キムチチゲ

エスニック, 韓国料理 31.1,2022

今夜は近所の友人等とうちで鍋をする予定だったけど、それどころじゃなかった。結局ひとりで簡単にキムチスープを作った。いい感じに酸っぱくなったキムチ。みんなで食べたかったな。

キムチチゲ
酸っぱいキムチ
ごま油
カブ、白菜、ネギ

ごま油で肉とキムチを炒めて水とキムチから出た漬け汁を入れて煮込む

朝食

朝食 30.1,2022

先週に買ったアボガドがまだ固い。冷蔵庫にずっと放置したまま。サミットで売ってる、”美味しいよ” とポップに書いてあるアボガド。ちょっとだけ高い。何とも悔しい。今日こそ食べよう。スープにする?焼く?結局、オリーブオイルで塩とソテーにした。

朝食に淹れたコーヒーを啜りながら、なんとなく結婚ノートを進めた。結婚ノートは2021年12月29日にスタートしたノート。結婚するために必要な事、どの方法で結婚する?両親にはいつ会う?どこに住む?家具は?保険は?貯金は?NISAは?生活の支払いはどうやってする?結婚式は?子供はいる?色々な話。疑問や質問を書き込む自由帳。途中ドラえもんや互いの似顔絵、梃子を書いた落書きのページ、私の声が漏れちゃってびしょ濡れになってるページ、立派じゃないページも積極的に入れていってる。あまりに小さくて言葉や形にならなかったり、一見下らなく見えるもの、そうゆう呼べない話せないものは見過ごしてしまう。周ちゃんには秘密にしてるけど、率先してそうゆう自分の規格外になったものたちを積極的に書き込んで、わざと白い紙を汚してる。一度崩してしまえばもう誰がどう食べようがわからないから。今日も沢山話した。3時間くらい。「お昼を食べよっか。」家族会議は終了。

夜は編集の浅井さん、成田さん、周ちゃんと私の4人で西早稲田にあるVplusというレストランへ行った。周ちゃんは案の定、約束より先に到着して、みんなは少し遅れて店へ着いた。風が少し強くて寒い夜だった。色々な話をした。恋の話もだし、仕事っぽい話、食べ物の話、長野の話や縄文にやまぶしの話。私達はやっぱり同じ大陸に住んでいるんだなぁと思った。話が地続きのまま、永遠に止まらなそう。隣に座る周ちゃんを見れば見る程に私の機嫌が良くなっていく。外で見るよそゆきの恋人。肌は今でもその温度を覚えてるのに、その存在を遠く感じて妙に全身がそわそわする。ああ、これが私の恋人なんだ。私の所有物じゃ無いんだけど、私の、恋人。平然と世界と会話をしてるけれど、世界が知らない彼の秘密を私は知っている。ワインを一口飲んでは周ちゃんの横顔を見た。ああ、美味しい。今夜のワインは本当に美味しい。よそゆきの恋人ほど美味しい夜はないよ。

とにかく楽しかった。大好きな人達と、恋人。最高の組み合わせだな。私と周ちゃんは世代が同じだけど、浅井さん、成田さんとは少し異なる。そんな4人が同じテーブルでそれぞれが見ているものの話をする。見ているものが異なれば感じ方も変わってくる。時間は長くあれば有効というわけでもないし、身体能力が高いからと言って未来に希望があるというわけでも無いと思ってる。世代の異なるアンバランスな状態の4人が同じ食卓を囲んで話て笑って食べて。それぞれに心がストンと落ちるように想うことがあったり、心を寄せたくなるような会話があったり。何だか最近は作りたいけど、働きたいという欲はどんどん薄れていて、だけど何だか今夜は柔らかいだけじゃなくて固くて強固なものも作ってみたいと思った。

もう1月も終わる。みんなで長野に行けたらいいな。はらぺこやまぶしの本、本当に作れたらいいな。

シーフードパスタ

パスタ, 洋食 29.1,2022

ブランチは昨晩の残りの刺身と冷蔵庫の余ったおかず。南瓜の煮物、小松菜のおひたし、ナスとレンコンと鳥もも肉の甘酢炒め、納豆、卵、海苔、ご飯とキャベツの味噌汁。ご飯は二杯おかわりした。周ちゃんは三杯だったかな。とにかく私と周ちゃんはよく食べる。今日もペロッと漫画みたいに食べた。

午後は周ちゃんに付き合って駒場にある民芸館に行った。前の家が近かったので何度もこの辺を歩いたことがあるけど民芸館は初めて。周ちゃんはまるでここの学芸員みたいに色々を教えてくれている。周ちゃんは親切で優しい男ランキングベスト3に入ってもおかしくない。ジャパンじゃなくて、もちろん、ワールド大会で。おかしなもので、数年前は全く知らない音楽に耳を傾けながらライブハウスの暗闇の中でひとり呆然と夫だった男が唄うのを聞いていたけど、今はこれから夫となろうとする学芸員の話を民芸館で静かに聞いてる。民芸も音楽と同じ。全く知らない。私の口からは、うんともすんとも何にも出てこない。展示品を見ながら、幾つも見ながらそんな事を考えてた。お腹空いたな。「周ちゃん、シーフードパスタが食べたい。」民芸館を出てしばらくすると「よしみがシーフードパスタって言うから、俺もそんな気分になってきちゃったよ!」「じゃあ、今夜はパスタにしよう!ホタテと鮭があるよ。」何だかとびきり元気な声で言った気がする。別に民芸館がつまらなかったわけじゃない。一人じゃ行かない民芸館も周ちゃんとなら楽しい。民芸は大体見てない。家でもスーパーでも日本から出てもいい、周ちゃんとならどこでも楽しい。周ちゃんはどんな表情をして、どんな言葉でどんな話をどんな風にしてる。どんな佇まいでどんな風にこっちを向いて。こっちを振り向いて。私の名前をどんな風に呼んで、その音の大きさはどんな感じ。眼差しはどこに向かってどうやってここにくる。色素の薄い茶色の目が綺麗。そんな時間をただただ見てる。どこでもいいから一緒の時間だけが見たい。これって恋人じゃなかったら完全にストーキング行為だな。

梅ヶ丘の駅前のスーパーを出ると夕方がもうすぐ終わろうとしてた。遠くに夕陽の残りが微かに見える。家までは後15分くらい。坂道を下りながら聞いた。「例えばさ、周ちゃんが今すごくお腹が空いて堪らなくて、そこのコンビニでおにぎりとか肉まん食べる?」「う〜ん。食べない。だってこれからシーフードパスタ食べるでしょ。」「じゃあさ、どうしてもお腹が空いて駅前にあったマックでハンバーガーだけのつもりがポテトも食べちゃって、そしたらどうする?すっごくお腹空いてるの。もう限界ってくらいに。」「食べないでしょ〜。一緒にシーフードパスタ食べられないじゃん。だって材料も買ってるわけでしょ。一緒にシーフードパスタ食べようって話してるわけでしょ。」「そうだよね。食べないよね。けどさ、マックを食べちゃってお腹いっぱいになっちゃって、夕飯はやっぱりいいやってなって。私は一人分のシーフードパスタを作り始めて、あ、やっぱりちょっと食べたいって言い出して、そしたらあなたの分は無いよなんて言わないよね。それでじゃあもう一つ作るからってなって、パスタは温かいうちの方が美味しいし、その温かいパスタはどんどんお皿の中から無くなっていく間に、フライパンの中ではもう一つのパスタがぐるぐると回されて乳化もいい感じ、それで、結局、私は一人で食べるよね。一人前の熱々のシーフードパスタ。」そうだよね。おかしいよね。

あれ、悲しい。何だか悲しいことが目の前で起きてる。だけど、何故だか世界は悲しい私がおかしいみたいな雰囲気。それは家の中だけじゃなくて、いつもの中目黒の酒場とか、どこかよくわからない真っ暗闇のライブハウスでも同じ。元夫といるとそうゆう時間があちこちにあった。一人でシーフードパスタを食べるのは悲しい??たしか、元夫の友人があなたが作るから悪いって言った日があった。だけどさ、私はただ一緒に食べようって話をしてただけだし、ただ、悲しかっただけ。

お腹がペコペコだったから大盛りのパスタを作った。周ちゃんは今日も漫画みたいにぺろっと食べた。両頬を一杯にして美味しい、美味しいって言って食べてた。美味しい時と、考えながら話をしてる時によく目をつぶるけど、何度も目をつぶって味わってた。パスタ、すごく美味しいね。一緒に食べるご飯って楽しいよね。食卓って最高だよね。そうだよね。やっぱりそうだよね。

シーフードパスタ
シャケ
ホタテ
ねぎ
しそ
パスタの麺
オリーブオイル
醤油麹と塩
お好みで柚子胡椒

チーズトースト

パン, Journal 28.1,2022

「チーズのみ、マヨチーズ、バターチーズ、どれにする?」「バターチーズ!」周ちゃんはバターが好き。それはやっぱり北海道生まれな気もしてる。朝食は私が作って、周ちゃんはバナナジュースを作る。それから洗い物は周ちゃん。なんとなくそんなルールがいつもになってきた。急いで朝食を済ませて支度をする。今日は近所の友達に聞いたブライズチェックの日。三茶にある不妊治療専門の病院へ向かった。正直、本当に子供が欲しいのか未だわからない。家族が欲しいっていう憧れはあるし、産んでみたいとも思ってる。病院は一番の予約だったけれど、沢山の人がひっきりなしに出入りしてた。年齢も様々。男の人も数人見かけた。

看護師さんの話を聞いて、先生との面談。「年齢的に時間がありません。急ぎましょう。」よく聞いていた話だった。最近、生理の調子がちょっとおかしい事と、少し遅れてる話をした。「このまま妊娠してたらいいですね!一週間来なかったら妊娠してるかもしれません。」先生がにこりと笑った。優しい先生だな。不思議な気持ちがする。私、本当に妊娠してたらどうなるんだろう?

