4月26日

Journal 26.4,2021

昼にミオちゃんと渋谷で取材。今日も暑かった。ギリギリに到着。「お疲れ様でーす。元気?」とミオちゃん。「うん。まぁまぁ。」と私。いつからかわからないけど、私はミオちゃんに甘えがち。すぐに疲れたとか、お腹空いたとか、酒が飲みたいなどなど、撮影中でもいつでも心の声を放出する。もちろん、「終わったらね!」とかとか、さっぱりとなだめてもらう。

渋谷に着くまでに、姉からyoutubeが送られてくる。これは強制的に見るハメとなるやつ。今日は斎藤ひとりさん。全然聞きたくないけど、飛ばし飛ばし聞いて、いいかげんに辛くなってやめた。今の私はまぁまぁだから、残念だけど優しくなれるような気分じゃない。「宗教みたいじゃん。」神様をそんなに信じてないクリスチャンの姉に意地悪なメッセージを送る。

撮影で戴いたコーヒーとチーズケーキを食べながらミオちゃんとお喋り。私がカフェインレス生活をしてる事を告げ、これは仕方ないからと戴いたコーヒーをガブガブ飲んだ。最高に美味しい。坂元裕二さんのドラマについてミオちゃんに教えてもらう。通称この恋というのがいいらしい。だけど、色々と辛いからキツイよって。私はカルテットを見るのがキツイって話たら「どこで泣く?」と、ミオちゃん。「わかった。カルテットをもう一周するよ。」私はカルテットで停留。この恋を見れる日は遠いい。残念だけど最高の離婚も舞台が中目黒だからはるか彼方。

冷蔵庫にある残り物で早めの夕飯をさっと食べて、だらりと長いPMSのせいで全く手につかなかった色々をやろうとデスクについた。淡々と作業を終わらせる。自分の作品のポートフォリオをまとめる。イートニューミーの写真。昨年の5月18日の唐揚げからプリントが止まったまま。あの日に唐揚げを作った理由も覚えてる。夫がおかしくなっていく毎日に不安になって気持ちをぶつけた事があった。だけど、直ぐに私が悪かったと彼の好物の唐揚げを作って、私が間違っていたんだと自分に言い聞かせた。まさかまたアレが始まる筈は絶対に無いって。私が信じてあげないでどうするって。唐揚げの次の日も、その次の日も、その次の日も次も次も全部覚えてる。怖かった。すごく怖い毎日だった日の写真たち。写真を整理しながら泣いた。胸を何かがえぐってる。もう嫌だ、やめたい。こんな作業きつすぎる。時々現れる前の家の断片を横切りながら、嵐の中を折れた傘を持ちながら歩くみたいに前進した。それにしたって私はよく食べてる。あの時は一気に6kg痩せたのによく食べてる。とにかく生きようと必死だ。写真を見ても、よく見ても、哀しみばっかりが湧き上がって来るだけで、料理の味が思い出せない。

夜、野村さんへnoteに新しい作品を更新した事を伝えたくてメールして、少し愚痴った。そこにも書いた。こないだ姉にも同じ事で怒った。努力なんてしたってどうせ空っぽになるだけだし、全力で信用しても簡単に裏切られるし、手に入れても失くなるだけ、残念な程に世界に呆れちゃってるのに、今、ご飯が美味しくて仕方ない。悔しいけどご飯が美味しいって。

山形のだし

和食 25.4,2021

朝の10時。代官山のシェリュイのカフェで瞳ちゃんと待ち合わせ。久しぶりの瞳ちゃん。髪が伸びて、少し雰囲気が変わってた。いつも前向きで、きちんと女性らしくて可愛い子。色々とおしゃべりして、一緒にいしずかさんのヨガへ。いしずかさんは執筆業と並行して身体を整える仕事をしてる。昨年の緊急事態宣言後のワールドさんの取材でお会いした時もいしずかさんに会ってほっとしたな。今日も会える事が嬉しい。「よしみさん、元気そうで良かった。」って言ってくれて、元気な私で良かったって思った。

それにしても太陽の光が強い。昼は山形のだしかな。段々と夏野菜も出回ってきたし、最近じゃ胡瓜も安くてぷっくりしたのが出回ってる。サミットに寄って帰ろう。米を浸水させている間に、だしを作る。具材を細かく切って、ボールに入れて混ぜ合わせる。後は米が炊き終えるまで待つだけ。しっかりお腹を空かせておこう。

炊きたての熱々のご飯に冷たいだし、最高だな。三杯おかわりして昼寝した。

山形のだし
切り昆布
めんつゆ
胡瓜
紫蘇
茗荷
茄子(水であく抜きする)

トマトスパゲッティ

洋食 24.4,2021

店を出たのが19時半くらい。夜風が気持ちいい。下北沢でイマムと仕事の話をしたあとに、藤原さんが合流して3人でお喋りした。藤原さんは3週間前に亡くなった友人をきっかけに出会った子。

通りに面したバーから人が溢れ、星野源さんの曲が爆音でかかってる。緊急事態宣言の前夜にぎゅうぎゅうの店で盛り上がるってどうゆう気持ちなのかな。家に帰ろう。慌しく光る街を通り抜けて家路につく。街の音を聞きながら帰った。色々な想いなのか考えなのかが頭の中を駆け巡る。いつもなら片付かない気持ちは片付けたいから通りに立ち止まってでも携帯なんかに書き留めるのに、今日はなんだかやめた。

よくわからないけれど、すごく気分がいい。当たり前のように誰かの物になった自分が、当たり前のように別の名前を名乗っていた自分が、また当たり前のように別人になる。何だか役を演じてるみたい。変な感覚だけど、実感もきちんとあるのだけど、他人事に出来る感じ。不思議な感情。もう二度と来ないと思った夫の依存症がはっきりと始まったのが1年前。癌かもしれないってなって子宮内ポリープを取るために手術した時とか、自転車事故で血まみれになった時とか、20代前半、パリで荷物一つ持ってなくってトランジットを失敗してカードもキャッシュ1ユーロも持ってない色々が空っぽな深夜の空港に残された時とか、好きな人が倒れうずくまって脳梗塞で死にそうになった時とか、人生の中でちょっと待って!って、一旦フリーズしてしまう様な抱えきれない衝撃を受けた日はそこそこあったけど、全くもってそんな衝撃どころじゃなかった。人生は山あり谷ありだと言うけど、バイオハザードみたいにゾンビに大事な人が食われちゃったのに、その悲しみはまたゾンビになって現れるみたいな。この1年はまるで10年くらいの不幸話がたっぷりと詰まってる谷の谷の谷の連続だった。

果てしなく長かった1年、本を読まない私が沢山の本を読み漁った。もう世界のどこかで同じような不幸を経験した人が対処した術を探さなくても大丈夫。哀しかったり、苦しかった事はこれからきっと面白いことになる。どうしてそう思ったのかわからないけど、そんな予感がした。

トマトスパゲッティ
スパゲッティ
トマト缶
モッツアレラ
バジル
ニンニク
こんぶだしの素

晩酌

夕飯 22.4,2021

生理が来た。日曜日あたりにPMSが来る予定だったけど、一昨日からの軽い苛々や気持ちの落ち込みはPMSだったんだ。それなりには落ち込んでたけど、真っ暗闇に落とされなかった。今回はじんわりきて、じんわり去っていく感じがしてる。晩酌はしばらくやめようと思ったけど、何もしたくない、呑もう。晩酌しながら、三度目の大豆田とわ子と三人の元夫を見て、ルイちゃんに教えてもらったカルテットというドラマを見た。4話くらい一気に見た気がする。何度か泣いた。

