かかんの魯肉飯

エスニック 02.10,2021

早朝に起きて、仕事をばばっと終わらせて午後すぎに東北沢へ。家具屋数軒と、三茶のluikと薬局に寄って帰宅。気に入るようなライトはやっぱり無かったけと、luikでパンツとバッグを来月の自分の誕生日に購入。古着屋ってほんとに楽しい。

上原のグラフィオに向かうまでの道で急に過去を思い出して怖くなった。店に入る時に無意識でグレーの汚いバンが停車していないか確認してしまった。家を出てから携帯のWi-Fiか繋がらない。東北沢に降りてから胸のざわつきが止まらない。店を出よう。あまりに記憶に過敏となってるじゃん。私、なにやってんだろ。今の日常には殆どトラウマなんて無くなったのに、こんな街の隅にまだトラウマが残ってたんだ。想像が想像を超えて、警察を呼ぼうとまで考えてた。私が私をずっとずっと先回りして、私の安全を守ろうとしていた。もう絶対に裏切られる事もないし、もう絶対に酷い事をされる事もないのに。今日の今だって、ピュアな顔をして、ピュアそうな曲を歌って、ピュアだともてはやされて、あなたは天才だね、素敵ねって誰かにお金を貰って、ご機嫌に関西弁を東京に撒き散らしているんだろうと思うと、私の今の滑稽な姿が可笑しくて堪らなくなる。神様はやっぱりいないよね。私が一人勝手に過去の恐怖体験を紡ぎ続けてるだけ。困ったもんだけど、どうにもこうにも、恐怖が先行するとこの手が勝手に紡ぎ続けて止まらなくなる。私が今でも怯えているのは、一番にバイオレンスだったのは、人間が人間を貶める瞬間を見たこと。変な感覚だけど、その対象者はまさかの私だった。

街でタバコのポイ捨てをする男を見る度に思うのだけど、男の右上の空中が一枚の絵を切るように一部分だけパカってハサミで切ったように開いて、捨てた筈のタバコがそこからぽいっと降ってきたらいいのにって。やった事がやられる事となる。臭いし、火種がついていたら火傷しちゃうよね。”ねぇねぇ、わかるかな”っていつも一人で想像するだけで、実際には当たり前の様に立ち去る男の後ろ姿に溜息をつくだけ。

どうかやり返されてくれっていうわけじゃなくって、ループしてみて欲しいだけ。そしたら、もうやらないよね。きっと二度とやらないよね。

しらす丼

夕飯 01.10,2021

朝の5時、悪夢にうなされて目が覚めた。家族で食卓を囲んで、どうやら私が離婚した事について怒られていた。父はいつものように中立的でまともな事を言ってる。姉はいつものように私を詰めまくり。兄はそんな姉に賛同。母はあっちこっちの意見をそうねそうねと流されるまま。「あーもうウンザリなんだよ!どうして私が責められなきゃいけないの。」とにかく悪夢だった。現実は逆で家族は離婚を望んでいた。姉に限っては結婚当初から目をギラギラと光らせていた。”皮のコートが切れちゃった。”とインスタに投稿すると、すぐさま「やっぱりアイツに暴力振るわれてるよね?」とLINEが入るくらい。「そんな事あるわけないじゃん!酔っ払って転んだだけだよ。」と言ったけれど、実際には酔っ払った男に道路に投げられたからだった。場所はいつもの通り中目黒、深夜の出来事だった。「二度と傷つけない。」っていうのは、またやるっていう合図なんだと身を持って学んだとても複雑な経験。こんな事を知っていても嫁入り道具の一つにだってなりゃしないけれど、そういった類の病の人の行動と心の変化についてはそれなりの長期的研究結果を持っている。

私が家族に詰められた理由は一つ。寝る前にベッドルームのライトを探してたからだ。欲しいライトが9万円。大して仕事もしてないのに買おうか悩んでいた。何となくメルカリに出してたビンテージのライトが思いの外高額で売れてしまい、ベッドルームが暗闇となるのも時間の問題。引越しの時に慌てて買ったデンマークのビンテージライトだった。次に買うなら、値段などは気にせずに買おうと決めてたけど、今の私に9万円は酷い。またもやビンテージ。一点もの。この配色は超珍しい。一年くらいずっと探してるけれど、かなり掘り出し。買う。いや、買わない。買う。独り押し問答をしたまま眠りについたので、罪悪感が家族となって夢に出てきてしまった。けど、現実は現実。代案を考えよう。

何だかあっという間に夜。頭がくらくらする。アレもコレもやらなきゃいけないのに、アレもコレもが終わってない。完全にオーバーワークだ。20時前に母から電話。「何やってる〜?」「仕事。」「あらまぁ、暇してるかなって思った〜。」「いや、未来の仕事。今はお金は入らない。」「ふーん。携帯買ったんだってねぇ。」忙しさで頭が破裂しそうなのに、母は優雅にお喋りを続けてる。平和だな。放っておこう。

新しい携帯が今朝届いてから、またデジタルライフが始まってしまった。携帯のない方が平和な時間だった気もする。何だか、今日はすごく疲れた。ああ、もう返却期限が過ぎてる本も読めてない。

晩酌

夕飯 30.9,2021

朝、目が覚めて “緑を吸い込みたい”って思った。昨晩飲みすぎた所為で2時間寝坊。時計は6時を過ぎてる。あーあやっちゃった。けど、気分がいい。10時半の打ち合わせの前に色々と終わらせたい事がある。送っておきたいものもある。うーん。どうしよう。

ささっと支度をしてテコを連れて駒沢公園へ向かった。何とかなる。私は放置すると調子がいい。仕事でもそうだ。決められた何かよりも、自由演技の方がずっと得意。緑を吸い込んだ私は三倍速で仕事を終えるはず。私が私を信じれば何だって出来るよね。そんな言い訳をしながら、公園へ向かった。

公園に隣接したカフェのテラス席でモーニングを頼んだ。テコは膝の上に座ってる。携帯で少しだけ仕事を始めた。気持ちがいいな。曇ってるけれど、悪くない。「わん!」テコが急に大きな唸り声をあげて膝の上から飛び上がった。私の右手に合った携帯が宙を飛び、テコが威嚇したミルクティー色のカールヘアーがとってもお似合いな巨大なプードルは何食わぬ顔で颯爽と横切ると、携帯が地面にパーンって音と共に着地。慌てて携帯を拾うも、画面は真っ暗。電源を入れてもうんともすんとも。ああ、これは壊れたね。

夕方頃に近所のワタルさんが家に来た。コンポストを作りたいから手伝って欲しいとお願いしてたので、電動ドリルと貸してたポートフォリオを持ってきた。夏の間、ずっといつやろうか迷ってたコンポスト。秋がきて、ようやく今だ!と思えた。だって、いきなり悪臭とかしたら、きっと直ぐにやめちゃうから。ポツポツと降ってきた雨の中、ベランダのひさしの下であーでもない、こーでもないって言いながら自家製コンポスト作りを完成させた。DIY初心者とDIY初心者の産物。中々の出来栄え。

終わってから、昨日の残りのワインを飲んで、冷蔵庫に残ってるオカズをつまみに、色々とお喋り。仕事の愚痴から、猫の話、共通の友達の話から、この街の話になって、どれだけこの街が素敵かについて語り合った。それに、通ってる花屋が一緒で、ワタルさんは花屋のお爺ちゃんの真似をずっとしてた。家族経営の昔ながらの花屋さん。この街に遊びにくる友人は、もう一つのお洒落な花屋を勧めてくるけど、一度も行ったことがない。いつか行ってみたいなって思ってるって言うと、ワタルさんも「そうそう。」って言ってた。

いきなり師匠について写真家になってしまった私に同業の友人はまずいない。だから、ワタルさんは貴重な写真家仲間でもある。そして、うちのリビングにはワタルさんが新婚旅行で行ったネパールの写真が飾ってある。私もネパール地方の高山地帯へ行った事があるからちょっとわかる。あの場所に行かないと見えない景色の事。乾いた土や薄い空気の所為でどんどん不自由になっていく身体。非日常の現実の中にポンって落とされたままに、目の前にただ広がる景色と圧倒される恐怖、そして爽快感。もし、私がネパール地方への旅をした事が無かったら、多分、この写真を綺麗だって言ったと思う。だけど、綺麗だけでは形容が出来ないと知ったから、この写真がより一層好きになった。