お昼はシバカリーワラでカレーを食べ、歩いて帰宅した。今日は穏やかで気持ちがいい。「周ちゃん、先生がさ、一週間生理こなかったら妊娠してるかもしれませんねって言ってたんだけど、何だかすごく不思議じゃない?先生でもわからないんだって思ったよ。」周ちゃんはちょっと嬉しそうな顔をしてた。子供が欲しいんだろうな。いや、正確には子供が欲しかったのかもな。私にプロポーズした時に、私は年齢的にも子供は産めないかもしれないからもっと若い人にした方がいいよみたいな話をした。そしたら、子供はどちらでもいいって言ってた。出会って短い間だけど、子供に話しかけたり、遊んだりしているのを見かけたことがある。街で目が合えば、にこりと微笑んだりしてる。

私はどうなのかな。離婚してから急に子供に興味を持ち始めたけれど、私の生活に子供が入ってきたらどうなっちゃうんだろうか。帰り道に色々と話したけれど、結局実際やってみないとわからない。案外楽しいかもしれないし、よく耳にするように大変かもしれない。考えたって仕方ないよねって。

帰宅してお互いに仕事をする予定だったけれど、ソファーで周ちゃんの首元にもたれかかったまま寝てしまった。1時間半くらい寝てた。周ちゃんはその格好のまま仕事をしてたらしい。周ちゃんって人がどんどん好きになるけど、私がどんどん我儘になっていきそうで怖い。

塩豚のポトフ

27.1,2022

向かいあったコーヒー屋のテーブル席で、本当は泣いちゃいそうだった。込み上げてくるものがどんな気持ちだったのか細かい事は今でもわからないけれど、言葉にはならない。だからって写真とか映像で見えるかと言えば、そんなものでもない。ミオちゃんと私と、間に何か。似てると言えば冬の寒い日に温かい鍋を同時に食べた時みたいな。別々の口に入るのだけど、同じ場所にいるような感じ。

ミオちゃんから撮影後に話したい事があると聞いてて、私も彼氏が出来た事と結婚の報告をしたかったからタイミングが良かった。ミオちゃんはカフェラテとバナナケーキを頼んで、私はカフェラテミルク多めにしてもらった。本当は12月の撮影時に話したかったのだけど、その日は次のスケジュールがあったから早々に現場を離れたので、新年明けましておめでとうなミオちゃん。久しぶりで何だかすごく嬉しい。

待ち合わせ場所はビルの前。遠くに派手な白いモフモフのコートを着ているのが見えた。ミオちゃんのファションがいいなといつも思う。メイクもいい。ミオちゃんにはミオちゃんだけにしかないルールがあって、その7割はLONDON由来だけど、後は東京だとか、私も知らない未知の色々が詰まってる。誰が何と言おうとミオちゃんはミオちゃんっていう形をしてる。東京にいる女の子達は大体同じような洋服を好んで着る。それはそれですごく感心してしまうくらいに可愛いのだけど、ミオちゃんは渋谷のスクランブルの中にいたって直ぐにわかる。個性的という意味だけじゃなくて、ただ、ミオちゃんを生きてる。

「私はよしみちゃんが心配だよ。」ミオちゃんらしくハッキリと言った。全然、嫌な気持ちがしなかった。その通りだと思う。ミオちゃんが言う心配は、私がまた誰かの為に頑張ってしまうんじゃないかって。せっかくひとりの人生を立て直して、色々が回ってきたのにって事だったんじゃないかと解釈してる。男の人が大丈夫だったのか、結婚しても大丈夫なのか、どうしてそうなったのか?けげんそうな顔でとにかく心配をしてた。私自身この数カ月で起こったことに驚いてる。ある日突然に恋に落ちたような話でもない。一ページ一ページを隅々までしっかりと読み切った分厚い本がここにあるような感じだ。色々なことをすごく下手くそに説明したと思う。「男の人も結婚も怖かったし、誰かと付き合うことだって無理だったよ。ハグなんてやり方を忘れてたんだよ。だけど、色々沢山を話したり、結婚がパートナーが事実婚が何とか、本当に沢山を考えて話して、この人と結婚してもいいかもって思えた時に、トラウマがあるから怖いから嫌だって思いたくなかったの。進めない理由が怖いのなら、進みたいって。」ミオちゃんはずっと真っ直ぐ目を見て話をして、聞いてくれた。

仕事の事で色々と今は悩んでるんだそう。ミオちゃんらしくていい悩みだと思った。もっともっと新しいことに挑戦したいんだろう。そんな感じが伝わってきた。私の目にうつるミオちゃんって人がどうなのかを話して、応援した。仕事で頂いた5年手帳。「私意外とこういうのちゃんとやるよ!」とミオちゃん、「私は普通にやるよ。」と私。5年後、書き切ったら話そうね!って約束をした。今、抱えてるそれぞれの問題。ミオちゃんはこれからどんな仕事をして、私はどんな結婚生活を送ることになるんだろう。楽しみだな。なんなら先に書いてしまおうかな。

塩豚のポトフ
塩豚 [豚バラを重量の5%の塩に揉み込み一週間冷蔵庫で寝かせたもの]
キャベツ
ごぼう
しいたけ
人参
玉ねぎ




かぼちゃの直がつお煮

野菜 26.1,2022

午前は撮影。午後過ぎに帰宅。ここ最近起きた仕事のトラブルの事でちょっと疲れてる。こんなトラブル独立して初めてだと思う。最悪だった。何が悪かったのか、何が危なかったのか気になって書き出して見る。一つ一つが結構いやだ。だけど、初めに嫌だなって思ったことはカンではなくて答えだった。例えば、誰かが嫌だなって想うことを平気な顔をしてやってしまうとか。そういう人は好きじゃないし、隣にいてとても気分が悪い。大人気ないかもしれないけど、嫌だ。すごく。

書き出して見たら色々がよくわかる。暗雲が遠くの方に見え出したくらいから、相手に危ないですよって伝えてる。どんどん広がっていく真っ黒な雲を見逃すことなく何度も何度も伝えてる。そして最後にきちんと雷を落とした。私ってエライ!もしかしてまた我慢し過ぎちゃったのかなって思ったけど、ねぇねぇってひつこく伝えていた。隙あらば伝えてた。予算、制作の色々、納品のこと。細かく伝えてる。昨日、相談しようとしたら周ちゃんがソクラテスの話をし出したから苛々した。偉人だか何だか知らないけど、今は私の話をしてる。見ず知らずのソクラテスさんにフィットするわけがないよ。

明日は周ちゃんが来る。撮影が夕方迄だから、色々と喜びそうなご飯を作り置きする事にした。周ちゃん、ごめんね。ありがとう。

かぼちゃの直がつお煮 [土井善晴さんのレシピ]
かぼちゃ 400g
削り節 10g
水 カップ 1と1/2
砂糖、醤油、各大さじ2

鍋にカボチャ、水、削り節を入れて火にかけ煮立ったら砂糖を加え落し蓋をして中火で5分。醤油を加えてさらに5分。カボチャが柔らかくなるまで。

味噌汁とごま油

Journal 25.1,2022

10月にパリのマユミちゃんに書いた手紙が戻ってきた。一通目は10月10日、病院から梃子の癌宣告を受けた日で “酷く落ち込んでるけど負けないみたいな事が書いてあった。二通目は10月21日、梃子の手術の事についてと、最近自分の周りで恋の朗報が多くあってすごく嬉しい。私には何も無いけどね!と書いてあった。書いていた時の気持ちをよく覚えてる。あの頃の私はまだ多分怖かった。前向きな言葉の裏側には未だトラウマの影が潜んでる。とっくに日常が戻っていたと自覚していたけど、またあの人が世界を壊すんじゃないかとビクビクしていたのかもしれない。

手紙を記した10日後くらい、周ちゃんに出会った。そして来月に結婚する。本当に世界はわからない。2021年の10月の私がありありとここにあるけれど、全く違う今を当たり前の様に生きてる今もここにある。身体はきちんと今日迄を吸ったり吐いたりして一枚の皮で繋がっているけど、心はあちこちに破片の様に散らばって交わろうとしない。すごく変。だけど、静か。

夜、周ちゃんに電話した。まとまりの無い話を沢山した様に思う。仕事の話も少しだけした。とにかくワガママに話した。トラウマを過去にしたのは紛れもなく周ちゃんのお陰だ。たまたま遭ったとしても、タイプだったからだとしても、彼の魅力に惹かれたとしても、意味があるのか無いのか、運命なんてものはよくわからないけれど、明るく生きる為にすごく必要な人だったと思う。

「俺も一人で生きるって思ってたからなぁ。半年前、まさかこんな事になるなんて想像もしてなかったよ。仕事して、週末はフィールドワークしてって。一人で生きていけたから。」

仕事の後に、編集の柳瀬さんにさくらももこさんの本を借りた。タイトルはやきそば うえだ。表紙は焼きそばのイラスト。食べたい。周ちゃんはお好み焼きが得意らしい。焼きそばも上手そうだな。

