鮭のちゃんちゃん焼

和食 11.5,2021

何だか昨日あたりから耳の後ろがたまにズキっとする。おかしいなぁって思ってたら段々とそれはしっかりとした痛みに変わり、頭頂部の方へ移動し始めた。あー偏頭痛だ。だけど、ストレスも無ければ、不眠でも無い。200%健康な生活を送ってる。おかしいな。今日は早くベッドへ入ろう。

料理をするのも何だか億劫。身体は元気なんだけど、頭の痛みだけが気になる。鍋にバターとニンニクを入れ、新玉ねぎを炒め、鮭を炒め、キャベツと味噌、酒、みりんを入れて蓋をして、弱火で蒸し焼き。今日の夕飯の料理は終わり。後は、お新香とご飯と納豆でいいかな。ぬるま湯のお風呂にゆっくり浸かった。今日は昼間に姉と小さく言い合いをした。十数年以上、年に数十回とアメリカ移住計画を勧められてきたけど、初めて私から「一年後にアメリカに住む事を視野に入れてる。」って言った。

「こっちで写真の仕事するの?」
「違う。寿司屋でバイトする。」
「写真の仕事は?」
「誰でも撮れる仕事をするのと、寿司屋でバイトするのは同じだし、写真は撮れるよ。」
「バイトするなら英語ちゃんとやりなよ。英語全然やってないじゃん。」
「うざい。」
「誰に言ってんの?やなやつ。」

下らない言い合いをLINEでする。喜んでくれると思ったのに門前払いされた感じだ。十数年とアメリカ行きを断って来た理由は「わざわざアメリカで写真やる意味がある?」だった。だけど、今はアメリカで写真をやると私は言い出してる。しかも仕事じゃなくして。自分でも、どこまで本気でどこまでそうじゃ無いのかわからない。それに、それくらいに全ては引っくり返ってもいいやとも思ってる。心のどこかで結構楽しそうかも!と淡い期待さえある。いい写真が撮れそうな気もしてる。色々が身軽になった途端に、重力の存在を忘れようとしてる私が怖い。

それにしたって悔しい。クソーって思った。つい最近になるまでレタスとキャベツの違いがわからない姉に、音楽学校で音楽しかやって来てない事を理由に漢字も全然読めない姉に、まさか、英語の勉強を頑張んなよって言われた。私の中のどこかからメラメラと聞こえる。

鮭のちゃんちゃん焼
ニンニク
新玉ねぎ
シャケ
春キャベツ
バター
味噌
みりん

ご飯と麻婆豆腐

中華 10.5,2021

どうしてそうなったのか全く覚えてない。ある時、麻婆豆腐に醤油でもオイスターソースでもなくてナンプラーを入れた。いつもなら花椒をしっかり入れてピリッとさせるのが私の定番だったのに、池尻大橋の食卓で見た元夫の顔が過ってやめた。最近、何だか料理のレパートリーがぐんと増えたように思う。逆を言えば、よく作っていた料理を作らなくなった。いい事だ。思い出したく無い思い出なんて捨ててやれ。沼の底から這い上がってこれなくなるくらいに、新しい料理達で食卓を賑わせてやる。死ぬ間際、いや棺桶に入ってからだって絶対に思い出させない。

さっぱりしてる麻婆豆腐が新鮮で何だかこのレシピが気に入ってる。元々は栗原さんのレシピで、それをアレンジしたもの。明日はこれで麻婆麺にしよう。

夕飯は一昨日に作ったアジアンカルパッチョの残りのタレに、生しらすと刻んだ青唐辛子、パクチーを和えたもの。これまた最高だった。毎日ごはんを作っては食べる。当たり前なんだけど、毎日毎日、当たり前を繰り返してる。飽きる事は無いし、このキッチンもこの部屋もこの街も安全で大好きだ。安全最高。とにかくホッとしてる。激減してしまった仕事の事を考えると、ちょっと落ちこむけれど、考えたって無いものは無い。とにかく今はホッとしよう。

麻婆豆腐
絹豆腐 2丁 さいの目にカット
豚こま 100g、荒く切る
ネギ 1/4本、みじん切り
ピーマン 2個、細かくカット
ニンニク 1片、みじん切り
生姜 1片、みじん切り
ナンプラー 大さじ1
豆板醤 大さじ1/2
ごま油
鶏がらスープの素 小さじ1

水 1カップ
片栗粉
塩・胡椒


アジアンカルパッチョの残りのタレ
新玉ねぎのスライス
檸檬汁
オリーブオイル
ナンプラー

昼食

ご馳走 08.5,2021

今日も天気がいい。最近は陽が強いから、起きて直ぐに布団を干す。お昼頃にはふかふかになる。太陽の香りがたっぷりするベッドに梃子が飛び込んではしゃぐのが毎日の日課となってる。朝の8時を過ぎると、隣の子供達が遊んでいる声がし始める。きゃっきゃと楽しそう。生活の音って好きだな。今日もいい音で一日が始まった。

昼過ぎ、友人が家に来てご飯を食べた。マッチングアプリの話で盛り上がる。今じゃアプリも、昔のイメージとは一変して隣にいる普通の女の子や男の子がやってる。友人達はバリバリと仕事をし、こぎれいにしてる年齢相応の東京の女たち。

アプリってつくづく面白いなって思う。どんな人を選ぶのか、どんな人といたいのか、マッチングする人は運命の人じゃない、自分の欲望の鏡みたい。友人が選ぶ人は友人らしいと思った。お金に意識が高い人は、意識の高い人と。外見を気にする人は外見の良い人と。そうやってマッチングをしていく。だけど、悪い面も同じくで、自尊心の強い人は自尊心を曲げられない人とマッチしてしまう、みたいに良くも悪くも長所と短所はコインの裏と面みたい。面白いなぁ、人の欲望って。ぼんやりと考えた。

けど、欲望っていうのは多いからって駄目な事はないし、瑞々しい欲望は時に人間らしくて素敵だとも思う。結婚を除いては。結婚は欲望とは相性が悪いように見える。お互いの欲望が多すぎれば、家は簡単にパンクする。だから、結婚を決めたら、どこかのタイミングでさっと欲望は捨てた方がいい気がした。結婚式を盛大にやるとか、ハネムーンで散財するとか。

私の欲望は何だろう。アプリでマッチした人達を見比べてみる。無意識のうちに選んでる私の欲望。

昼食
糠漬け
カボスとタコのセビーチェ
タイのアジアン風カルパッチョ
グレープと大根のピクルスのイタリアンパセリサラダ
友人が作ってくれたトウモロコシとココナッツのサラダ
友人が作ってくれた豚肉のステーキ
お土産のフムスとバター海苔

トマトとナスとツナのスパゲッティー

洋食 07.5,2021

ここ数日、プロダクト紹介用の映像を作ってる。すごく楽しい。先週にユウヤくんとうちで撮影した。テーマは家庭の中のストーリー。曲は姉にお願いしてる。2作品作っていて、一つは静かな曲。もう一つはワルツにして、とオーダー。最近、姉の曲がまた変わってきた。年始にお願いして即興曲を作り始めてもらった時は、とにかく重くて、重さの中に光が溢れるような曲もあったけど、聞いてて泣いてしまいそうになった。少し前からリズムが早い曲が増えてきた。焦っていたり、攻撃的だったり、気持ちの抑揚が感じられる曲。音をずらしてるような曲も時々あって、次の音にハマれなくて、階段を踏み外したまま、重力の通りにも出来ないで足と身体が幽霊みたいにこの世に浮遊していくような曲。ああ、今日は不安なんだね。彼女の心の内はバレバレだった。


今回はすごく良かった。”朝の5時に一気に作った” LINEにメッセージと曲が送られてきていた。とても潔い曲が多かった。例えるなら、曲を弾きに行っている感じ。

何だか、そうだよねって思った。歩くっていうのは目的があって歩く。ぼんやりと歩いていたら、いつまで経っても行きたいどこかには辿り着かない。道の途中でドラゴンボールに出てくるようなキントーンを貸してくれるような神様なんて現れないし、疲れて座り込んだって、白馬の王子様はいつまで経っても迎えに来ない。もう、若い時に経験出来た事は出来ないんだよな。歩くだけで君には可能性がある!みたいに言ってくる大人はもう一人もいない。だって私がその大人になったから。残念ながら、劣ろえていく身体を、劣ろいていく心や思考をしっかり持って、歩いて行くしかない。いよいよこれからが本線だなって気がしてる。そう、歩かなきゃいけない。自分の向かう場所を目指して。