あと、今日は氷見の宿の夫婦とフミエさんと打ち合わせをした。画面に映る全員が大好きって思いながら喋るのは、とっても気分が良かった。打ち合わせが終わって、フミエさんと色々な細かいやりとりをしてると、「ワクワクしてやばいです!」とメールが入る。私もまさにそんな気持ちだったから「私もです!」と返した。

明太スパゲッティー

洋食 29.9,2021

昼過ぎまでバタバタと仕事を終えて、午後過ぎに新宿へ行く。どうしても見たかったGANNIのリサイクルダウン。デンマークは環境問題への意識がとても高い。デンマーク出身のGANNIのデザイナーの考え方がすごくユニークでずっと気になってる。だから、とにかく試着してみたかった。ついでにH&Mもチェック。こちらもリサイクル素材の洋服をチェックしたかったから。洋服の仕事だとか、環境の何かをしてる訳でも無いのに、平日の午後から一体何をやってるんだろうと思うけど、何だかすごくいい時間。それもこれも料理家のフミエさんと出会ってから。

フミエさんは一言で表すなら自由な大人。子供がいて、優しい旦那さんと三人家族。料理家としても立派に活躍されてる。私が結婚で得た物は不自由と責任だった。それは自然と今までの人生で学び習得してきた結果であり、フミエさんの様に自由な女性に出会うチャンスが無かった事もある。家庭を放棄する女性は見かけるけれど、それは私にとって自由とは思えなかった。だけど、フミエさんと一緒にいると、とにかく毎日が楽しかった頃の私の日々を思い出す。興味のままに、好きなことを存分にやる。私が結婚の、男の奴隷になる前の日々の事。過去を否定したいわけじゃないけど、重い鎧を下ろした事を改めて感じてる。

新宿から帰って、ベランダで再生用の土作りの作業を始めた。夏に育てた野菜の古い土をふるいにかけて、根っこを取り出す作業。面白くない作業だけど、ラジオを聴きながら日が暮れるまで続けた。そして、ワインを沢山飲んで、早い夜に早々にダウンしてしまった水曜日。何時間寝たんだろう。すっごく気持ちが良かった。夢もなんだか沢山見たけど、覚えてない。飲みすぎた。

とろろ蕎麦

和食 28.9,2021

こないだ100%蕎麦粉の蕎麦を買って大失敗したので、山形の美味しそうな蕎麦を買うことにした。大好きな山形と書いてあるから、きっと美味しい筈。

ラザニア

洋食 26.9,2021

日曜日は何もしないデー。そう思った矢先、月曜納品の仕事が昨晩にきていた事を思い出す。あーあ。どうしよう。出来れば今日はデスクには座りたくないな。月曜は撮影だし、今日やっておいた方がいいよね。うーん。いいや、月曜の朝にやろう。最近、作業の日数が殆どないような仕事がちょくちょく来る。どうしてだろう。私、意外と毎日忙しいんだけどな。

だって今週はよく働いたし、もの凄く疲れてるし、そんな果ての日曜日だもの。今日やりたくない、やらない理由を並べてベッドに潜った。本を読んだり、ネットしたり、ラジオを聞いたり。昼食をとった後、吸い込まれるような睡魔に襲われる。目を覚ますと16時を過ぎていた。近所に住むライターの石塚さんに教えてもらったVegan菓子の店へ行こう。帰りにオオゼキで夕飯の買い物をしよう。

のんびりと歩く。寒いな、今日。今夜はラザニアにしよう。昨日作ったトマトソースの余りでミートソースを作ろう。

お休みにしたけど、どうしても書きたくてフミエさんとのプロジェクトの記事を進めた。すいすいと3本書いて、ご満悦のままにまた寝た。お休みって最高。

すだちの味噌汁うどん

夕飯 25.9,2021

身体が重すぎる。今週ずっと重い。火曜日に休みを入れたのに重い。疲れが溜まりに溜まってる。今日は朝からフミエさんの所で撮影。身体を引きずりながらカメラを持ってアトリエへ向かった。渋谷駅での乗り換え、目の前に身体には不恰好な程に大きなリュックを中年の女性が背負ってる。横には同じ背丈の女性が黒いスーツケースをガラガラと押しながら喋ってた。週末の朝から、この人達はどこへいくんだろうか。あ。後ろ姿の寝癖とカラーリングで渇いた髪。私が親友だと思ってた子だ。アル中で不倫を繰り返して、外では奥さんの悪口ばっかり言ってた男を愛し続けた友人。私は元夫だけに伝えたけど、彼女の夫が嘘を平気でつく事が好きじゃなかった。一昨日、携帯の電話番号を消したのは何か虫の知らせだったのかな。前を真っ直ぐ向いて、平然とした顔でホームへ走った。ホームについても、奥の奥の方へと進んで列車に飛び乗った。

ふと思い出した。月曜日に会ったスタイリストのマイコさんは元夫の店に遊びに行くこともあるし、元夫の元彼女とも普通に友達関係だしって。私には無理。だけど、そんなに恐れる事って無いのかも。声をかけた方が良かったのかな。けど、今、彼女にかけられる言葉が出てこない。笑顔で久しぶりだね!なんて言えないよ。離婚届を出す前夜にされた事が許せないとは思ってない。今思い出してもただ心が震えるだけ。それ以外だって、おかしな出来事が彼女の優しさとミックスして何が何だかわからない。ただ、確実な事は、彼女の夫と私の元夫は友人で、彼等はアル中で彼等は心の病気を患い、世界に悪態を吐けずに嫁に悪態を吐いた。似た者同士の夫と、似た者同士の嫁達だった。「新しい家に遊びに行くね!」彼女は一度も来ることがなかった。

ホームまで走ったからか、時間よりも少し駅に早く着いた。フミエさんに一本メールを打つ。「ちょっと身体がどんよりしてるから、駅前でカフェイン取ってから行きます!少しだけ遅れます。」いつもと違う道へ入る。そこは拓けた商店街で全くいつもとは別の顔の街があった。何だか不思議。フレッシュネスバーガーに入ってカフェオレを頼んだ。もし、世界に急に不安になったとしても、急な何かに心が壊れそうになっても、一呼吸置けば大丈夫になる。昨年に起きた過度なストレスで起きた心の転落で学んだ事。今は心身共に健康だけど、安全運転の為に守ってる。これは世界平和に繋がると思ってるから。例えば暴力を振るわれた子供が自分の子供へも暴力を振るう事があると言われるけれど、私は愛する人にも世界にも絶対に悪態なんぞつかないと決めてる。闇を知っても、闇はここで二度と陽の目を浴びなくていい。そんなもの、世界には必要ないものだから。

3分くらい休憩して、カフェオレを飲みながら少しだけ仕事の事を片付けた。さぁ、行こう。今日も写真を撮ろう。

ありがとう、アカリちゃん。さよなら、アカリちゃん。


トマトスパゲッティー

Journal 24.9,2021

今日はカウンセリングの日。前回の宿題は気づいたら忘れてた。”周りや世間の価値観を基準にではなく自分が心地よい選択をする、まずは自分の日々の選択に意識すること。他人軸になってるかどうか俯瞰してみて。” 数週間前にカウンセラーさんの言った言葉。だけど、選択は得意だよ。だって写真を撮る仕事は選択のしっ放し。瞬時に良い選択をする事でご飯を食べてるようなもの。結局その宿題はやらなかった。