ドラマ好きだった夫だった男がカルテットは面白くないからあまりチェックしてないと言ったのを思い出す。売れない音楽家の話が1話目にあった。マキという女性を演ずる松たか子さんが、夢の為につく嘘も悪だからっていうシーンがあった。きっとアレが納得いかなかったんだろう。彼はレーベールを解雇されてからもずっと現実を受け止められなかった。若い時にミスチルを目指して関西から出て来たバンド。私の周りの音楽を愛してる友人らは誰も彼の事は知らなかったけど、関西では有名だと聞いていた。100均で売ってる物をグッズとして数千円で売り活動費に当てたり、ファンとのメッセージのやりとりをこまめにしたり、夢が失くならない為に嘘を惜しまなかった。歌はあまり歌ってなかった。最近になって同じ様なビジネスをして詐欺で訴えられているニュースを見る。やっぱりかって。

家ではラジオも駄目、音楽番組は絶対に嫌がってチャンネルを回す。アーティストの悪口を言うような人じゃなかったけど、口にも出したくなさそうだった。知り合いのライブに誘われたからと声をかけても、興味を示さなかった。プライドが許さなかったんだろう。売れてないミュージュシャンとは仲良くなっても、売れてるミュージュシャンは避けているように見えた。「あなたに才能があると思うから、私はあなたを好きなんだよ。」何百回と言ったと思う。

カルテット、面白かった。あの時に見ていたら、きっと涙は出なかったな。もう今日を終わりにしよう。あーヤダヤダ。PMSだな。

晩酌
春キャベツのオイル焼き
メンマのネギ和え
黒酢と紫蘇の醤油漬の酢モツ
スナップエンドウを茹でたものにナンプラーとマヨ
ミニ大根のピクルス

朝カレー

カレー 20.4,2021

カレーの次の日はやっぱりカレーがいい。特に朝のカレーは美味しい。

午後は近所のたまちゃんと世田谷美術館でやってるアアルト展に行った。家具好きとしては、家具が沢山見れるとワクワクして行ったのだけど、アアルト夫妻の功績をテキストや図面で紹介するシーンが多い展示で少しガッカリ。けど、まぁ色々知れて良かった。

展示を見終え、物販のコーナーで文通用のカードをチェック。目ぼしい物が無い。今回の展示とは関係の無いアーティストのカードもチェックしたけど、知らないし全く欲しくない。欲しくないものを送るなんて嫌だ。うーん。あ、アアルト夫妻のボートに乗ってるやつにしよう。

アアルト展で感じた事がまさに詰まってる画だなって思った。展示の最期の方、奥さんのアイノが54歳で亡くなったと書いてあった。多くの作品をこの世に残し、大分若くして亡くなってしまったのか。夫婦が二人で創り上げた多くのデザイン。残されたアルヴァはどんなに辛かったろう。胸が痛む。その次のコーナーで目を見張った。アルヴァは二番目の奥さんと…。「二番目の???」

いつの時代でも、人間は一人。いつだって自分の人生だよね。何だか可笑しかった。どうか不倫じゃない事を祈る。椅子はあまり見れなかったけど、いい展示だった。

二人がボートに乗り笑ってる写真。結局、今なんだよな。元夫のファンから、彼は結婚を隠してるのだから、私のブログに勝手に彼の写真を載せるなと指摘された事がある。二人で台湾旅行をした写真で、そこには彼しか写ってない。彼は、私が彼を被写体にして撮った写真を何度も無断で自分のアルバムやらに使用しお金を儲けていた。一枚の写真が語れる事は多い。真実はその時の今、じゃあそれ以外はなんだろ。

朝カレー
前日のカレー
生卵

塩豚スペアリブのカレー

カレー 19.4,2021

皮付き人参美味しい。口の中で皮を置いて実の部分がするりとする瞬間が楽しくて美味しくて仕方ない。何となく面倒くさくて、皮のまま乱切りにして鍋に放り込んだ。大事だよな。こういう事って。

昼にカレーを作って、夕方はイマムと三茶でお茶をした。セブンっていう昔からある喫茶店。ちょっと仕事の事で話したい事があったから、せっかくだしカレーでもあげようとタッパに一人前のカレーのルーを入れて持って行った。イマムはウェブのフリーのディレクションをしてる。細かい事はよく知らないけど、ナショナルクライアントと色々な仕事をしてるのだそう。知らない単語を色々と教えてもらった。LPとか、与件とか、色々たくさん。それから、提案書っていうのも見せて貰った。全く知らない世界の話を当たり前の様に話すイマム。こないだスノーショベリングの中村さんと、人間は一体に一人しか入れないから寂しくなる。だからこの中に何人かいたら楽なのにっていう話で盛り上がった。よしみちゃんはエヴァンゲリオンを一度みた方がいいって言ってたっけ。そう、だから、人っていうのは世界が本当に狭いものだとやっぱり思う。

同じ頭で一生いかないと行けないから、同じ考えでループするのは想像出来てる。成人を迎えたあたりに、何となくだけどその現実を受け止めたように思う。言い訳をするつもりは無いけど、とにかく狭くて窮屈なのだ。それが自分っていう事になるんだろうけれど、わざわざ窮屈にしてるようにも思う。

どんどん失敗したり、どんどんよくわからない事をやってみたり、急に逆走してみたりとか、流れを流さない事って大事な気がした。当たり前の様に剥いていた人参の皮。剥かないで良かった。

夜、友人が亡くなった事でやりとりをしてた野村さんからメールが入る。野村さんのこの感じ、久しぶりだな。何十通と日記なんだか、メールなんだかのやりとりを過去にしてた。彼は私の知らない事ばかりを教えてくれる友人。男を捨てて男をやってる。そして、長年務めたライターっていう顔を30代も半ば過ぎにぱっと捨て、絵描きになった。自分を捨てて自分を手に入れた愉快な人。久しぶりに会いたいな。彼氏のミッチーにも。

塩豚スペアリブのカレー
塩漬けにしておいたスペアリブ
人参
玉ねぎ
玉ねぎを炒める用のテン菜糖
トマト缶
蜂蜜
カレールー
カレー粉
ケチャップ
ソース
シナモン
ローリエ

海老と蓮根とパクチーの春巻

中華 18.4,2021

ここ数日、朝風呂にハマってる。むくっとベッドから起きて、湯船に直行。そのまま目を閉じて5分瞑想。そして、ザバーっと風呂から出る。これが最高に気持ちがいい。朝にお風呂に入るなんて何だか贅沢。せめて休日だけにしようって思ったけど、別に平日にやったっていいじゃん!って自分に文句を言って強行中。

午前は何をしてたんだろう。ベランダでホット麦茶を飲みながらぼーっとして、毎朝のルーティン、ベランダ菜園の新芽チェック。それから薬局に行って、掃除をしたかな。それで、ミントティーを入れて、料理本を何冊もテーブルに広げ、チョコレートドーナツを食べた。朝食をさっき食べたばかりなのに、美味しかったな。さ、いよいよやろう。納品作業。って思ったけど、眠い。本とブランケットと梃子を抱えてソファーに落ちた。大体、12時あたりからソファーが我が家のベストスポットとなる。光が暖かくて気持ちがいいな、陽だまりでゆらゆらしてたら、あっという間に寝てた。起きてすぐ、用事がある事を思い出して姉に電話をした。