レバーパテとトースト

パン, 24.1,2022

昨晩早く寝た所為で夜中の2時に目を覚ました。周ちゃんは寝ぼけながら「お腹大丈夫?」と、私のお腹をまださすってる。確か寝る時もさすってくれてたような気がする。昨日、ランチにキーマカレーを勢いよく食べてしまった。お肉が苦手なのにキーマなんてものを食べたのが悪い。夜にはすっかりと胃腸の調子が悪くなった。目をつぶりながらこの子はなんて優しい子に育ったもんだと思った。男の人って男の子に見える時がある。女の人はないのだけど。

朝ごはんを食べてから、周ちゃんはソファーで梃子を膝に抱えて仕事をしてた。私はベッドルームで今揉めてる案件についてADのしみるさんに電話で相談にのってもらっていた。お昼が近づくと、慌ててそれぞれ出かけた。今日も寒いな。電車の中で案件のゴタゴタにどんより気分に浸ってると久しぶりにのむらさんからのメール。以前に撮影した写真の使用許可をお願いしていたメールの返信だった。のむらさんはゲイだけど所謂ゲイっぽく無い。エンジェルって感じ。私達はちょっと色々とあって離れちゃったけど、とびきり大好きな人。メールを開封しただけで一気に温かい風に飲み込まれた。結婚の事は大切な人には会って伝えるようにしたいと決めていたけど、しばらく会えなそうな気がしてメールで伝えた。直ぐに「おめでとう!」との返信。のむらさんが彼氏のミッチーに「ねぇねぇ、よしみさん結婚するんだってよ!めでたいねぇ。」なんて言ってる様子が浮かんだ。のむらさん、元気そうで良かった。”こんな時に出会えるって凄いね。” って書いてあった。そうだな。離婚もだけど、結婚も、自分が意図しない場所に流れてきちゃったって感じ。まさかここ?!みたいに。

帰宅してポストを開けると深緑の封筒が一通。パリのマユミちゃんだ!この瞬間が何とも嬉しい。信号が三連続で青になったくらいに嬉しい。今日の手紙も最高にラブリーな内容だった。どうやら、私が結婚を報告した手紙と、周ちゃんと付き合ったよと言う報告の手紙の順番が逆で届いたらしく、恋してる私がいいねと書いてあった。今日は質問コーナーがある。質問は二つ。一つは最近読んだ本について。もう一つは、しばらく誰かに恋したり、一緒に生活をしてないけど、それってどんな気持ちなんだろう?っていう質問だった。今は暑い場所に行きたくて、日本に帰っちゃおうかなとか、バリは生活しやすいと友達に聞いてバリに行っちゃおうかな、いや別の国かなと考えてるような私には誰かを好きになるとか責任持てないなぁって。風呂上がりに、缶チューハイをぐびぐび飲みながら読んだ。いいよ、いいよ。すごくいい。誰かを好きになる事と、自分が好きな事をするのは全然違う国の話よ。一緒に生活するには生活がしやすいようにルールを設けたり、気を使ったりすることもあるけれど、それと自分の好きを失う事は全く話が違う。彼氏だとか夫が、休日はデートをしたい!と言っても、なんとなくそんな流れになりそうでも、毎週はハッキリ言ってやめて欲しい。だって一人で部屋で本を読んだり、日記を書いたり、梃子と遊んだり、思い立ってマフィンを焼き始めたり。時にはいきなり旅に出てもいいと思う。意図しない自分と遊ぶ時間はすごく楽しい。今日もいつもの居酒屋で、今日もいつもの喫茶店で、今日もいつもの街を同じように手を繋いで歩くような週末はホッとはするけど、退屈。だって、愛しているっていう気持ちは別の所にきちんとある。マユミチャンへの返信用の便箋を出して、”質問の回答です。魅力的なあなたが最高に好き。”と書いた。

一人の夜。最高だな。あー最高に幸せ。今日は早く寝よう。

レバーパテ
レバー [血合いを包丁でとっておく]
ウィスキー
牛乳
バター [レバーと同量]
オリーブオイル

レバーを牛乳に浸しておき、水気を拭いて、フライパンで焼く。温かいうちにバターと一緒にミキサーで攪拌して、タッパに入れて冷蔵庫で冷やし固める。



夕飯

夕飯 23.1,2022

東京フォーラムの骨董市がコロナで中止となったので、立川の神社でやってる骨董市へ行く事となった。知らなかったけれど、周ちゃんは骨董のコレクターなのだそう。家にある本棚には、変なものが沢山置いてある。ガラクタって感じじゃなくて、一つ一つ意味がありそうな雰囲気が漂ってる。そして何だか不思議なのだけどお洒落。こないだ同僚の学芸員の高橋君が家に来た時、二人の盛り上がり方が異常だった。古くて意味のあるものが好き。よくわからない言葉を一生懸命に話して笑って同意し合ってた。

周ちゃんは骨董市で石を二つ。私は皿を二枚買った。その石はドングリ等を潰すのに使われていたものと、包丁の役目をするものだったそう。縄文っていうワードが周ちゃんや店のおじさんの口からよく出てきた。そして、おじさんに気に入られた周ちゃんは、骨董の有名らしい売り物の雑誌を貰ってた。前にも氷見で畑をやってるヨロさんに氷見のアートの雑誌を貰ってた。周ちゃんと話すと何かが刺激されてあげたくなるのかな。

私が買ったお皿についてもおじさんと色々と話をしてたけど、全くよくわからなかった。窯元やいつの時代のものだとか話をしてた。世の中には知らないことが沢山ある。私はただ、可愛ければ何でもいい。「お皿、あまりこだわりなくて。別に高価とか人気とか、あまりそういうのは興味がないんだよね。だって自分が毎日使うものだから。好きなのがいい。だからそんな高いのは必然的に買わないよね。」私の言葉に周ちゃんはすごく喜んでた。どこで喜んでるのかわからないけど、何かヒットしたみたい。新しい器には納豆を入れた。

麻婆春雨

中華 22.1,2022

婚姻届は提出する区の役所に取りに行かなきゃいけないのかと勘違いしてた。全国共通なのだそう。「じゃあ、渋谷区役所に行かなくていいじゃん。スーパーに行く前に役所に寄ろう。」辺りはもう直ぐ夜。少しだけ夕方が残ってて何だかいい夕方って感じ。今日は午後から書き初めをして家訓を書いた。”幸せは二人分、悲しみは半分。” 嬉しい楽しい時だけじゃなくて、困った時も助け合ってみよう。お互いに過去にそれぞれ苦労があった。その時に学んだのは、自分で自分を救う術。ひとりで生きるのは強くいられるからいい。だけど、恐れずに信じて分けようって話をした。まだ付き合って直ぐの頃に。

土曜日だから時間外窓口への階段を降りた。おじさんが二人。こちらが開口する前に婚姻届を手に取ってたように思う。「二部頂けますか。」「大丈夫、間違えちゃうよね。二部入ってるよ。」何だかすごく可笑しかった。スーパーへ向かいながら、おじさんの真似をしてケタケタ笑う周ちゃん。周ちゃんはすごく大人な方だと思う。真面目だし、我慢も得意。仕事もバリバリして、周りの人に気を使う事も自然に出来るのだけど、実は結構子供っぽい。なんなら私よりもそうかもしれない。ずっとおじさんの事で嬉しそうに笑ってる。あのおじさん、そんなに面白かった?婚姻届を貰ってそんなに嬉しい?何だか今にもスキップしてしまいそうな笑顔の周ちゃんが可愛くて仕方ない。

食後にお茶を飲みながら婚姻届を眺める。「何だか、ドキドキするよ。」と、私。「いつ書く?周ちゃん、いつ書く?」「今、書こう!」周ちゃんはシャーペンで下書きを始めた。私は面倒くさいから、どうせ二部あるしとボールペンで書き始めた。せっかくだから下書きしてる周ちゃんを携帯で動画を撮ろう。「携帯の動画もさ、いつか何十年後は見られなくなるよね。」「そうね〜。」話半分の周ちゃん。「デバイス問題って何なんだろうね〜。」「ね〜。」真剣に書いてる。また名字が変わる。次は熊谷。仕事の活動名を下の名前にしておいて本当に良かった。印鑑も屋号も全部、よしみにしてる。名字が服を着替えるみたいに簡単に変わってしまっても大丈夫。対策は万全。私のアイデンティティはもう二度と崩壊させない。

水餃子
春菊 みじん切り
レンコン みじん切り
豚肉
ごま油


麻婆春雨
春雨100g 2、3分で湯がいて水を切っておく
豚挽肉 200g
C ネギ1/2、にんにく、生姜 大さじ1をみじん切り
ごま油 ひと回し、ホワジャオ 大さじ1
A 紹興酒、豆板醤 大さじ1
B 甜菜糖小さじ2、中華だし小さじ1、水1カップ、醤油大さじ3

Cを炒め、肉を入れてさらに炒めて、Aを入れて炒める。
Bと春雨を入れて水分が飛ぶまで火にかけて、最後にごま油とホワジャオをかける。

夕飯

野菜, 夕飯 21.1,2022

今夜こそ周ちゃんがくる。午前はデスクワークを済ませて、午後は人形町へ撮影。今日は編集の柳瀬さんと。久しぶりだな。今日もとっても可愛い。柳瀬さんはコジコジが好きなんだけど、コジコジみたいな雰囲気が漂っていて、一緒にいると春みたいな気持ちになる。お土産に人形焼を頂いた。周ちゃんと食べよう。

