トマトとバジルの冷ソーメン

Journal 02.6,2021

夕方に母の誕生日プレゼントを渡す為に実家へ帰った。帰宅して早々に庭のチェック。ドロシーが昨年死んでから、母の家庭菜園力がメキメキと上がってる。大きくて、力強くて、家庭菜園の野菜とは思えない。中でもキャベツは圧巻。春なのに、ふわふわじゃないキャベツ。何層にもぎゅうっと巻かれて、一枚一枚の葉の主張が強い。茎の方から虫がわんさか出てきて、まぁ美味しそうな事!野菜ってすごいんだなぁ。母ときゃあきゃあ言いながら元気なキャベツを剥いた。実家って、何でこんなに楽しいんだろう。夜に姉から電話。「今日の夕飯何食べた?」早速チェックが入る。明日早いからと早々に切ると、一階で母の笑い声。あ、姉と電話してる。父はお酒をしこたま呑んで夢の中。家族って最高。

トマトとバジルの冷ソーメン
素麺
トマト
バジルたくさん
海苔
ツナ
オリーブオイル
麺つゆ

晩酌

Journal 01.6,2021

午後過ぎに帰宅して、夕方にテコの散歩へ行った。昼食はさっき食べたばかり。ぼんやりしてる。温かい風の中でフジモンとメールしながら歩いた。フジモンは大学でカンセリングを学んでいるから色々と詳しい。今はDV加害者プログラム・マニュアルという信田さよ子さんの本を読んでるのだそう。以前に信田さんの本に救われた事があったのを思い出した。

夫が暴れたり大声で喚いても、それを知ってる夫の友人・知人らは当たり前のように何も言わなかった事にずっと違和感があった。年に一度くらいしか会わない友人が、あなたは共依存なんじゃ無いの?と伝えてきた事があった。色々と何かがしっくりとこない感じの理由は信田さんの本でわかった。

熊田曜子さんの事件をニュースで見た時に思わず「お疲れ様。」と声が出た。問題はそれぞれに全く異なる筈だけど、私もご飯を100回どころじゃ無く捨てていた。つい最近も誕生日を家族で祝ったというインスタの幸せな投稿も不思議じゃない。私も夫が暴れる数ヶ月前に仲良く新婚旅行に行った。帰宅するのが怖いのもよくよくわかる。私は夜中が怖かった。最期は怖くて堪らない家でベッドに潜り、朝まで時計の数字が増えたり減ったりするのを眺めながら、チェーンを閉めて飲酒していない夫の帰りを待った。

元夫がよく通うバーに、彼が喚く時に使う言葉「NIDOTO AERU TO OMOUNAYO」とローマ字で書かれたステッカーが入り口のドアに貼ってある。私も何百回と言われた言葉。変わり果てた男の目を思い出す。そのステッカーを初めて見た時に胸がぎゅっと締め付けられた。

うちは病気からの間接的なDVだったけど、この問題が普通じゃ無い事に気づくのにかかった年月は8年。夫にこんな事は間違ってるからやめてと言い続けても、夫がそれを聞いてお酒をやめても、いつでも戻れる場所が準備されていて、世界は夫を見て何も言わず、世界は私を見て無視をした。

フジモンが女性軽視問題について、ちょっと気になっているって話をした。うん、わかる。そうだよね。私も信田さんの本で自分が共依存ではなかった事がわかって、その時に気づいた。これってもしかして社会問題の一つなんじゃないかって。

男だからお酒を浴びるように飲んで喚いても許された?男だから汚い声で誰かを罵って、偉そうな態度で大きな音を立てたり、何かを殴ってみたり叩いてみたり出来た?

もし、私がやったらどうなっちゃうんだろう。何百回と彼がやった事をたったの一回でも私がやったら、きっと二度とその店には行けない。家で暴れても同じ。きっと誰もが言うと思う。奥さんは一刻も早く病院に行った方がいいよって。

強い力や大声をあげて威嚇するのは、男の特権では無いし、女はそれを我慢する生き物じゃない。酒場でも家でも街でも公園でもどこでも、やっていい場所なんて、どこにも無いんだとわかった。女が専業主婦であった日本の社会背景が、男には権力があるという概念がDVやモラハラに化けた。「奥さんなんだから、彼を立てなよ。」とか、「奥さんなんだから、どんと構えて家で待ってなよ。」と彼らに言われても、疑問が心を突き刺していたのは、私が女だからで、彼といつでも平等でありたいと訴え続けたからだと思う。彼が自分のやった事を当たり前だと確信出来たのは、世界が許容してくれたから。

帰宅して早々にお風呂に入った。晩酌を作ろう。何だか何もしたくない気分。冷蔵庫は空っぽ。ぬか床を回しながら浅漬けの胡瓜とカブと茗荷を出す。残り物の麻婆豆腐と、冷蔵庫の奥にあったトマトを卵と炒めよう。半分残った柔らかいアボガドは、鰹節とマヨネーズで和えてディップにして味付け海苔で食べよう。ビールが無い。うーん困った。そうだ、新生姜の甘酢漬があったな。あれでガリ酎を作ろう。

アジフライ

29.5,2021

キャノンの新世紀の公募展が今年で最後。あんなに歴史ある公募展が失くなるなんて。時間もあるし、出してみようかな。そう思ったのは一ヶ月前くらい。締め切りは郵送で明日必着。本当は今日の夕方の最終で郵便局に走りこもうと思ってた。後、数枚プリントをして箱に入れて終わりだったけど、やめた。

今回審査員になった横田大輔さんの応募者へのコメントがとても良かった。
” 何でこんな事をやってるんだろう、その繰り返しが、いつか作品を生み出す可能性となる。そこに小さな希望を感じています。”

少し前までの私ならとにかく作ったものは放出する事が答えだと思ってた。気持ちがいいから。それが作品を営む行為だろうって。だけど、どんなに信じたからって、どんなに向き合ったからって、一つずつ積み上げてきた積み木を崩す勇気が必要な時もきっとある。

朝に起きて写真を見て、違うって決めた。作品を作るにはとにかくお金も時間も労力もかかる。横田さんのコメントを読んで、ぐっときた応募者は多いんじゃないかな。デートも食事も飲みの誘いも全部断って、ずっと作業。楽しめればいいけど、結構孤独。この作業が、正解なのかそうじゃないのかもよく分からない。頑張ったからってお金を貰える訳でもない。溜まっていくプリント。外に出れば出るほど、作品は薄まるし、内観をするのともちょっと違う。多分、写真へ飛び込む感じ。

もしかしたら、恋愛も、結婚も、仕事も、写真を忘れるには、とってもいい理由だったのかな。夕方に食べたアジフライの小骨がずっと喉に引っかかってる。

麻婆豆腐

中華 28.5,2021
麻婆豆腐
絹ごし豆腐 1丁
豚ひき肉 100gほど
酒 大さじ1
ニンニク・生姜 微塵切り 大さじ1
ねぎ 1/3
豆板醤
味噌 大さじ1
醤油 大さじ1/2
砂糖 大さじ1/2
水 150ml
片栗粉・水

タイ風トマトラーメン

エスニック 27.5,2021

いつも冷凍庫に常備してるシンプルなラーメン。大体3つで160円〜200円位で売ってる。このラーメンにトムヤムクンペーストを足して、トマトとネギの和え物にナンプラーを垂らしたものをよそって出来上がり。

今週はずっとフィルムのスキャニングとレタッチをしてる。今日が水曜日だと思ったら木曜の夕方。信じられない。私の水曜日と木曜日の殆どはどこに行っちゃったんだろう。昨日なんてマンションのポストにしか行ってないし、ずっと篭ってるのに流れてる。時間がすーっと進んでる。