「今日は夕寝してた。だから今は眠くない。」姉が言った。窓を開けて、床に寝転びながら電話する。オレンジ色のレースのカーテンが風になびいてる。2時間くらい話してたかな。結局、用事を伝えるのを忘れて電話を切った。「本当に何やってたんだか。」これが今日のテーマだった。悲しい事も、辛い事も、苦しい事も、馬鹿野郎な自分の事も、過去のトラウマを一つも隠さないで思いっきりに話せるってありがたい。それに、お互いに怪奇な経験をしてしまった事が幸か不幸か、大抵の酷い話はすんなり聞ける。もし、私のストーカーがいたとして、部屋に盗聴器をつけてたら、きっと今頃恐怖の渦中。超ハードな話をして大笑いしてる姉妹。想像するだけでホラーすぎる。

今日はデスクに座るのをやめよう。さっき電話で約束した新しい曲を早速じゃんじゃん仕上げてくれて、LINEに送られてくる。流れるメロディーがいい感じ。蓮根を叩こう!サミットに走り海老と蓮根と春巻を買う。陽が暮れる前に春巻を揚げよう。そして、バスルームに陽が無くならないうちに湯に浸かろう。

何も無い毎日が幸せ。過去は拭えないけど、幸せが前からどんどんやってくる。だけど、週末にはPMSが襲来する。来なくていいんだけどな。

海老と蓮根とパクチーの春巻
海老
蓮根
パクチー
春巻の皮
エビを洗う用の塩と片栗粉
タレは檸檬、豆板醤、ナンプラー、砂糖を混ぜたもの。

フレンチトースト

朝食 17.4,2021

昼過ぎにリリさんと三茶でご飯。会ってすぐにリリさんがホットなニュースを話し始めた。恋をしてる、それも本気の。店に入ってじっくりと話を聞く。リリさんはハイボールを私はレモンサワーを頼んだ。外は曇ってるけど、明るい。窓から入る光が真っ白い肌のリリさんを透過していくみたい。女の子っていうのは、恋をすると綺麗になる生き物だよな。話に頷きながら、頬を赤くして彼の事を一生懸命に話す彼女をじーっと眺めていた。可愛いなぁ。出会った頃の顔と全然違う顔をしてる。

「絶対に上手くいくから大丈夫だよ。」今、これだけ可愛い眼差しをしてるなら、万一彼じゃなくっても誰かが彼女にきっと恋をする。だから絶対に大丈夫だと思った。それに、彼女の口癖、「私、自分に自信が無いんです。」は、どこかに置いてきたみたいだった。

夕方にバイバイして家まで歩いて帰る。何だか私が恋してるみたいにスキップしちゃいそう。あー可愛かったな。嬉しいなぁ。

食パン6枚切 2枚
卵 2個
砂糖 大さじ2
ピザ用チーズ
オリーブオイル

豚とニラのワンタン

中華 16.4,2021

三茶におつかいに行ってミスドと花とワンタンの皮を買って帰る。夕飯は久しぶりのワンタンにする。ついつい餃子の皮で水餃子にしてしまうけれど、ワンタンの薄皮ってやっぱり美味しい。何十個食べたんだろう。食べても食べても美味しかった。困ったな、この底なし沼みたいな食欲。毎日が楽しくなってきたら、ご飯が美味しくて仕方ない。姉も最近は元気そうで2日か3日に一度は電話が来る。テンションは勿論、マックス。たいがい、食べ過ぎた話をしてる。BBQ食べ過ぎて気持ち悪かったとか、失敗した大量のクレープがただのパンケーキみたいと不評だし不味くて気持ち悪かったとか。あそこの家族はいつもご飯にファックしてる。

今年が始まって少し経ち、私が少しずつ元気を取り戻してきた頃に、姉はぐんと落ち込んだ。裁判の判決が出たのが年末。安心してクリスマスを送れるねって喜んでいたのは束の間、12月31日にひっくり返すような事件が起きて、日本の元旦に全てが終わった。正月の食事の準備をしながらハンズフリーで姉の話を聞いた。3年間の裁判に耐え、あれだけ心身共にボロボロだったのによくやったと思う。信じられないような話だった。だけど、その1ヶ月後、憔悴しきった姉がいた。

「とにかく何でもいいから、毎日ピアノの曲を作ってLINEして!」何かを彼女に与えないと、このまま落ちていっちゃうと思ってとっさにお願いする。スライムが溶けて入れ物からはみ出していくみたいに姉が暗闇にだらりと落ちていきそうだった。散々に読みふけった鬱の本で学んだ事を思い出した。悪い思考が止まらない時は、手を動かしたり何かを感じる動きをするといい。頭じゃなくって体を使う。毎日、毎日、不安な音の曲が送られてくる。酷い時はフラットを転ばしたような曲がきて、こっちまで不安になった。だけど、どれもいい曲。色々な感情が込み上げて来る。それは姉を想ってだけじゃない。音楽ってやっぱりいい。

毎日じゃなくても何となく数ヶ月と続けていくうちに、ワルツっぽいものとか、リズムが弾くような曲が増えてくる。ある日に、私が遊びで撮ってる映像に姉の曲をはめ込んでみたら、何だか面白くって、今では姉妹のルーティンとなった。

「ちょっとワルツっぽいのやって。」とLINEしたら、電話が鳴る。「今ね、ちょっとワルツで曲を弾き始めたら、部屋にいるヘレナから電話がかかってきて、”それはパクリだから。”って日本語でダメ出しが入ったよ。」どうやら映画の曲に似てたみたいで怒られたのだそう。二人で大笑いした。

ワンタン
豚ひき肉 100g
生姜のみじん切り
ニラ 1束
塩・胡椒
胡麻油
豆豉の入ったラー油

ナスとピーマンの甘辛炒め

和食 15.4,2021

食べても食べても食べれる。最近やっぱりご飯が美味しくて仕方ない。止まらないナスとピーマンの甘辛炒め、渋々と箸を置いた。

昼すぎにスーさんのお店で打ち合わせ。中目黒に行くのは怖いけど、スーさんに会えるのは嬉しい。スーさんは元夫の紹介で9年前に知り合った。3年前の酒乱が酷かった時期に相談しようとした大人。だけど、迷惑をかけると思って止めた。元夫と同じ街にいる人だから。今日、こうして笑顔で会える事が嬉しい。離婚の事は伝えてたけど、何も無かった様に色々な話をした。久しぶりに奥さんや、子供にも会えて嬉しかった。今日も天気がいいな。そのまま村上美術へユウヤくんとの打ち合わせに向かった。

通りを歩きながら、春の風の中で思う。私は元夫を人として許す日は来ないと思うけど、感謝することはある。それにしたって、ご馳走になった水餃子美味しかったな。

村上美術に着くと、天音さんの弟さんが店で販売してる植木の剪定をしてた。「剪定、大事だよ〜。」って。平和だな。世界って本当に平和で好き。真っ黒に塗りつぶされた中目黒が少しずつ少しずつカラフルになってくる。ユウヤくんとの打ち合わせを終えて、ラジオを聴きながら三茶から家まで歩く。

今日のお悩みは、30才の女の子が彼に振り回されて仕方ない。だけど好きだから簡単に別れを選べない。デートも毎回遅刻、朝寝坊、夜型生活の彼に合わせなくちゃいけない。というものだった。うんうん、わかると思った。DJの回答は明快だった。彼に支配されてる事に気づきましょう。あなたの人生だからそれが本当に幸せじゃない事に気づいてますよねっていうような回答。それも、よくわかる。わかるけどさ。