急いで帰って夕飯の準備。昨日、周ちゃんに作ったロールキャベツをメインとしよう。あとは、揚げた茄子が好きだって言ってたから、揚げなすとタコのピリ辛和え。藤井恵先生のレシピ。ビールによく合うから昨年の夏はよく作った。あとは、周ちゃんは豆が好きだからスナップエンドウのナンプラーがけと、金平牛蒡かな。

周ちゃんが到着したのは19時過ぎ。仕事を終えていつもの様に埼玉から自転車で来た。アメリカで手袋を片方なくしたそうで手が凍りみたいに冷たい。温かい麦茶を飲んで、一緒にお風呂に入ることにした。今夜はジャスミンのバブにした。冬になるとハマりだすバブ。バブ特有のジャスミンの香りがお風呂場に漂ってる。いい香り。湯船に浸かってたわいもない事を話はじめた。本当は寝るときにベッドで話そうと思ったけれど、周ちゃんの顔を見たら何だかすごく話したくなって兄の事を話始めた。兄の事もだけど、結婚は良いもんじゃないという話もした。兄が担った父という役割、私が1度目の結婚で担った妻という役割。生活をスムーズに進める為には大事な事だし、家族が上手に回る為にも必要だと思う。だけど、そこに堕ちてしまうこともあるみたいって。

これから結婚する事がネガティブだとは思ってない。だけど周ちゃんには少し不安な話に見えたみたいだった。周ちゃんは初婚。私の話す内容を頭では理解しているようだったけれど、未だ実際には見たことがない景色のことを真剣に聞いてた。そして答えを頭の中に探しながら一生懸命に話してた。ずっと話してた。私が茹でタコになっても気づかずに必死に話し続けてた。顔が火照ってぼーっとする。周ちゃんっていう人はいい人間だな。そろそろ出たい。話のお尻が全く見えない。「周ちゃん、のぼせたよ。」「またお風呂で討論やっちゃったね。」

周ちゃんの答えはとても良かった。「結婚は、相手が自分のする事で幸せになるんじゃなくて、相手の幸せを願い続けるものだと思う。だって所有物じゃないからね。」周ちゃんが言った。うん。私もそう思う。心理学で学んだ事で人間の愛情についての講義があった。人は誰かに愛を与えるという行為が自分を愛するという行為にもなるという事。だけど、それは循環していなくてはいけない。与えて受け取る。その輪の中にはきちんと自分の身も置いてあげること。愛が欲しいから、愛を与え続ける。返ってこない愛に、あれ、足りないのかな。もっともっと愛さなきゃって、愛をどんどん与え続けてしまうことがある。それは生きる為に必要な愛だけど、循環しない愛はどこかに滞って冷たくなってゆく。だから、もっともっとってなる。愛が欲しいと思う事は決して間違ってないけど、ちょっと悲しいことだとも思う。だから、そうならないように、見ててあげようって話をした。今日どんな1日を過ごした?とか、今日何をたべた?とか、その人が毎日変化することを、少しだけどんよりしてる顔だとか、いつもと少し違う仕草だとか、平和に幸せの中に身を置けてるのかどうか。愛されたいからそうするんじゃなくて、愛とは別。幸せになって欲しいと願おうと。

だから、もし、愛が循環しなくなったら、たとえ大好きだったとしても、さよならしようと伝えた。お風呂から出て缶チューハイを一気に飲んだ。完全にノックダウン。

ロールキャベツ

キャベツ, 洋食 20.1,2022

昨晩は電話してしまった。結局2時間くらい話てたと思う。嬉しいけど最悪だ。お陰で今日は6時過ぎに目が覚めたし、寝不足。支度をして駒沢公園へ向かった。モニターのネジの調子が悪くて、カメラを両手で構えて、右肘の内側にモニターを挟みながら動画の撮影をした。私、何やってんだろう。これくらいなんて事は無いけど、ちっちゃく腹が立つ。

帰りに公園のスタバでコーヒー飲みながら携帯で作業して帰ろうと思ったけれど、気分が乗らなくてパン屋でドーナツを買って帰った。もうとっとと帰ってやるんだ。昼過ぎから来月の撮影のスタジオのロケハン。今日は空がとびきり青い。いい日だな。周ちゃんは今夜くる予定だけど、ちょっとわからないって言ってた。スケジュールいつわかるんだろう。

帰宅しておやつを食べて映像の編集を始めた。未だ連絡がこない。時間は17時。うーん夕飯を作りたい。周ちゃんが来るなら色々作りたいものがある。早く連絡来い。何で連絡してくれないんだろうか。忙しいんだよね。わかってるよ。もう作ってしまおう。サミットへ買い出しに行ってロールキャベツを作り始めた。”ごめんね。今日残業になりそうだから、明日に会いに行くよ。” LINEが入る。いいよ。大丈夫。一人の夜が好きだから。仕事を少ししてお風呂に入って麦酒を飲んだ。

会いたかったけれど、寂しい気もするけれど、一人の夜も最高なんだよ。梃子がベッドから起きてきて甘えてくる。梃子、大好きよ。ああ、こんな夜も大好き。ハーフアンドハーフな夜だな。

近所のカメラマンの渉さんからLINEが入った。「よしみさん引っ越すの?同棲するの?」何だか急に寂しい気分。寂しくなるけど、よしみさんが幸せになるならいいねって。嬉しいけど寂しい。寂しいけど嬉しい。渉さんは2年前の夏に私達夫婦の話を聞いて「それは間違ってると思う。よくないよ。」ってハッキリと元夫の暴力について言った。人の家の事だからわからないとかじゃなくて、ハッキリと言ったのを覚えてる。

私の中身が段々と変化してる。お願いだから結婚にだけは染まらないで。指輪をつけるのは週半分くらいの方がいいんだろうか。この街にセカンドハウスが欲しい。

ロールキャベツ
キャベツ 5枚[1分湯がいて水気を拭いて薄力粉を薄くはたく]
コンソメ
ケチャップ、蜂蜜
たね
豚ひき肉 200g [油で炒めて冷ましておく]
玉ねぎ微塵切り 1/2
塩、胡椒
溶き卵
パン粉 大2 を、牛乳 大2 で浸しておく

塩豚のホワジャオスープと焼いた卵

, 冬の料理, 中華 19.1,2022

今日はスッキリと目が覚めた。やっぱり早寝早起きはいい。昨晩は周ちゃんと電話しなかった。周ちゃんとの時間も楽しいけれど、やっぱり私の時間が好き。外は未だ暗いままで朝はしばらく来なそう。白湯を飲みながら色々を進めた。気づいたら9時過ぎ。慌てて支度をして駒沢公園へ映像の編集で使う為に空を撮りに出かけた。公園に着く頃には白い雲が辺り一面に広がってる。あーあ、なんだよ。帰ろう。

帰り道に松陰神社の商店街にあるお花屋さんへ寄った。店番をしてるお爺ちゃんを見る度に近所のフォトグラファーの渉さんがお爺ちゃんの話し方のマネするのを思い出してちょっとおかしくなる。「チューリップ下さい。すみません、一本でもいいですか?」「いいよ〜。150円ね。」チューリップの札には200円と書かれてるけど、いつものように少しまけてくれた。「この花、ちょっと短いの。いる?三本あげるよ〜。チューリップにはちょっと合わないけどね〜。」結局、4本の束のお花を抱えて家路に着いた。紫色の綺麗なお花。名前を聞いたけど忘れちゃった。何だか可笑しいな。

帰り道はインド人がやってる肉屋の通りを入って小さな公園の裏を通るのがお馴染みのコース。そして真っ直ぐと通りを家の方へと向かう。この道も何回歩いたんだろう。少しでも家が華やぐようにとお花を買い始めたけど、寂しいとか怖いとか不安だとか、私が1年の間に落としてきた色々がまだこの通りに残ってるみたいで少し頬が冷たく感じた。

帰宅して昼食を食べながら姉と電話をした。兄の事だとか、結婚とか夫婦とか、色々な話をした。最近姉がハマってる後ろ歩きについての話もした。「後ろ歩きで坂を登るのが超難しいんだけどさ、頑張って登り切るでしょ。最近は登れるようになってね。それで前へ向いて歩くと、すっごく楽に歩けるんだよ!」「あっちゃん。それは後ろ歩きしてたからだよ。」「違うよ!超歩きやすいんだってば。すっごく快調なんだよ。色々が。」姉の事はよく知ってるけれど、沢山の事をまだまだ知らない。とりあえず嬉しそうだからいいや。とにかく沢山笑った。それから、結婚がいいもんじゃ無いって話もした。うん、これから二度目の結婚をしようとしてるけれど、そう思う。結婚はいいもんじゃ無い。

兄は幸せだったと思う。どうして元気が無いのか姉は少し聞いてるようだったけれど、結局姉妹の推測でしかない。ただ、姉も私も結婚に苦しんだことがあるから、その虚しさが少しでも想像できる気がした。妻になる。夫になる。父になる。母になる。役を担うのは簡単。どうにかして頑張ればいい。だけど、難しいのは役に自分が喰われないようにすること。頑張れば頑張ってしまうほどに喰われていく気がしてる。嬉しい楽しい苦しい悲しい、色々な時の自分が気づいたらどんどんムシャムシャと。いいよって言ってないんだけど、家族が夫が妻も一緒になって食べてる。誰も意地悪してやろうなんて一切思ってないし、それって生きる為に必要だったりそうじゃなかったりなんだけど、私の栄養が私が生きる為のそれが気づいたら底をつくまで喰われていく。「お腹空いたから今すぐ何か作れる?」「ご飯もう作らないでいいよ。作ってなんてお願いした?」「全部別々でいいから。好きにさせて。じゃなきゃ離婚でいい。」「今日は早く帰れるから一緒に食事しよう。」「お土産に醤油買ってきたよ。」家に居たり居なかったりがよくわからない元夫の口から出る言葉は全くよく理解出来なかった。抱きしめられたり突き飛ばされたり。とにかく私を蝕んでいった。あの頃の私は何を担っていたんだろう。今でもよくわからないけれど、戸籍には妻だったと書かれてる。

