
特別なことじゃなくて、普通の毎日でいいと思う。今は、どういうわけか、40にもなって大学に入って、これから院試まで目指そうと決めたけれど、正直、なんでもいいなとも思う。今月は頭の中がぐちゃぐちゃだ。大学の卒業が見えてきたと思ったら、写真のことも仕事のことも色々が棚からバサバサと音とたてて落ちてくる本みたいで、私は今、その中に埋もれてる。
ちょっと前に周ちゃんに話したら、嫌そうな顔をしてたけど、母数の多い場所にいたいと思う日がある。東京にいる人々のことを、帰国した姉だとかはみんな瓜二つだと言うけれど、確かに田舎者の集まりの東京は同じものを求めてる人が集まる場所だ。だから、同じになるのは自然なこと。何かが流行ればみんなその場所に行きそれを食べそれを着る。けど、それが私は案外好きだ。出来るだけ多くの母数の中で共に安全に暮らしたい。奇抜なものは全部、ピンで抜き去って丸くつるつるになればいい。
周ちゃんは今日から入院。周ちゃんは家にいないともっと好きになる。