今回はどうしよう、何を相談しよう。私の心のケアは心理学で事足りる様になってしまった。うーん。そうだ。パートナーについて聞いてみよう。「こんにちは。よろしくお願いします。最近はとても調子がいいです。今でもトラウマはしっかりと持っています。けど、今はそことは違う新しい場所にいて、一緒にいる人も仕事も、色々が毎日とても楽しいです!それで、。今日聞きたいのは、パートナーについてです。」離婚してからガラっと人間関係が変わった。一緒にいた友人達が嫌いになったわけじゃなくて、小学校から中学校へ上がった時みたいに景色がパッと変わったみたいな感じ。以前の友人達と交代でもするかのように新しい友人達は笑顔で「Hello!! 」って声をかけてきた。そして、新しい友人は、何時間もカフェやLINEで昨日の話や腹の底の話はしない。まだ誰もわからない未来の話を会った時だけ教えてくれた。だけど、パートナーはどうなんだろう。これは私のトラウマの一つ。男性不審になったのもそう。私の過去の追憶の中から相手を探してしまうんじゃないか。カウンセラーさんに今の私が出会う人や世界の事、パートナーに対する不安について話した。

「めっちゃええやん!スゴイ!」カウンセラーさんは言った。凄く喜んでる。なんだかとにかく凄いのだそう。私が前回から変化した事がそんなに嬉しいんだ。シンガポールにいるからなのか、歓喜の言葉の中には英語も含まれていた。「よしみさん、じゃあパートナーの話、始めるね。まず、ちょっと質問させて!よしみさんにとって愛の定義って何?」「安心、安全、平和です!暴力を振るう、家庭が安まらない、喧嘩ばかり。そうゆうのはもう嫌です。」

「じゃあさ、その安心な人ってどんな?安全な人っていうのは?平和な人は?具体的に教えて。」パタリと私の言葉は止まった。うーん。どんな人だろう。安心、安全、平和。スローガンは決まってるのに、具体的な人間像が見えて来ない。高3から10年付き合った彼の顔だけが浮かんだ。

「私はね、自分が自由でいれて、相手も自由で入れる事。けど、一緒に居ない時間でも相手を愛おしく想える。これが私の愛の定義。これは人それぞれ違うものだから。宿題ね。とにかくいっぱい考えてトップ3を決めて。誰かとデートする時、ニュートラルに自分の気持ちをしっかり観察してみる。それでまた頃合いを見て話そう。よしみさんと話して、今日めちゃくちゃ興奮したよ。有難う!」

カウンセラーさんが無邪気に喜んでる姿が嬉しかった。カウンセラーさんのお陰で私は色々を見つけられているのに、カウンセラーさんが私を見て喜んで、それを見て私が喜んでる。可笑しい光景。母が子供の頃、原っぱで喜んではしゃぐ飼い犬のジョンによく言ってた。「ジョンー。そんなにぐるぐる回るとバターになっちゃうよ〜。」って。あの日の母やジョンやバターの事を思い出した。


9月23日

Journal 23.9,2021

急の暑さなのか、なんだか重い一日。今日は家で作業。色々がまた色々とガシガシと進んでる。なのに、今日は頭も身体も重い。参ったな。

午後から鎮座ドープネスさんの映像の編集。鎮さん、本当に可愛い。編集作業をしながら、可愛いを連呼。男って可愛いよなぁ。女の可愛いは表面的に覆われたものを指すけれど、男の可愛いは内面から溢れ出るような無邪気さ。危うく恋でもしそうになるくらいに可愛い。素敵な人だったな。

久しぶりに心の中に嫌な何かが滞ってる。ここ数日、ちょっと前から少しだけ感じてた事。大切だと思っていた友人、決して悪い人じゃない。だけど、心がざわつく。その理由を探すのは嫌だったけれど、何が嫌なのか言葉に出してみようと決めた。

何がどうしてどんな時に私は苦しい気持ちになったんだろう。シーンを回想して見ると、結婚してた時の私を見ているみたいだった。

いい友人が沢山いる。一緒にいて、楽しくなる友人、仕事の話が出来る友人、励まし合える友人、いつも新しい何かを教えてくれる友人、勇気をくれる友人。年齢は関係ない。年上でも年下でも大好きな友人が沢山いる。だけど、その友人の中には不幸が上手な子もいる。不幸っていうのは大なり小なり誰にも必ず起きる出来事。よくよく考えてみれば、不幸が上手な子は、不幸な顔が群を抜いて上手い。朝でも夜でもいつだって上手い。そんな友人を見て、そんな話を聞いて、まるで結婚してた時の自分を見ているようで苦しかったんだ。

答えがわかったらすごくスッキリした。それに、ずっと連絡の来ない友人の携帯電話の番号を消すことに決めた。彼女は私の離婚を支えてくれた友人。親友だと思ってた。だけど、彼女も元夫みたいに一番大変だった時期に消えた。離婚するまで彼女は必死で私を救おうとしてくれてた。どうしたら私達夫婦が離婚しないで済むのか。私が夫の事を愛してるならって。

今読んでる心理学の本で面白い内容を見つけた。まさに今の私に作動してるのは、本に書いてある脅威システムそのものだ。幸福な体験よりも脅威な体験を察知しやすいというのは生物的に生きる為の脳が身体を守る為に備わった脅威システムとなっている。だから、嫌な現実が起きれば、きちんと脅威システムが作動する。私にこの度発動していたのは、過去のトラウマの中にいる自分を今に見つけてしまった事だ。過去の私みたいに不幸な顔をした人を現実に発見して、全身で疼いた。首の後ろがぎゅーっとつままれたみたいに、喉の奥で悲しみをこらえた時みたいに、目の前で起こる恐怖に麻痺していく自分を無視していく瞬間に起こる全身の感覚が蘇える。起きた出来事を決して誰にも言えなかった過去の私は、不幸な顔をして沢山のサインを世の中に振りまいた。そんな以前の私を現実の中で見つけてしまった。友人の顔の中に。

だから、わかった。私にはシステムの一つとして生きる為に脅威システムが増えちゃった。だから、心身の健康の為にも不幸な顔が上手な友人とは離れる決意をしよう。システムが緩和されたら、またご飯でも食べに行ったらいい。これは私の問題。健康で安全で平和な生活を送る為のこと。

兄の柚子胡椒としらすとキノコのクリームスパゲッティ

洋食 21.9,2021

ベランダのゴーヤカーテンを撤去した。だけど、本当はもっと楽しみたかった。けれど、青虫が大量発生して地道な駆除に時間を費やすくらいならと撤去を決めた。青虫には申し訳ないけど、野菜達の被害も考えると早めの決断が必要。ベンチに置きっぱなしだったラグにまで巣作りを始めていた青虫達を箸で摘んだ。ごめんね。ここは駄目なんだよ。青々しい緑のカーテンから溢れる朝陽が本当に好きだったな。寂しいよ。だけど、秋分だし、夏とさよならしよう。

今日はお休み。身体に溜まった乳酸や、ぎゅっと詰まったままの脳疲労を緩和させたい。朝はフジモンに一昨日に貰ったキャロットケーキを食べながら、仕事のメールとかをパッパッと終わらせた。頭がずっとぐらぐらしてる。昼食にスパゲッティーを食べてソファーに横になる。1時間ちょっと昼寝をして、干していた洗濯物や布団をしまって、ゴーヤカーテンの撤去に小1時間。あっという間に夕方が来た。

夕飯の塩麹鍋をつつきながら、セカンドウェディングっていうameba TVの番組を見た。離婚してる男女が、再婚をする為にマッチングして結婚をしようという番組。私も企画でマッチングをしてる。けど、正直ピンと来ない。いい人そうな男性は沢山いるけど、恋には落ちない。番組を見ながら、やっぱり私は恋に落ちないなぁって思った。一体、恋って何なんだろう。あんなに恋をして結婚したのに、あんなに大好きだったのに、離婚した。けど、きっとマイコさんみたいにいきなり来るんだろう。けど、それは私にも来るのかな。それとも来ないのかな。

やっぱりどこかでまた裏切られたらって怖い気持ちがある。だけど、問題は裏切られるかどうかじゃなくって、信じる事なんだと思う。私だけじゃなくって、誰しもが決まった明日なんて持ってない。いつでも最悪は自由気ままにやってくる。だから、怯えるよりも信じて未来を明るくしておけば、もしまた最悪な事が怒っても、最低な事をされても、大丈夫って言い聞かせて前へと進めば自分が用意した明るい場所にきっと行ける。