電話を切ってから少し考える。姉はしばらく一人で生きたいって言ってた。誰かを想うことで自分を失ってしまう時間が来るのはもう嫌だって。私もそう思う。だから誰かと一緒になりたいとは思わない。結婚はするけど、ずっと別々でいたい。周ちゃんが家族の何かを担おうとしたり、それで苦しんでしまったりしたら、どうかここから離れて下さいとお願いしようと思う。離れて欲しく無いけど、切り離された場所は露わになって私は生きづらくなるかもしれないけど、それでもいい。それがいい。

塩豚と大根のスープ 按田餃子の按田さんのレシピ
塩豚 [豚肉に5%の塩を揉み込んで数日冷蔵庫で寝かせる]
大根
生姜
花椒

芋煮

スープ, 和食 18.1,2022

朝から淡々とデスクワークを終わらせて夕方。先週の疲れが何だか残ってる。家でのひとりの時間が本当に好きだなと思う。日が暮れる頃に夕飯を作り始めて、合間に作業を進める。そしてお風呂にゆっくり入って、早い時間にベッドに潜って本を読んだり日記を書いたり。そして、湯たんぽみたいにホカホカの梃子にひっついて夢の中へ。

結婚10時間、私14時間。黒木華さんのドラマでのセリフ。私の中では人生の名言となってる言葉。どんな結婚生活を、どんな風に私の時間を大切にしていけばいいのかずっとずっと考えてる。週末婚みたいな形だとか、物理的にひとりの時間を確保できるような結婚がいい。だけど、ちょっと現実的じゃない。透明人間になる術を習得できたらいいなと思う。これなら出来そうな予感。私を家のどこかで見かけても、見て見ぬふりをしてもらえばいい。

芋煮
味噌、みりん、醤油 大さじ1
酒 1/3カップ

里芋 3、4個
豚肉 200g [本当は牛]
こんにゃく 1/2枚
ごぼう 1本
ねぎ 1/2本

最初に鍋に豚肉と味噌を焼き付ける。酒と一緒に10分煮込んだら取り出して、水を足して野菜を柔らかく煮た後に肉を戻して味を調整。

マグロ丼とレバー炒め

17.1,2022

周ちゃんと会って沢山の話をした。久しぶりに形のある周ちゃん。当たり前だけど肌が温かかったし、声は呼吸と一緒になって聞こえてくる事に少しドキドキとした。3週間ぶりの周ちゃん。色々を知ってるのに、知らないような感じもした。

帰国したら話したい事が沢山あった。その1つが結婚の形について。確か周ちゃんがデンバー辺りに滞在していた時だと思う。結婚についての事を色々と調べて、私の人生ならどうしたいのか、心の事も過去の事も、これかの事も色々と考えて周ちゃんに今の気持ちを電話で伝えた。「事実婚が良かったけれど、法的がいいって思ったの。」法的結婚には色々な問題がある。それに、アレは私のアイデンティティが崩壊した最低なもの。

だけど、よくよく調べていくうちにわかった事は、結婚制度というのは税金の恩恵を受けられるように定められているものであり、それに対し事実婚は想像していたよりずっと社会的には未だ認められていなかった。婚姻関係を証明する方法についても、公正証書を作ったり、住民票の記載を夫婦としてみたり、他にも色々と面倒そうに見えた。それに同性婚の様に事実婚を選ぶしか無い場合を除いて、法的結婚を否定したいというネガティブで且つ強い意思が必要に思えた。

アメリカの場合、フランスの場合、そんな話もした。周ちゃんの家族はアメリカにいる。私もそう。心のオアシスとも言えるような友人がパリにいる。私達はそれぞれに色々な結婚の形を知ってるし、それが結構いいとも聞いてる。それはとても希望的な話で自由そうで新しくて、なんなら魅力すら感じてた。だけど、私達が今を生きている場所は日本。色々な形は知ってるけど、私達はこの国の法や社会の中に身を置いてる。だから、希望ではなくて、私たちの今の話をしようって。周ちゃんは、私が結婚について調べてきた事や想いを綴った大学ノートを眺めながら、じっと静かに考えてる。時々、何かを書き込んでる。家で分厚くて難しそうなタイトルの本を読んでる時の顔と一緒だ。何だか少し緊張した。顔を上げて私の目を見て言った。「うん。つまり、法的結婚ということでは!」

事実婚でもなく、パートナーでもなく家族になろう。法的、社会的に血縁関係を結ぶことが私達にとっての結婚という形となった。たぶん、色々なメリットデメリット以上にきっとその想いが強かったように思う。子供の有無は関係ない。結婚というよりも、未来にしたい事の話をしていた。愛し合ってる。それとは別の個人的で二人だけの未来の話。

「買った指輪はいつにつける?」私の質問に「え、直ぐにつけるでしょ。」と周ちゃん。2ヶ月前の話。結婚の日取りも決まってない時だった。本当に結婚するかも半信半疑のまだ出会って2週間くらいの金曜日。「指輪を取りに行った日に結婚したらいいんじゃない?」「え?!」周ちゃんは突拍子の無い様な事を平然と言う事がある。その思考回路がどうなってるのかさっぱり検討もつかないけれど、いい風に連れ去られた時みたいに、そっかってなる。結婚しようと言い出した時も迷う事なく返事をした。結婚は怖いし嫌いだったけど、いい予感だけがした。というわけで、青山に指輪を取りに行った日に渋谷区役所で婚姻届を出す事となった。本籍の場所を引っ越し先にするかどうか考えたけど、この先ずっとそこに住むかわからないし、何の思い入れも無いから明治神宮にした。あの場所は気持ちがいいし縁起が良さそうだし、青山から区役所に行く途中にあるし、参拝した時に住所借りますって伝えたらいい。それに、戸籍謄本が必要になった時とかも便利そうだねって。不思議なもので、1つが決まるとあとはスイスイと5分くらいであっという間に色々が決まった。それに、周ちゃんには言わなかったけれど、離婚してから時々明治神宮に行くようになった。もしかしたら直ぐ側の脱毛サロンに通い出した事も理由の一つかもしれない。神様は信じていないけど、祈りたかった。明日を好きになるために祈ろうと思った。

今日はオオゼキでレバーが安かった。鮪が食べたかったから、夕飯は酢飯を作って鮪丼とお味噌汁。レバーはパテにして、心臓の部分はカレー粉とソースで炒めてみる。思いの外最高な塩梅。ああ、美味しい。どうしようってくらいに美味しい。周ちゃんに食べさせてあげたいな。

レバーのカレー炒め
レバーのハート(血合いを取り、牛乳と水、塩を混ぜたものに30分漬け込んで臭みを取る)
オリーブオイル
カレー粉
ウスターソース

麺線

Journal 13.1,2022

朝の9時30分。世田谷通り沿いの動物病院へテコと走る。2分遅れて到着。病院はいつもより混んでる。少し待たされ採血。そしてさらに30分、先生に呼ばれて診察室へ入った。「テコちゃん、完治です。」先生の笑顔、初めて見たよ。良かった。本当に良かった。直ぐに周ちゃん、母、姉に連絡して、たまたまラインしてた兄にも報告。”癌、完治したよ!”

帰って急いで納品を済ませる。冷蔵庫には何も無い。う〜ん。あ、素麺と卵がある。麺線にしよう。昨年、台湾人の友人ハルさんに教えて貰った麺線。胡麻油で生姜を炒めて、その油で目玉焼を焼き、茹でた麺を炒める。生姜の香りが移った胡麻油が最高に美味しい。ペロッと平らげてしまう。

美味しかったな。

昨日のスープ

洋食 12.1,2022

朝一番でフミエさんのアトリエへ写真を撮りに行く。料理教室の撮影をして、料理本の打ち合わせ。それから、ちょっと動画を一緒にやってみようという事になった。何だかちょっといい予感。

帰って少し仕事を済まして近所のみっちゃんと家の側のもんじゃへ。みっちゃんとは2ヶ月ぶり。結婚の事は会ってから話したいと思っているうちに年を越した。「実は、。結婚するの!」私の言葉にもんじゃを手際良く鉄板でカチャカチャと音を立てていたみっちゃんの手が止まった。目をまん丸くして驚いてる。そりゃそうだよね。最後にみっちゃんに会った私は彼氏どころか結婚のけの字だって無かった。まだ引っ越して1年ちょっとだけど、引っ越す事も伝えた。寂しそうにしてたけど、「寿物件だね!よしみちゃん家に住みたい!!」と本気で考えているみたいだった。彼氏と一緒ならなぁと渋っていたけど、「自分が欲しいものは自分ひとりで手に入れた方がいいよ。」とアドバイスして、「それに、自分が手に入れたものなら、彼氏と別れようが自分のものだよ。」と付け加えたら、少し納得してた。その気持ちよくわかる。私も同じ様な事を思ったり、してきた過去がある。怖いのもよくわかる。勇気が出ないのもよくよくわかる。誰か、例えば、彼氏だとか夫だとか、そんな隣にいてくれる存在が自分を幸せにしてくれるんじゃないかといつしか期待してしまう。だけど、そうじゃなかった。自分の幸せを他人に任せるのはもうやめた。不幸だって同じ。私のものならば、どっちだって気分がいい。だってやりきってるもの。爽快であることは間違いなし。大丈夫。怖いけど、大丈夫なもの。明日は誰だって怖いもの。その程度。放っておいたらいい。