映像の大場さんが、新刊のよしみさんの写真をとても褒めてましたよって成田さんから聞いた。嬉しくなって大場さんに連絡する。ずっと大場さんとお喋りがしたかったから嬉しい。けど、調子に乗った私が悪かった。とにかく私の写真の事を褒め称えてはいるけれど、同じ分だけ私の駄目な所を的確に言い当てた。「よしみさんは臆病だから、それは写真にとって致命的なんです。」臆病だからここまで来るのに時間がかかったのは現実の通り。やりたいと思って直ぐに人様の前で写真を撮る勇気も無ければ、自分の写真が人に見られる事だって恥ずかしかった。わかってるよ、大場さん。あなたのその鋭い嗅覚、すごいよね。

大場さんは一線で活躍されてる。そういう人に、とにかく、あなたの写真はいいんだよ。と褒められるのは勇気が出る。だけど、辛い。「崖から突き落とされて、ブラックホールに花束を放り込まれた様な気分です。」私の今の気持ちをメッセージした。

わかってる。わかってるけど、未だ傷も痛いよ。わかってる。全部、言い訳な事も。だって、私は臆病だから。

夕飯

夕飯 06.5,2021

ここ数日、料理をサボってた。酒の肴ばっかりだった。今日は夕方から料理を作ろう。ベランダでとれた大根をピクルスにする。ぬか床をまわす。冷蔵庫に入ったままの立派な長茄子を焼き浸しにする。料理を作ってると優しい気持ちになる。すごくいい気分。夕飯はカツオの刺身があるから、あとは、ちょっと何か作ろう。

携帯を開くと、リョーコちゃんからのLINE。なんだか辛そうだった。雨に濡れて冷たくなった子犬を抱きしめている様な気持ちになる。言葉の一つ一つから全身で小刻みに震える体の振動が伝わってくる。不思議だなって思う。リョーコちゃんとは、なぜか同じような事を同じタイミングで考えている時がある。神様も占いもお化けも、信じないわけじゃないけど、そんなに期待しない。だから、例えるならたまたま居合わせる。晴れたら気持ちがいい公園で。雨が降ったら駅のホームの端っこで。そういう場所で出会える。私が勝手にそう思ってるだけかもしれないけど、私達はタイミングよく同じ場所で出会う。彼女が話す言葉が今の私の言葉の様にも聞こえる。どうにか、力になれたらって思った。

一昨日にミオちゃんが家に置いていった坂本祐二さんの本。” 初恋と不倫 “。「これは全然大丈夫だから!」正直、ミオちゃんを今、呪ってる。何度、” 呪ってるからね!” ってLINEしようと思ったことか。読みかけのまま置いてある。

本は”初恋”の話と”不倫”の話と二部構成。”初恋”を一昨日に読み、読み終えた時にベッドに横たわり、天井に向かって死にたいって言った。5分くらいかな、じんわりと自死を考えた。私のどこかをバネで跳ね上げたように何かが飛び出してしまったみたい。自律神経がダウンしたり、鬱になったり、PMSの時になるのとは全然違う。死にたい想いが確証を見つけてしまったような感じ。だけど、そもそも私、死にたかったわけじゃない。そして”不倫”を昨晩に読んで、残り3pで閉じた。不倫も浮気もした事がないから、そよ風だって頬に当たらない。内容はもうあまり思い出せない。読もうかな、やめようかな。本は凛とした佇まいでベッドの横にまだいる。

夕方にポストにまゆみちゃんからの手紙が入ってた。パリからようやく到着。”ドラマチックに行きたいけど、ポジティブがいいね。”って書いてあった。最近、マユミちゃんが隣の家の娘みたいに可愛くて仕方ない。ドラマチックって言うのは、山あり谷ありっていう事だよなぁって思わず吹いた。

やっぱり、私は不倫はしない。坂本祐二さんの不倫が解読出来なくていい。だけど、いきなり自死への想いが飛び出して消えたように、苦しみで得たものは、痛みから何かに変わろうとしてる。こないだ奥さんのモラハラが原因で離婚し、5年経った今も未だ苦しそうに話す男に会った。私は離婚して5ヶ月。彼を見ていて気づいた。私も今もナイフで刺されたまま。だけど、血は止まってる。それに、刺さってるナイフの位置も丁度いい。まるでアクセサリーみたい。友達の子供なんかが見たら、それ、私もつけてみたいって言いそう。明日は早く起きよう。

夕飯
カツオ丼
海老と海苔と納豆の味噌汁
大根と豚肉の台湾風
豆腐の照り焼きステーキー
ぬか漬け


大根と豚肉の台湾風
イチョウ切りにした大根
豚肉
醤油
オイスターソース
アニス
砂糖

晩酌

夕飯 05.5,2021

GW、連日お酒を飲んでる。何となく、毎日お酒が残ってるみたい。気だるい。時間はAM10:40。デスクに座ったけど、ぼーっとする。早めにお昼を食べて少し寝よう。

大豆田とわ子を流しながら寝た。気づいたら15時。中々寝たな。仕事を始めて、夕方が過ぎてお風呂に入って、何となく缶チューハイを飲み始めてしまった。あーあ。ま、こんな日が続いてもいっか。つまみは。昨日友人がお土産で置いていった紀伊国屋の明太チーズの入ったせんべい。病み付きな味で止まらない。

パリのマユミちゃんとメッセンジャーをする。友人の不倫の話。私は助けたいって言った。マユミちゃんも同じだった。最初は全然違う話をしてたのに、何となくお互いに同じ事を話してるって気付いた。ちょっと泣きそうになる。周りの既婚者、個々の友人としては好きでも夫婦としては見たくないって思う時がちょっとある。旦那さんが奥さんに嘘をついている人。セックスレスな人。不倫してる人。出来れば知りたくない。

マユミちゃんが「難しいね。」って言った。
「どうかな。シンプルだと思う。」って私は言った。

親友の様に慕ってくれた友人がいた。私が離婚をすると共に私から離れていった子。彼女の夫も同じようなお酒と心の病気があった。そもそも元夫が仲良くて彼女と出会った。

彼女の夫はあまりいい人には見えなくて、駄目な人だねって元夫とよく話してたように思う。夫婦の愚痴や重なる不倫、それに嘘の色々が私のところにまで溢れてくる始末。彼女は最低な夫を健全に愛し、いつも幸せそうだった。心情深くて真っ直ぐな子。彼女が私から離れた理由は薄々わかってる。私が暴力の事を警察に通報したから。そして離婚を決めたからだと思う。私からは連絡を取らない。彼女からも連絡は来ない。離婚届を出す前夜に怒って電話が来たのが最期。あの電話の声を今でも覚えてる。とても辛い夜だった。

私も彼女と同じ。どんな事があっても夫と一緒に居ようと心に決めてたけど、いつしかその愛情は私の欲望だと気付いたから離婚した。元夫がお酒やお金、遊びに溺れるのと同じ、このまま結婚生活を続けたら、私は夫を自分のモノにしたいっていう欲望に取り憑かれる。そういう女でいる事を私の自尊心が許せなかった。

夫婦になると、まるで命を二つ持ったかのように錯覚する時がある。だから問題が複雑に見えるんじゃないかな。だけど、命は一つ。これは生物のルール。問題も同じ。いつだって、一つしか持てないと思う。

結婚は悪いものじゃ無いって信じてる。人間らしい営みだと思う。

手巻き寿司

和食 04.5,2021

今日は近所の友人の結婚祝賀会。手巻き寿司の材料を買うため、ミオちゃんとイマムと上町のオオゼキの前で待ち合わせ。小走りで向かう道の途中で思いだす。”あ、やっちゃんの誕生日だ。” 山形出身の友人らと集ってる会がある。グループラインに “おめでとう!”ってLINEした。

ビールを飲みながら、手巻き寿司の準備を始める。”誕生日は明日だよ!” 沢山のお祝いの中にやっちゃんからのLINE。”ヘレナが今日誕生日だよ!” 姉からのLINE。あ、間違えちゃった。ヘレナが今日でやっちゃんが明日だった。めでたい事には変わりない。それに、今日は我が家で祝賀会。めでたいのトリプル。世界が平和でいてくれて、たぶん嬉しい。だけど、私の中はここ数日また空のペットボトルみたい。何も出てこなくて味がしない。ただただ軽い。