今日も月が明るい。いい夜。

晩酌

夕飯 20.9,2021

新宿で朝一番に機材を返却して埼玉のふじみ野へ向かう。今日は中島芙美枝さんの撮影。昨日の疲れが溜まってる。全身がずしりと重い。けど、今日撮ったら明日からは家にこもれる。梃子ともずっと一緒にいれる。

昨晩は倒れる様に寝たから、朝は案外早く起きれた。ベッドで10分だけ読書してここ数週間読み続けていたコンパッションの本を読み終えた。こんな分厚い教科書みたいな本をよく読めたなぁと自分に感心。来月から始まるワークショップの前に別の著者の本も読んでみたい。とにかく知りたくて仕方がないみたい。本から学ぶ心理学の知識がどんどんと私を潤していく。

待ち合わせより1時間遅れて現地へ到着。長閑な場所。遠くに畑がいくつか見える。お墓の前を通ると御線香の香りがふんわりと漂ってた。フミエさんに出会ってから、写真を通して沢山の世界を見せて貰ってる。私の人生では出会わなかった事や人に出会う事が増えた。そして、今日もまた一人。面白い女性に出会った。

畑に行くタクシーの中でお喋りしたスタイリストのマイコさん。畑に着く迄の時間にたわいも無いお喋りで到着する予定だった。どこから始まったんだろう。引っ越しをよくするっていう所かな。私もマイコさんと同じ。結婚するまで賃貸の家を更新した事が無かった。そこから、ペットがいて家探しが大変、「私も!」。バツイチだから、「私も!」。池尻に住んでて、あの街はうるさいし落ち着かないから、「私も住んでました!あの街、騒がしいし空気悪い。」。そして歳も同じ。なんだろう、この感じ。畑を見学して、そして駅に戻るタクシーでもまた沢山お喋りした。元夫がミュージュシャンで、働かなくて、結婚してたのは4年。可笑しいくらいに止まらない奇遇が痛快。こんな事ってあるんだ。

深い話まではしなかったけれど、離婚についての話は頷ける事ばかりだった。その後の孤独や自由の扱い方、女として生きる術、バツが付き否応がなしに身に付いた世界への眼差しの話とか、輪郭をなぞるまでもなく、アレとかソレとかで話が出来そうなくらい。そして、マイコさんは先週に友人の紹介で出会ったフォトグラファーといい感じなんだそう。3年ぶりの恋で、明々後日は誕生日。彗星の如く現れたその人の話を嬉しそうに話てた。

気づくとベッドで寝落ちしてたみたいで12時くらいに目が覚めた。トイレへ行った帰りにカーテンの隙間から見えるベランダに影が見えた。え!?どういうこと?驚いて外へ飛び出す。まるで夜の海にいるみたい。月明かりが煌々と街を照らしてる。なんて綺麗なんだろう。しばらくベンチに座って月を眺めた。昨日は車窓から月を見たな。鎮さんと見た月がずっと前の事みたい。月明かりが勿体無いくらいに色々に光を当ててる。

すっごくいい日だった。晩酌、ちょっと飲み過ぎた。



アップルパンケーキ

朝食 20.9,2021

最近ハマってるアップルパンケーキ。塩も砂糖も入れない。気分でパルメザンチーズを少し表面にふる。地粉の甘さを感じる程度の調味が丁度いい。

今日はMV風のショートムービーの撮影。昨日はあんなに早くにベッドに入ったのに、どうしてだろう。全然寝付けなくて、夜中も何度も起きたし、3時位に目が覚めて、全然寝てないじゃんって目をつぶりながら焦った。体力が無い私にとって寝不足は大敵。あっという間に朝が来て、支度をして8時過ぎの電車で鎌倉へ向かう。どんな有名人が現れたって、私の無関心な反応についてアシスタント時代に師匠にお墨付きを頂いたくらい私は緊張しないタイプだけど、きっと寝れなかった理由は珍しく緊張したんだろう。

鎮さんが現場に来たのは少し遅刻して13時20分。軽く打ち合わせをして、直ぐに撮影に入った。MV風なんて初めて。それに、そもそも映像で人を撮るのは初めて。しかも、歌ってるシーンを撮る。どうなっちゃうんだろう。けど、やろう。準備はきちんとしてきたし、どう撮ったらいいのかもわかってる。ただ、初めてなだけ。

最初のシーンを撮り終えて、次の現場へ向かった。楽しい。アシスタントをしてくれてるミカちゃんも、ショータさんも皆んながよく動いてくれてる。いい現場だな。今朝、寝不足なままにバスを待って、電車を待った。朝のちょっと冷んやりした空気の中で不安を余所にちょっと可笑しくなった。なんていい朝何んだろう。

殆ど寝れずに夜から暗闇にベッタリと付き合ったまま新しい今日を始める。そう言えば、私、寝不足は慣れっ子だった。換算したらそんな1日を1年や2年くらい軽く費やしてきたかもしれない。男の酒気が滞る部屋を出て、朝陽を浴びながら機材を持って撮影に出かける。また裏切られちゃったんだなぁ。胸がキリキリするけど、背筋を伸ばして歩こう。あの朝も、あの朝も、きっと希望に満ちてた。けど、今日の朝は緊張して寝不足だなんて、幸せな朝。人生って本当に可笑しい。

二つ目の現場。段々と色々が打ち解けてきたり、会話も少しずつ弾んで、もっともっと楽しくなる。鎮さんは想像とは全然違う人だった。事前にチェックしたMV。見れば見るほどに感心。かっこいいなぁ。沢山のMVに出てる。当たり前だけど、音楽が好きなんだなぁ。歌が好きなんだなぁって。「歌詞のカンペ作りますか?」って聞くと、「見ちゃうから要りません。」って。ちゃんと歌いたいのがよくわかった。ミュージュシャンの夫と8年も共に生活をしてきたのに私は音楽の何を見てたんだろう。あの男は「僕、ミュージシャンなんです、メジャーデビューをしたんですよ。」って会う人会う人に言ってたけど、何だか音楽でも写真でも、そうじゃない色々でも、何者かになろうと必死になる人って何がしたいんだろう。前はそれが夢を叶える誠実な行為なんだと思ってたけど、じゃあその夢って一体何なんだろう。鎮さんは全然そういう感じじゃなかった。

たったの半日一緒に過ごしただけで詳しい事はわからないけど、あの男の音楽とは違かった。帰りの電車で、シュワちゃんがトレンディーだとか、紹興酒の話とか、車窓から見える月が綺麗だとか、そんなたわいも無い話をしてバイバイしたけど、全然違かった。

少し前から感じ初めた事の一つに、どんなに仕事で疲れてもイライラとしなくなった。疲労困憊で足が上がらないよーってなっても、それより、あー楽しかったぁってほくほくしてる。焼き芋みたいに、ふわっと温かい何かが口の中に立ち上がるみたいに。今日は本当に楽しかった。

晩酌セット

Journal 18.9,2021

あっという間に今週も終わり。何だか今日は頭が爆発しそうに疲れてる。ワンプレートのご飯を見ると、どうしてもバイキングとかファミレスのお子様ランチを想起しちゃう。だからあまり好きじゃない。だけど、今夜はもうとにかくお皿を選ぶのもお皿を洗うのも嫌なくらい疲れてた。大皿に作り置きのおかずを盛りながら、もう後戻りはしないよと誓った。

今週は色々な事が進んだり決まったり進みそうだったり。来月から中央大学の先生の心理学の講義を受ける事となった。明日は何とMV風の撮影。なんてこった。そんなタイミングで藤原さんの紹介で会った映像会社の方に映像用のライトを貰ったのは水曜日。そういえば月曜日に思い立って髪をバッサリと切った。ロングヘアーに伸ばしていたけど、どうしてかな。気分はそこそこいい。昨年の私が聞いたらビックリ仰天すぎる色々が、何とか手の中に収まりながら進んでる。

