12月20日

Journal 21.12,2024

ばかみたい、だけど気分は最高だった。周ちゃんが久しぶりの出張で、わたしはわたしを取り戻せた気がした。

昨晩、缶ビールを開けたのは夜の9時過ぎ。早朝から勉強や仕事を続けて、15時間以上座っていた。疲れた?いや、そうでもない。いつもの通りで、肩がバキバキなぐらい。ビールを飲みながら英語の続きでもやる筈だったのに、結局、英語は一文も読まずに夜中まで酒を飲み続けた。飲みかけのウィスキーだとか、少し余っていた日本酒だとか、もう捨てようと思っていたワインだとか。家中の酒を掻き集めて。

昼に映像の制作をすると、夜は目が酷く霞む。英語の論文を勉強したくても、ゲシュタルトが崩壊するみたいに、サイケデリックに世界に飛び出し溶けてゆく。それでも、いつもならデスクに向かってどうにかこうにか、あちこちに散らばった単語を拾ってまとめていくのだけど、昨日は全然だめだった。心が電池切れみたいに止まってるみたいで、なんだか、多分、。心と身体の接続が切れてるみたいだった。

酔っぱらいながら日記を書いて、インスタに写真を投稿したり、友達にLINEしたり、いつもしないことを沢山した。そして、思いの外、飲みすぎたらしく二日酔い。何やってるんだろう。溜まった仕事も、まだ読めてない英文も、請求書だって、。

けど、今日はいつもの通りにエンジンはかからない。いや、いったん、サボったのだから簡単には日常に戻りたくない気がしたし、何ならもうこのまま遠くへ行ってしまってもいいんじゃないか。そんな気さえした。

この感触は知ってる。人生に数回ぐらいの頻度でやってくるやつだ。婚約者を捨ててみたり、夢を捨ててみたり、夫を捨ててみたりしたり時と同じ。財布も持たずに、身一つでそこから思い切りに逃げ出してしまう感じの、後先考えずに、今を脱ぐように消えたくなるやつだ。

気分が悪いんじゃない。二日酔いで気持ち悪いし、身体はだるい。そうじゃない。気分は最高に近い。