タイ風トマトラーメン
市販のシンプルな醤油ラーメン
ナンプラー
トムヤムクンスープの素
トマト
青ネギ


早い夕飯

和食 26.5,2021


今日は早い夕飯にした。最近、昼食を食べると眠くなるから少々控えてる。昼は近所のパン屋のクリームパンとデカフェのコーヒー。あまりに眠くってデカフェを買いに走った。16時も過ぎるとお腹が空いてくる。夕飯を作ろう。

肉じゃがとお味噌汁を作って、ご飯は冷凍していたもの。あとは刺身とぬか漬け。ご飯を食べ終った頃にマユミちゃんからメッセンジャーが入る。URLが貼ってある。リンクを押すとspotifyから大豆田とわ子のドラマの中で最後の方にかかる曲が流れた。あ、これ探してた曲だ。涙が出る。最近、おかしい。多分、脳のどこかがおかしくなってる。鬱症状だとか、ストレスが溜まってるとかじゃなくって、メロディーと一緒に感情がすーっと静かにこみ上げてきて、ふわーっと放出される。今日は朝に一度、夕方に一度で二度め。この涙は哀しい涙じゃない。なんだか小さく抱擁されてるみたいに温かい。

今日は皆既月食だってニュースで見て、ビールと一緒にスタンバイ。ベランダの椅子に寝転んで空を見上げる。空は風だけが吹いてる。昼に姉と電話した事を思い出した。男の人に優しくされて嬉しかった、すごくその人に感謝してるって話をした。友人の男は大丈夫だけど、私を女として見る男が何だか怖い。また同じような病を持った人間に出会う確率は1/500。その確率がいつも頭を離れない。乗り越えなきゃいけないのはわかってるけど、やっぱり私に関わらないでほしくて低い声で喋ってしまう。

気が合うっていうより、人生の経験値と姿勢の良さを感じただけで、少し優しくされただけで、たったのそれだけなんだけど、すごく嬉しかった。その嬉しいって気持ちが何より嬉しかった。音楽を聴いて涙が出てくるのと似てる、何かが私を溶かしてる。

昨日の大豆田とわ子で、とわ子がカゴメちゃんの事を忘れてる日があるって言ってた。いい記憶はどんどんと失くなっていくのに、辛い記憶は振り落としても振り落としても残るものだなって。そうやってしっかりと定着して、自分の身を守ろうと鎧みたいになっていく。

早い夕飯
納豆ご飯
トマトとカブの葉っぱと卵の味噌汁
サーモンのお刺身とカボス胡椒
肉じゃが
ぬか漬け

スープカレー

カレー 24.5,2021

一昨日のスープカレーがあまりに美味しくって、今夜もスープカレー。ベランダからバジルをもいできて、ちぎる。ああ、いい香り。

今日は朝からずっとフィルムのスキャニングをしてる。この作業、懐かしい。よくやってたな。いつしかデジタルが主流となったけど、プロラボへ自転車で現像を出しに行き、自宅でスキャニング。当たり前の様にずっとずっと何年も何年もやってた。何となく、久しぶりにyoutubeで脳科学者の中野信子さんの話を聞いた。懐かしい。一度目の酒乱の地獄の時、悲しみや恐怖の渦の中に自分を見失わない為に朝から晩までリピートして聞いて、メモに書いて実践してた。何百日分の私を中野先生の話は救った。

今日も面白い話をしてる。妬むのは仕方無いけど、良質の妬みにしましょうって。普通に妬んで感情を放出させたら一時的に気持ちはスッキリするけど社会的関係を壊します。だから、妬む気持ちを、仕事を頑張ってお金持ちになってやる!とか、毎日走って絶対に綺麗になってやる!でも、自分の財産として残る形に使いましょう。そういう風に損得を考えられるのが、知性です!って言う話だった。

上げたらきりが無い位に私の離婚には残酷な人々が絡んでる。妬んでるなんて名前を出したらキリがない。時々、あの女は何で夜中の2時に夫に電話してきたんだろうとか思い出してイラッとする事がある。ベッドの真っ暗の中で女の着信。「あ、またあの子じゃん。」って思った。うん。みんな地獄へ落ちたらいい。これが私の今日までの口癖だったし、何なら地獄へ落ちるところまで想像してやろうともよくよく思ったけど、そういう刺激を脳は自分自身を苦しめる事になるらしい。じゃあ止めよう。

三年前の時は、脳のストレスを失くす為にとにかく走り込んだけど、ストレスの方が強すぎて、最後は泣きながら走ってたし、痩せすぎてトレーニングの先生に体脂肪落ちるから走っちゃダメとなった。悲しい追体験となりそうだから、ランニングはパス。

うーん。何がいいのかな。私は許さないと決めてるのは確か。もし、目の前でこけても手を貸さない。目には目を歯には歯をなんて事は古臭くて怖いからやらないけど、もし、私なら、私と同じように困ってる人がいたら助ける。知らない人でも泣いていたら話を聞く。一緒に警察について行ってもいいし、一緒に弁護士の所に行ってもいい。

そしたら、何か面白い話の一つや二つでもして、うちで熱々のカレーでもご馳走してあげよう。やっぱり、料理かな。大した腕前じゃ無いし、拘りも限りなく無いけれど、食卓は明るくできる自信がある。

そうしよう。妬むくらいなら、美味しいご飯を作ろう。
どうしようにも無い気持ちだからって、どうしようも無く使ったらきっと勿体無い。きっとそういう事だよね。


チーズカレートースト

カレー 23.5,2021

昨晩、パリのマユミちゃんから手紙が届いた。鮮やかな青い色の封筒を開けると、青い小鳥が二匹、枝の上で見つめあってるカード。可愛い。カードからはマユミちゃんがきっとお気に入りであろう香水の匂いがする。そろそろ、日本の仕事なのかフランスの仕事なのか、色々を決めなきゃいけない岐路に来てるって。困ったり苦しんだりしてる感じじゃなくって、とても明るい内容に見えた。”私は、さてこれからどこに行くんだろう。だけど、これから郵便局に行くことだけは確かって。” って書いてあった。

今日は久しぶりの太陽。なんて気持ちがいいんだろう。昨晩の何となしに作ったカレーが中々の上出来。分厚いトーストにカレーをのせて、チーズをかけてオーブンで焼く。あー絶対にこれ美味しいやつ。

パンを焼きながら、マユミちゃんに手紙を書き始める。スラスラ言葉が出てくる。
さてさて、私はこれからどこへ行こうかな。

チーズカレートースト
ピザ用チーズ
厚切りトースト
前日のカレー

マーガレット

Journal 22.5,2021

こないだ作ったトマトのチキン煮込みが冷蔵庫に入れっぱなしだ。何かちょっと味が足りなくてそのままだった。スープカレーにでもしようかな。昼間に少し煮込む。骨についたチキンは野菜と一緒に溶けていい感じだ。

午後、かーなさんの事務所に行った。彼女は獣医と保護犬のビジネスをしてる。ここ数年ずっとボランティアに興味があったから色々と聞いてみたかった。それに、事務所にいるという二匹のワンちゃんにも会いたかった。保護犬の事、ビジネスの事、動物との事。色々な事を聞いて、話した。保護犬のサイトを見ていた時の違和感についても話をした。ルールの厳しすぎる保護団体。もう殺処分が迫っているというタグのついた犬。ここは、本当に命を救う場所なのかな。可愛い犬たちの写真が沢山掲載されてるのに、気分が悪くなって閉じた事を思い出す。

彼女は明るい。事業の内容もすごく明るくて前向き。そして、何より犬が好きだって事が一番に伝わった。こういう事業が世の中を回してくれたら、どんどんと希望が生まれる。そんな予感がした。コロナの影響でペットを飼う人が増えているんだそう。だけど、会社にまた働きに戻るようになったら、ペットを不要とする人が出てきてしまうかもしれないと心配してた。私が思っているよりずっとずっと動物の事を残酷に、まるで人形みたいに扱う人が普通にいるんだって事を知った。