私も完全に支配されてた。元夫の場合、外では弱くて駄目な男、家では偉くなって支配する男となった。多分、悪気は無い。だから難しい。私達夫婦は役者のように割り当てられた役を家の中で家の外で演じてたように思う。彼が役を脱ぎ捨てる度に私は不安になった。

今思うと弱くて駄目な男からの日々の仕打ちは結構、痛かった。深夜の居酒屋で私の分だけお酒を頼んでくれないとか、呼ばれて行った酒の席で私を置いて自分だけ一人タクシーで帰るとかとか。山のようにある。「困ったやつだな。」「弱いやつだからね。」「今日も面白いね。」「魅力的な男だよね。」「あなたはそういう男が好きな女でしょって。」酒場の連中が私にかける言葉は全部不正解。私はみんなと同じ。普通に傷つくし、酷い事は一度だってされたくない。一人ぼっちだなって。誰にも本当の事を言えない、どこにも味方がいない時間が長く続いた。

私達夫婦の異変に気づいて、あなたがされている事はモラハラなんだよって勇気を持って連絡をくれた友人がいた。その頃に、アルコール依存症の怖さについて私にこっそりとメールをくれた元夫のファンだという人がいた。そこから色々が前へと進んで行ったように思う。私は彼女達に一つの大きなきっかけを貰った。そして、そう聞いた時に、ようやく答えが見つかったとほっとした。私は一人じゃない。

世界って平和に出来てる。ここは空が青くて、太陽が光る、美しい地球。だから、ご飯が今日も美味しい。世界地図に真っ暗な中目黒じゃなくって、ブラックホールも一部あります中目黒に書き換えよう。もう、怖くない。大丈夫。

ナスとピーマンの甘辛炒め
茄子
ピーマン
醤油
甜菜糖
唐辛子
食べるときにコーレーグースと一緒に

豚の粕汁

和食 14.4,2021

何だか無性にコーヒーが飲みたい。昨年の秋からカフェインレス生活を始めた。きっかけは自律神経の乱れと鬱。元夫からのバイオレンスな仕打ちに耐え続けた私は私を鬱にした。我慢の限界が来ても身を滅ぼす寸前まで我慢したから。真面目っていうのはどうやら不幸を生むらしい。親に、病院の先生に、友人にどうしてこんな事になってしまうまで我慢したの?って聞かれた。忍耐は美徳だと生まれた時から言い聞かされてきたし、当時の私の生きてる世界では定説だったから。私が世界に言ったら、それは裏切り行為になる。想ってるから自分を破滅させた。

幸せそうな家庭をやめたら、知りたい事が溢れてきて最近は本を読み漁ってる。昨晩は佐久間裕美子さんの ”ピンヒールははかない”、平行して湯山玲子さんや他にも女性著書の生きる疑問?みたいな本を何冊もベッドルームに散らかしてる。ジェーンスーさんのラジオもよく聞いている。女性ばっかりの声を毎日聞いてる。どうして出来る女は苦しむのか。勝手にだけど、そんな風に聞こえてる。私は彼女達みたいに出来る女じゃないけど、こんなに活躍してる彼女達の声がまるで自分の苦しみのように聞こえてきて、安心して床に就く。

佐久間さんは1973年生まれ、湯山さんは1960年生まれ。他にも90才くらいの方の女性の本も読んでる。世代が違うのに女性が生きる事を訴えてる。母は1953年生まれ。母と彼女達も全然違う。今の私は母とは友達にならないなって思った。沢山の女性に会ってみたい。知りたい。

どうしてなのか、家庭をやめたら世界が一気に広がった。外壁を作って家を守ろうと必死になってたけれど、今となってはそれが世界を閉ざしてたように感じてる。暖はとれていたけれど生ぬるい風が浮遊してた。一旦、更地になったら、見通しがよくて、最初は寒かった風も今は心地がいい。それにいい香りを運んでくれる。そうなると知りたい、見たい、食べたいとなる。

とにかくやっぱり今日はコーヒーが飲みたい。穏やかな生活が続く中で、知りたい事がむくむくと綿あめみたいに膨らんでいく反面、それを一気に溶かしてみたい衝動にも駆られれてる。コーヒーが飲みたい。

豚の粕汁
豚バラ 100g
大根 10cm
玉ねぎ 半分
こんにゃく 1枚
小松菜 2束
味噌 大さじ3
酒粕 100g
サラダ油

晩酌

酒の肴 13.4,2021

朝一番で埼玉の印刷所へ行った。昨年に撮った料理写真。とても面白い本になりそうで嬉しい。一緒にいたデザイナーの子は26才。今日は中西君の代わりに来てくれた。3年前まで滋賀県にいて、突然東京に来る事になったんだそう。人生って何があるかわからないって言ってた。臆さずにちゃっと来れるっていいな。

今日はバスとか電車とかタクシーとか、色々乗った。なんでだろう、お腹がすっごく空く。youtubeでパスタの映像を見てたからかな。家に着く頃には空腹が吐き気に変わってた。ああ、耐えられない。早く、早く、とにかく早く食べたい。小走りで家に帰って、ハルさんに教えてもらった台湾の麺線を作った。ペロリと勢いよく平らげた。何だかまだまだ食べたい。兄からもらったラッキョウと胡瓜をごま油で和えて置いたものをほかほかのご飯の上に乗せて食べる。ああ、幸せだな。温かい米の上に冷たい野菜。味付けは何でもいい、むしろそんなに要らない。この温度が重なる感じが止められない。

ボーッとするな。最近ってそんな感じ。ぽっかりしてるっていう方が合ってるかな。明日は何も予定がないから、今日はゆっくりとお酒を呑もう。晩酌って楽しい。

晩酌
豚バラのミンチとニラの焼餃子
釜揚げしらすと炒めセロリの和え物
うどの皮の金平
ぬか漬けの乱切り
麦酒


豚バラのミンチとニラの焼餃子は、豚バラをミキサーでミンチにして、酒、にんにく・生姜のみじん切り、ニラ人束を刻んだ物を混ぜる。皮で巻いて焼く。黒酢で戴きます。

うどとカボチャのかき揚げ

夕飯 12.4,2021

今日は営業に行った。綺麗で可愛らしい女性の方が対応してくれる。話してるうちに同い年だって事がわかった。名刺には副編集長と記されてる。この年になると色々な人に出会うけど、年が近い人はいても年齢が同じっていうのは少ないかもしれない。綺麗なこの女性はどんな人生を生きてきたんだろう。

もうすぐ春が終わる。あっという間だったな。桜も散ってしまって、もうすぐ梅雨が来る。

うどとカボチャのかき揚げ
天ぷら粉
うど
カボチャ

青菜と鶏ひき肉とカボス胡椒の水餃子

エスニック 11.4,2021

ジェーン・スーさんのドラマが面白いから見て!パリのマユミちゃんからメッセージが入った。早速Tverで見る。なんだかな、こういう男を知ってる。もっと酷い類のだけど。だらしなくて、人に甘えるのがとても上手で、誰かのお金や大事な物を使うのが上手な人。困ってる人は助けましょうと教えられて大人になったけど、困ってる人とは一体誰なのかわからなくなる時がある。

