12月18日

Journal 18.12,2023


昨晩に今年最後の授業と試験が終わり、夜は久しぶりにゆっくりと過ごした。周ちゃんが夕飯を作ってくれたけど、味なしの鍋。周ちゃんって、なんでこうなんだろう。仕事もできるし、なんでも知ってるけど、なんて言ったらいいんだろう。生活の色々だとか、空気を読むとか、そういう人の営み、みたいなものが下手くそすぎる。ひとりで暮らしている方がずっと楽だよな、なんて思うことが多々ある。いや、準備してくれるだけありがたいよ。何度も自分に言い聞かせてビールを飲んだ。けど、これが家族のいる生活ってもの。目にうつる世界が自分の思い通りにならなくて、鬱陶しい。ひとりの時は自由で気ままだったけれど、不意に寂しくなる日があったのは、きっと、こういう鬱陶しさがないからだろう。人は全てを手にいれられない。だから、寂しく恋しくなるのかもしれない。

起きたのは5時。寝たのは22時半くらい。SEXは何曜日にしようなんて約束はしてない。だけど、してない約束をしているようにするようになった最近はなんだかいい。恋人のように何も考えずに自由気ままにするし、ホルモンのバランスのせいで気分が乗らない時はしない。前に、セックスレスな友人に「よしみちゃんのとこは新婚だからSEXしてるだろうけど。」と、言われたけど、たぶん、SEXは新婚でも新婚じゃなくても関係ない。私の経験上では、する人はするし、しない人はしない。別にそれは愛の指標でもない。どちらかと言えば、性格や、それこそ相性みたいなもので、どっちだっていい。ただ、私はしたい派だと思う。だって、せっかく女に産まれたのだし、楽しんだほうがいいじゃんって。女が女の身体であることは、面倒も多いけど、楽しい事も多い。丸みを帯びた身体の曲線、柔らかい皮膚、華奢な骨格。太っている痩せている関係なく全ての女が持ち備えてる。男のような勇ましさを得られなかった女の身体は、その心に反して柔く脆く儚い。そんな面白いものを手に入れておいて楽しまないなんて、勿体ない。

「だから、もうそれ、考えるのやめよう。考えてる時間が勿体ないよ。」姉に言った。日曜日のLAは15時。こっちは月曜日が始まったばかり。「わかってるよ。」姉から返ってきた言葉には溜息がたっぷりと含まれていた。

そう、人生なんて面倒なことが多すぎるんだ。けれど、面倒な友人だとか、面倒な人だとか、面倒に勝手に巻き込まれていることが多々ある。「別の話をしてもいい?」姉に聞くと「え。いいよ。お伺いなんて立てずに話して!」と即座に返ってきた。

姉の気持はよくわかる。人のことは大切にしたいなって思うし、それが友人だとか、近い存在の人だと、つい、助けになろうと頑張っちゃったりもする。けど、思っている以上に頑張りすぎちゃったのか、結局、自分が苦しくなることがある。なんだか、そんなことばっかりだ、なんて思う日が積み重なったりして、自分で自分の首を閉めておいて苦しいだなんて、わかってる。結局、わたしが考えすぎてるだけだ。けれど、首を絞めている自分の手をどうにもこうにも解けない日だってある。

最近思うのは、前置きはさておき、もう自分が疲れたのなら、頑張らないで、楽な方を選んでいいんだってこと。苦しみを引き受けたからって、最後まで責任負わなくていい。もっとラフにまるで道具みたいに優しさを使いこなせばいい。

だからとゆうか、やっぱりSEXだとか、今しかできないことは自由にやった方がいいと思う。ラフに自由に女を今を楽しまなきゃ。

写真だってそう。男にしか撮れないものもあるように、女だから撮れるものがある。女が面倒なのは、男のように力強くないのは、複雑で難解だから。だって、脚を通しただけのトランクスなんて履いてない。華奢で美しいランジェリーを纏うことが出来るのが、女だから。