みっちゃんがお祝いにもんじゃをご馳走してくれて、また鍋でもやろうねとバイバイする。帰宅してポストを覗くと茶色い封筒が一通。裏面にフランス語の住所と、英語で日本の住所。表面に漢字で祝と書いてある。2021年12月21日のまゆみちゃんからだった。フランス語の勉強で忙しい、私の結婚の報告を手紙で読んで驚いたけど私らしくて朗報を手紙で知った時に頭にぱっと浮かんだ言葉があるよと記してくれた。よく読めないフランス語だったけど、日本語で訳すと、報いるとか、必然みたいな意味で、この結婚は偶然ではなくて、決められた未来なのだとか。まゆみちゃんはパリに単身ぽんと行ってしまうような面白い子だけど、フランス語がとにかく大好きで、そんな彼女らしい表現だなと思った。嬉しいな。心のこもった言葉が贈り物みたいに感じる。まゆみちゃんありがとう。ほんと、素敵な友人。大好きだよ。

何だか急にもくもくと体中に結婚への実感が膨らんできた。この街を本当に離れてしまうのか。この家も街も、この街に住む友人たちとの日々もあと3ヶ月でバイバイ。こんなに街が家が大好きになったのは人生で初めてなのに。寂しい。新しい暮らしへの希望もあるけど、ここが好き。大好き。

南瓜グラタン

洋食 10.1,2022

どうしたものか、姉妹とは似てるものだなぁと思った。朝起きて携帯を開くと姉からLINEが入っていた。L.Aの朝の景色が何枚も何枚も。何だか朝じゃなくて夕方みたいな写真。姉は朝の5時半に散歩するのにハマってるのだけど、最後の100mはダッシュするのだそう。100mダッシュ。私も好きなやつだ。さっと服を着て歩きに出かけた。とにかく気持ち良くてハマってる寝起きの散歩。ベッドが大好きなのに、ベッドから抜け出す朝もやめられない。

歩き出すと、”DVの女の人のドラマを見てる。” また姉からLINEが入ってきた。 “見たくない。” と返す。よくもまぁ、暴力も離婚理由の一つだったのに、そんな私に報告してくるもんだと思った。ま、そういうことだろう。全然問題ないよ。だって私は人を殴った事は無いもの。被害者になったとしても加害者では無い。いや、そうなのかな。今でも少し後悔してる。上手く説明出来ないけど、どうして私は警察に通報したんだろう。だけど、これって日々の事でも思う。正解そうな事はわかってるけど、本当にそれが正解かどうかはわからないこと。正しいって何だろう。人に話したら、「それは間違いだよ!あなたは悪く無いよ。」と背中を押して貰えても本当にそうなんだろうか。確かに人は殴っちゃいけない。だけど、殴った男の手は許されなくても、心はどうなんだろう。そうして世界に閉ざされて、男の心は何処へ向かうんだろう。

仕事をしていたら直ぐに夕方が過ぎていた。冷蔵庫の奥に覚えのない南瓜が一つ。今夜は南瓜グラタンにしよう。冬と言えばグラタンの季節。母のグラタンは黒い蓋のついた丸い皿に入ってる。黒い器の中で白くぴかぴかと光っているグラタン。

晩酌

夕飯 09.1,2022

今日は周ちゃんが隔離されてるホテルへ差し入れを持って行った。もう隔離は終わるのだけど、何だか日に日に顔から元気が少しずつ少しずつ無くなっていくのが気になった。うちから電車で1時間くらい。場所は幕張の方。テレビ電話の向こうに青い空と川の様なものが見えたけれど、あれは東京湾だったらしい。私が到着した時、今日隔離が終わった人達がバスに乗り込んでる所だった。その後にもシャトルバスが3台待機。中年の男性が声を荒げて怒っていたけど警備員さんは慣れた感じで誘導していた。「差し入れですか?すみませんね。もう少しお待ち下さい。」しばらく待つ事となった。ホテルの入り口は白いテントの様なもので覆われてる。周ちゃんに電話してホテルの下に着いた事と中年の男性が怒ってる事を伝えた。殺伐とした様子に少し不安になる。「今日は他の部屋で女性が発狂してたよ。」電話の向こうで周ちゃんが言った。

いく先々の空港の様子を写真で送ってくれたり、PCRをまた受けたとか、アメリカの街での状況だとかを逐一聞いていたけど、実際に自分が少しでも触れると怖く感じた。今日は来て良かった。知れて良かった。携帯から見える景色はつるっとしたままで空気の色だとか温度まで感じられないから。荷物を係の人に渡して、周ちゃんの部屋が見える場所へ移動した。9階を見上げてみる。「見えるはずないよね!」って話してたけど、笑ってる表情が見える。お互いに手を振りあった。3週間もの間ずっとテレビ電話の中にいた周ちゃん。生の周ちゃんを捉えた目から全身に血が巡るみたいに充足感で満たされていく。いつもなら電話を切っても直ぐにまた電話したいと思うのに、今夜はこのまま静かに寝れそうだなと思った。人間って面白い。色々を感じるように出来てるんだな。

ホテルの横に寿司屋があるのを見て、今夜は寿司にしようと決めたのに、イカリングが無性に食べたくなったのでイカリングの惣菜をサミットで買って帰る。後はスナップエンドウを湯がいて冷蔵庫に余ってるおかずを並べて晩酌を始めた。22時過ぎ、いつもの様に周ちゃんに電話すると差し入れしたミカンを嬉しそうに食べてる。「沁みる〜。」満面の笑み。さっき見たばかりの周ちゃんがテレビ電話の中にいる。私じゃなくて身体のどこかが言った。目で見れたのだから、次は触れたい。何だか無性に会いたくなってきてる。私の欲望、怖い。

キムチチゲ

Journal 08.1,2022

4月の頭に引っ越す事に決めた。不動産への解約通知の退去理由の箇所に “結婚” と書いた。この部屋を見に来てくれた人に伝えてくれるといいな。結婚を理由に退去することを寿退去と言うらしく縁起が良いのだそう。そして、その部屋に住んだ人もまた婚期が早まるのだとか。独身の友人にうちに住まないかとLINEをしてみたけど、ひとりでこの家に住むのは難しいって。確かに。ベランダが広すぎるかもね。家賃も優しくない。ひとりでこの空間を持て余してしまったら、それは虚しさになる。今となっては大好きな部屋だけど、とにかく私も怖かった。いきなり家族が崩壊したからって、簡単にその場所を捨てられない。8年かけて大事に大事に築いてきたものがあの家にはあった。家中のあちこち、キッチンにもリビングにも首都高が遠くに見えるベランダにだってしっかりとあった。それに、夏の終わりから体調を崩してカメラを持つことも大変になっていたし、そもそもコロナで仕事も殆ど失くなった。私があの家を出なくてもいい理由は十分に揃っていた。こんな自分がテコを育てて、これから本当にここで生きていけるのか。半分ゾンビみたいになってる自分が16万っていう家賃をどう払っていったらいいのか全く検討もつかなかった。ただ、ここで幸せを望むしかなかったんだと思う。

周ちゃんと電話でこれからの色々を決めた。子供はわからないけど、とりあえずブライダルチェックを受ける予約をした。今、私達に共通して言える事は、とにかく新しいそれが楽しい。その先の事はたぶん殆ど考えてない。不妊治療の助成金を調べる事だって楽しい。それに、不妊治療だと申請するだけでブライダルチェック がタダで受けられるのだと言う。世の中知らない事がまだまだ沢山ある。結婚の色々、アメリカでは当たり前のように行われてるプリマリタルカウンセリングについてもお互いに本を読んで勉強して感想会なんてしてる。これは大学院の時によくゼミでやったんだよねって、周ちゃんが楽しそうに話してた。司会進行は周ちゃんで本の時系列に沿って、個人的な意見と一般的な意見を一緒に考えてみる。こんな体験は初めて。元夫の時は結婚をする時にお金の事も、未来の事も、子供の事も、何も話さなかった。何となく同棲をしている時から色々が決まっていって、気づいたら私がひとりで全てをやってた。きっと彼はつまらなかったろう。私がどんどんひとりで色々をやってしまう事が不甲斐なかっただろう。いつも私に甘えてばかりいるのはそんな理由だったのかもしれない。私が一つでも不安を投げ出したら拾ってくれたのかな。今となってはもうわからない。

2回目の結婚。知ってることも沢山あるけど、初めてのことも沢山ある。その初めては、とにかく楽しいって感じていること。こないだ皆んなでキムチを漬けたのだけどそういう楽しさに似てる。同じ場所で一緒に作ってる感じ。

おでんカレー

カレー 07.1,2022

ライターの古川さんが俳優さんと話しているのを遠くで聞きながらぼんやりと思った。結婚の形はどっちでもいいや。私が温かい場所を望む限り私はいつだって幸せでいられる。今夜、周ちゃんに伝えよう。周ちゃんの好きな方でいいよって。