こないだテコの散歩をしてたら、テコに吠えてきた犬が飼い主に叩かれてた。そばにある缶のゴミを蹴って、怒って威嚇する飼い主。誰かに酷い事をする人は、左からまた同じ事がスクロールすればいいのに。犬を叩いたら、犬を叩く手が自分を叩くみたいに。

いい事をしよう。こないだ、吉川ひなのさんの本を読んで、ふむふむって思った。親にされた酷い事は私の代で終わらせるって書いてあった。本当にそうだなって心底思った。嫌な事を見ても、されても、連鎖させない。その世界を知ってるのなら尚更、逆を行く。逆っていうのは、もっともっといい世界の事。

トマトとシャケのスパゲッティー

洋食 21.5,2021

カメラの点検のついでに、大場さんに教えてもらった森山大道さんの映画を観に行った。映画館、何年ぶりだろう。最後に見たのは映画監督をやってる友人にチケットを貰った、万引き家族だった気がする。六本木で元夫と見た。1回目の酒乱が始まって間もない時だった気がする。いつもの様に待ち合わせした場所に夫はいなくて、待てども待てども時間だけが過ぎ、メールも既読にすらならない。今思えば、アレは病気の一つだったのだろう。完全なる躁状態。映画館の前で突っ立ったままでいると、開始直前に電話が鳴った。「俺はビジネスで忙しいんだよ!」電話が割れる様な声で怒り狂う夫。たったの数時間前に「じゃあ、後で。」と言って出かけて行ったのに。躁状態の時はよく出てきた、ビジネスっていうワード。いつもの酒場での飲酒もビジネス。友人とのお茶もビジネス。女性とのLINE交換もビジネス。全部ビジネス。ビジネスだから、俺の邪魔をするなとよく怒り狂ってた。

双極性障害についてはよく知らなかった。だけど、カウンセリングを勉強してる友人に、夫の事を不意に相談した時に指摘された。もしかしたら、って。もうどうにも出来なくって、心療内科へ夫がアル中かもしれない!と駆け込んだ時に言われたのは、アル中もそうだけど、双極性障害の方が強く出ているとの事だった。ああ、そうかって。ようやく納得が出来た。双極性障害を調べると、どれもこれも夫の話をしてるのかと思った。世の中には、売れないミュージュシャンをリスペクトする酒場があるみたいで、そこでは、いつもいつも同じ顔が集まり、同じ酒を飲み、同じ話が飛び交っていた。中目黒の一角。きっと悪い人はいないと思う、だけど彼等は元夫が暴れるのを好んで見てた。彼等にとって夫はスターであり、夫にとってもそこは輝ける場所だった。

映画を観ながら、何だかボンヤリと色々を思い出す。映画館はいつも元夫と来てた場所だ。アレが来ない時期は、まるで別人で優しくて楽しい人だった。いつも肩を並べてポップコーンを齧りながら映画を一緒に見た。酒を飲めば飲むほどに、双極性障害は酷くなる。それだけは、天気が変わるくらいにハッキリとわかった。自分にとって誰が友達で、誰が大事なのか、よく考えて行動してと何度もお願いしたと思う。中目黒の酒場があなたの居場所なのかどうか、よく考えてと。

躁状態になるから、普段言わない様な口調になったり、大声をあげたり、喚いたり、しまいには手を出したりする。中目黒から帰る夫が、壁やテーブルを稲妻が走る様に叩くのも何度も見た。だけど、暴れて数分も経つと、何事もなかった様にケロっとしてる。毎日という場所は舞台で、そこで何役も演じてる様に見えた。いつしか、男という人間が発する強い力にも慣れて、男の大声も騒音程度に聞こえて、どうせ殺されはしない。これは私への甘えだとわかっていたから、目の前を受け止める事が彼への抱擁だと信じるようになったけど、違かったのだろう。

1時間くらい経ったかな。眠くて眠くて、二の腕をつねった。二の腕をつねりながら数十分が経ち。いよいよクライマックスだろうというシーンに入り、印刷所でどんどんと刷り上がっていく本たち。泣きそうになる。私の感動ポイントは製本だった。なんだかなと思いながら、映画館を後にする。世界堂で額装用のマットを注文をして帰宅。

遅い昼食に、昨日焼いた鮭をほぐして、トマトとナスと一緒にスパゲッティーを作った。

鮪丼

和食 20.5,2021

昨晩は呑みすぎた。眠気を覚ます為にワインをガブガブと呑んだせいで今日はすっかり二日酔い。昼くらいまでベッドに隠れて、それで、少し泣いた。身体のどこかが悲しんでるだけ、理由なんて聞かないでいい。

昼ご飯を食べて、色々をしてるうちに夕方。写真の整理をしながら、また泣いた。姉からは連絡が無い。気持ちはどんよりしてない。ただ、泣きたいだけ。色々が触れる度に涙が出る。

昨晩一緒にいた成田さんと、大場さんからメールが入った。成田さんは、「恋も仕事も頑張ります。」って。大場さんは「素敵な時間だったから、消化したくて歩いて帰りました。」って。「昨日はいい夜でしたね。」って返信した。とても明るい夜。綺麗な食卓だった。

そして、また少しだけ泣いた。
色々が混じってる。悲しいもいるけど、嬉しいとか、他の何かとか、色々。

鮪丼

アボガド
オイスターソース
醤油
ごま油
ニンニクのすりおろし

ご飯

酢煮卵

和食 19.5,2021

今日は映像の大場さんと、編集の成田さんが夕飯を食べにくる。朝一番でオオゼキに買い出しに行った。歩きながら姉にLINE。ここ数日、何だか落ち込んでて、心にずっとあの事がピンを刺した様に止まってる。

”皆んなが生きる事を必死に頑張ってる中で、平気な顔でズルをして大金を得るって違うと思う。200万も騙し取ってるんだよ?許せないっていうより、私が前に進むために通報したいんだよ。” 昨年の夏、 彼はそのお金でキャバクラに通い、ヤメてた酒を浴びる様に呑んでたと思う。貯金だって殆ど無かった筈なのに、私にいつも何かを買ってとせびってたのに。いつも、いつも言ってた。この国が馬鹿だから、法の抜け穴なんだって。

“悪い人から離れられて良かったんだよ。もう、自分を責めないで。” 姉から直ぐに返信が入った。わかってるよ。怒る相手は姉じゃ無いのに文句を言ってLINEを閉じた。家に帰って少しだけ泣いた。彼がどんなに悪い事をしようが、私にはもう関係無い。もう助ける必要も無ければ、それを怒る必要も無い。わかってる。私は私が住むこの世界に腹が立ってる。病気で亡くなった友人のお母さんから昨日に手紙が届いた。そこには、” 強く生きねば “って書いてあった。

ぼんやりとした午後を過ごして、夕方からバタバタと支度を始める。今日は麻婆豆腐、塩豚と薬味ダレ、鮪とアボガドのオイスターソース和えを作った。煮卵と干し大根と人参のナンプラー金平、新生姜の甘酢漬けは作り置きのもの。大場さんが今日は映画を二本見たと言って、ビールと水を持って来たのが18時過ぎ、それから1時間ちょっとして成田さんがワインとプリンを持って来てくれた。

写真の話、映画の話、映像の話、雑誌の話をする。成田さんの恋の話も少しした。大場さんは、くるりっていうバンドの方と仲がいいみたいで、昨年に映像を撮ったのだけど、それが自分の中で傑作過ぎたって、だから、今辛いんだって。目を大きく見開いて話してた。面白い人。

作ることは好きだけど、孤独がいつも隣にあって寂しい。どんどん深く潜れば潜る程に、一人になってしまって、誰もいない海の底みたいにしーんとしてる。とても静かだけど、ひんやりしてる。「写真、今やってる事が好きなんだけど、私、孤独死します。」そう言ったら、「僕も孤独ですよ。いつも一人で映画を見てます。」って大場さんが言った。成田さんに「孤独ですか?」って聞いたら、「僕は昼間は会社にいます。」って言った。

