
ここ数日、メルカリで古い機材を沢山売ってる。新しいカメラがきたから、どんどん手放してる。何十万とするものを売ってしまうのは勿体ないかなと思う反面、使わないものを手元に置いておいても仕方がない。それに、新しいカメラにしたのだから、もっともっと映像も撮りたいし、スチールでも新しいことを始めたい。なんだか気持ちまで一掃されたみたいで気持ちがいい。
夜は遅い夕飯だった。周ちゃんは初出社から3日目。大分疲れが溜まっているようだったけれど、仕事の話をするのは楽しそうだった。少しアドバイスをしたら、どんどん話が膨らんで、勝手に私の友人の編集者も加えて一緒に仕事したいねとなった。薄々気づいてるけど、多分、私はプレイヤー体質じゃない。人の背中を押したり引っ張ったり持ち上げたりする方がずっと得意だと思う。
心理学で性格のことを勉強し始めてから、人がどうして悩むのかがだんだんとわかってきた気がする。心理学をベースにした性格診断なんかを受けてみても、大体どれも同じような結果が出るのも同じことだろう。自分に合う事というのは、スムーズに出来ること。それが、その人の性質であり、他人とは異なる能力であり才能となる。
だからって、才能を活かした方がいいとは思わない。一度きりの自分の人生だし、持って生まれた性質や、生まれた環境で備わった性質に振り回されなくたっていい。歌が下手でも歌手を目指したっていいし、なれなくたって楽しかったらそれでいい。下手には下手な人にしか見えない世界がある。だけど、才能を活かすと、人生が楽に生きれるし、誰かを幸せにしてあげられる回数も増える。
他愛もない普通の夜。何気なく話た食卓での話が、実現したらそれはそれで楽しい。