人が食卓の上で鳴らす音って落ち着く。ビールを沢山飲んで、手巻き寿司も沢山食べた。食べ過ぎてお腹が張っちゃって、横になる。イマムとしみるさんも途中で昼寝して、その後にたまちゃんもソファーで寝てた。まるで正月の親戚の集まりみたい。時間が今日を持て余してる感じがいい。夜が始まりだした頃に皆んなは帰って行った。

夜中にのむらさんからメールが入る。
” こんばんは。 生き地獄の話、いっそ殺してほしいって気持ち、ぼくも知っている、って読みました。”

メールの冒頭を読んで気づく。あ、そうだ。先週も今日みたいに空のベットボトルみたいだった。のむらさんは、男だけど男をやめて男になった人。3年前にいきなり仲良くなった。3年前も今日みたいにお互いに生きる話をして、そのメールのやりとりは数ヶ月と続いた。

今も同じだな。あれから、お互いに色々があったと思う。生きる話でも前とは全然また違う話をしてる。私は私が死んだ話をして、のむらさんは過去に男の自分がどこからから飛び降りる話をした。だけど、一度死んだからって、そこに広がるのは青い草原では無かった事や、だからって絶望がまた背後から襲ってくるわけでも無い。ただ、広いって事。

” 知恵をいつも求めてる” って最後の方に書いてあった。空のペットボトルの底には本当に今、何も無い。苦しいや哀しいっていう何かは私の中身じゃなくって外見の一つ、皮膚のどこかの一つみたいになってる。3年前の悪夢から助けてくれたのは、のむらさんと彼氏のミッチーだった。二人との出会いが大切な意味を記していた事に今日になって気づく。

そして、夫のアルコールが再発して、地獄が来なかったら、こんなメールも気軽にやりとりしてなかった。もしかしたら、興味本位で男だけど男じゃない男の人とおしゃべりするだけの友人だったかもしれない。地獄にありがとうなんて口が裂けても言わないけど、こうなった。

私も知恵を求めてる。写真を撮ったり、映像を撮ったり、下手くそな文章を日記に書くのは生きる知恵を得るためだと思う。特に最近はそうなった。仕事でもあるけど、お金を得る為の仕事だけじゃない。いい瞬間に出会いたいとか、写真を撮るセンスがどうとか、こういう道で生きたいとか、憧れてるからとか、そういう理由はもう残ってない。ずっとずっと、知恵を探してる。地獄に落ちても、ちゃんと生きていく為に。

水餃子

中華 02.5,2021

昼からイマムとうちで仕事の打ち合わせをして、午後からみんなが家に来る。今日は餃子パーティ。ゆうちゃんカップルは歩いて5分、みっちゃんは歩いて10分、イマムは歩いて20分。近所に友達が住んでるってありがたい。遠くへ行かなくても、大皿に盛った餃子を皆でつつくだけなのに最高に楽しい。気づいたら辺りは真っ暗で夜になってた。

たわいもない話をしながら、円卓でみんなで笑って、どうでもいい事であーでもないこーでもないってビールをまた一缶と空ける。俳優をしてるゆうちゃんと好人くんは、お芝居の話とかでちっちゃく言い合ってる。好人くんのジェラシーはゆうちゃんが好きだからで、それが可笑しくって、見ていて温かい気持ちになった。たぶん、私だけじゃない、イマムもみっちゃんも、恋が始まる時間を思い出してたと思う。

20時くらい。みんなが帰った。食卓の上でまだ言葉が弾んでるみたいに見える。私の中で、失くしたい記憶と失くしたくない記憶がミックスしてる。何も感じたく無かったからお風呂に入って早々にベッドへ入った。

今日は当たり前の毎日の事を思い出した。

水餃子
小松菜を細かく刻んでの塩もみしたもの
塩豚をミンチにしたもの
鶏ガラを炊いたスープ
ごま油
胡椒

プリン

Journal 30.4,2021

朝起きて直ぐにプリンを焼いた。明日の撮影で使う予定のもの。柳瀬 久美子さんのレシピ、何十回と作ったんだろう。大好きなお菓子の本でボロボロ、ページに卵や砂糖がこびりついてる。エッセーみたいな料理本。今日気づいたけど、私、昔からこういう本が好きだったんだ。

午後は高野さんの紹介で新大久保に出来た、食のコワーキングという場所へ行った。沢山知らない人がいて、わからない業界の話ばかりで戸惑う。マスクの所為にしてあまり話さなかった。こういう場所に来ると、どれだけ自分がニッチな世界を拠点としているのかがわかる。当たり前にいる世界は、当たり前じゃ無いんだなぁと世界の事を感心してしまう。面白いなぁ。

帰宅してやっぱり思った。最近、ちょっと不思議な事が起きてる。そう、梃子がピョンピョンと跳ねてる事。歳のわりに遊ぶのが大好きだし、直ぐにはしゃぐ性格だけど、この家に来てからあきらかに変わった。家の端から端までダッシュするのは真っ直ぐに走れる距離が増えたからなんだろうと思っていたけど、兎みたいにピョンピョン跳ねているのはどうにも説明がつかない。嘘じゃなくって、夢じゃなくって、本当にピョンピョンしてる。もしかしてピョンピョンしてる?薄々気づいてた。そして、今日も。ピョンピョンしながら笑ってる。嘘じゃ無い。「そんなに嬉しいの?」って聞いてもピョンピョンしか返ってこない。

あっちの部屋からこっちの部屋にピョンピョン。そっちからこっちへピョンピョン。嘘みたいにピョンピョン。家中にご機嫌を撒き散らしてる。そんなに楽しい?そんなに嬉しい??

梃子に出会って10年。こんな梃子は見たことがない。梃子はプリンが好きかな。私は好きでも嫌いでも無いけど、何十回って作ってる。理由はプリンを作ると喜ばれるから。私も梃子と同じ。嬉しいことが好きなんだ。

梃子は元夫が調子の悪いときに小さな虐待を幾度と無く受けてた。それでも新しい生活は寂しいんだろうって不憫に思ってたのに、いつの間にか楽しんでる。

明日から5月!

チキンのトマト煮のグラタン

Journal 29.4,2021

朝から体調が悪い。カフェインレスのコーヒーを淹れて、気合いを入れてみるけど、やっぱり体調が悪くてベッドに入った。早い夕方にお風呂に入り、コーラを一気飲みする。夕飯は昨晩仕込んでおいたチキンのトマト煮にしよう。夜に友人が来るはずだったから作っておいたもの。今日は体調が悪くて断った。トマトのチキン煮込みに、グラタン用のパスタとチーズを入れて少しゆっくりグツグツさせて、お皿に盛って終わり。何だか体調が悪い日は甘えたいから。一つのお皿を抱えてスプーンですくい続けるだけ。そういう感じがいい。ぐちゃぐちゃになったパスタに、とろとろのチーズ。力まなくても私の中に優しく入って身体を温めてくれる。そうやってグラタンに甘える。

なんだかよくわからないけれど昨日から言葉が出てこない。体調はやや悪いけれど、心が空のペットボトルみたいに笑っちゃうくらいに軽い。なんだろうこの感じ。すーっごく楽。嬉しいもなければ悲しいも無い。こんなフラットな状態って変なの。シーソーならどっちにも傾いて無い真ん中。変なの。

今朝の夢も変だった。だけど覚えてない。ただ、シーソーの真ん中にいる感じ。

チキンのトマト煮のグラタン
鶏の手羽元
玉ねぎ
ほうれん草
トマト缶
ナンプラー
ニンニク
オリーブオイル
チーズ
グラタン用パスタ

目玉焼きご飯とぬか漬け

和食 28.4,2021

朝起きてベランダに座って野菜のチェックをするのが習慣になってる。そのまま、そこでぼーっとお茶をする。今日は空いたトマト缶に土を入れて、唐辛子の種を蒔いた。最近、家庭菜園にハマってる。何かが目の前で活き活きと育っていく様を見てるだけでとても清々しい気持ちになる。目が出て、葉っぱが伸びて、日に日に大きくなる。昼食はベランダで育てたミニ大根で漬けたぬか漬けを食べた。酸っぱくて美味しい。