不思議。たったの数年前に、まさかこんな日がくるなんて想像しただろうか。憧れていた雑誌で、まさか小さなフィルムカメラ一台しか持ってなかった私が、写真を撮れる日がくるなんて。そこで会った編集者。そして、そこで会った映像の方と、深夜に我が家でお喋りしてる。全然違う三人が同じ食卓に座り、笑ってる。

「必ず続けてれば回って来ますよ。ただ、7億の予算が来て、7億をちゃんと使えないと結果は出せないんですよ。だから、大根監督は一気に次の階段に登れた。1億の予算でしか撮れない監督は、才能があったけど終わります。」映画の事で大場さんが熱く語ってる。意味がよくわかる。続けていれば、チャンスは大体の人に回ってくると私も思う。
深い場所は怖い。ぐんぐんと潜ったのは自分なのに、どうしてこんな場所に来ちゃったんだろうって、急に不安になって後悔したりもする。上を見上げると、大分深い場所に来た事に気づく。20代の時、結婚を約束してた彼氏をふった。理由は写真がやりたかったから。今思うと、写真は別れなくても出来た。きっと子供は三人くらい産んで、どこか千葉か神奈川あたりに住んでただろうな。家ではきっとホームベーカリーでパンを焼いてた筈だ。カメラはきっとEOS kissで、週末はホームセンターと回転寿司だろう。だけど、今はそうじゃない。

一人で潜る事は孤独だけど、直ぐに不安になったり、寂しいからと浮き上がって周りを見渡してばかりいたって深くは潜れない。泳ぎたい場所を見つけておく事もそう、泳ぐための体力をつける事もそう、泳ぎきってやるっていう心持ちもそう。自分の身体がどれくらい大きくて、どんな速さで泳げるのかなんて、想像したってわからないから怖い。だけど、この息がどこまで続くかは、私だけが知ってる。それには思いっきりに深く潜らないとわからない。

どうしてこんな事してるのかよくわからないけど、何でここにひとりぼっちでいるのかわからないけど、今、目の前にある景色が好きだと思う。

酢煮卵
半熟ゆで卵 6個
醤油:お酢
1:2
砂糖

薔薇

Journal 16.5,2021

夕方から今日は餃子会。CINRAのハルさんとBF。昨年まで一緒に連載を担当してた編集の棚ちゃんがくる。ちょっと前に台湾出身のハルさんカップルが家でご飯をご馳走してくれて、次はうちで!って約束をしてた。そしたら棚ちゃんとハルさんはお友達だと知って、じゃあ一緒にご飯しようとなった。

午前からゆっくりと下ごしらえを始める。こないだユウヤくんがテーブルクロスをアイロンかけてるのを見て、綺麗なクロスっていいなぁって思ったのを思い出してアイロンをする事にした。何だか気持ちがいい。こうやって、誰かに教えてもらった何かとか、誰かに聞いた何かが、生活の中にどんどん根ざしていく。

みんなで餃子を巻いて、お喋りして、いい夜。棚ちゃんは餃子のTシャツを着てて、すごく可愛かったな。ハルさんが薔薇をくれた。何色なんだろう。何色って言えないけど、すごく綺麗な色。

それから、普段はいい人なんだけどパワハラをする人が会社にいたんだよねって話になって「それは、いい人じゃなくって悪い人だよ」ってハルさんが言ったのが印象的だった。そう、みんな人間はいい人だと思う。だけど、悪い事をしたら悪い人になる。


ピーナッツバターサンド

Journal 15.5,2021

5時過ぎに目が覚める。昨晩はボンヤリしながら眠りについた。読書をしようと本を手に取ったけど、何だか億劫。そうして億劫なまま朝がやってきた。何だかおかしい。携帯でカレンダーを開いて調べてみる。あ、もしかして、もうPMSの時期に突入してるんだ。排卵日の後は、高温期になり気分は徐々に低下していく。今、その一途を辿ってるんだ。一昨日からの偏頭痛が止んだと思ったら、気持ちのダウン。そして何だか億劫になる。このサイクル。ようやく慣れてきた。それにしても、コロナが無かったら、一人の生活にならなかったら、自分の身体の事なのに気づけなかったな。痛みやそれ以外の色々は日常に溶けていたし、生理になった後にイライラの原因は生理だったのね、と自分に事後報告となる日々だったから。

あーやる気しない。今日はのんびりしよう。お湯を沸かしている間、なんとなくベランダに出た。毎朝、なんとなくベランダを散歩する。植物の新芽が出たかなとか、アブラムシが葉っぱの後ろに隠れていないかとか、恥から端までをのんびりと徘徊。よそのお宅から見たら、毎朝、早朝に何やってるんだろうって不信がられてるかな。空は曇ってるけど、風が気持ちいい。あ、ハーブティーを飲もう。

先週にひとみちゃんがベランダになってるハーブを見て、これハーブティー出来るよって教えてくれた。それから、時々ハーブを摘んでは飲んでる。

今日は、ラベンダーとセージ、ミントを選んだ。ネットで調べると、ラベンダーはリラックス、セージはホルモンバランスによるイライラが解消されるらしい。ベランダにパソコンとハーブティーを持って、テコはパンの欠片を持って、一緒に椅子に腰掛ける。昨晩に来てた、のむらさんのメールを開く。2年前は一緒の場所で話してたのに、今は遠くに離れて話してるなぁと感じる。別々のどこか高い場所にいて、そこから街を見下ろして、静かに何が見えるか話してる。

のむらさんの知り合いが先日に亡くなったと書いてあった。自分が思うよりずっと急に死はやってくるのかもねって書いてあった。うん。そう思う。今日の私に限っては、生きる事を頑張ろうとは思えないのだけど、そう思う。

ベランダでハーブティをすする。美味しいな。もう一杯お代わりをしてから、朝食を作ろう。いつもトーストだけど、今日は何故かパンは焼かずにピーナッツバターをサンドする。美味しくってパクパク食べた。

最近になって気づいた事がある。以前は、PMSを持つ女性は、生理になる度に感情がアップダウンするせいで、否応なしに豊かな表現力を身につけてゆく生き物なのだよなぁと考えていた。だから、女性っていうのは泣いたり、怒ったりするのが上手なんだろうって。だけど、ちょっと違うかも。表現力は確かに身につく。だけど、この問題に対する事象だ。本質はそこじゃないかも。

生理が始まり、その二週間後に排卵をする。そうすると一気に体温が上がり、脳内の神経伝達物質やホルモンが異常を起こし、身体や精神がどんよりとしてくる。頭痛、吐き気、腰痛、腹痛、不安感、イライラ、倦怠感など。私は薬は苦手だから飲まないけど、どんよりな身体には鎮痛剤、どんよりな心には抗鬱剤が効くのだそう。そして、抗鬱剤は幸せホルモン、セロトニンを増やす薬。鬱病の時に飲む薬と同じ。

そう、生理が起こる事で身体と脳が変わる。トースト派だった私が急にサンドイッチを作りベランダで食べ始める閃きはPMSらしい気がしてる。だって、PMSの時は、また違う私の脳になるから、いつも通りには出来ない、いつもなら我慢出来る事が出来ない、いつもなら哀しくない事が悲しいし、いつも食べない何かを急に食べ出したりする。それって、脳がもう一人の自分に変化する時間なんじゃないか。

それに、PMSの時は適当にご飯を作る事が多い。億劫だからなのか、後先を考えられない。それもいいんじゃないか。何かを作ろうなんて目指さないでいい。いつも通りからの脱却だ。苦しいのは、脳と身体が変わろうとして、違う行動を起こすから。けどそれって、新しい何かが見えるタイミングでもある気がしてる。