昨日の朝、結婚の話になって、私の今の気持ちとして法的な結婚を望みたいと伝えた。法的結婚に縛られて苦しんだ過去がある、戸籍には入ったり抜けたりした足跡もきちんとついてる。結婚っていうものが嫌いになった。事実婚を考えたい。言い出したのは私からだった。だけど、何だか考えれば考えるほどに私のそれは周ちゃんに失礼な気がしてきた。それに、未来を恐れてる限り結婚なんてしない方がいい。結婚したいと思ったのなら、私は堂々とまた誰かの場所に籍を入れたらいい。だって、結婚すると決めたのだから。

俳優さんが「あの仕事が色々なところでいい感じに繋がってるんですよね。」みたいな話をしていて思った。そう、いい感じに繋がっていくんだよなって。たまたまの出会いだとか、たまたま手にした何かだったとしても、その先はみんな選んでる。その人と仕事がしたいと思うのは、たまたまなだけじゃなくて楽しいから。一緒にいるときっと幸せな気分になるからじゃないかな。人ってよく出来てるから。嬉しいとか、楽しいとか、美味しいとか、幸せを見つける感覚がきちんと備わってて、放って置いても上手に幸せになれる。窓からの西陽が綺麗。冬の寒い日だってこうして暖かい場所があるくらいだ。世界は明るい。私が幸せになる為に未来を描く必要はないんだ。ただ、私が温かい居場所にいたいと望めばいい。それだけ。

一昨日に姉聞いたこと。L.Aのレストランで周ちゃんとのディナーで言ったんだそう。「よしみは離婚の仕方も知ってるから、あの子は大丈夫だよ。」そう、私はもう離婚の仕方を知ってる。あんな地獄みたいな離婚があっても、幸せになる方法を知ってる。大丈夫。私は大丈夫。それに、私がわたしの事を幸せにできるのなら、周ちゃんの事だって幸せに出来るはず。私の望みは一つで、それはもう持ってる。だから周ちゃんが選んだ方でいい。それで少しでも周ちゃんの不安が拭えるのなら、そうした方がいい。私は未来がどうなったって大丈夫。

おでん

和食 06.1,2022

母から電話が鳴った。「今日は大雪だから!」天気の事となると何故か口煩い母。今日もアラームの様に連絡が来た。

朝から周ちゃんと長い時間話をした。話しても話しても話足りないくらい。結婚に向けて色々を話したいだけじゃない。少しでも同じ時間の中にいたい。何だか周ちゃんが日本にいるんだと思うだけで、ぐっと距離が縮まる気がした。テレビ電話である現実は変わらないのにな。外はどんどん雪が降り積もっていく。

グリーンカレースパゲッティ

エスニック 06.1,2022

夜中の2時、周ちゃんからLINEが入っていた。無事到着して両国のホテルへ入ったとの事。フライトは無事飛んだけど大分遅れての到着だった。ここで6日間の隔離。それにしたって、何回PCRを受けるんだろう。街中を歩いている人の方がよっぽど感染してるよ。国を移る毎にPCRを受けて、帰国後もPCRを何度もやる。もはや周ちゃんはPCRのプロだ。

姉からも何度かLINEが入ってた。「着いた?」フライトが突然キャンセルになる事もあるみたいで凄く心配してた。周ちゃんの兄ちゃんはNYへ帰るのに、愛犬のユキちゃんが飛行機で吠えまくって乗れなくなるという大惨事が起きた。笑ってたけど、ちょっと面白いけど、兄ちゃん家族は悲惨だっただろう。可愛くて真っ白でモフモフのつぶらな瞳をしたユキちゃん。旅疲れでブチ切れちゃったのかな。

ベーグルサンド

パン 04.1,2022

今朝はプレーンベーグルに卵を3つ使った少し甘めにしたオムレツにマヨネーズをかけて食べた。L.Aからの帰国する私のスーツケースはいつもプレーンとシナモンレーズンのベーグルがぎっしり。だけど、ここ数年でぎゅっとしたベーグルが日本でも当たり前のように手に入るようになった。もう3年あっちには行ってない。5時半過ぎに目が覚めて携帯を開くと周ちゃんからL.Aの街並みを映した動画が送られてきていた。L.Aっぽい街並み。好きな景色。大きな木と大きな家、白い壁。鮮やかな色の花。日本のような電柱はないし、歩道のタイルはボコボコ。今日は暑くてTシャツなんだそう。冬でも昼間は暑い。ああ、この光、私も浴びたい。

周ちゃんと少しだけ電話した。「おはよう。周ちゃん。」「よしみ、おはよう。」たった一日空いただけなのに、喉の渇きを潤すみたいに一気に私中が満たされていくのがわかる。だけど、この人は本当に私のフィアンセなんだろうか。未だに不思議な気持ちがする。話したい事が山ほどあるけどやめた。会って話そう。一昨日に不妊治療をしている友人の話をしたかった。どこの病院に行ってるのかLINEでちょっと聞いたら、色々を一気に溢れ出たコーラみたいに教えてくれた。あまりに豊富な知識と内容に驚いた。そして、ちょっとたじろんでしまった。彼女が頑張ってるのはその空気だけでも肌を通して伝わってくる。ちょっとピリピリとさえする。けど、朝食にコーヒーとベーグル食べてる途中に鯵の開きを無理矢理口に押し込まれたような気分だった。この感じなんだろう。子供が出来ないことで離婚を選ぶ夫婦もいると聞く。想像だけど、少しだけ男性の気持ちがわかったような気がした。本当に少しだけ。

私達には子供が産まれるんだろうか。私は正直どっちでもいい。周ちゃんもどっちでもいいって言ってた。欲しくないとは言わないけど、絶対じゃない。ただ周ちゃんといれたらいい。前の結婚では子供が欲しいとはあまり思わなかった。周りが産み出して、そろそろかなぁと考えた程度。当時親友だった子は子供が欲しいけど旦那さんが要らないと言うからうちは要らないって言ってた。家族について最近よく考えてる。あの子は自分の願いを殺してまで誰かと家族をする必要ってあったのだろうか。結局、私達はどんなに愛し合おうがどこまでいっても他人なのに。離婚してから我に返ったように思い出した。私の強い願いはもう二度と自分を見失いたくないという事。事実婚を望んでいたのは一番にアイデンティティの崩壊が起きた事への恐怖だったし、事実婚という契約はお互いの尊重へも繋がると信じたかったけれど、私達はいつまで経っても別々の人間なのだからこそ法的な結婚を選んでもいいんじゃないかと思い始めてる。縛られるのではない。それが希望となるんじゃないかって。人間は弱くて儚い。簡単な事で壊れるけど、意外と頑丈で死ねない。だから難しい。そんな時に救ってくれるのはお金でも恋でも仕事でも無くて、希望だと思ってる。希望を抱ける明日や誰か。

兄が姉に話してた言葉がずっと引っかかってる。「ヤッチャンがさ、寂しいって言ってた。」兄の持つ家族は誰が見ても幸せな家庭。郊外に家を買って、子供は3人。休みとなればキャンプへ行く。兄がサーフィンする時はみんなで海に行ったり、週末はいつも回転寿司だの何だのって家族仲良くお出かけしてる。夫婦でよくデートもしているし、とにかくずっと仲が良い。だけど、兄の言葉の真意はわからないけれど、家族がいても寂しいと言う気持ちがちょっとわかる。私も結婚している時ずっと寂しかった。親友だったあの子がいつだったか急に寂しいと言って泣いた事があった。彼女は夫の事を深く愛してた。だけど、あの愛は何の愛だったんだろう。子供が欲しいという人生に一度しか出来ない願いを殺してまであの子は何を愛していたんだろう。彼女の夫は元アル中。今では大分マシになったと聞いたけれど、私がいつだったかの冬の日の朝に家にお邪魔した時に旦那さんが出してくれたのはお茶ではなくてトマトハイ。それは部屋に降り注ぐ朝陽の中で私の身体をどんどん冷やしていった。美味しかったどうかは覚えてない。

色々を捨ててから、私の日常がどんどんと温かくなっていく一方で私が離れる事を決意した友人を思い出す事が増えていく。彼女達が放置したあの場所はこれからどうなるんだろう。助けたいとも違うし、知らないとも言えない。

キムチご飯

エスニック 03.1,2022

年末に漬けたキムチがいい感じ。今日から仕事初め。映像の編集とか年末出来なかったパソコンの掃除を進めた。周ちゃんはL.Aに入ったそう。ベガスからの渋滞とPCRの混雑で明日の晩に姉と会うことになった。朝に姉と連絡を取ってる時に、そういえば寿司屋のノリコさんが前にベガスからの渋滞の途中で砂漠の真ん中で大きい方をしたんだよねって話を教えてくれた。あの人凄いよって。L.Aで唯一行く寿司屋の女将のノリコさん。聞きたくなかったな。

煮しめカレー

カレー 02.1,2022

昼寝ってどうしてこんなに最高なんだろう。1月2日から仕事を始めようと考えていたけど、昨年のカウンセリングの時にトレーニングで行ってた “何もしない日” をまた復活しようと昨晩に決めた。何もしない日は思いついた事を感情のままにする日。約束もダメ、家事も仕事もダメ。とにかく、赴くままに内声に耳を傾けるという試み。これが結構に効果てき面で、みるみる私の心は回復していった。

これから結婚生活が始まってきっと私はまたひとり勝手に窮屈になりそうな予感がしてる。周ちゃんはそんな私を放っておいてくれなそうだけれど、それさえも笑顔で交わしてしまうかもしれない。だから、私をコントロールする私を一切無視する日をまたやってみようと思った。そして、先日周ちゃんにも提案してみた。家族のルールとして毎週日曜日に周ちゃんの事だけを思う存分にして。そして、私の存在をどうか無視して欲しいと。「よしみは面白い事を言うね!やってみよう。」周ちゃんはいつもと同じように笑顔で言った。