数日前から星野源さんの曲を聞いてる。
最近の星野源さんの曲は元気になる。昔の曲は当時好きだった人の事を思い出して嬉しくなる。別れてからは聞くのがしばらく辛かった。

よく星野源さんの曲を聴きながらキッチンで夕飯を作って彼の帰りを待ってた。出会った頃は別のBFと一緒に住んでいたしなんとも思ってなかったのに、ある日に苦しい毎日からパッと救われて、地震とか、BFとずっとうまくいって無かった事とか、色々が彼との出会いでガラリと変わった。丁度10年前のこと。一瞬で好きになり、BFと別れて直ぐ彼の部屋に行くようになって、あと1年しか生きれないかもって話も聞いてた。日に日に体調が悪くなっていくのが目に見えてわかる。よくわからない未来を目の前にして、聞いていた曲。未来の事は何も考えない。ただ、今日を想おう。親友のエリがテコの事は私が見るから、よっちゃんは看病に専念してって言ってくれたのを覚えてる。あんなに心が優しい子いないって思う。

彼は死なずに生きた。
そうして誰かといつかに結婚した。一度、ふらっと写真展に来てくれて、甘そうなお菓子をくれた。大好きだったな。

4月26日

Journal 26.4,2021

昼にミオちゃんと渋谷で取材。今日も暑かった。ギリギリに到着。「お疲れ様でーす。元気?」とミオちゃん。「うん。まぁまぁ。」と私。いつからかわからないけど、私はミオちゃんに甘えがち。すぐに疲れたとか、お腹空いたとか、酒が飲みたいなどなど、撮影中でもいつでも心の声を放出する。もちろん、「終わったらね!」とかとか、さっぱりとなだめてもらう。

渋谷に着くまでに、姉からyoutubeが送られてくる。これは強制的に見るハメとなるやつ。今日は斎藤ひとりさん。全然聞きたくないけど、飛ばし飛ばし聞いて、いいかげんに辛くなってやめた。今の私はまぁまぁだから、残念だけど優しくなれるような気分じゃない。「宗教みたいじゃん。」神様をそんなに信じてないクリスチャンの姉に意地悪なメッセージを送る。

撮影で戴いたコーヒーとチーズケーキを食べながらミオちゃんとお喋り。私がカフェインレス生活をしてる事を告げ、これは仕方ないからと戴いたコーヒーをガブガブ飲んだ。最高に美味しい。坂元裕二さんのドラマについてミオちゃんに教えてもらう。通称この恋というのがいいらしい。だけど、色々と辛いからキツイよって。私はカルテットを見るのがキツイって話たら「どこで泣く?」と、ミオちゃん。「わかった。カルテットをもう一周するよ。」私はカルテットで停留。この恋を見れる日は遠いい。残念だけど最高の離婚も舞台が中目黒だからはるか彼方。

冷蔵庫にある残り物で早めの夕飯をさっと食べて、だらりと長いPMSのせいで全く手につかなかった色々をやろうとデスクについた。淡々と作業を終わらせる。自分の作品のポートフォリオをまとめる。イートニューミーの写真。昨年の5月18日の唐揚げからプリントが止まったまま。あの日に唐揚げを作った理由も覚えてる。夫がおかしくなっていく毎日に不安になって気持ちをぶつけた事があった。だけど、直ぐに私が悪かったと彼の好物の唐揚げを作って、私が間違っていたんだと自分に言い聞かせた。まさかまたアレが始まる筈は絶対に無いって。私が信じてあげないでどうするって。唐揚げの次の日も、その次の日も、その次の日も次も次も全部覚えてる。怖かった。すごく怖い毎日だった日の写真たち。写真を整理しながら泣いた。胸を何かがえぐってる。もう嫌だ、やめたい。こんな作業きつすぎる。時々現れる前の家の断片を横切りながら、嵐の中を折れた傘を持ちながら歩くみたいに前進した。それにしたって私はよく食べてる。あの時は一気に6kg痩せたのによく食べてる。とにかく生きようと必死だ。写真を見ても、よく見ても、哀しみばっかりが湧き上がって来るだけで、料理の味が思い出せない。

夜、野村さんへnoteに新しい作品を更新した事を伝えたくてメールして、少し愚痴った。そこにも書いた。こないだ姉にも同じ事で怒った。努力なんてしたってどうせ空っぽになるだけだし、全力で信用しても簡単に裏切られるし、手に入れても失くなるだけ、残念な程に世界に呆れちゃってるのに、今、ご飯が美味しくて仕方ない。悔しいけどご飯が美味しいって。

山形のだし

和食 25.4,2021

朝の10時。代官山のシェリュイのカフェで瞳ちゃんと待ち合わせ。久しぶりの瞳ちゃん。髪が伸びて、少し雰囲気が変わってた。いつも前向きで、きちんと女性らしくて可愛い子。色々とおしゃべりして、一緒にいしずかさんのヨガへ。いしずかさんは執筆業と並行して身体を整える仕事をしてる。昨年の緊急事態宣言後のワールドさんの取材でお会いした時もいしずかさんに会ってほっとしたな。今日も会える事が嬉しい。「よしみさん、元気そうで良かった。」って言ってくれて、元気な私で良かったって思った。

それにしても太陽の光が強い。昼は山形のだしかな。段々と夏野菜も出回ってきたし、最近じゃ胡瓜も安くてぷっくりしたのが出回ってる。サミットに寄って帰ろう。米を浸水させている間に、だしを作る。具材を細かく切って、ボールに入れて混ぜ合わせる。後は米が炊き終えるまで待つだけ。しっかりお腹を空かせておこう。

炊きたての熱々のご飯に冷たいだし、最高だな。三杯おかわりして昼寝した。

山形のだし
切り昆布
めんつゆ
胡瓜
紫蘇
茗荷
茄子(水であく抜きする)

トマトスパゲッティ

洋食 24.4,2021

店を出たのが19時半くらい。夜風が気持ちいい。下北沢でイマムと仕事の話をしたあとに、藤原さんが合流して3人でお喋りした。藤原さんは3週間前に亡くなった友人をきっかけに出会った子。

通りに面したバーから人が溢れ、星野源さんの曲が爆音でかかってる。緊急事態宣言の前夜にぎゅうぎゅうの店で盛り上がるってどうゆう気持ちなのかな。家に帰ろう。慌しく光る街を通り抜けて家路につく。街の音を聞きながら帰った。色々な想いなのか考えなのかが頭の中を駆け巡る。いつもなら片付かない気持ちは片付けたいから通りに立ち止まってでも携帯なんかに書き留めるのに、今日はなんだかやめた。

よくわからないけれど、すごく気分がいい。当たり前のように誰かの物になった自分が、当たり前のように別の名前を名乗っていた自分が、また当たり前のように別人になる。何だか役を演じてるみたい。変な感覚だけど、実感もきちんとあるのだけど、他人事に出来る感じ。不思議な感情。もう二度と来ないと思った夫の依存症がはっきりと始まったのが1年前。癌かもしれないってなって子宮内ポリープを取るために手術した時とか、自転車事故で血まみれになった時とか、20代前半、パリで荷物一つ持ってなくってトランジットを失敗してカードもキャッシュ1ユーロも持ってない色々が空っぽな深夜の空港に残された時とか、好きな人が倒れうずくまって脳梗塞で死にそうになった時とか、人生の中でちょっと待って!って、一旦フリーズしてしまう様な抱えきれない衝撃を受けた日はそこそこあったけど、全くもってそんな衝撃どころじゃなかった。人生は山あり谷ありだと言うけど、バイオハザードみたいにゾンビに大事な人が食われちゃったのに、その悲しみはまたゾンビになって現れるみたいな。この1年はまるで10年くらいの不幸話がたっぷりと詰まってる谷の谷の谷の連続だった。

果てしなく長かった1年、本を読まない私が沢山の本を読み漁った。もう世界のどこかで同じような不幸を経験した人が対処した術を探さなくても大丈夫。哀しかったり、苦しかった事はこれからきっと面白いことになる。どうしてそう思ったのかわからないけど、そんな予感がした。