辛い事や苦しい事は悪くない。PMSが、あまりに酷い場合は病気が潜んでる可能性もあるから早々に病院にかかった方がいい。それに、トラウマとの相性についても最悪。蟻地獄みたいに、とにかく引きずり込まれるから、トラウマにはトラウマとして問題に向き合う必要がある。だけど、そうじゃない場合は、よくよく観察して見ると、結構面白いかも。不味い物を食べると、その不味さが苦いのか酸っぱいのか、舌がピリピリする、喉が焼けそうとか、身体が実体験を通すことで、どう不味かったのかが鮮明になる。どうしてかわからないけど、世界に色がつくと、不味かった経験はいつしか楽しいに加担してたりする。

不思議なのだけど、だから、あれ?そんなに悪くないかも。
苦しいも、いつもじゃない自分も、きっと怖くない。

ピーナッツサンド
6枚切りの食パン
スプレッドタイプのピーナッツバター

青ネギとしらすの春巻き

エスニック 14.5,2021

午後に近所に住むフォトグラファーのワタルさんがネパールの写真プリントを持ってきてくれた。ちょっと前におねだりした物だ。数年前からひつこく山の写真を見せて欲しいとお願いしてた。ネパールで2週間くらい、新婚旅行を兼ねて山を登ってきた。もう話を聞いてるだけでワクワクしてしまう。早く早くと会う度に見せて欲しいとお願いした。そして、写真が欲しいを頂戴と頼んだ。

フィルムで撮った写真、Cプリント。最高。なだらかな色調に、粒子が上手に並んでる感じが堪らない。だから、銀塩っていい。なんて美しいんだろう。デジタルもいいけど、銀塩を見ると、ついつい芸術だなぁって思ってしまう。こんなに美しい芸術は世界に必要だったから生まれたんだと確信してる。

早く飾りたいな。


青ネギとしらすの春巻き
青ネギ
しらす
春巻きの皮


タレ
ナンプラー
レモン
マヨネーズ

ターメリックバターライスと野菜カレー

カレー 12.5,2021

先日、ルイちゃんに聞いた深沢のSEIYUに午後過ぎに行った。ゴーヤでグリーンカーテンを作りたいから、ネットと、ゴーヤ、プランター。それから、ハーブを幾つか買った。駒沢公園を抜けて帰る。気持ちがいい。この近くに10年前に住んでいた事がある。この辺は変わらないな。空気が気持ちいい。

歩きながらラジオで面白い話を聞いた。何かを変えたい時、住む場所、パートナー、仕事。このどれかを変えると人生は大きく変わるっていう話だった。それに、住む場所がどれだけその人の人生に影響するかっていう話も。自分にとって相性のいい場所っていうのがあるらしい。いい場所に収まると、全てがすんなりと進み、楽になるのだそう。全く持ってそうだなぁ、って頷きながら聞いた。

最近はベランダ改造計画にハマってる。家庭菜園を始め、ベランダで美味しくお茶が飲めるようにとIKEAであぐらがかけるサイズの椅子を二つ、クッションは今あちこちと探してる。この街に引っ越して半年くらい。あっという間だ。信じられない。引っ越してすぐに買ったローズマリーはいつしかモリモリに成長してる。

通りを歩く度に、未だに深呼吸をする。あー落ち着くって。池尻大橋もいい街だったけど、どうしてだろう真っ黒に見える。こないだ商店街を歩きながら姉と電話してたら、店と店の間の隙間からトレンチコートだけを羽織った落ち武者みたいな髪型の浮浪者がニョロリと出てきた。あまりに可笑しくって、通りを一本中へ入って大笑いした。怖いっていうより、まるでちびまる子ちゃんの世界。この街のクリーニング店のおばちゃんは優しい、花屋のお爺ちゃんの超スローテンポなお喋りもいい。お爺ちゃんと喋ってるとついお薦めされるがままに買いすぎちゃうんだけど、いつも少しまけてくれる。このマンションに住んでる人もいい。みんな気持ちよく挨拶するし、特に隣の家族の事は勝手に好いている。お父さんは私と近そうな仕事をしてそう。頭はいつも爆発してて、分厚い黒縁のメガネ。子供とよく遊んでる。下の子がベランダではしゃぐ声は心地がいいし、ベランダにハンモックがあって、家庭菜園を上手にやってるのも好きだ。

この街は優しいから、私も平和になれる気がしてる。いい場所に住んだなって思う。今まで住んだ街の中で一番気に入ってる。余りに忙しいからって、歩きながらケータイをパチパチする事も無くなったし、スーパーでいきなり割り込むオバちゃんに舌打ちしそうになる事もない。驚くけど、あれだけ毎日ピリピリしてたのに、毎日怒るしかなかったのに、最近、全く怒ってない。怒る事が無い。

昨年と今の私は同じ私なのに。元に戻ったような気もするし、何が元なのかわからない気もする。あの時間が何だか夢だったようにも思う。

野菜カレー
ニンニク・生姜のみじん切り
玉ねぎ 1個、ごろっと切る
人参 1本、ごろっと切る
大根 10cmくらい、ごろっと切る
豚肉 100gくらい

ナンプラー 大さじ1.5
カレー粉 大さじ1
コンソメ 1個
ガラムマサラ

鮭のちゃんちゃん焼

和食 11.5,2021

何だか昨日あたりから耳の後ろがたまにズキっとする。おかしいなぁって思ってたら段々とそれはしっかりとした痛みに変わり、頭頂部の方へ移動し始めた。あー偏頭痛だ。だけど、ストレスも無ければ、不眠でも無い。200%健康な生活を送ってる。おかしいな。今日は早くベッドへ入ろう。

料理をするのも何だか億劫。身体は元気なんだけど、頭の痛みだけが気になる。鍋にバターとニンニクを入れ、新玉ねぎを炒め、鮭を炒め、キャベツと味噌、酒、みりんを入れて蓋をして、弱火で蒸し焼き。今日の夕飯の料理は終わり。後は、お新香とご飯と納豆でいいかな。ぬるま湯のお風呂にゆっくり浸かった。今日は昼間に姉と小さく言い合いをした。十数年以上、年に数十回とアメリカ移住計画を勧められてきたけど、初めて私から「一年後にアメリカに住む事を視野に入れてる。」って言った。

「こっちで写真の仕事するの?」
「違う。寿司屋でバイトする。」
「写真の仕事は?」
「誰でも撮れる仕事をするのと、寿司屋でバイトするのは同じだし、写真は撮れるよ。」
「バイトするなら英語ちゃんとやりなよ。英語全然やってないじゃん。」
「うざい。」
「誰に言ってんの?やなやつ。」

下らない言い合いをLINEでする。喜んでくれると思ったのに門前払いされた感じだ。十数年とアメリカ行きを断って来た理由は「わざわざアメリカで写真やる意味がある?」だった。だけど、今はアメリカで写真をやると私は言い出してる。しかも仕事じゃなくして。自分でも、どこまで本気でどこまでそうじゃ無いのかわからない。それに、それくらいに全ては引っくり返ってもいいやとも思ってる。心のどこかで結構楽しそうかも!と淡い期待さえある。いい写真が撮れそうな気もしてる。色々が身軽になった途端に、重力の存在を忘れようとしてる私が怖い。

それにしたって悔しい。クソーって思った。つい最近になるまでレタスとキャベツの違いがわからない姉に、音楽学校で音楽しかやって来てない事を理由に漢字も全然読めない姉に、まさか、英語の勉強を頑張んなよって言われた。私の中のどこかからメラメラと聞こえる。