午前はネットサーフィンと日記を書く。途中、ノンカフェインの紅茶とベーグルを食べて、ベッドに戻り姉と電話。「結婚って大変なもの。別に特別にいいもんじゃないよね。」みたいな話をした。これから周ちゃんはお互いに嫌いな所を見つける日がきっと来る。それが許せないかもしれないし、時に諦めてしまうような事もあるかもしれない。だけど、それが誰かと生きるっていう事だとも思ってる。今は殆どが見えてないだけ。別に結婚は夢じゃない。生々しく様々な日常がやってきて勝手にそれが紡がれていくもの。良い事も悪い事も同じ様にただやってくる。

「自分の一度きりの人生だから、自分が思うことをしたらいいよ。そうしたら酷いことが起きても後悔しないから。」姉が言った。いつか本を書きたいってよく言うけど、その壮絶な人生は上中下の三部作くらい長いものとなりそうだなと予想してる。なんだかんだといつも私の背中を押してくれる姉だ。周ちゃんとの結婚も一番に応援してくれた。私がくよくよしてたのが悪い。姉にしっかりしなよと言われて情けなくなった。誰になんと言われようが、結婚したいのはよしみなんだから堂々としなよって。電話の途中で兄からLINEが入ったけど姉と話してる事は言わなかった。今年も私達三兄弟は仲がいい。姉は数日前に兄と電話したそう。兄は少し元気が無かったらしいけど、励ましたと言ってた。もし、兄に何か大変な事があったら兄弟で助け合えばいい。兄の人生は兄ものだ。自由にやっていい。

お腹が空いて電話を切った。昼食は母が買っておいてくれた高級だと言う蟹とホタテでパスタを作って食べた。なんて贅沢なんだろう。時間は1時前、まだパジャマのまま。ソファーの陽だまりの中で本を読もう。梃子が横で気持ち良さそうに寝てる。本を読みだして30分くらい、うとうとしだした。ああ眠くて苦しい。苦しいよ。うん。寝よう。だって今日は何もしない日だものね。ベッドに勢いよく潜って1分も経たないうちに眠りについた。目が覚めると陽が傾いてるのがわかった。何時だろう。昼寝って最高だな。気持ちが良すぎる。こうなったら今日はもう顔は洗わないしパジャマも脱がない。このまま梃子の散歩へ行こう。

昼寝の余韻に浸りながら夕方を歩く。ああなんて幸せなんだろう。昼寝って素晴らしいよな。帰ると急に年賀状の続きをしたくなった。年賀状をやろう!やりたい時の何かって楽しい。本当に楽しい。年末に慌ててやってたのが嘘のよう。あっという間に年賀状を刷り終わった。お風呂でamazon primeを見て、コーラをグビグビと飲んで、煮しめカレーを食べる。先日、ツレヅレハナコさんが撮影終わりに言ってた言葉がずっと頭にあった。料理家さんっていう存在が大好き。一緒にいるだけで面白い話がほいほいと出てくる。「煮しめは飽きたらカレーにしたらいいよ。」なるほど!昨日母が持たしてくれた煮しめは飽きてないけどルーを入れてカレーにした。冷蔵庫に茄子が一本入ってる。素揚げにでもして乗せよう。あとチーズも!

茄子は周ちゃんの好物。今まで茄子は麻婆茄子とかトマトスパゲッティーに入れると美味しいよね程度の関係だったけど、最近茄子を見かけると心が疼く。茄子は関係ないのに茄子にも恋心が汚染してる。人って本当に単純だと思う。周ちゃんに会いたい。数日前にビデオ通話で隠し撮りしたキャプチャーを見てはニヤニヤしてる。ほんと、男前だよ。特に朝のシャワー浴びたての顔が気に入ってる。今日は最高の正月だったな。

1月1日

Journal 01.1,2022

午前に実家から帰って色々と作業を終わらせる。結局、年賀状は未だ大晦日に途中でやめたままに家を出る。隣駅の友人宅でおせちを食べる約束をしてる。だらだらとおせちと一緒にビールを飲んだ。帰りは今むと途中まで一緒。「本当に良かったね。おめでとう。」別れ際に今むが言った。

周ちゃんとの結婚の事を今日初めて近所の子達に伝えた。昨年、私が大変だった時に、たわいも無い何でも無いような時間を一緒に過ごしてくれた友人。今むは「何してる?」結婚していないし、彼女もいないし、昼でも夜でも気軽に誘える友達のひとりだった。一番最後に会ったのは、鎌倉に海を見に行った時だったかな。私達は海友達でもある。お互いに夏でも冬でもひとりで海に行ってしまうくらいに海が好き。私の報告を聞いて、みんな驚いてた。だけど喜んでた。近所の友人に過去の色々を話してない。誰も特に聞いてこないし、話したくなかったから話さなかった。離婚が決まってからの1年。すごく世話になったと思う。日常を沢山くれた友達。ありがとう。寂しいね。そんな話をして帰宅した。今むは来月にみどり荘で展示をするのだそう。もしかしたら、東京で会うのはそれが最後になるかもしれない。

夜は周ちゃんと電話。二日ぶりの周ちゃん。ちょっと時間があくだけで新鮮な気持ちになる。ああ、この人が周ちゃんだってまじまじと画面に映る周ちゃんを見てしまう。今日はベガスへ行くのだそう。明日はL.Aで私の姉と会う。

12月31日

Journal 31.12,2021

仕事、大掃除、年賀状。朝から息をつく暇なく家を走り回ってる。ガトーショコラが食べたい。ずっしりしたやつをアメリカンコーヒーと。近所の神社に今年の御守を返しに行って、来年の御守を買った。来年は勝と書かれた御守にした。ゲッターズ飯田さんの占いで私は来年は欲しい物全部を取りにいく年なんだそう。えー!そんなに要らないよ。一つで十分〜って思ったけど、遠慮は不運、禁物!みたいな事も書いてあったので、ではでは勝ち戦を楽しもうと、勝にした。だけど、何に勝つのだろうか。どんな勝利にせよ、圧勝して、敗者にお見事!と言われる様な誰もが清々しい気持ちになる勝利を納めたい。誰も不幸にならない勝利がいい。

年賀状に夢中になっていたら出発の時間。慌ててコートを羽織ってテコを鞄に入れて駅まで走る。電車は目の前で去って行った。千葉に着いたのは18時。母が改札まで迎えに来てくれた。あれから一切連絡しなかったから、ちょっとだけ久しぶりの母。周ちゃんとの結婚は反対!って怒ってたけど、どうやらこの2週間くらいで大分落ち着いたらしい。気分の上がり下がりが極端に早いのは母譲りかもしれない。母はケロッとしてた。蟹を食べて、麦酒を飲んで、おせちを食べて。最高な大晦日。父はいつも通り何も聞いてこない。ひたすら飲んでる。「ママとパパは会うのいつでも大丈夫だから。」「わかった。」やっぱりもう母の中では済んだ事らしい。とりあえず良かった。

食後にケーキを食べてお茶を飲んで布団に入った。カウントダウンはしない。お腹が一杯で眠いから。わざわざ頑張って起きていなくても、目が覚めたら勝手に新年がやってきてくれるもの。そんな楽な事はない。有り難くお布団の中で眠りについた。申し分ないくらいの最高な大晦日。

寝る前に布団の中で手帳を開いてみる。この1年の毎日がぎっしりと詰まっていた。春くらいまでは、日々、今日は何とか乗り越えられた、とか。今日はトラウマがきつい、とか。詳細に日々が記されてる。初めは300%苦しかったけど、ちょっとずつ、ほんとにちょっとずつ、その割合が変化してる。大丈夫。とか、無理をしない。きっと大丈夫な日が来る。と、祈りみたいな言葉も手帳のあちこちに転がっていた。嫌な事や離れたい人についてもよく書かれていて、過去の私みたいな考えや生き方をする友人と距離をとるように努めてる様だった。それは、相手がどうではなくて、写し鏡の様に見えるみたいで、とにかく苦しんでいた。果てしなく長かった1年をあっという間に読み切る。さぁ、今年は終わりだ。寝よう。

来年はしたい事が沢山ある。ようやく走れるようになっていつでもどこまでも行けそうなくらいピンピンに心身共に元気。まず、心理学を大学とかで勉強してみたい。それに、写真集も出したい。好きな先生の料理本の写真も撮りたい。映像もどんどん撮りたいし、昨年ちょこっとやってみた映像監督だとか、フォトディレクションも堂々とやってみたい。周ちゃんにそっくりな男の子を産んでみたいし、免許を取って白のジムニーをブイブイ乗り回したい。新居は今よりもずっと素敵な家じゃなきゃ嫌だし、横浜小宝の蒸し器を買ってマーラーカオを作りたいし、料理家の有元さんの揚げ物用のお鍋で揚げ物上手にもなりたい。日記も毎日ちゃんと続けたいし、書くような仕事もやってみたい。そして、お尻もキュッと可愛い感じに上げたい。夢を見るのは自由で楽しい!どんどん楽しんで行こう。

今年は沢山の人にお世話になった。家族だけじゃない、友人も仕事仲間も先輩も。有難い。有難う。新年はどんどんお礼をしていこうと思う。私に出来るお礼ってなんだろう。クッキーでも焼いて会う度に配る事かな。新年の抱負は勝ち戦とお礼にしよう!