トマトスパゲッティ
スパゲッティ
トマト缶
モッツアレラ
バジル
ニンニク
こんぶだしの素

晩酌

夕飯 22.4,2021

生理が来た。日曜日あたりにPMSが来る予定だったけど、一昨日からの軽い苛々や気持ちの落ち込みはPMSだったんだ。それなりには落ち込んでたけど、真っ暗闇に落とされなかった。今回はじんわりきて、じんわり去っていく感じがしてる。晩酌はしばらくやめようと思ったけど、何もしたくない、呑もう。晩酌しながら、三度目の大豆田とわ子と三人の元夫を見て、ルイちゃんに教えてもらったカルテットというドラマを見た。4話くらい一気に見た気がする。何度か泣いた。

ドラマ好きだった夫だった男がカルテットは面白くないからあまりチェックしてないと言ったのを思い出す。売れない音楽家の話が1話目にあった。マキという女性を演ずる松たか子さんが、夢の為につく嘘も悪だからっていうシーンがあった。きっとアレが納得いかなかったんだろう。彼はレーベールを解雇されてからもずっと現実を受け止められなかった。若い時にミスチルを目指して関西から出て来たバンド。私の周りの音楽を愛してる友人らは誰も彼の事は知らなかったけど、関西では有名だと聞いていた。100均で売ってる物をグッズとして数千円で売り活動費に当てたり、ファンとのメッセージのやりとりをこまめにしたり、夢が失くならない為に嘘を惜しまなかった。歌はあまり歌ってなかった。最近になって同じ様なビジネスをして詐欺で訴えられているニュースを見る。やっぱりかって。

家ではラジオも駄目、音楽番組は絶対に嫌がってチャンネルを回す。アーティストの悪口を言うような人じゃなかったけど、口にも出したくなさそうだった。知り合いのライブに誘われたからと声をかけても、興味を示さなかった。プライドが許さなかったんだろう。売れてないミュージュシャンとは仲良くなっても、売れてるミュージュシャンは避けているように見えた。「あなたに才能があると思うから、私はあなたを好きなんだよ。」何百回と言ったと思う。

カルテット、面白かった。あの時に見ていたら、きっと涙は出なかったな。もう今日を終わりにしよう。あーヤダヤダ。PMSだな。

晩酌
春キャベツのオイル焼き
メンマのネギ和え
黒酢と紫蘇の醤油漬の酢モツ
スナップエンドウを茹でたものにナンプラーとマヨ
ミニ大根のピクルス

朝カレー

カレー 20.4,2021

カレーの次の日はやっぱりカレーがいい。特に朝のカレーは美味しい。

午後は近所のたまちゃんと世田谷美術館でやってるアアルト展に行った。家具好きとしては、家具が沢山見れるとワクワクして行ったのだけど、アアルト夫妻の功績をテキストや図面で紹介するシーンが多い展示で少しガッカリ。けど、まぁ色々知れて良かった。

展示を見終え、物販のコーナーで文通用のカードをチェック。目ぼしい物が無い。今回の展示とは関係の無いアーティストのカードもチェックしたけど、知らないし全く欲しくない。欲しくないものを送るなんて嫌だ。うーん。あ、アアルト夫妻のボートに乗ってるやつにしよう。

アアルト展で感じた事がまさに詰まってる画だなって思った。展示の最期の方、奥さんのアイノが54歳で亡くなったと書いてあった。多くの作品をこの世に残し、大分若くして亡くなってしまったのか。夫婦が二人で創り上げた多くのデザイン。残されたアルヴァはどんなに辛かったろう。胸が痛む。その次のコーナーで目を見張った。アルヴァは二番目の奥さんと…。「二番目の???」

いつの時代でも、人間は一人。いつだって自分の人生だよね。何だか可笑しかった。どうか不倫じゃない事を祈る。椅子はあまり見れなかったけど、いい展示だった。

二人がボートに乗り笑ってる写真。結局、今なんだよな。元夫のファンから、彼は結婚を隠してるのだから、私のブログに勝手に彼の写真を載せるなと指摘された事がある。二人で台湾旅行をした写真で、そこには彼しか写ってない。彼は、私が彼を被写体にして撮った写真を何度も無断で自分のアルバムやらに使用しお金を儲けていた。一枚の写真が語れる事は多い。真実はその時の今、じゃあそれ以外はなんだろ。

朝カレー
前日のカレー
生卵

塩豚スペアリブのカレー

カレー 19.4,2021

皮付き人参美味しい。口の中で皮を置いて実の部分がするりとする瞬間が楽しくて美味しくて仕方ない。何となく面倒くさくて、皮のまま乱切りにして鍋に放り込んだ。大事だよな。こういう事って。

昼にカレーを作って、夕方はイマムと三茶でお茶をした。セブンっていう昔からある喫茶店。ちょっと仕事の事で話したい事があったから、せっかくだしカレーでもあげようとタッパに一人前のカレーのルーを入れて持って行った。イマムはウェブのフリーのディレクションをしてる。細かい事はよく知らないけど、ナショナルクライアントと色々な仕事をしてるのだそう。知らない単語を色々と教えてもらった。LPとか、与件とか、色々たくさん。それから、提案書っていうのも見せて貰った。全く知らない世界の話を当たり前の様に話すイマム。こないだスノーショベリングの中村さんと、人間は一体に一人しか入れないから寂しくなる。だからこの中に何人かいたら楽なのにっていう話で盛り上がった。よしみちゃんはエヴァンゲリオンを一度みた方がいいって言ってたっけ。そう、だから、人っていうのは世界が本当に狭いものだとやっぱり思う。

同じ頭で一生いかないと行けないから、同じ考えでループするのは想像出来てる。成人を迎えたあたりに、何となくだけどその現実を受け止めたように思う。言い訳をするつもりは無いけど、とにかく狭くて窮屈なのだ。それが自分っていう事になるんだろうけれど、わざわざ窮屈にしてるようにも思う。

どんどん失敗したり、どんどんよくわからない事をやってみたり、急に逆走してみたりとか、流れを流さない事って大事な気がした。当たり前の様に剥いていた人参の皮。剥かないで良かった。

夜、友人が亡くなった事でやりとりをしてた野村さんからメールが入る。野村さんのこの感じ、久しぶりだな。何十通と日記なんだか、メールなんだかのやりとりを過去にしてた。彼は私の知らない事ばかりを教えてくれる友人。男を捨てて男をやってる。そして、長年務めたライターっていう顔を30代も半ば過ぎにぱっと捨て、絵描きになった。自分を捨てて自分を手に入れた愉快な人。久しぶりに会いたいな。彼氏のミッチーにも。

塩豚スペアリブのカレー
塩漬けにしておいたスペアリブ
人参
玉ねぎ
玉ねぎを炒める用のテン菜糖
トマト缶
蜂蜜
カレールー
カレー粉
ケチャップ
ソース
シナモン
ローリエ

海老と蓮根とパクチーの春巻

中華 18.4,2021

ここ数日、朝風呂にハマってる。むくっとベッドから起きて、湯船に直行。そのまま目を閉じて5分瞑想。そして、ザバーっと風呂から出る。これが最高に気持ちがいい。朝にお風呂に入るなんて何だか贅沢。せめて休日だけにしようって思ったけど、別に平日にやったっていいじゃん!って自分に文句を言って強行中。

午前は何をしてたんだろう。ベランダでホット麦茶を飲みながらぼーっとして、毎朝のルーティン、ベランダ菜園の新芽チェック。それから薬局に行って、掃除をしたかな。それで、ミントティーを入れて、料理本を何冊もテーブルに広げ、チョコレートドーナツを食べた。朝食をさっき食べたばかりなのに、美味しかったな。さ、いよいよやろう。納品作業。って思ったけど、眠い。本とブランケットと梃子を抱えてソファーに落ちた。大体、12時あたりからソファーが我が家のベストスポットとなる。光が暖かくて気持ちがいいな、陽だまりでゆらゆらしてたら、あっという間に寝てた。起きてすぐ、用事がある事を思い出して姉に電話をした。

「今日は夕寝してた。だから今は眠くない。」姉が言った。窓を開けて、床に寝転びながら電話する。オレンジ色のレースのカーテンが風になびいてる。2時間くらい話してたかな。結局、用事を伝えるのを忘れて電話を切った。「本当に何やってたんだか。」これが今日のテーマだった。悲しい事も、辛い事も、苦しい事も、馬鹿野郎な自分の事も、過去のトラウマを一つも隠さないで思いっきりに話せるってありがたい。それに、お互いに怪奇な経験をしてしまった事が幸か不幸か、大抵の酷い話はすんなり聞ける。もし、私のストーカーがいたとして、部屋に盗聴器をつけてたら、きっと今頃恐怖の渦中。超ハードな話をして大笑いしてる姉妹。想像するだけでホラーすぎる。