離婚直後も何度も、いや何百回と思ったけれど、彼を病から救えなかった自分を責め続けた。そんな気持ちも忘れて秋の心地よい風を感じる様になると、今度は、ごめんねって思うようになった。今の私なら、病の知識を持った私なら彼の症状に何とか対処できたかもしれない。じゃあ、今の私ならどう対処しただろう。そんな意味の無い事を考え、止める事を繰り返してる。

私が苦しんだ色々を彼は今どう受け止めてるのか。彼は逃げるように家から消えたけれど、それは自分が悪い事をわかってたからだ。私が信じれば信じる程に、待ってると言えば言う程に、家庭に帰れなくなったんだと思う。多分、自分の身を守る為に私を裏切るしか無かったんだろう。そりゃ、私にとっては苦しい話だけど、彼も苦しんだ選択だ。そしてお金をくれる飲み友達やお酒の欲望も手伝って、捨てる方を選んだ。楽になりたくて離婚を選んだ。彼は逃げるのが得意なんじゃなくって、ズルをしたり、誰かを裏切る事で、彼の生きる道を繋げてきた。最良の選択が誰かにとって最悪なだけ。私が出会った時も、出会って数年経った時も、何度も誰かを裏切って前へ進むのを見てきた。

「大丈夫だよ。」
何度も言った。一杯言った。背中をさすって、怯える彼を温めて、「大丈夫だよ。一緒にやり直そう」って。

結婚は死ぬまで生涯を共にするパートナーを選び、同じ戸籍を持って、夫婦として楽しく家庭を育むものだから、私達は離婚して正解だった。今の私なら、あの彼とは結婚生活を送れない。法を犯す事も、道徳的な倫理感が欠如してる事も仕方ないよとは思えない。暴力とか人を騙すとか。やっぱり駄目だと思う。人を悲しませたり、傷つけたりもよくない。そんな結婚生活は楽しく無い。仕方ないよとは思わない。

「お願いだからやめて。」何百回と言った言葉を、彼は何百回と聞いて苦しんだろう。だから、今はごめんねって思う。悪い事をしていいって話じゃなくって、彼は彼なりに大変だったと思う。9月の頭に会ったのが最後。もう一年会ってない。たまに何処かで会いそうな気もする。だけど、もう多分、私達は二度と会わない。また誰かを裏切るんだろう。それが病の所為なのか、性格の所為なのか、答えはきっと両方で、そこはきっとただ寂しく見える。また、私の様な仕方ないと思う女が現れるんだろう。

私も本当に仕方の無い女だった。そこに愛はあったけど、愛を超えた場所にはもう残ってなかったな。砂漠みたいな場所で一人ポツンと座ってたと思う。

明日は早いからもう寝よう。私の人生なんて失敗だらけだし、失敗なんてお茶の子さいさい。それよりも、楽しい撮影だといいな。

晩酌セット
買ってきたイカの寿司
胡瓜のチリソース
竹輪と胡瓜のマヨ和え
鯵の南蛮漬
白茄子の煮浸し
ビーツのマリネ
納豆
すだち日本酒サワー

パンケーキと梅ジャム

Journal 15.9,2021

昨日は千葉の大原で撮影。特急列車で東京駅から1時間。途中、10年付き合った彼が住んでいた駅を通過したけど、まるで見知らぬ駅だった。今日は映像の大場さんも一緒。途中移動の車の中で、色々とお喋りをする。いつしか勝手にお兄ちゃんの様に慕ってる大場さん。今作ってる写真集の話を熱く話してる。前の私ならきっと胸がジリジリしたと思う。「私は今逃げてるから出来ないんですよ。」ぽろっと口から出た自分の言葉に驚いた。私の言葉に「僕は作品から逃げないんです。」って大場さんが言った。それは別に嫌味でも何でも無くって、大場さんは逃げない人だから。

夏に初めたカウンセリングを受けてから、ぎゅっと掴んで離さなかった手を離せる様になった。私が病に転落したきっかけが元夫だったとしても、彼の為にと私を全力で消耗させてきた事に全く気付けなかったのは私な訳で、もう二度とそんなことはしちゃいけないと思ってる。だから、今も作品から逃げ続けてる。同じページを開いたまま季節も変わった。気合いで乗り越えたらいい。負けたくない。やってやる。口癖の様に使ってきた掛け声を全て捨てた。それに、負けたくないっていう作品になるのも嫌だ。「これが出版したら、私は訴えられるかもしれないよ。」編集の山若くんに半分冗談、半分本気で言った言葉を撤回したい。結婚生活を作品にするって云うのはそういう事じゃない。決して男への復讐となる様なものにしたくない。だから、私は私を置いてけぼりにしちゃいけないって。苦しみを口に含んだまま吠えたら、熱くて痛々しいものが出てきちゃう。落ち着いて、私の声で話したい。

帰りの車で編集長の稲田さんと色々とお喋りした。稲田さんが出身の関西の話から、関西弁の話になった。他県から東京へ来て、大概の人は方言と標準語を使い分けるのに、関西弁を敢えて使う選択をする人の自己主張の強さと言葉の持つ強さへの策略を感じるよねって、だから、僕は標準語使いますって。何とも鋭い視点だなと思う話だった。私は80%策略にハマったタイプの人間だったから関西弁にもっていかれながら、その策略に薄々気づいていた20%の自分が歓喜した。そこからテレビでやってたドーパミンの話になって、その番組があまりに面白くて写メを撮ったんだとアイフォンで写真を見せてくれる。スワイプしてテレビ画面を大きくして見せてくれたけど、部屋にテレビがある風景の写真が見たいって思った。遠目に見えたその写真は、何だかすごく良かった。

生活の節々、当たり前の至るところにその人が写るのも写真な気がしてる。写真の中身をじっくり観察したいわけじゃなくて、そこに目を向ける眼差しにその人の愛らしさの匂いみたいなものを感じる。だから、いい。写真の見方は十人十色であると思うけれど、やっぱりいい匂いのする写真が好きだなって。

今日もすごく楽しかった。お昼に食べたイワシフライもすごく美味しかった。

パンケーキと梅ジャム [チベットで体調を崩したときに永遠に食べていた食事]
小麦粉
豆乳

パルメザンチーズ
リンゴ
梅ジャム

すだち饂飩

和食 13.9,2021

昨日のすだち蕎麦のリベンジで、今日はすだち饂飩。やっぱり蕎麦の方が美味しい。次は蕎麦にしよう。昨晩の食卓でシミルさんと藤原さんに来週の撮影の心配事を少しこぼしたら、何が不安だったのかが少しわかった。私の不安、モヤモヤを閉まっておかないで、オセロの黒を白に変えていくみたいに、どんどん明るみに出していったらいいんだ。

夕飯

夕飯 11.9,2021

今日は藤原さんをADのシミルさんに紹介したくて、うちでご飯しようとなった。藤原さんが高井戸の商店街にある魚屋さんでお刺身を沢山買ってきてくれて、シミルさんはビールと最近近所に出来たパフェ屋のゼリーを買ってきてくれた。

今夜は、刺身とフミエさんに一昨日に戴いた搾りたての醤油、富山の郷土料理の臭木の煮物、万願寺とうがらしとオクラの梅味噌焼き、発酵白菜の餃子、スナップエンドウのナンプラーがけ、切り干し大根ときくらげの中華風。食後に富山と千葉の梨と葡萄に、シメにすだち蕎麦。それから最後にゼリーと麦茶。とにかく食べた。お腹がパンパン。

途中で仕事が早く終わったと、シミルさんの奥さんのタマちゃんがお酒を持って来てくれた。シミルさんはビールを一気に二缶飲んだ所でソファーでイビキをかいて寝てちゃってた。横にはテコがぴったりとくっついてる。気持ちよさそうだから放って置いたけど、タマちゃんに怒られて、のそのそと起きてくるシミルさん。

