4月8日

Journal 08.4,2024


階段を一段ずつ降りるようにダウナーになっていくのは、ホルモンのせい。だから、不安になるのもホルモンのせい。なので、問題ない。こういう日なりの過ごし方っていうのも知ってる。

寝起きの周ちゃんと梃子を連れて車に乗った。「マックでいい?」車を走らせながら聞いた。引っ越そう。そう決めたら決めたで、この街から離れるのが惜しくなる。「今日、満開だよねきっと。」時間は朝の7時半過ぎ。梃子は車が苦手だったけれど、いつしか自分から乗るようになった。

周ちゃんは今日はリモート。珍しい。エッグマックマフィンのセットと、ソーセジマフィンのセットを買って湖まで5分。桜は予想が的中、満開だった。こんなに満開の桜、いつぶりだろう。中目黒に住んでいた時はよく桜を見ていたから、あの時ぶりだろうか。花弁が落ちる前の桜。なんて綺麗なんだろう。

周ちゃんと最近読んだ本の話をした。私のカフェオレはあっという間になくなっていく。「写真、撮りたい。桜の木の前に梃子とたって。」珍しく持ってきたカメラで写真を撮る。ああ、やっぱり写真が好きだ。周ちゃんと散々話して思った。写真はやっぱりミクロなんだ。物事を広く捉えられない人に向いている。フォーカスして撮ることを望んでするんだものそうだよね。

あれがやりたいこれがやりたいなんて思っても、結局、できることなんて限られてる。それに、気持ちがいいことなんて正にそう。この身体で受け止められる分しか味わえないもの。ちっぽけなもんなんだよね。人なんて。壮大な景色なんて必要としてない。