今日はデスクに座るのをやめよう。さっき電話で約束した新しい曲を早速じゃんじゃん仕上げてくれて、LINEに送られてくる。流れるメロディーがいい感じ。蓮根を叩こう!サミットに走り海老と蓮根と春巻を買う。陽が暮れる前に春巻を揚げよう。そして、バスルームに陽が無くならないうちに湯に浸かろう。

何も無い毎日が幸せ。過去は拭えないけど、幸せが前からどんどんやってくる。だけど、週末にはPMSが襲来する。来なくていいんだけどな。

海老と蓮根とパクチーの春巻
海老
蓮根
パクチー
春巻の皮
エビを洗う用の塩と片栗粉
タレは檸檬、豆板醤、ナンプラー、砂糖を混ぜたもの。

フレンチトースト

朝食 17.4,2021

昼過ぎにリリさんと三茶でご飯。会ってすぐにリリさんがホットなニュースを話し始めた。恋をしてる、それも本気の。店に入ってじっくりと話を聞く。リリさんはハイボールを私はレモンサワーを頼んだ。外は曇ってるけど、明るい。窓から入る光が真っ白い肌のリリさんを透過していくみたい。女の子っていうのは、恋をすると綺麗になる生き物だよな。話に頷きながら、頬を赤くして彼の事を一生懸命に話す彼女をじーっと眺めていた。可愛いなぁ。出会った頃の顔と全然違う顔をしてる。

「絶対に上手くいくから大丈夫だよ。」今、これだけ可愛い眼差しをしてるなら、万一彼じゃなくっても誰かが彼女にきっと恋をする。だから絶対に大丈夫だと思った。それに、彼女の口癖、「私、自分に自信が無いんです。」は、どこかに置いてきたみたいだった。

夕方にバイバイして家まで歩いて帰る。何だか私が恋してるみたいにスキップしちゃいそう。あー可愛かったな。嬉しいなぁ。

食パン6枚切 2枚
卵 2個
砂糖 大さじ2
ピザ用チーズ
オリーブオイル

豚とニラのワンタン

中華 16.4,2021

三茶におつかいに行ってミスドと花とワンタンの皮を買って帰る。夕飯は久しぶりのワンタンにする。ついつい餃子の皮で水餃子にしてしまうけれど、ワンタンの薄皮ってやっぱり美味しい。何十個食べたんだろう。食べても食べても美味しかった。困ったな、この底なし沼みたいな食欲。毎日が楽しくなってきたら、ご飯が美味しくて仕方ない。姉も最近は元気そうで2日か3日に一度は電話が来る。テンションは勿論、マックス。たいがい、食べ過ぎた話をしてる。BBQ食べ過ぎて気持ち悪かったとか、失敗した大量のクレープがただのパンケーキみたいと不評だし不味くて気持ち悪かったとか。あそこの家族はいつもご飯にファックしてる。

今年が始まって少し経ち、私が少しずつ元気を取り戻してきた頃に、姉はぐんと落ち込んだ。裁判の判決が出たのが年末。安心してクリスマスを送れるねって喜んでいたのは束の間、12月31日にひっくり返すような事件が起きて、日本の元旦に全てが終わった。正月の食事の準備をしながらハンズフリーで姉の話を聞いた。3年間の裁判に耐え、あれだけ心身共にボロボロだったのによくやったと思う。信じられないような話だった。だけど、その1ヶ月後、憔悴しきった姉がいた。

「とにかく何でもいいから、毎日ピアノの曲を作ってLINEして!」何かを彼女に与えないと、このまま落ちていっちゃうと思ってとっさにお願いする。スライムが溶けて入れ物からはみ出していくみたいに姉が暗闇にだらりと落ちていきそうだった。散々に読みふけった鬱の本で学んだ事を思い出した。悪い思考が止まらない時は、手を動かしたり何かを感じる動きをするといい。頭じゃなくって体を使う。毎日、毎日、不安な音の曲が送られてくる。酷い時はフラットを転ばしたような曲がきて、こっちまで不安になった。だけど、どれもいい曲。色々な感情が込み上げて来る。それは姉を想ってだけじゃない。音楽ってやっぱりいい。

毎日じゃなくても何となく数ヶ月と続けていくうちに、ワルツっぽいものとか、リズムが弾くような曲が増えてくる。ある日に、私が遊びで撮ってる映像に姉の曲をはめ込んでみたら、何だか面白くって、今では姉妹のルーティンとなった。

「ちょっとワルツっぽいのやって。」とLINEしたら、電話が鳴る。「今ね、ちょっとワルツで曲を弾き始めたら、部屋にいるヘレナから電話がかかってきて、”それはパクリだから。”って日本語でダメ出しが入ったよ。」どうやら映画の曲に似てたみたいで怒られたのだそう。二人で大笑いした。

ワンタン
豚ひき肉 100g
生姜のみじん切り
ニラ 1束
塩・胡椒
胡麻油
豆豉の入ったラー油

ナスとピーマンの甘辛炒め

和食 15.4,2021

食べても食べても食べれる。最近やっぱりご飯が美味しくて仕方ない。止まらないナスとピーマンの甘辛炒め、渋々と箸を置いた。

昼すぎにスーさんのお店で打ち合わせ。中目黒に行くのは怖いけど、スーさんに会えるのは嬉しい。スーさんは元夫の紹介で9年前に知り合った。3年前の酒乱が酷かった時期に相談しようとした大人。だけど、迷惑をかけると思って止めた。元夫と同じ街にいる人だから。今日、こうして笑顔で会える事が嬉しい。離婚の事は伝えてたけど、何も無かった様に色々な話をした。久しぶりに奥さんや、子供にも会えて嬉しかった。今日も天気がいいな。そのまま村上美術へユウヤくんとの打ち合わせに向かった。

通りを歩きながら、春の風の中で思う。私は元夫を人として許す日は来ないと思うけど、感謝することはある。それにしたって、ご馳走になった水餃子美味しかったな。

村上美術に着くと、天音さんの弟さんが店で販売してる植木の剪定をしてた。「剪定、大事だよ〜。」って。平和だな。世界って本当に平和で好き。真っ黒に塗りつぶされた中目黒が少しずつ少しずつカラフルになってくる。ユウヤくんとの打ち合わせを終えて、ラジオを聴きながら三茶から家まで歩く。

今日のお悩みは、30才の女の子が彼に振り回されて仕方ない。だけど好きだから簡単に別れを選べない。デートも毎回遅刻、朝寝坊、夜型生活の彼に合わせなくちゃいけない。というものだった。うんうん、わかると思った。DJの回答は明快だった。彼に支配されてる事に気づきましょう。あなたの人生だからそれが本当に幸せじゃない事に気づいてますよねっていうような回答。それも、よくわかる。わかるけどさ。

私も完全に支配されてた。元夫の場合、外では弱くて駄目な男、家では偉くなって支配する男となった。多分、悪気は無い。だから難しい。私達夫婦は役者のように割り当てられた役を家の中で家の外で演じてたように思う。彼が役を脱ぎ捨てる度に私は不安になった。

今思うと弱くて駄目な男からの日々の仕打ちは結構、痛かった。深夜の居酒屋で私の分だけお酒を頼んでくれないとか、呼ばれて行った酒の席で私を置いて自分だけ一人タクシーで帰るとかとか。山のようにある。「困ったやつだな。」「弱いやつだからね。」「今日も面白いね。」「魅力的な男だよね。」「あなたはそういう男が好きな女でしょって。」酒場の連中が私にかける言葉は全部不正解。私はみんなと同じ。普通に傷つくし、酷い事は一度だってされたくない。一人ぼっちだなって。誰にも本当の事を言えない、どこにも味方がいない時間が長く続いた。

私達夫婦の異変に気づいて、あなたがされている事はモラハラなんだよって勇気を持って連絡をくれた友人がいた。その頃に、アルコール依存症の怖さについて私にこっそりとメールをくれた元夫のファンだという人がいた。そこから色々が前へと進んで行ったように思う。私は彼女達に一つの大きなきっかけを貰った。そして、そう聞いた時に、ようやく答えが見つかったとほっとした。私は一人じゃない。