彼が言う俺の店だと言ってたコーヒーショップは、居酒屋だかスナックだかライブバーだか業態は最期まで不明で、わかってる事は3坪の部屋に彼の好きな物を置きコーヒーを数杯売って1日に千円位稼いでいた事。俺は忙しいから立ってもらう人が必要だと月に数回見知らぬ女や男に貸して小銭を得ていた事。近所の酒場に集まる友達が顔を出してくれたり、バンド仲間が昼間にふらっと来て、レコーディングだと言い1日をそこで過ごす。そこは知り合いの居酒屋の倉庫。水場はもちろん無い。衛生的に言えば、アジアの屋台と同じか洗わないからそれ以下かもしれない。だけど、それでもとにかくそこで遊んでてくれるだけで平和だった。コーヒーが今日は何杯売れたって聞いてるだけで十分。平日の真昼間から、どうしようも無い友人や知人達と、小さな小部屋で酒さえ飲まなきゃいい。夜の22時に「ただいま」と言って帰り一緒に夕飯を食べられるだけで十分。またあの時間さえこなきゃ良かった。私が家事の全てを仕事を思いっきりにやってる間、彼はどうにか酒をやめるようにと頑張ってる。仕事の事も音楽の事も彼の人生だから今は言わない。私達は一緒に前に進んでる、とてっきり勘違いしてた。家族だから支えあおう。誓ったのは私ひとり。「もう呑まないから大丈夫だよ。」その言葉が嘘に変わった日もちゃんと覚えてる。

だけど、言わなかった。彼の問題は彼が超えないとダメだから。

何となくnoteっていうブログを使ってみようと思って開いたら、昨年にどうやらアカウントを作っていた。下書きのページにお酒が始まった日のことが書いてある。タイトルは “2020年5月26日 夫の酒乱が始まった。”。人生で初めて人に助けてって言った日の事だ。声が出ない声で「助けて。」って叫んだ。

確か2月の暖かい日。私の貯金も安定してきたから、そろそろ子供を考えない?ってソファーで彼に話をした。もし、私が彼の子供を産んだら、きっとずっとその子は苦しんだのだろう。ジェーン・スーさんのドラマを見てから、また色々な事を考えてる。また来週も見よう。水餃子を食べながら、麦酒を片手に。

note
https://note.com/helloyoshimi

水餃子
餃子の厚手の皮
小松菜を細かく刻んで塩もみしたもの(水を切る)
鶏ひき肉
兄の作ったカボス胡椒
ごま油

ポークカレーと糠の古漬け

Journal 10.4,2021

一昨日に青山での取材が終わったのがお昼すぎ。「カレー食べない?」一緒にいたミオちゃんに聞いたら、蔦という喫茶店に連れて行ってくれた。店に入るとマスターとミオちゃんが楽しそうに話してる。お父さんが昔からの常連で、ミオちゃんは物心ついた時からお父さんにおねだりする時とか、お父さんとお喋りする時はここに来たんだそう。フードメニューは三つ。クロックムッシュかトーストかカレー。私達はカレーセットを頼んだ。蔦は全部が美味しかった。カレーも店の雰囲気もすべて。寝起きのベッドの中でぼんやりカレーの事を考える。冷蔵庫に玉ねぎと肉があったな、ポークカレーを作ろう。紅茶を淹れて、キッチンで玉ねぎを炒め始めた。

荒く切った林檎を水と一緒にミキサーにかける。飴色玉ねぎに、ニンニクと生姜を加えて炒める。そこにトマト缶を入れて水分を飛ばしねっとりペースト状になるまでゆっくりと炒め、同時に隣のフライパンで肉をやき、余った油でクミンの香りだしをする。トマトの方にカレー粉を入れてなじませて、林檎、肉とクミン、カレールーをひとかけら、コンソメ一個を入れて弱火で煮込む。仕上げにソースと蜂蜜で味を調整して出来上がり。最近は、糠の古漬けをおしんこに添えるのが気に入ってる。すっぱくっていい感じとなるから。

夕方、兄のとこの長男カイトが授業が終わる頃に大学で待ち合わせ。私は入学式のプリントを渡して、カイトからは兄が漬けたラッキョウとカボス胡椒を受け取った。学校どんな感じ?友達できた?とか、たわいもない話をしてバイバイ。中村さんに友達の事を伝えたかったから、歩いて5分の所にあるスノーショベリングへと向かった。

ドアを開けると、中村さん。あれ、痩せてる。話を聞けば、毎年恒例のラマダンをやってるんだそう。確かそうだ、この時期になるとやってたな。気分はむちゃくちゃいい感じだって。そんなご機嫌な中村さんに、友達が亡くなった事を伝えた。みるみると目に涙が溢れていく。哀しい顔をして私の話を静かに聞いてた。コロナだったし2年くらい彼女には会ってないかもって。そこから、彼女の話をした。こういう時間が大事な気がして、特に隠す事もなく彼女に想う事を互いに自由に話した。後は死ぬって事についても。中村さんは友達を何人か亡くした経験があるのだそう。話は何だか尽きなくて、ソファーにどっぷりと腰掛けてまた話し始めた。

死ぬ話から、生きる話になって、どう生きたいとか、どう思ってるかとか、最近の気に食わない社会の事やお金って何とか、話題は一連の流れだけど破茶滅茶で、そのまま携帯の話になった。私は携帯の無意味なメッセージのやり取りほど世の中で飽き飽きしてるものは無いと思ってしまって、最近は極力離れる事にしたと話すと、中村さんはとっくにヤメてるって。それに、LINEのアイコンは人から言語力を失わせてるから危ないと思うなぁって言ってた。私もアイコンの存在について変なやつだなぁって思ってたからちょっと嬉しかった。気づいたら20時過ぎ。ちょっと寄ったつもりがあっという間に夜。何時間、お喋りしてたんだろう。何だか頭を掻き混ぜたみたいな時間だったな。楽しかった。あーお腹すいた。帰ろう。

おかき

お菓子 09.4,2021

昨晩は村美に集まって亡くなった友人を悼む会をした。みんなで食べる用におかきを作る。ベランダで餅を干して、弱火でゆっくりと揚げて、だし醤油と甜菜糖、塩、ブラックペッパーで味付け。あとはサミットでお酒とツマミを買った。まだまだ実感が湧かないけれど、死ぬっていうのはいなくなるって事なんだとじわじわと感じてる。L版にプリントした彼女を鞄から出して机の端に立てかけた。2019年1月に撮った写真。まさかこんな日が来るなんて思わなかった。「言って欲しかった。」ユウヤくんと私は同じ事を言った。だけど、言えない気持ちもわかる気がした。私も大変だった時期は誰が大切で何が大切じゃないのかわからなくって、たまたま隣にいた人に聞いてもらったように思う。憔悴しきってしまって、判断がつかない。とにかく力が無くなって、話す力でさえ失われていく。だけど、生きてるっていうのはそういう事な気がした。全ては特別でないし、特別。だから、今なんだよなって。大事なのは今と、今の側にいる人。過去を後悔しても仕方ないけど、後悔しないようにするには、今を生きるしか無い。いつか来る過去と今の為にも。

中目黒はやっぱりまだまだ怖い。駅に着くと、下を向いて村美まで歩いた。ギターのバッグを持っている人が前を歩いている。今すぐにここから逃げたい。信号が変わるまで、山手通りに走る車を見ながら思った。「ぶっ殺してやる。」誰かをじゃ無い。この怖くて堪らない中目黒を叩きわってやるって。このヤロー、どうしてこんなに脅かされなきゃいけないんだろう。ぞわぞわとする風が頰をすり抜けていくし、ギターを持った男が脳裏から離れない。だけど、これ以上に襲われてやるもんか。