鮭のちゃんちゃん焼
ニンニク
新玉ねぎ
シャケ
春キャベツ
バター
味噌
みりん

ご飯と麻婆豆腐

中華 10.5,2021

どうしてそうなったのか全く覚えてない。ある時、麻婆豆腐に醤油でもオイスターソースでもなくてナンプラーを入れた。いつもなら花椒をしっかり入れてピリッとさせるのが私の定番だったのに、池尻大橋の食卓で見た元夫の顔が過ってやめた。最近、何だか料理のレパートリーがぐんと増えたように思う。逆を言えば、よく作っていた料理を作らなくなった。いい事だ。思い出したく無い思い出なんて捨ててやれ。沼の底から這い上がってこれなくなるくらいに、新しい料理達で食卓を賑わせてやる。死ぬ間際、いや棺桶に入ってからだって絶対に思い出させない。

さっぱりしてる麻婆豆腐が新鮮で何だかこのレシピが気に入ってる。元々は栗原さんのレシピで、それをアレンジしたもの。明日はこれで麻婆麺にしよう。

夕飯は一昨日に作ったアジアンカルパッチョの残りのタレに、生しらすと刻んだ青唐辛子、パクチーを和えたもの。これまた最高だった。毎日ごはんを作っては食べる。当たり前なんだけど、毎日毎日、当たり前を繰り返してる。飽きる事は無いし、このキッチンもこの部屋もこの街も安全で大好きだ。安全最高。とにかくホッとしてる。激減してしまった仕事の事を考えると、ちょっと落ちこむけれど、考えたって無いものは無い。とにかく今はホッとしよう。

麻婆豆腐
絹豆腐 2丁 さいの目にカット
豚こま 100g、荒く切る
ネギ 1/4本、みじん切り
ピーマン 2個、細かくカット
ニンニク 1片、みじん切り
生姜 1片、みじん切り
ナンプラー 大さじ1
豆板醤 大さじ1/2
ごま油
鶏がらスープの素 小さじ1

水 1カップ
片栗粉
塩・胡椒


アジアンカルパッチョの残りのタレ
新玉ねぎのスライス
檸檬汁
オリーブオイル
ナンプラー

昼食

ご馳走 08.5,2021

今日も天気がいい。最近は陽が強いから、起きて直ぐに布団を干す。お昼頃にはふかふかになる。太陽の香りがたっぷりするベッドに梃子が飛び込んではしゃぐのが毎日の日課となってる。朝の8時を過ぎると、隣の子供達が遊んでいる声がし始める。きゃっきゃと楽しそう。生活の音って好きだな。今日もいい音で一日が始まった。

昼過ぎ、友人が家に来てご飯を食べた。マッチングアプリの話で盛り上がる。今じゃアプリも、昔のイメージとは一変して隣にいる普通の女の子や男の子がやってる。友人達はバリバリと仕事をし、こぎれいにしてる年齢相応の東京の女たち。

アプリってつくづく面白いなって思う。どんな人を選ぶのか、どんな人といたいのか、マッチングする人は運命の人じゃない、自分の欲望の鏡みたい。友人が選ぶ人は友人らしいと思った。お金に意識が高い人は、意識の高い人と。外見を気にする人は外見の良い人と。そうやってマッチングをしていく。だけど、悪い面も同じくで、自尊心の強い人は自尊心を曲げられない人とマッチしてしまう、みたいに良くも悪くも長所と短所はコインの裏と面みたい。面白いなぁ、人の欲望って。ぼんやりと考えた。

けど、欲望っていうのは多いからって駄目な事はないし、瑞々しい欲望は時に人間らしくて素敵だとも思う。結婚を除いては。結婚は欲望とは相性が悪いように見える。お互いの欲望が多すぎれば、家は簡単にパンクする。だから、結婚を決めたら、どこかのタイミングでさっと欲望は捨てた方がいい気がした。結婚式を盛大にやるとか、ハネムーンで散財するとか。

私の欲望は何だろう。アプリでマッチした人達を見比べてみる。無意識のうちに選んでる私の欲望。

昼食
糠漬け
カボスとタコのセビーチェ
タイのアジアン風カルパッチョ
グレープと大根のピクルスのイタリアンパセリサラダ
友人が作ってくれたトウモロコシとココナッツのサラダ
友人が作ってくれた豚肉のステーキ
お土産のフムスとバター海苔

トマトとナスとツナのスパゲッティー

洋食 07.5,2021

ここ数日、プロダクト紹介用の映像を作ってる。すごく楽しい。先週にユウヤくんとうちで撮影した。テーマは家庭の中のストーリー。曲は姉にお願いしてる。2作品作っていて、一つは静かな曲。もう一つはワルツにして、とオーダー。最近、姉の曲がまた変わってきた。年始にお願いして即興曲を作り始めてもらった時は、とにかく重くて、重さの中に光が溢れるような曲もあったけど、聞いてて泣いてしまいそうになった。少し前からリズムが早い曲が増えてきた。焦っていたり、攻撃的だったり、気持ちの抑揚が感じられる曲。音をずらしてるような曲も時々あって、次の音にハマれなくて、階段を踏み外したまま、重力の通りにも出来ないで足と身体が幽霊みたいにこの世に浮遊していくような曲。ああ、今日は不安なんだね。彼女の心の内はバレバレだった。


今回はすごく良かった。”朝の5時に一気に作った” LINEにメッセージと曲が送られてきていた。とても潔い曲が多かった。例えるなら、曲を弾きに行っている感じ。

何だか、そうだよねって思った。歩くっていうのは目的があって歩く。ぼんやりと歩いていたら、いつまで経っても行きたいどこかには辿り着かない。道の途中でドラゴンボールに出てくるようなキントーンを貸してくれるような神様なんて現れないし、疲れて座り込んだって、白馬の王子様はいつまで経っても迎えに来ない。もう、若い時に経験出来た事は出来ないんだよな。歩くだけで君には可能性がある!みたいに言ってくる大人はもう一人もいない。だって私がその大人になったから。残念ながら、劣ろえていく身体を、劣ろいていく心や思考をしっかり持って、歩いて行くしかない。いよいよこれからが本線だなって気がしてる。そう、歩かなきゃいけない。自分の向かう場所を目指して。

映像の大場さんが、新刊のよしみさんの写真をとても褒めてましたよって成田さんから聞いた。嬉しくなって大場さんに連絡する。ずっと大場さんとお喋りがしたかったから嬉しい。けど、調子に乗った私が悪かった。とにかく私の写真の事を褒め称えてはいるけれど、同じ分だけ私の駄目な所を的確に言い当てた。「よしみさんは臆病だから、それは写真にとって致命的なんです。」臆病だからここまで来るのに時間がかかったのは現実の通り。やりたいと思って直ぐに人様の前で写真を撮る勇気も無ければ、自分の写真が人に見られる事だって恥ずかしかった。わかってるよ、大場さん。あなたのその鋭い嗅覚、すごいよね。

大場さんは一線で活躍されてる。そういう人に、とにかく、あなたの写真はいいんだよ。と褒められるのは勇気が出る。だけど、辛い。「崖から突き落とされて、ブラックホールに花束を放り込まれた様な気分です。」私の今の気持ちをメッセージした。

わかってる。わかってるけど、未だ傷も痛いよ。わかってる。全部、言い訳な事も。だって、私は臆病だから。

夕飯

夕飯 06.5,2021

ここ数日、料理をサボってた。酒の肴ばっかりだった。今日は夕方から料理を作ろう。ベランダでとれた大根をピクルスにする。ぬか床をまわす。冷蔵庫に入ったままの立派な長茄子を焼き浸しにする。料理を作ってると優しい気持ちになる。すごくいい気分。夕飯はカツオの刺身があるから、あとは、ちょっと何か作ろう。

携帯を開くと、リョーコちゃんからのLINE。なんだか辛そうだった。雨に濡れて冷たくなった子犬を抱きしめている様な気持ちになる。言葉の一つ一つから全身で小刻みに震える体の振動が伝わってくる。不思議だなって思う。リョーコちゃんとは、なぜか同じような事を同じタイミングで考えている時がある。神様も占いもお化けも、信じないわけじゃないけど、そんなに期待しない。だから、例えるならたまたま居合わせる。晴れたら気持ちがいい公園で。雨が降ったら駅のホームの端っこで。そういう場所で出会える。私が勝手にそう思ってるだけかもしれないけど、私達はタイミングよく同じ場所で出会う。彼女が話す言葉が今の私の言葉の様にも聞こえる。どうにか、力になれたらって思った。

