
「アキレス腱断裂してたみたいで、手術するか、保存療法だって。たいしたことないらしいのだけど、、保存療法でも治るみたいだから、保存療法にしようかなと思う。」
病院に出かけた周ちゃんからの電話。労災でるなら手術がいいよ。ちゃちゃっと治したら?と伝えると、
「う、うん」って。
北京で断裂したアキレス腱の手術は来週の火曜日。「過信するな」と、帰国する前日に送ったわたしのLINEが哀しいことに予告となった。
もちろん今週と再来週の出張もとんだ。冬のNY出張の話も、新しいプロジェクトもきっと全部とんじゃうのだろう。さぞ、悔しかろう。
身体と心は繋がってると言うけれど、それは、まったく平等な関係じゃない。どちらかと言えば、身体の方が素直で正しい。大学で心理を勉強しはじめてよくよくわかった。身体には限界があるのに、人の心は強い。時に、驚くほどに強くなったりもする。
けど、だから、一番近くにいる者が、見ていてあげる必要があるんだとおもう。例えば、自分とか。
わたしを幸せにしてくれるのはわたしだと、わたしは思う。逆に言えば、わたしを不幸にするのもわたしだ。
「過信するな」ってのは、身体のことというより、こころの話だった。そんなことは敢えて伝えないけれど、本人が一番きっとわかってるはず。わたしたちは、悲しいかな、どこまで強くなれてしまう生き物。だけど、べつに強くならなくたって、十分幸せになれる生き物だなとわたしはおもう。