夜中にまた姉から電話が鳴る。4時間くらい前、事務所で姉とユウヤくんが電話してた。L.Aは朝の四時で、寝起きでかけてきたらしく声がまだ半分寝てた。あれからママと、前田さんと、シエナさんと電話してたんだそう。今日はすごくいい夜だった、みんなで駅まで歩いたから帰りは全然怖くなかったよ。そんな事を伝えた。韓国に強制送還されたシエナさんは今、新しい事を始めたんだそう。L.Aではヘアメイクだったのに、あの人は凄いよって関心してた。結局夜中の2時くらいまで電話して切る。

午前にたまちゃんに紹介してもらったADの吉田さん。本のADをしてて、写真を見て貰った。変な表現だけど、とても安らぐ。今の時間をくれて有難いと思った。時間っていうのは、誰かの命だっていう言葉を聞いた事がある。時間の中では誰でもフェアなんだって感じた。生きてるってそういう事なんだって。

とてもいい日。さよならは辛いけれど、その代わりに今がある。だから、大切にしよう。

パンケーキ

朝食 08.4,2021

まるで人形みたいだった。髪はベリーショートになって、肌はつるんとしてた。高い鼻に長い睫毛、友達だけど違うみたい。目の前のもういない友達の形と記憶を、パズルみたいにしばらく合わせようとしたけど、何だかよくわからなくて安置室の外に出て泣いた。皆んなはそれぞれに何かを考えたり、感じたりしたんだろう。鼻を啜る音が小さな部屋に響いてた。いつも被っていた麦わら帽子がそこに忘れちゃったみたいに置いてある。明日とかに渡したいって思った。プリントした写真と手紙を置いて帰る。

地下にある安置室から外に出ると、白い光に包み込まれたみたいだった。暖かくて気持ちの良い日差し。せっかくだからお茶をしようってなって、駅前のサイゼリアに寄った。何事も無かったようにお喋りを楽しくして店をでる。電車の中はポカポカしていて、隣にいるヤッチャンと知らないどこかの街の景色をぼーっと見ながら、ヤッチャンが育ててるコンブチャのスコビーがとっても気持ち悪いって話を聞いた。一緒にいたユウヤくんと藤原さんは斜め前に座ってる。ここにあってここにないみたい。だけど穏やかな時間が流れてる。皆がいて、とてもほっとした。

帰ったら西館さんからメール。西館さんは今、会って来たって。金曜日に村美で集合するから来て下さいって伝えた。展示の準備で今は忙しそう。だけど、来たいって。

夜は変な夢を見た。元夫のお父さんとお母さんが出て来て、とても心配してた。何か役に立ちたいと私のメガネを壊して新しいメガネを新調してプレゼントするからと目の前でメガネを壊し始めた。いつも心配してる方だった。「私の事は大丈夫だから気にしないで下さい。」って伝えた。5時半にかけたアラームが鳴ったけど、結局起きるのをやめる。何だかそんな気分。しばらく朝陽の中でぼーっとした。私が信じてきたものが、どんどん壊れていく。仕事に出るまでには、まだまだ時間があるからのんびりやろう。

失ってばかりな気がする。だけど、何かがどんどん新しくなってる気もする。

蜂蜜トースト

パン 07.4,2021

昨日、まゆみちゃんから手紙が届いた。1.5€の切手が貼ってある。PARISから東京への値段。東京からPARISへも180円くらいだったように思う。海を渡って遠く彼方の場所で、今の時間も昼夜真逆だし沢山の色々が違うのに、私達の文通にかかる料金が同じって、たまたまかもだけど同じって同じ価値って、何だか嬉しくなる。

手紙には最近の事が色々と小さな文字で沢山綴ってあって、手紙を書くのが私からの手紙を読むのがとても嬉しいんだって気持ちが溢れてた。この文通が時を経て終わる日が来ても、どこかの引き出しにちゃんとしまっておこう。それで、お婆ちゃんになったら、いつかの今日のこの手紙をあげたい。封を閉じた今日を本人でさえも忘れちゃうかもしれないけど、今日に困ったり悩んだり喜んだりしてる事が瑞々しくここに記されてる。まゆみちゃんの筆跡で。

今日は埼玉の友人が安置されてる葬儀場にヤッチャンとユウヤ君と行く。2019年の1月、友人の仕事用のプロフィール写真を撮った。あの時の写真をお母さんに渡そうと思って、早く起きてプリントして、お母さんへ手紙を書く。何だか最近よく手紙を書いてる。パンを焼いて、バターと蜂蜜をたっぷりとかけて、お茶を沸かした。涙がどんどん出てくる。身体のあっちこっちで小さな爆発が起きてるみたい、思い出と哀しみが交互にやってくる。

勇気を貰ったように思う。
今日を有り難く生きるとかじゃない、死を側に感じて自分の身を安堵する事なんかでもない、そんな事じゃなくて、未来を残してくれたように思う。色々があった私にとって、彼女の死は哀しいだけじゃなかった。後悔が沢山あるから、生きたい。

味噌鍋

Journal 06.4,2021

友達が亡くなった。午後、プリントしてて、不意に最近元気かなって思い出した矢先だった。電話を切ったら、涙がどんどんと溢れて、床に転がって泣いた。このままだと哀しみに喰われちゃいそう、外に出よう。涙を拭って家を飛び出したら、雨が上がったばかりのコンクリートがひんやりしてる。通りを歩いても、歩いても、まるで地に足がついていないみたい。

いつしか彼女と疎遠になっちゃって、その理由も本当にくだらない理由だった。どうしてあの時、私は怒ったんだろう。私が怒らなかったら、彼女が辛い時に私は少しでも支えになれたかもしれなかったのに。私の最低な離婚の話なんかを聞いたら、少しだけ楽になって、時には笑ってくれたかもしれない。どうかお願いだから、失った時間は戻らなくてもいいから、少しでも助けになりたかった。なりたい。

すごくいい子だったのに。いい子過ぎると人に騙されちゃうよって、そんなにいい子にならないで怒っていいんだよって、お母さんみたいに口を酸っぱくして伝えてた。やっぱり、おかしいよ。悪い事をする人は今を飄々と生きてるのに、彼女みたいな人がどうしたら苦しんで死ななきゃいけないんだろう。世界にとっていい子は必要な筈だよ。

帰宅してもずっと慌ててる。3年前にニコちゃんが死んだ時みたい。何をしていいのかわからないし、何もする気になれないけど、何かしなきゃいけないと思って身体がじっと出来ない。とにかく夕飯を作ろう。キッチンに立ったけどわからない。前にたまちゃんに貰った、とり野菜味噌っていう鍋の素を見つける。富山の実家ではよく食べるのだそう。冷蔵庫の野菜と冷凍庫の肉や魚を、とにかく切って鍋に放り込んで、鍋の素を入れてグツグツと煮る。何となくニンニクも沢山放り込んだ。さっきからずっと胃がキュッとする。食べよう。哀しい日はとにかく食べよう。私はどんなに辛くても食べれる女だから。

ビールをあけて、何杯もお代わりした。

炒り卵と味噌汁

朝食 04.4,2021

二日酔いで遅めの朝食。
厚焼き玉子を作ろうとフライパンに卵液を入れたけど失敗して炒り卵に、昨日の残りの味噌汁、アボガドと醤油麹とオリーブオイルをあえたもの、納豆、ぬか漬け。お茶。ぬか漬けが酸っぱくて沁みます。