一昨日にミオちゃんが家に置いていった坂本祐二さんの本。” 初恋と不倫 “。「これは全然大丈夫だから!」正直、ミオちゃんを今、呪ってる。何度、” 呪ってるからね!” ってLINEしようと思ったことか。読みかけのまま置いてある。

本は”初恋”の話と”不倫”の話と二部構成。”初恋”を一昨日に読み、読み終えた時にベッドに横たわり、天井に向かって死にたいって言った。5分くらいかな、じんわりと自死を考えた。私のどこかをバネで跳ね上げたように何かが飛び出してしまったみたい。自律神経がダウンしたり、鬱になったり、PMSの時になるのとは全然違う。死にたい想いが確証を見つけてしまったような感じ。だけど、そもそも私、死にたかったわけじゃない。そして”不倫”を昨晩に読んで、残り3pで閉じた。不倫も浮気もした事がないから、そよ風だって頬に当たらない。内容はもうあまり思い出せない。読もうかな、やめようかな。本は凛とした佇まいでベッドの横にまだいる。

夕方にポストにまゆみちゃんからの手紙が入ってた。パリからようやく到着。”ドラマチックに行きたいけど、ポジティブがいいね。”って書いてあった。最近、マユミちゃんが隣の家の娘みたいに可愛くて仕方ない。ドラマチックって言うのは、山あり谷ありっていう事だよなぁって思わず吹いた。

やっぱり、私は不倫はしない。坂本祐二さんの不倫が解読出来なくていい。だけど、いきなり自死への想いが飛び出して消えたように、苦しみで得たものは、痛みから何かに変わろうとしてる。こないだ奥さんのモラハラが原因で離婚し、5年経った今も未だ苦しそうに話す男に会った。私は離婚して5ヶ月。彼を見ていて気づいた。私も今もナイフで刺されたまま。だけど、血は止まってる。それに、刺さってるナイフの位置も丁度いい。まるでアクセサリーみたい。友達の子供なんかが見たら、それ、私もつけてみたいって言いそう。明日は早く起きよう。

夕飯
カツオ丼
海老と海苔と納豆の味噌汁
大根と豚肉の台湾風
豆腐の照り焼きステーキー
ぬか漬け


大根と豚肉の台湾風
イチョウ切りにした大根
豚肉
醤油
オイスターソース
アニス
砂糖

晩酌

夕飯 05.5,2021

GW、連日お酒を飲んでる。何となく、毎日お酒が残ってるみたい。気だるい。時間はAM10:40。デスクに座ったけど、ぼーっとする。早めにお昼を食べて少し寝よう。

大豆田とわ子を流しながら寝た。気づいたら15時。中々寝たな。仕事を始めて、夕方が過ぎてお風呂に入って、何となく缶チューハイを飲み始めてしまった。あーあ。ま、こんな日が続いてもいっか。つまみは。昨日友人がお土産で置いていった紀伊国屋の明太チーズの入ったせんべい。病み付きな味で止まらない。

パリのマユミちゃんとメッセンジャーをする。友人の不倫の話。私は助けたいって言った。マユミちゃんも同じだった。最初は全然違う話をしてたのに、何となくお互いに同じ事を話してるって気付いた。ちょっと泣きそうになる。周りの既婚者、個々の友人としては好きでも夫婦としては見たくないって思う時がちょっとある。旦那さんが奥さんに嘘をついている人。セックスレスな人。不倫してる人。出来れば知りたくない。

マユミちゃんが「難しいね。」って言った。
「どうかな。シンプルだと思う。」って私は言った。

親友の様に慕ってくれた友人がいた。私が離婚をすると共に私から離れていった子。彼女の夫も同じようなお酒と心の病気があった。そもそも元夫が仲良くて彼女と出会った。

彼女の夫はあまりいい人には見えなくて、駄目な人だねって元夫とよく話してたように思う。夫婦の愚痴や重なる不倫、それに嘘の色々が私のところにまで溢れてくる始末。彼女は最低な夫を健全に愛し、いつも幸せそうだった。心情深くて真っ直ぐな子。彼女が私から離れた理由は薄々わかってる。私が暴力の事を警察に通報したから。そして離婚を決めたからだと思う。私からは連絡を取らない。彼女からも連絡は来ない。離婚届を出す前夜に怒って電話が来たのが最期。あの電話の声を今でも覚えてる。とても辛い夜だった。

私も彼女と同じ。どんな事があっても夫と一緒に居ようと心に決めてたけど、いつしかその愛情は私の欲望だと気付いたから離婚した。元夫がお酒やお金、遊びに溺れるのと同じ、このまま結婚生活を続けたら、私は夫を自分のモノにしたいっていう欲望に取り憑かれる。そういう女でいる事を私の自尊心が許せなかった。

夫婦になると、まるで命を二つ持ったかのように錯覚する時がある。だから問題が複雑に見えるんじゃないかな。だけど、命は一つ。これは生物のルール。問題も同じ。いつだって、一つしか持てないと思う。

結婚は悪いものじゃ無いって信じてる。人間らしい営みだと思う。

手巻き寿司

和食 04.5,2021

今日は近所の友人の結婚祝賀会。手巻き寿司の材料を買うため、ミオちゃんとイマムと上町のオオゼキの前で待ち合わせ。小走りで向かう道の途中で思いだす。”あ、やっちゃんの誕生日だ。” 山形出身の友人らと集ってる会がある。グループラインに “おめでとう!”ってLINEした。

ビールを飲みながら、手巻き寿司の準備を始める。”誕生日は明日だよ!” 沢山のお祝いの中にやっちゃんからのLINE。”ヘレナが今日誕生日だよ!” 姉からのLINE。あ、間違えちゃった。ヘレナが今日でやっちゃんが明日だった。めでたい事には変わりない。それに、今日は我が家で祝賀会。めでたいのトリプル。世界が平和でいてくれて、たぶん嬉しい。だけど、私の中はここ数日また空のペットボトルみたい。何も出てこなくて味がしない。ただただ軽い。

人が食卓の上で鳴らす音って落ち着く。ビールを沢山飲んで、手巻き寿司も沢山食べた。食べ過ぎてお腹が張っちゃって、横になる。イマムとしみるさんも途中で昼寝して、その後にたまちゃんもソファーで寝てた。まるで正月の親戚の集まりみたい。時間が今日を持て余してる感じがいい。夜が始まりだした頃に皆んなは帰って行った。

夜中にのむらさんからメールが入る。
” こんばんは。 生き地獄の話、いっそ殺してほしいって気持ち、ぼくも知っている、って読みました。”

メールの冒頭を読んで気づく。あ、そうだ。先週も今日みたいに空のベットボトルみたいだった。のむらさんは、男だけど男をやめて男になった人。3年前にいきなり仲良くなった。3年前も今日みたいにお互いに生きる話をして、そのメールのやりとりは数ヶ月と続いた。

今も同じだな。あれから、お互いに色々があったと思う。生きる話でも前とは全然また違う話をしてる。私は私が死んだ話をして、のむらさんは過去に男の自分がどこからから飛び降りる話をした。だけど、一度死んだからって、そこに広がるのは青い草原では無かった事や、だからって絶望がまた背後から襲ってくるわけでも無い。ただ、広いって事。

” 知恵をいつも求めてる” って最後の方に書いてあった。空のペットボトルの底には本当に今、何も無い。苦しいや哀しいっていう何かは私の中身じゃなくって外見の一つ、皮膚のどこかの一つみたいになってる。3年前の悪夢から助けてくれたのは、のむらさんと彼氏のミッチーだった。二人との出会いが大切な意味を記していた事に今日になって気づく。