平和な時間。明るくて温かい感じ。
「いつ引っ越したんだっけ?」そんな話から1年前の池尻の家の話になって一気に胸がざわざわし始める。トラウマってすごいな。まるで瞬間移動したみたい。あの場所に立ってあの場所で感じた、叩いても喚いても誰にも聞こえない様な真っ暗な底みたいな場所で締め付けられる全身の感覚をみるみると思い出していく。ぎりぎりと全身が固く冷たくどうにも出来ないあの感じ。あの男を想うと、家族なのに怖くて堪らなくなる、私でも私の気持ちがわからなくなった日々の事。

だけど、今は違うよ。トラウマが私をまた襲おうとした瞬間に、私自身がさっと払い除けた気がした。目の前には友人達が食卓の光の中で笑ってる。テコはテーブルの下で友人達の足の間で嬉しそうに尻尾を降ってる。もうここにはあの日々は一つだって無い。全然、大丈夫。

この街が本当に好きだし、近所の友人も大好きだ。ここに引っ越して来て10ヶ月が経つけど、あの思い出以外は一度だって怖い思いをした事は無い。嫌なことも不満も何も無い。ただ、穏やかで安心な生活が全身を包んでる。怖くて胸がバクバクする事も足が震える事も無い。また騙されたんだって諦める夜も、男の酒気が充満した朝陽を浴びることも一度も無い。夫の中からエイリアンの様な別のおぞましい何かが出てくるのを傍観することも本当に何も無い。可笑しいくらいに無い。

先輩から朗報が入った。あれだけ恋はしばらくっいいやて言ってたけど、今日のデートが楽しかったって。来週の撮影が楽しみですねってショータさんからのメールも入ってた。うん、本当に楽しみ。可笑しいくらいに、ここは温かい。哀しい話だけど、人生で一番に愛した夫が消えて、私は幸せになった。

今日のお刺身、最高だったな。

カボス蕎麦

和食 09.9,2021

昨日は原宿で撮影だった。だから今日はちょっとお休み。いつもより少しだけ寝坊して起きる。今日は駒沢公園へ行こう。

コロナになってからぼんやりと考えてる事、物は必要以上に買わないとか、プラスチックは避けるとか。あちこちで環境問題の話を耳に目にする。夏は服は買わなかった。けど、もし、新しい服が必要になったらどうするんだろうって数日前にふと思った。そして、昨日の撮影で早速答えが出る。撮影した女性が古着しか買わないって話をしているのを聞いて驚いた。彼女はファッションアイコンでもある。聡明な女性。はっとした。一緒にいた編集の瞳ちゃんと洋服を買う事について帰りがけに少し話す。瞳ちゃんも環境問題の事をずっと意識してる。今度、古着屋へ行ってみようって約束をして帰路に着いた。

今朝の英語日記に、secondhand clohesの事を書いたら添削してくれる子がいいね!って。何か言われるかなぁって思ったけどいい反応だった。環境問題の事は難しい。今のところ、知れば知るほどに、知識が増えれば増えるほどに疑問が湧いてくる。最近興味がある動物倫理学の観点で環境の事は色々と調べたり本を読んだりしてるけど、洋服の問題についてはあまり知らない。だけど、どんな事もまずはやってみないと何とも言えないと思うからとりあえずやってみよう。洋服は必要以外は買わない。古着という選択が第一で、そうじゃ無い場合は再生や制作環境に責任を持っている会社を選ぶようにする。

子供の頃に母が教えてくれた事が今となって自然と腑に落ちてくる。母は色々を祖母から教わったようだった。その一つに洋服に対する愛情があった。母も祖母も、どのお母さんより、どのお婆ちゃんよりもとびきりお洒落だった。私の好きな遊びの一つに、母のワードローブに潜って遊ぶことがあるくらいに。脱いだり来たり脱いだりを繰り返して果てし無く服に埋もれて遊んだ。小さい私の手を引いてヒールを履いて街を歩く母。まるで漫画から出てきたみたいに東京からピンヒールにブロンドヘアーをなびかせ千葉の家へ遊びにやってくる祖母。洋服が好きな二人の共通点は、新作や流行り物はそんなに好まなかった。それよりも長く愛用出来る物、自分の体型に合う女性らしいもの、縫製が信頼できる会社の物を着ていた。

そして、着古された服達は捨てずにウエスっていう雑巾に変わる。私も18歳で家を出たときから、ずっと家にウエスを常備。若い時にうちに来た友人が「なにそれ?」って笑った事があって、貧乏くさい様で少し恥ずかしいなぁって気持ちになったけど、これはうちのルールだと思って何十年と今でも続けてる。

今までわからなかったり、わからないから恥ずかしくて隠してた様なことも、もう歳だからかも知れないけど、いいやってなる。恥ずかしさよりも、生きやすい方を選び始めた。こうして、世界が変わるタイミングにこっそり乗っかって、楽に生きようとしてる私がいる。

「どんな人が好き?」最近、そう聞かれたら即答で「安心で安全で平和な人!」って答えてる。私も私の側にいたいと思う誰かがいたらその人も、楽ちんでいてほしいから。何かを壊したり誰かを傷つけたり苦しみを受け入れてまで手に入れたいモノなんてもう何もなし。

カボス蕎麦
蕎麦
カボス
青唐辛子

トムヤムラーメン

エスニック 05.9,2021

今日は恒例の何もしない日曜日。何も考えちゃいけない、作業もだめ。ただ、心地よい事だとか、ワクワクする事をする日。早い昼にトムヤムラーメンを作った。こないだ実家に帰った時に母が持たせてくれたもの。多分、最近母がハマってるんだろう。トマトの塩麹和えと茄子の薄切りを入れて、最後にカボスを絞ってベジラーメンにした。今日の夕飯は後藤さんと。後藤さんの新居へ遊びにいく約束をしてる。午後を過ぎる頃に近所の器屋さんへ向かった。先日の夕飯のお礼にイチジクを渡して、お祝いにあげるお皿を一枚買った。深い茶色がとても綺麗なお皿。器屋さんのご夫婦は今日も笑顔。こんなに仲良くいられるのなら、二人家族っていう選択もいいな。

新宿から総武線に乗った筈が気づいたら恵比寿。あー、逆走しちゃったんだ。ぼんやりしすぎてたな。けど、まぁいいか。時間より少し遅刻しちゃうのは申し訳ないけど、こういう感じはきっといい。だって今日は頑張らない日だから。

家のドアを開けると、マンションの一室にあるようなプレスルームだった。「これ、プレスじゃないですか!」私の声にニンマリと笑う後藤さん。洋服や靴が綺麗に色や形別に並んでる。調光はややアンダーで、まるでお洒落なレストランみたい。けど、ここはレストランでもプレスでもなくって、家。

一年前の夏、元夫の為に足を運んでいた心療内科で先生に言われた。「菊地さん、助けを求めていない人を助けようとすると、あなたが溺れますよ。」先生が言った言葉が現実になったのは、それから一ヶ月後くらい。私はずぶずぶと底なし沼にひとり溺れて行った。「よしみ、大丈夫?いつでも行くよ。」後藤さんがあの時に何かを感じてたのかどうかはわからないけれど、直ぐに池尻の家へ来てくれた。そして、ガランとした部屋でご飯を食べてお酒を飲んだ。「考えたって仕方ないんだから。」笑い飛ばす後藤さんの笑顔がすごく温かった事はよく覚えてる。だけど、あの時に何を話したのかよく覚えてない。あの頃の私の話はきっと支離滅裂だったと思う。たったの数ヶ月で別人になってしまった夫がゴミを捨てるように家族を捨てた。新婚旅行へ行ったのも数ヶ月前だし、暴れることがわかってるから、もうお酒はやめると誓ったのも、私達の老後の為にと貯金を始めたのも数ヶ月前のこと。酒乱も乗り越えて、結婚して3年目でようやく私達はここからスタートだと思って安心して湯に浸かった矢先の事だった。だから、あの男にちゃぶ台をひっくり返されて、あちこちに散らばった皿や料理も、私にかかった熱々の何かも、痛くても怖くても、悲鳴なんてあげる暇もなくただ座って見る事しか出来なくて、今ならわかる事も当時はたったの一つもわからなかった。だから、私は心療内科の先生の言葉の通り、夫を信じれば信じる程にすんなりと堕ちていった。