世界って平和に出来てる。ここは空が青くて、太陽が光る、美しい地球。だから、ご飯が今日も美味しい。世界地図に真っ暗な中目黒じゃなくって、ブラックホールも一部あります中目黒に書き換えよう。もう、怖くない。大丈夫。

ナスとピーマンの甘辛炒め
茄子
ピーマン
醤油
甜菜糖
唐辛子
食べるときにコーレーグースと一緒に

豚の粕汁

和食 14.4,2021

何だか無性にコーヒーが飲みたい。昨年の秋からカフェインレス生活を始めた。きっかけは自律神経の乱れと鬱。元夫からのバイオレンスな仕打ちに耐え続けた私は私を鬱にした。我慢の限界が来ても身を滅ぼす寸前まで我慢したから。真面目っていうのはどうやら不幸を生むらしい。親に、病院の先生に、友人にどうしてこんな事になってしまうまで我慢したの?って聞かれた。忍耐は美徳だと生まれた時から言い聞かされてきたし、当時の私の生きてる世界では定説だったから。私が世界に言ったら、それは裏切り行為になる。想ってるから自分を破滅させた。

幸せそうな家庭をやめたら、知りたい事が溢れてきて最近は本を読み漁ってる。昨晩は佐久間裕美子さんの ”ピンヒールははかない”、平行して湯山玲子さんや他にも女性著書の生きる疑問?みたいな本を何冊もベッドルームに散らかしてる。ジェーンスーさんのラジオもよく聞いている。女性ばっかりの声を毎日聞いてる。どうして出来る女は苦しむのか。勝手にだけど、そんな風に聞こえてる。私は彼女達みたいに出来る女じゃないけど、こんなに活躍してる彼女達の声がまるで自分の苦しみのように聞こえてきて、安心して床に就く。

佐久間さんは1973年生まれ、湯山さんは1960年生まれ。他にも90才くらいの方の女性の本も読んでる。世代が違うのに女性が生きる事を訴えてる。母は1953年生まれ。母と彼女達も全然違う。今の私は母とは友達にならないなって思った。沢山の女性に会ってみたい。知りたい。

どうしてなのか、家庭をやめたら世界が一気に広がった。外壁を作って家を守ろうと必死になってたけれど、今となってはそれが世界を閉ざしてたように感じてる。暖はとれていたけれど生ぬるい風が浮遊してた。一旦、更地になったら、見通しがよくて、最初は寒かった風も今は心地がいい。それにいい香りを運んでくれる。そうなると知りたい、見たい、食べたいとなる。

とにかくやっぱり今日はコーヒーが飲みたい。穏やかな生活が続く中で、知りたい事がむくむくと綿あめみたいに膨らんでいく反面、それを一気に溶かしてみたい衝動にも駆られれてる。コーヒーが飲みたい。

豚の粕汁
豚バラ 100g
大根 10cm
玉ねぎ 半分
こんにゃく 1枚
小松菜 2束
味噌 大さじ3
酒粕 100g
サラダ油

晩酌

酒の肴 13.4,2021

朝一番で埼玉の印刷所へ行った。昨年に撮った料理写真。とても面白い本になりそうで嬉しい。一緒にいたデザイナーの子は26才。今日は中西君の代わりに来てくれた。3年前まで滋賀県にいて、突然東京に来る事になったんだそう。人生って何があるかわからないって言ってた。臆さずにちゃっと来れるっていいな。

今日はバスとか電車とかタクシーとか、色々乗った。なんでだろう、お腹がすっごく空く。youtubeでパスタの映像を見てたからかな。家に着く頃には空腹が吐き気に変わってた。ああ、耐えられない。早く、早く、とにかく早く食べたい。小走りで家に帰って、ハルさんに教えてもらった台湾の麺線を作った。ペロリと勢いよく平らげた。何だかまだまだ食べたい。兄からもらったラッキョウと胡瓜をごま油で和えて置いたものをほかほかのご飯の上に乗せて食べる。ああ、幸せだな。温かい米の上に冷たい野菜。味付けは何でもいい、むしろそんなに要らない。この温度が重なる感じが止められない。

ボーッとするな。最近ってそんな感じ。ぽっかりしてるっていう方が合ってるかな。明日は何も予定がないから、今日はゆっくりとお酒を呑もう。晩酌って楽しい。

晩酌
豚バラのミンチとニラの焼餃子
釜揚げしらすと炒めセロリの和え物
うどの皮の金平
ぬか漬けの乱切り
麦酒


豚バラのミンチとニラの焼餃子は、豚バラをミキサーでミンチにして、酒、にんにく・生姜のみじん切り、ニラ人束を刻んだ物を混ぜる。皮で巻いて焼く。黒酢で戴きます。

うどとカボチャのかき揚げ

夕飯 12.4,2021

今日は営業に行った。綺麗で可愛らしい女性の方が対応してくれる。話してるうちに同い年だって事がわかった。名刺には副編集長と記されてる。この年になると色々な人に出会うけど、年が近い人はいても年齢が同じっていうのは少ないかもしれない。綺麗なこの女性はどんな人生を生きてきたんだろう。

もうすぐ春が終わる。あっという間だったな。桜も散ってしまって、もうすぐ梅雨が来る。

うどとカボチャのかき揚げ
天ぷら粉
うど
カボチャ

青菜と鶏ひき肉とカボス胡椒の水餃子

エスニック 11.4,2021

ジェーン・スーさんのドラマが面白いから見て!パリのマユミちゃんからメッセージが入った。早速Tverで見る。なんだかな、こういう男を知ってる。もっと酷い類のだけど。だらしなくて、人に甘えるのがとても上手で、誰かのお金や大事な物を使うのが上手な人。困ってる人は助けましょうと教えられて大人になったけど、困ってる人とは一体誰なのかわからなくなる時がある。

彼が言う俺の店だと言ってたコーヒーショップは、居酒屋だかスナックだかライブバーだか業態は最期まで不明で、わかってる事は3坪の部屋に彼の好きな物を置きコーヒーを数杯売って1日に千円位稼いでいた事。俺は忙しいから立ってもらう人が必要だと月に数回見知らぬ女や男に貸して小銭を得ていた事。近所の酒場に集まる友達が顔を出してくれたり、バンド仲間が昼間にふらっと来て、レコーディングだと言い1日をそこで過ごす。そこは知り合いの居酒屋の倉庫。水場はもちろん無い。衛生的に言えば、アジアの屋台と同じか洗わないからそれ以下かもしれない。だけど、それでもとにかくそこで遊んでてくれるだけで平和だった。コーヒーが今日は何杯売れたって聞いてるだけで十分。平日の真昼間から、どうしようも無い友人や知人達と、小さな小部屋で酒さえ飲まなきゃいい。夜の22時に「ただいま」と言って帰り一緒に夕飯を食べられるだけで十分。またあの時間さえこなきゃ良かった。私が家事の全てを仕事を思いっきりにやってる間、彼はどうにか酒をやめるようにと頑張ってる。仕事の事も音楽の事も彼の人生だから今は言わない。私達は一緒に前に進んでる、とてっきり勘違いしてた。家族だから支えあおう。誓ったのは私ひとり。「もう呑まないから大丈夫だよ。」その言葉が嘘に変わった日もちゃんと覚えてる。

だけど、言わなかった。彼の問題は彼が超えないとダメだから。

何となくnoteっていうブログを使ってみようと思って開いたら、昨年にどうやらアカウントを作っていた。下書きのページにお酒が始まった日のことが書いてある。タイトルは “2020年5月26日 夫の酒乱が始まった。”。人生で初めて人に助けてって言った日の事だ。声が出ない声で「助けて。」って叫んだ。