フリージア

Journal 03.4,2021

誰かを好きになりたいなって思う。
理由の一つは忘れたいから、理由の一つはわからない。今日は早くに起きて納品を終わらせる。それから幾つかやらなきゃいけない事を片付けてお風呂に入った。午後は人に会う約束をしてる。化粧も髪も下着も服も、誰かの為にはやってない。全部自分の為。会いたい人がいる。だけどもう二度と会えない。身支度をして家を出る。

どうしてどうしたら、どうして今にいるんだろうって思う。同じような事を12才くらいの時に考えた事があったな。どうしてを何十回、何百回とやったけど、ずっと今だった。きっとあの時は恋をしてたんだろうなって。初恋かな。隣のクラスの開成中学校に行くって言ってた斎藤くんが好きだった。私も同じ、皆んなと違う中学校に行く事になってた。好きなのに、すごく好きだけど、好きな友達とも好きな場所も全てが変わってしまう。新しい場所への期待や希望もあるけど、今あることがあっという間に消える瞬間がくる。あの時に、捨てることを捨てられることを覚えたのかな。

結婚なんてしない方がずっとずっと幸せだったな。
心は安心した様に錯覚するだけで、周りに世界に認められた様な気持ちに勘違いするだけで、結婚した方が不幸せだった。結婚の奴隷みたいになって、結婚しない不安定なままの私たちの方がずっといつもがお互いに一生懸命で楽しかったな。

夜に帰って、少し酔っ払ってる。こないだイマムが買ってきてくれたビールを飲みながら、私にへばりつく梃子を抱いて天井をずっと見た。数メートル先のそこにあるのに、空みたいに天井を長い時間見たと思う。どうして失くなったんだろう。

タケノコのバター醤油焼き

和食 01.4,2021

実家から送られてきた立派な筍。近所の友達を呼んで筍を食べる事にした。本当は筍ご飯をするよって言ってたけど、オオゼキで美味しそうなスルメイカが売ってたから、スルメイカのご飯にしちゃって、筍は糠と唐辛子で1時間くらい煮た後にバター醤油焼きにする事にした。春がいよいよ始まった感じがする。みっちゃんはお土産にケールを持ってきてくれて、イマムは美味しそうなビールを持ってきてくれた。嬉しいな。どうでもいい話をしながら夕飯を食べる。いい時間。

久しぶりにいつもとは違う夢を見た。何か困った事が瓶の奥にありそうな感じなんだけど、問題なく喉は潤してる。そんな感じの感覚の夢だった。外は曇ってる、だけど明るい朝。

夕飯
タケノコのバター醤油焼き
スルメイカとパクチーのご飯
パプリカと豚肉の豆板醤炒め
タコの和風マリネ
酢煮卵
ケールとアボガド、トマトのサラダ

アニスの台湾風煮物

エスニック 31.3,2021

今日が今月最後って知らなかった。明日から4月なんだそう。桜が気づいたら散り初めていたのはそういう事なんだ。午後にADの中西君と色見本の打ち合わせ。中西君って昔から坊主で真面目でまっすぐで。今も同じ。すごく素敵な本を作るし、その事はもう遥か彼方。ボキャブラリーを持ち合わせない私は素敵としか言葉が出てこない本を作ってる。コロナで一年ぶりに会えて、嬉しかった。あと、写真集の事をちょっと相談した。出来たら、中西君としたい。話してて思った。家を出る度に思う。世界は想像以上に平和で安心する。

帰りのバスでインスタを開いた。ライターの石塚さんが明日から4月だって事や一年を振り返った色々を記していた。インスタはあまり最近見てない。なんだかインスタっていいなって思った。結婚の話題はまぁまぁお好きにどうぞってなるけど、それ以外は見てて元気になる。人って幸せになれるんだなぁって。石塚さんはずっと前に深沢にあるスノーショベリングの中村さんが紹介してくれた。それから、お仕事を一度して、時々写真を見て貰ったり、あとはワールドさんのお仕事でご一緒した。いつも優しくて、いつも温かい女性。SPRINGっていう女性誌の開いて直ぐのところで長くコラムを書いてた。知ったのはわりと最近で、聞いた時は驚いたけど、そういう事を言わない方。フラットで優しくて。石塚さんの投稿がなんだか嬉しくなってメッセージをした。あと、近所に引っ越したから、その事もお知らせする。それで色々のメッセージをして、私の知らなかった過去の離婚の事とか、その事で辛かった話とかもちょっとだけ話してくれた。勇気が出る。離婚を後悔してるから。我慢して弱いまま、勇気がない自分でいた方がずっと良かった。こんな苦しい思いをしたくないから離婚をしない方が、現実から自分から人生を放棄した方がずっといい。離婚を選べない人がいるなら、それがいいよって言うと思う。想像を絶して、すごく苦しいから。この選択は簡単じゃない。

それに、すごく夫に会いたい。今の夫じゃない。女性に暴力を振るったり、人を騙したり蔑んだりする男じゃなくって、弱くて優しかった頃の夫に会いたい。もう会えないのは知ってるけど会いたい。あの頃の彼が好きだった。毎年4月1日は地元の大阪でライブをしてる。今日もきっと深夜バスか新幹線代を稼ぐ為にライブをしてるんだろう。聞きたくない。死んでも聞きたくない。あの声は私を欺いたり、傷めつける為に使った物だから。もし一瞬でも聞いたら、きっと体中を締め付けて窒息すると思う。

桜を見上げるのに、何度も散りそうな桜を見上げるのに、まるで今日じゃないみたい。今日はニコちゃんの三回忌。何だか時間の感覚がおかしい。3年前の今日をよく覚えてる。あの日もお酒で毎日暴れてる最中に真っ黒な顔をして中目黒での展示の会期中だった。ギャラリーの前で兄からの電話をとった。亡くなったからって言葉に「うん。」としか私からは出なかった。その後にリリーフランキーさんのマネージャーをしてた北井くんと、ナナちゃんが急に現れた気がする。それでもう俺、マネージャーやめる事にしたって。すっきりした顔をしてた。色々が終わりみたいな日だった。そうして、展示が終わった頃にニコちゃんが死んだ事と、初めて夫の事で辛かった事を一緒に展示をしてた野村さんに話したように思う。まだ私達はそんなに深い仲じゃなかったし心配させたくなかったら、ずっと隠してた。野村さんは、今直ぐにうちに逃げてきてって言ってくれた。彼氏のミッチーもいいって言ってるからって。あれから3年。すごく長かった。新婚旅行も行ったのにな。お酒も二度と呑まないって約束して元に戻ったのにな。もう二度と地獄は来ないんだって、やっと幸せになれるんだって安心した生活が一年続いたのに、誰かが夫に酒を与えて一瞬で戻した。依存症の人は自制がきかない。だから呑ませないでって言ったのに。