そして、夫のアルコールが再発して、地獄が来なかったら、こんなメールも気軽にやりとりしてなかった。もしかしたら、興味本位で男だけど男じゃない男の人とおしゃべりするだけの友人だったかもしれない。地獄にありがとうなんて口が裂けても言わないけど、こうなった。

私も知恵を求めてる。写真を撮ったり、映像を撮ったり、下手くそな文章を日記に書くのは生きる知恵を得るためだと思う。特に最近はそうなった。仕事でもあるけど、お金を得る為の仕事だけじゃない。いい瞬間に出会いたいとか、写真を撮るセンスがどうとか、こういう道で生きたいとか、憧れてるからとか、そういう理由はもう残ってない。ずっとずっと、知恵を探してる。地獄に落ちても、ちゃんと生きていく為に。

水餃子

中華 02.5,2021

昼からイマムとうちで仕事の打ち合わせをして、午後からみんなが家に来る。今日は餃子パーティ。ゆうちゃんカップルは歩いて5分、みっちゃんは歩いて10分、イマムは歩いて20分。近所に友達が住んでるってありがたい。遠くへ行かなくても、大皿に盛った餃子を皆でつつくだけなのに最高に楽しい。気づいたら辺りは真っ暗で夜になってた。

たわいもない話をしながら、円卓でみんなで笑って、どうでもいい事であーでもないこーでもないってビールをまた一缶と空ける。俳優をしてるゆうちゃんと好人くんは、お芝居の話とかでちっちゃく言い合ってる。好人くんのジェラシーはゆうちゃんが好きだからで、それが可笑しくって、見ていて温かい気持ちになった。たぶん、私だけじゃない、イマムもみっちゃんも、恋が始まる時間を思い出してたと思う。

20時くらい。みんなが帰った。食卓の上でまだ言葉が弾んでるみたいに見える。私の中で、失くしたい記憶と失くしたくない記憶がミックスしてる。何も感じたく無かったからお風呂に入って早々にベッドへ入った。

今日は当たり前の毎日の事を思い出した。

水餃子
小松菜を細かく刻んでの塩もみしたもの
塩豚をミンチにしたもの
鶏ガラを炊いたスープ
ごま油
胡椒

プリン

Journal 30.4,2021

朝起きて直ぐにプリンを焼いた。明日の撮影で使う予定のもの。柳瀬 久美子さんのレシピ、何十回と作ったんだろう。大好きなお菓子の本でボロボロ、ページに卵や砂糖がこびりついてる。エッセーみたいな料理本。今日気づいたけど、私、昔からこういう本が好きだったんだ。

午後は高野さんの紹介で新大久保に出来た、食のコワーキングという場所へ行った。沢山知らない人がいて、わからない業界の話ばかりで戸惑う。マスクの所為にしてあまり話さなかった。こういう場所に来ると、どれだけ自分がニッチな世界を拠点としているのかがわかる。当たり前にいる世界は、当たり前じゃ無いんだなぁと世界の事を感心してしまう。面白いなぁ。

帰宅してやっぱり思った。最近、ちょっと不思議な事が起きてる。そう、梃子がピョンピョンと跳ねてる事。歳のわりに遊ぶのが大好きだし、直ぐにはしゃぐ性格だけど、この家に来てからあきらかに変わった。家の端から端までダッシュするのは真っ直ぐに走れる距離が増えたからなんだろうと思っていたけど、兎みたいにピョンピョン跳ねているのはどうにも説明がつかない。嘘じゃなくって、夢じゃなくって、本当にピョンピョンしてる。もしかしてピョンピョンしてる?薄々気づいてた。そして、今日も。ピョンピョンしながら笑ってる。嘘じゃ無い。「そんなに嬉しいの?」って聞いてもピョンピョンしか返ってこない。

あっちの部屋からこっちの部屋にピョンピョン。そっちからこっちへピョンピョン。嘘みたいにピョンピョン。家中にご機嫌を撒き散らしてる。そんなに楽しい?そんなに嬉しい??

梃子に出会って10年。こんな梃子は見たことがない。梃子はプリンが好きかな。私は好きでも嫌いでも無いけど、何十回って作ってる。理由はプリンを作ると喜ばれるから。私も梃子と同じ。嬉しいことが好きなんだ。

梃子は元夫が調子の悪いときに小さな虐待を幾度と無く受けてた。それでも新しい生活は寂しいんだろうって不憫に思ってたのに、いつの間にか楽しんでる。

明日から5月!

チキンのトマト煮のグラタン

Journal 29.4,2021

朝から体調が悪い。カフェインレスのコーヒーを淹れて、気合いを入れてみるけど、やっぱり体調が悪くてベッドに入った。早い夕方にお風呂に入り、コーラを一気飲みする。夕飯は昨晩仕込んでおいたチキンのトマト煮にしよう。夜に友人が来るはずだったから作っておいたもの。今日は体調が悪くて断った。トマトのチキン煮込みに、グラタン用のパスタとチーズを入れて少しゆっくりグツグツさせて、お皿に盛って終わり。何だか体調が悪い日は甘えたいから。一つのお皿を抱えてスプーンですくい続けるだけ。そういう感じがいい。ぐちゃぐちゃになったパスタに、とろとろのチーズ。力まなくても私の中に優しく入って身体を温めてくれる。そうやってグラタンに甘える。

なんだかよくわからないけれど昨日から言葉が出てこない。体調はやや悪いけれど、心が空のペットボトルみたいに笑っちゃうくらいに軽い。なんだろうこの感じ。すーっごく楽。嬉しいもなければ悲しいも無い。こんなフラットな状態って変なの。シーソーならどっちにも傾いて無い真ん中。変なの。

今朝の夢も変だった。だけど覚えてない。ただ、シーソーの真ん中にいる感じ。

チキンのトマト煮のグラタン
鶏の手羽元
玉ねぎ
ほうれん草
トマト缶
ナンプラー
ニンニク
オリーブオイル
チーズ
グラタン用パスタ

目玉焼きご飯とぬか漬け

和食 28.4,2021

朝起きてベランダに座って野菜のチェックをするのが習慣になってる。そのまま、そこでぼーっとお茶をする。今日は空いたトマト缶に土を入れて、唐辛子の種を蒔いた。最近、家庭菜園にハマってる。何かが目の前で活き活きと育っていく様を見てるだけでとても清々しい気持ちになる。目が出て、葉っぱが伸びて、日に日に大きくなる。昼食はベランダで育てたミニ大根で漬けたぬか漬けを食べた。酸っぱくて美味しい。

数日前から星野源さんの曲を聞いてる。
最近の星野源さんの曲は元気になる。昔の曲は当時好きだった人の事を思い出して嬉しくなる。別れてからは聞くのがしばらく辛かった。

よく星野源さんの曲を聴きながらキッチンで夕飯を作って彼の帰りを待ってた。出会った頃は別のBFと一緒に住んでいたしなんとも思ってなかったのに、ある日に苦しい毎日からパッと救われて、地震とか、BFとずっとうまくいって無かった事とか、色々が彼との出会いでガラリと変わった。丁度10年前のこと。一瞬で好きになり、BFと別れて直ぐ彼の部屋に行くようになって、あと1年しか生きれないかもって話も聞いてた。日に日に体調が悪くなっていくのが目に見えてわかる。よくわからない未来を目の前にして、聞いていた曲。未来の事は何も考えない。ただ、今日を想おう。親友のエリがテコの事は私が見るから、よっちゃんは看病に専念してって言ってくれたのを覚えてる。あんなに心が優しい子いないって思う。

彼は死なずに生きた。
そうして誰かといつかに結婚した。一度、ふらっと写真展に来てくれて、甘そうなお菓子をくれた。大好きだったな。