後藤さんも昨年末に離婚した。私より別居が長くて、離婚に少し時間がかかってるみたいだった。大変な問題だったと思う。新しい家を買って、リノベーションを終えて、心機一転、この夏から新生活が始まった。「私さ、最近ね、イヤホンつけて歩いてる時ににやけてたり、鼻歌歌ったりしてるの。」昨年、後藤さんはあまり自分の離婚については深く話さなかった。あの時、実はどんな想いだったとか、あんな事があったとか、今夜は色々な話をしてた。そして、離婚して本当に今が幸せで楽しいって。悲しかった日の事も、今の毎日の事も、満面の笑みで話す様子に私まで笑っちゃうくらいにいい笑顔だった。それに、結婚していた時よりも仕事が楽しいって。後藤さんから仕事の話を聞いたのは初めてかもしれない。面白い話を沢山してくれた。

嬉しくて嬉しくて堪らない夜。帰りは半蔵門線で三茶までの数十分ぼーっとした。嬉しさが一杯で駅が来ても駅が過ぎてもぼーっとしてた。家に帰ってからもしばらく嬉しくって、私は鼻歌を歌わないけど、いつもの様にご機嫌でテコとお喋りしながら、ベッドに飛び込んだ。

私がさくらの様にお勧めしてるコアラマットレス。後藤さんの新居にもダブルのコアラマットレスがどーんと置いてあった。「とにかく騙されたと思ってコアラのダブルでお願いします!」と、私の声を信じた友人達は続々とコアラをお家へ招いてる。「よしみが言ってたベッド、これにしてから私直ぐにに寝ちゃうんだよ〜。」後藤さんが笑顔で言った。苦しかった夜も、悲しくて潰されそうな夜も、普通の夜も、今夜の様に嬉しくって堪らない夜も、コアラはどーんと優しく私を受け止めてくれる最高のベッドだもの。そりゃ最高ですよ。

目が覚めたのは朝の4時、ベッドサイドで煌々と光るスタンドライトを消してまた寝た。何だか可笑しな夢を見てたみたい。ニヤニヤしながらまた眠りについた。私のコアラに包まれて。


夕飯

Journal 05.9,2021

久しぶりに普通の朝を過ごした。寝起きでぼんやりしたままテコとベッドで遊んで、瞑想をして、ヨガをして、白湯を飲んで、英語日記を書いて、添削してくれる外人の子に “Thank you.”ってメッセージを送る。テコにご飯をあげて、私の朝食の準備をする。今日は雨が降ってるからベランダの徘徊はなし。天気がいい朝はベランダを徘徊して、歯磨きをしながら、ベンチに座ってぼーっとする。ただ、ぼーっと歯を磨くだけの朝の時間。

もう9月だなんて信じられない。何だか先月からクラゲみたいな感じ。スルスルとしていて、透明。中身は臓器とか血とか重要なものしかない感じ。空いてる場所はただただ透明で透けてるという場所。そんなクラゲ状態の私が富山へ行ってさらにスケルトンになった。

一昨日、テコを引き取りに実家へ戻った時、不安から解放される場所っていう感覚が、逆に過去の色々を引き戻すようで少しそわそわした。幾つかの恐ろしい日の何かがざわざわと心に蘇っていく。ああ、あの日の夫からの電話は怖くて堪らなかったな。言葉が出なくて、「うん。」としか言えなくて、あの電話を出たのはリビングのドアの前で夏なのに身体の中を冷たい何かが走っていったなとか。全身が憶えてる詳細な記憶が鮮明に再来。だけど、数時間前には別の感覚を思い出してた。病じゃない夫との普通の生活の事。私達が普通の夫婦だった記憶。ありふれたどこにでもある様な普通の日常を夫と妻として過ごしていた日の事。駅前で待ち合わせて夕飯を食べて帰るとか、休みの日に買い物へ行くとか、近所にコーヒーを飲みに行くとか、電気屋で家電を選ぶとか、帰ったら「おかえり」って言い、朝に家を出るときは「行ってらっしゃい」って言うとか。もう私の頭は混乱しないで、端まで綺麗に整理がついてる。だから、前の様に苦しんだりはしないけれど、夫の中に何人もの誰かがいた様に、私の中にも複数の私がはっきりとした形で存在する様になった気がしてる。そして、それはあの男とは違って、綺麗にコントロールできる。だから、もう病や音楽の所為にして悪事を働く男を助ける様な女にはならない。その代わりなのか、私はスケルトンになってるように思う。東京の我が家へ帰っても思った。私、透け透けじゃんって。

明日は後藤さん家に行くから晩酌はお休み。数ヶ月かけて作ったという新居、楽しみだな。ああ、あれもこれもと、朝からスローペースで色々を片付けてあっという間に昼。納品物の色見本用のプリントをポストへ出しに行って、そのまま皮膚科へ。帰宅したら夜。あーあ、もう夜か。今日は皮膚科のお姉さんご機嫌だったな。

透け透けの私だってご機嫌だ。明日の晩酌を待望しながら夕飯をご機嫌で作る。もし、一昨日の様に暗黒時代の事を思い出しても、それは暗黒時代っていうタイトルの一つのストーリーだから、私の本棚に仕舞えばいいだけ。今の私は透け透けだから、私の中には置けない。

夕飯
富山県氷見のバナーヌという最高に美味しいイチジク
とうもろこしご飯
下仁田ネギとビーツの葉っぱ入り豚汁
ビーツのソテー
モロヘイヤのおひたし
ぬか漬け


朝ご飯

朝食 03.9,2021

数日ぶりの東京の我が家。昨晩富山から千葉へ戻って、始発で東京へ。身体が鉛の様に重い。冷蔵庫は空っぽ。母が持たせてくれたおにぎりと、少しの野菜で味噌汁を作って、ぬか床に入ってた胡瓜と茄子を切って朝ご飯を作った。お味噌汁がじんわりと身体に沁みる。そういえば、昨日の朝食、HOSEHOLDさんで出たアラのお味噌汁も美味しかったな。富山の魚は生臭さがない。まるでお吸い物みたいに優しい味で驚いた。

たったの数日の話だけど、富山県氷見で体験した事、料理家のフミエさんとの時間、HOSEHOLD夫妻のささやんさんと奈津美さんとの時間がぎゅうぎゅうに詰まってる。荷ほどきするには少し時間がかかりそう。全身で感じた初めましての新鮮な出来事もそうだけど、皆での食卓で見つけたものがスーッと身体に落ちてく。

晩酌

夕飯 30.8,2021

バタバタと仕事を終わらせたのが18時。そこからいつもの有酸素運動をして、身体を晩酌に備える。お風呂に入って、髪の毛もビチャビチャのままで冷蔵庫へ直行。一気に酎ハイを飲み干した。ああ、最高。春巻きを揚げて、ビールをあける。コロナの番組を見ながらのんびり食事して、今日も終わり。あとはベッドに潜ってダラダラと本を読む。パーフェクトだ。

とにもかくにも、1日の終わりにする晩酌って本当に最高。晩酌ありがとう。晩酌愛してる。

晩酌セット
トマトとオクラと黒磯の味噌
大根の素炒めと藤原さんにもらった最高に美味しいXO醬
小松菜としらすの和え物
春巻き
麦酒

レーズンパンの卵サンドウィッチ

朝食 29.8,2021

夜中の3時、寝苦しさに目を覚ますと発熱してた。解熱剤を飲んでしばらくするとだんだん頭もスッキリしてきて、溜めてた仕事やメールを一気に終わらせた。時間はあっと言う間に7時過ぎ。朝食どうしよう。いつものバナナ豆乳甘酒ジュースを作って飲みながら考える。うーん、タンパク質。卵サンドにしよう。お茶を啜りながら、パリのマユミちゃんに手紙を書いた。それから姉に一応と思ってメールを入れた。「ワクチン二回目打ったから、元気なら明日の朝にまたメールするね。」昨日のニュースで健康な30代と40代の男性が2回目のワクチンを打って急死したニュースを見てしまい思った。もし私が朝になって死んでいたら、テコは日に日に腐敗していく私の体の横でいつもみたいにちょこんとくっついて、私が目覚めるのをずっとずっと空腹で待つんだろう。そんなのは絶対に嫌だ。餓死だけはさせたくない。

