に何度かご一緒していたから「きくち」だった私しか知らない。撮影したカレーを食べながら少しまえに転職したマガハの話をしてくれた。それから、「ずっとマガジンハウスの本読んでましたしね。」と言ってた。なんかいい言葉だなと思って聞いていた。私もそう。マガハと言えば、Oliveが一番の愛読書。だけど、マガハだけじゃない。雑誌がどういうわけかとにかく好きだった。毎月、毎月、何冊も買ったし、本屋に立ち読みしにいく時間も好きだった。渋谷のPARCOにあった地下の本屋なんて一時は毎日のように通った。

夜は周ちゃんとプールに行く予定だったけど、スーパー銭湯へ行った。なんとなく、一年の垢を落としたくなって、急遽提案して車で銭湯へ向かった。お風呂からあがってから、ここ数日気まずい周ちゃんに「この感じ、やめない?」と言うと、「頭ではわかってるけど、心が追いつかない」と返ってきた。どうやら私の言い方が悪いと主張しているけど、私にだって十分に言い分はある。けど、喧嘩なんてそんなもんだよなと思って、黙って聞くことにした。

明日は誕生日。誕生日前日にもめたり、もめごとを長引かせたり、面倒な女みたいなことをしないでくれと心の中で呟きながらも、いや、誰かの心のことを勝手に決めつけちゃいけないともう一人の自分が私に言い聞かせた。私は私で周ちゃんは周ちゃんだ。

それに、なんだか話を聞いていると、なるほどなと思うこともあった。周ちゃんは私を責めながら責められるのが苦手なんだと何度も言ってたけど、「私も責められるのは嫌いだし、周ちゃんは今私を責めてるよ。」と言いかけてはやめた。

子供の頃から威圧的な人や強い言葉を使う人が苦手で、そういう人から逃げるように生きてきた。理由はひとつ。小さい頃、散々姉に強く言われてきた。強迫的な言葉や態度、八つ当たり、無視。大好きな姉だったけれど、すごく怖かったのは大人になるまで続いていたし、今でもまだちょっと残っている。結局、その記憶がただ「怖い、怖い」と一人歩きをし続けてるだけなのかもしれない。周ちゃんにすごい剣幕で責められても、心は終始さらっとしていた。睨む周ちゃんから目をそらして気づいた。あ、私って、実を言うと怖い人に慣れてる。だって、数えきれないくらいにそういう経験をしてきてるんだもんなと冷静に考えていた。

帰りの車は黙ることにした。あなたにとっての今は今日しかないけど、私にだって同じ。だから、面倒な誕生日イブも面倒な誕生日も送りたくない。それだけ。私もわがままであなたもわがままなんだよな。けど、誰にとっても、今はハッピーであって欲しい。