世界は簡単に変わっちゃう。今日は早く寝よう。明日という日がまるで別人になっててほしい。もう十分に苦しんだと思ってる。お願いだから、変わって。

また最近の私は過去に囚われてる。髪を切ろうかな。変わりたい。

アニスの台湾風煮物
鶏の手羽元
南瓜
生姜
アニス
オイスターソース
醤油

カレーとぬか漬け

カレー 30.3,2021

PMSが終わった筈なのに、寂しさが全身にまだ少し残ってる。先月は抜けたらスッキリしてたのにな。どうしてだろう。目が覚めて、ベッドで梃子をさする。気持ち良さそうにもっとやってと手を動かしてる。写真の仕事、何歳までやれるかな。50、60歳になったら今の様には働けない。ぼんやりと考える。携帯を開くと、メッセンジャーにパリのまゆみちゃんからメール。ドイツ人の記事の話が面白いから読んでって。どうして日本人女性は夫のお金に頼ろうとするのか?っていう話だった。白湯を入れて、ダイニングテーブルに座って、これからの事を考える。これからをどう生きていくか、新しい事を考える事はすごく楽しい。一年前くらい、80歳になっても写真の仕事をしたいと友人に言ってた。馬鹿だな。あの頃の私は、本当に無知で幼稚で無謀。だから、こんな事になっちゃったんだよ。なーんも考えなかったな。愛さえあれば乗り越えられるって信じてた。愛は大事だけど、愛だけでは食べれないし、愛があっても現実を変える事は出来ない。世界は私のものじゃないのに。

午前は写真を納品したり、ちょっと片付けをした。何だか色々が回ってる。占いは、オーラも守護霊も、出来れば信じたいけど、本当に大変な時に鼻をかむティッシュより役に立たなかったから信じない。だけど、目に見えない何かは感じる。世界を回してるのを全身で感じる時がある。リズムみたいにトントンと何かが運ぶように回っていく。今日はそういう日だった。そして、寂しさが横にじっと座ってた。もしかしてずっと居るつもりなのかな。

昼食は冷凍してたチキンカレーにチーズを乗せてレンジで温めて、炊きたてのご飯にかけた。ぬか漬けの古漬を薄くスライスして茶碗の端にのせる。カレーとぬか漬けって、想像以上に美味しい。

夜はみつみちゃんと近所でもんじゃを食べた。美味しいって楽しい。

カレーとぬか漬け
チキンカレー
ピザ用チーズ
ごはん
糠漬の古漬けを薄く切ったもの


麻婆豆腐

中華 27.3,2021

午前は料理家のエダさんの写真を撮りに渋谷へ行く。いつも明るくて素敵な人。それに聡明。一緒にいて楽しい人って、ホッとするな。エダさんとはもっともっと色々とお喋りしてみたい。会うたびに思う。帰宅してポストを開けると、ビビッドピンクの封筒を見つけた。マユミちゃんからだ。一ヶ月前にパリから送られた一通の手紙。一ヶ月どこにいってたんだろう。時間の間に落ちたね、なんて話てたけど、ようやく来てくれた。手紙とカードとペンを持って近所の喫茶店に行く。窓辺の陽の当たる席が空いてた。嬉しい、ひとり特等席。白ワインを頼んで何度も手紙を読んだ。いつの日か私が言った言葉が中々いいって書いてある。”ネガティブであっていい、ネガティブも抱きしめて、無理にポジティブでいる必要はない”って。マユミちゃんが元気がない時にかけた言葉なのかな。覚えてなかった。

昨日、友人に紹介して貰った方に写真を見て頂いた。正直とても落ち込んでる。多分、今の私にとってはちょっと辛かったんだろう。剥き出しな状態だから、刺激に弱い。最期の希望がまるで失くなったような気持ちになってる。元気な時なら受け入れられるような言葉も、未だ痛かった。あーあ、調子に乗ってたな。この新しい世界と私は仮縫いみたいな状態で繋がり始めたばかり。堂々と世界を歩くのはきっと早かったのかもしれない。

何度も手紙を静かに読む。手紙って本当に不思議。メールだとさっと終わってしまう言葉を何度も読み返し想像する。きちんと手の中に言葉が入るように感じる。最期の方、”あなたは遠くない未来に幸せに暮らすって、予言してる”って書いてあった。何だかな、可愛い人。人には役割がきっとあるんだろう。その人なりのやり方で世界と関わってる。まゆみちゃんはいつもこういう感じ。くすっと感じるような小さいサプライズをくれる。

私は私が言ったように、ネガティブのままでいいんだ。きっとマユミちゃんの預言が当たる日はくる。焦らない。直ぐに幸せに直ぐに元気になりたいけど、そんなに次へ次へ行こうと頑張らなくっていいんだよな。心がずっと激しくボールみたいにどこかに当たっては跳ね続けてる。疲れたな。

マユミちゃんに手紙を書いた。確か、20代前半にベルリンで買ったと思うポストカードに小さい字で、今感じてる事を丁寧に書く。今日が辛い事、手紙に救われた事、気づいたら桜が咲いていた事。2週間後のパリに、時空を超えて今日がどんな風に届くんだろう。

麻婆豆腐
豆腐 1丁
豚こま肉 粗くみじん切り
ニンニクの芽 3本
ピーマン 2個
にんにく・生姜 1片
豆板醤 小さじ2
醤油 小さじ1
ナンプラー 大さじ1
片栗粉
鶏ガラスープ カップ1
塩・胡椒
胡麻油

ホルモン丼

Journal 25.3,2021

今日も何だか料理気分じゃ無い。昼は簡単に焼きそばを作って、夜は買ってきた食材で常備菜ように、キノコのオイル煮、ブロッコリーのボイル、甘酒を作って、夕飯は大蒜の芽とホルモンの丼を作る事にした。完全にPMS突入。だけど、先月に比べたら天と地の差くらい楽。べったりと床に張り付いた感じはあるけど、全然。こんな事になる前と同じくらいか、それよりちょっと辛いくらい。チョコレートを食べながらカフェインレスの紅茶にお湯を足して何杯も飲んだ。不思議な物で生理の時に限って刺激的な物を欲する様に思う。お酒とか甘いお菓子とか、コーヒーとか。1日が長い。きっと辛いからだろう。

ジェーンスーさんのラジオで、リスナーの悩みに対して、女の生き方がNetflixやアマゾンプライムで勉強出来るからって言ってたの思い出して、Netflixでドラマを見る事にした。刺激的な描写がとにかく辛い。前は全くそんな事を感じなかったのは、きっとこれは絶対に現実に起こらないと思って見てたからだろうって。エンターテーメントとしてはもう見れない。私の全身がうづく。殴った人は殴った手がどうして自分を突き破ったのかを覚えている様に、殴られた人は殴られた皮膚が心を破裂する感覚を覚えてる。暴力だけじゃない。人を騙したり、脅かしたり、意地悪をした感覚も同じ、した方もされた方もしっかりと全身が覚えてる。映画や本は生きる糧になる素晴らしいものだと思うけど、ちょっと刺激的なストーリーは私にはあまり要らない気がする。元気になる為に見たのに何だか重たくなった。

あーあ、写真をやらなかったら、あの生活を続けていれたのに。夫の病気の症状がいい時と悪い時を、天国と地獄みたいに行ったり来たりしながら、いつもの既婚者の友人が周りにいて、夫の悪口をセリフの様にリピートする生活の中にいれた。同じ様な悩みの中で励まし合う。結婚とそれを支える環境はハッピーセット。中身なんて関係ない。貧乏でも夢が叶わなくても、もう私はいい歳だからって、これが嫁としての幸せなんだって信じてあの場所にいれた。どうして、今、ここにいるんだろう。PMSなのはわかってる。どんどんネガティブになるだけ。こういう気持ちは心の声でも何でもない、バランスが崩れてる心身が怖くて過去に退行する時になる不安そのもの。もう今日を終わりにした方がいい。PCを閉じて寝よう。

ホルモン丼
シマチョウなどホルモンミックス
ニンニクの芽
雑穀米