確か2月の暖かい日。私の貯金も安定してきたから、そろそろ子供を考えない?ってソファーで彼に話をした。もし、私が彼の子供を産んだら、きっとずっとその子は苦しんだのだろう。ジェーン・スーさんのドラマを見てから、また色々な事を考えてる。また来週も見よう。水餃子を食べながら、麦酒を片手に。

note
https://note.com/helloyoshimi

水餃子
餃子の厚手の皮
小松菜を細かく刻んで塩もみしたもの(水を切る)
鶏ひき肉
兄の作ったカボス胡椒
ごま油

ポークカレーと糠の古漬け

Journal 10.4,2021

一昨日に青山での取材が終わったのがお昼すぎ。「カレー食べない?」一緒にいたミオちゃんに聞いたら、蔦という喫茶店に連れて行ってくれた。店に入るとマスターとミオちゃんが楽しそうに話してる。お父さんが昔からの常連で、ミオちゃんは物心ついた時からお父さんにおねだりする時とか、お父さんとお喋りする時はここに来たんだそう。フードメニューは三つ。クロックムッシュかトーストかカレー。私達はカレーセットを頼んだ。蔦は全部が美味しかった。カレーも店の雰囲気もすべて。寝起きのベッドの中でぼんやりカレーの事を考える。冷蔵庫に玉ねぎと肉があったな、ポークカレーを作ろう。紅茶を淹れて、キッチンで玉ねぎを炒め始めた。

荒く切った林檎を水と一緒にミキサーにかける。飴色玉ねぎに、ニンニクと生姜を加えて炒める。そこにトマト缶を入れて水分を飛ばしねっとりペースト状になるまでゆっくりと炒め、同時に隣のフライパンで肉をやき、余った油でクミンの香りだしをする。トマトの方にカレー粉を入れてなじませて、林檎、肉とクミン、カレールーをひとかけら、コンソメ一個を入れて弱火で煮込む。仕上げにソースと蜂蜜で味を調整して出来上がり。最近は、糠の古漬けをおしんこに添えるのが気に入ってる。すっぱくっていい感じとなるから。

夕方、兄のとこの長男カイトが授業が終わる頃に大学で待ち合わせ。私は入学式のプリントを渡して、カイトからは兄が漬けたラッキョウとカボス胡椒を受け取った。学校どんな感じ?友達できた?とか、たわいもない話をしてバイバイ。中村さんに友達の事を伝えたかったから、歩いて5分の所にあるスノーショベリングへと向かった。

ドアを開けると、中村さん。あれ、痩せてる。話を聞けば、毎年恒例のラマダンをやってるんだそう。確かそうだ、この時期になるとやってたな。気分はむちゃくちゃいい感じだって。そんなご機嫌な中村さんに、友達が亡くなった事を伝えた。みるみると目に涙が溢れていく。哀しい顔をして私の話を静かに聞いてた。コロナだったし2年くらい彼女には会ってないかもって。そこから、彼女の話をした。こういう時間が大事な気がして、特に隠す事もなく彼女に想う事を互いに自由に話した。後は死ぬって事についても。中村さんは友達を何人か亡くした経験があるのだそう。話は何だか尽きなくて、ソファーにどっぷりと腰掛けてまた話し始めた。

死ぬ話から、生きる話になって、どう生きたいとか、どう思ってるかとか、最近の気に食わない社会の事やお金って何とか、話題は一連の流れだけど破茶滅茶で、そのまま携帯の話になった。私は携帯の無意味なメッセージのやり取りほど世の中で飽き飽きしてるものは無いと思ってしまって、最近は極力離れる事にしたと話すと、中村さんはとっくにヤメてるって。それに、LINEのアイコンは人から言語力を失わせてるから危ないと思うなぁって言ってた。私もアイコンの存在について変なやつだなぁって思ってたからちょっと嬉しかった。気づいたら20時過ぎ。ちょっと寄ったつもりがあっという間に夜。何時間、お喋りしてたんだろう。何だか頭を掻き混ぜたみたいな時間だったな。楽しかった。あーお腹すいた。帰ろう。

おかき

お菓子 09.4,2021

昨晩は村美に集まって亡くなった友人を悼む会をした。みんなで食べる用におかきを作る。ベランダで餅を干して、弱火でゆっくりと揚げて、だし醤油と甜菜糖、塩、ブラックペッパーで味付け。あとはサミットでお酒とツマミを買った。まだまだ実感が湧かないけれど、死ぬっていうのはいなくなるって事なんだとじわじわと感じてる。L版にプリントした彼女を鞄から出して机の端に立てかけた。2019年1月に撮った写真。まさかこんな日が来るなんて思わなかった。「言って欲しかった。」ユウヤくんと私は同じ事を言った。だけど、言えない気持ちもわかる気がした。私も大変だった時期は誰が大切で何が大切じゃないのかわからなくって、たまたま隣にいた人に聞いてもらったように思う。憔悴しきってしまって、判断がつかない。とにかく力が無くなって、話す力でさえ失われていく。だけど、生きてるっていうのはそういう事な気がした。全ては特別でないし、特別。だから、今なんだよなって。大事なのは今と、今の側にいる人。過去を後悔しても仕方ないけど、後悔しないようにするには、今を生きるしか無い。いつか来る過去と今の為にも。

中目黒はやっぱりまだまだ怖い。駅に着くと、下を向いて村美まで歩いた。ギターのバッグを持っている人が前を歩いている。今すぐにここから逃げたい。信号が変わるまで、山手通りに走る車を見ながら思った。「ぶっ殺してやる。」誰かをじゃ無い。この怖くて堪らない中目黒を叩きわってやるって。このヤロー、どうしてこんなに脅かされなきゃいけないんだろう。ぞわぞわとする風が頰をすり抜けていくし、ギターを持った男が脳裏から離れない。だけど、これ以上に襲われてやるもんか。

夜中にまた姉から電話が鳴る。4時間くらい前、事務所で姉とユウヤくんが電話してた。L.Aは朝の四時で、寝起きでかけてきたらしく声がまだ半分寝てた。あれからママと、前田さんと、シエナさんと電話してたんだそう。今日はすごくいい夜だった、みんなで駅まで歩いたから帰りは全然怖くなかったよ。そんな事を伝えた。韓国に強制送還されたシエナさんは今、新しい事を始めたんだそう。L.Aではヘアメイクだったのに、あの人は凄いよって関心してた。結局夜中の2時くらいまで電話して切る。

午前にたまちゃんに紹介してもらったADの吉田さん。本のADをしてて、写真を見て貰った。変な表現だけど、とても安らぐ。今の時間をくれて有難いと思った。時間っていうのは、誰かの命だっていう言葉を聞いた事がある。時間の中では誰でもフェアなんだって感じた。生きてるってそういう事なんだって。

とてもいい日。さよならは辛いけれど、その代わりに今がある。だから、大切にしよう。

パンケーキ

朝食 08.4,2021

まるで人形みたいだった。髪はベリーショートになって、肌はつるんとしてた。高い鼻に長い睫毛、友達だけど違うみたい。目の前のもういない友達の形と記憶を、パズルみたいにしばらく合わせようとしたけど、何だかよくわからなくて安置室の外に出て泣いた。皆んなはそれぞれに何かを考えたり、感じたりしたんだろう。鼻を啜る音が小さな部屋に響いてた。いつも被っていた麦わら帽子がそこに忘れちゃったみたいに置いてある。明日とかに渡したいって思った。プリントした写真と手紙を置いて帰る。

地下にある安置室から外に出ると、白い光に包み込まれたみたいだった。暖かくて気持ちの良い日差し。せっかくだからお茶をしようってなって、駅前のサイゼリアに寄った。何事も無かったようにお喋りを楽しくして店をでる。電車の中はポカポカしていて、隣にいるヤッチャンと知らないどこかの街の景色をぼーっと見ながら、ヤッチャンが育ててるコンブチャのスコビーがとっても気持ち悪いって話を聞いた。一緒にいたユウヤくんと藤原さんは斜め前に座ってる。ここにあってここにないみたい。だけど穏やかな時間が流れてる。皆がいて、とてもほっとした。

帰ったら西館さんからメール。西館さんは今、会って来たって。金曜日に村美で集合するから来て下さいって伝えた。展示の準備で今は忙しそう。だけど、来たいって。

夜は変な夢を見た。元夫のお父さんとお母さんが出て来て、とても心配してた。何か役に立ちたいと私のメガネを壊して新しいメガネを新調してプレゼントするからと目の前でメガネを壊し始めた。いつも心配してる方だった。「私の事は大丈夫だから気にしないで下さい。」って伝えた。5時半にかけたアラームが鳴ったけど、結局起きるのをやめる。何だかそんな気分。しばらく朝陽の中でぼーっとした。私が信じてきたものが、どんどん壊れていく。仕事に出るまでには、まだまだ時間があるからのんびりやろう。

失ってばかりな気がする。だけど、何かがどんどん新しくなってる気もする。