トマトスパゲッティ

Journal 02.4,2018

昨日、中目黒での展示が終わった。
体が泥みたいで、朝から色々やらなきゃいけない事があるのに身体が動かない。昼過ぎに家に戻ってトマトスパゲッティーを作って食べた。ずっと我慢してた涙がぽろぽろと溢れてくる。

初めてL.Aに行ったときかな、トマトの味しかしないスパゲッティーを作ってくれた。
私の横で姉は嬉しそうに山みたいなスパゲッティーをもりもり食べている。幸せそうに食べている。すぐにL.Aも彼のことも、彼との姉の生活も大好きになった。それからキリキャットという名前の虎みたいな豚みたいな、どら猫が一匹。3人と1匹の数週間の暮らしは本当にとっても楽しかった。

姉の旦那さん、ニコちゃんは、リアクションも声も大きいし、運転はすごく荒くてカーレースみたいなことを平気でするし、ナコヘッドとかFuckとかそいういうのを人前で堂々と言うし、いつも騒がしくて見てるだけで笑っちゃう彼に嫁いだ姉に、彼と家族になれた事に、出会った時からずっと嬉しかった。

いつも、「yoyo、美味しい?」「yoyo、元気?」「yoyo、ビール?」「yoyo!! yoyo!! 」と、私の名前を呼んでくれた。

一昨日、展示中に兄から電話が入る。「あつよから連絡あって、亡くなったから。」一言だけだった。わたしも、「うん、わかった。」と要件だけ聞いて電話を切った。二人とも何かを話す気にはなれなかった。

明後日、L.Aにさよならをしに行く。トマトスパゲッティーは、哀しいときも、嬉しいときも、これからも何十回、何百回と、何度だって私は作り続けるし、その度に沢山の思い出と一緒に食べる。トマトスパゲッティの赤いきらきらはきっと彼のように愛がたっぷり。きっとそう。きっとそうだ。