そこから昼にかけて熱がまた上がって、鎮痛剤を飲んで下がってを繰り返す。基本的にはずっと寒くて、ずっと節々が痛い。熱は38度前後を行ったり来たり。水分を沢山とるけど、トイレに行く回数が増えて怠い。昨日の夕方から食事以外はずっとベッドだ。とにかく暇。読みかけの本を読むけど、哲学者のカントの話を例題にする難しい章で全く頭に入ってこない。だってカントの事知らないもんなぁ。これって、こんなに頭に入ってこない本を読む意味ある?いや、無い。この章やめた。一気に50頁くらい飛ぶ事にした。

本を閉じて、ベッドで寒いだの、暑いだのをうだうだと繰り返しているうちに眠っていた。携帯を開くと午後の3時。LINEが数件入っている。写真家の広瀬さんと、昔に仕事でお世話になった大阪の春名さん。広瀬さんはいつものように「生きてるか?」って一言。春名さんからは体調を気遣ってのメールだった。昨日二回目のワクチンの話をしたことを覚えていてくれたみたい。熱が上がったり下がったりしてる事を報告して、また寝た。一日中、テコが私の側から離れない。いつもとは違う私の身体の様子を敏感に感じてるみたい。とりあえず、私は心配していますよ。っていう目で私と一緒に寝てる。けなげな様子が余りに愛おしくて、「苦しいよー死ぬー!」って泣いたフリをしてみれば、救急隊が駆け寄ってくるみたいに、直ちに顔を舐めにやって来る。なんて優しい子なんだろう。たっぷりと愛情をかけて育てた私の事まで愛おしくなってしまう。それにしても、先輩や友人も、朝から心配してくれる姉も、ただの2回目のワクチンなのに、なんてみんな優しんだろう。心がむず痒いくらいに嬉しい。

暇なベッド生活も24hを過ぎようとする頃、熱は38度を超えてるけれど急に入浴欲が湧いてきた。シャワーを浴びたい。浴びてしまおう。何だかんだと退屈な時間もあったけれど、ぼーっとしてみたり、身体をゴロゴロさせてみたりの繰り返しもそう悪く無い気がした。何だかよくわからないけれど、頭も心もスッキリしてる。ベッドでただただ止まっていた時間はまるで長い瞑想をしてる様だった。シャワーを浴びて爽快な気分で夕飯を食べ、また解熱剤を飲んで寝た。ワクチンは賛否両論あるけれど、守るものが無い私は遠いい未来の為じゃなくて、明日の私の周りや、東京や、日本の感染者の病状の悪化や医療の逼迫の為に打つことを決めた。特に深く考えてない。深く考えようが無いもの。

発熱は面倒だけど、何だかいい一日だった。

晩酌

Journal 28.8,2021

今日は料理の撮影。予定が入った時からずっとずっと楽しみだった。憧れの料理家の先生。朝、家を出る前に先生の本を読んだ。この本、いい本だよなぁ。しみじみ。あ、先生のマスタードにはナンプラーが入ってる。今夜帰ったら、うちのマスタードにもナンプラーを入れてみよう

駅で待ち合わせをしたライターさんとタクシーに乗った。「ご自宅の料理を撮ってる感じ、よしみさんっぽい感じでって野村さんが言ってました。」編集の野村さんは体調不良で現場はお休み。すごく嬉しかった。嬉しい言葉だった。今日は二品の撮影。途中で先生を撮ったり、料理過程を撮ったり。憧れの料理家の先生の料理はやっぱりとても素敵だった。スタイリストさんのスタイリングも可愛かった。

私は期待に応えようとする癖がある。仕事にとって必要な事だけど、その比重が下手くそになる事が多い。頑張ろうと力むと、自分をがっちりと折りたたみ、それを踏み台にしてより高い場所へ登ろうとしてしまう。だけど、もうそういうのはやめる事にした。それに、私の行き先も変わったから。それよりも、私らしい写真を撮ろう。もし、それで仕事が来なくなったらそれはそれ。それが世の流れって事。最近、撮影に出る前にいつも自分に言い聞かせてる。そして今朝も。だから、タクシーの中での言葉が私の背中を押してくれた様に思った。

「俺を自由にさせろや。」何十回、何百回と夫だった男が家で喚く声を聞いた。あの時、私はその光景に慣れきって、またかと呆然と見てたけれど、男を不自由にしていたのはいつも男自身だった。何も期待もしなければ、何も言わない私に向かって怒り狂っていた。

ああ、今日はとっても楽しかった。明日はワクチン2回目。もし高熱で倒れてもいい様に、沢山作り置きを作った。

晩酌セット
ごはん
レンコンの自家製マスタード和え
カツオの醤油麹漬
小松菜のナムル
めかぶ納豆
きくらげの酢漬け
トマトとアボガドの塩麹和え


[ 自家製マスタード ]
蜂蜜

ナンプラー
マスタードシード

8月26日

Journal 26.8,2021

撮影現場に着いたら生理が来た。今回の生理は音も無くやってきた。ノーPMS。それともこれは嘘生理??湖くらい私の心は静かだ。帰りに少しだけお腹が重い様な感じになったけれど、心身共にフラット。

今日は編集は瞳ちゃんで、ヘアメイクは近所のみっちゃん。帰りは渋谷駅から家の側の交差点までみっちゃんとタクシーで帰った。気持ちがいい撮影だったな。いっぱい笑っていっぱい撮った。帰りに食べたミスドも美味しかった。山に囲まれた場所での撮影、陽に焼けたくないと日焼け止めを塗ったくって、緑を通り抜ける風がとても気持ちよくて、はしゃいで撮った。

最近は撮影は毎日やらない様にしてる。一日働いたら、一日休む。そうするとすっごく調子がいいから。昔みたいに、週5、6日と朝から何本も撮影して、いつしかお金が沢山入るゲームみたいにな感覚になってしまう私よりも、一つ一つに感想文を書けるくらいの出来事にしたいって思ってる。だから、人に何て言われようが、見られようが、私はお仕事ゴリゴリのフォトグラファーにならないでいい。だから、もうそんなに働かない。

けど、明日に限っては例外。今日撮影だけど、明日も撮影を入れた。いつかご一緒してみたいと思ってた料理家の先生の撮影。すごく楽しみ。そしてちょっとドキドキしてる。だけど、私が緊張すると何もいい事が無いから、忘れて寝る事にしよう。

Journal 26.8,2021

昨日買ったやちむんで丼にした。


ご飯
胡瓜の酢豚風
ぬか漬け
シシトウの梅味噌和え
ゴーヤチャンプル
しらすとしめじの梅じ
そ和え

フレンチトースト

Journal 26.8,2021

昨晩に面白いなぁと思いながら寝た。朝起きてもやっぱり面白いなぁって思った。企画でやってるマッチング。とある男が「お姉さんは、寂しそう。」と、話の途中に送ってきた。私はその時に鼻歌を歌いながら、ご機嫌で風呂に浸かろうとしていた時だった。彼の名前はひつみ。それは本名かと尋ねると、「秘密なの。」と返答。33歳。幡ヶ谷在住。映像制作。自分の性格を自然体と言っていたけれど、名前を隠すような行動は自然じゃ無いから「不自然だね。」と返信した。

人って面白い。離婚っていう情報を元に寂しそうな女を見つけて、寂しいねを共有したそうなひつみと名乗る男。人は人である以上、脳の中に二人の人間を移植するなんて倫理に反した事をしない限り、一生誰かの気持ちを真に理解することが出来ない。だから付き合ったり、結婚したりと、くっつく契約をするのかもしれないけど、バツイチでシングルライフ真っ只中の私は今、とっても楽しい。それに、過去に起きた離婚のトラウマと私の現実世界のそれは別次元で、別問題だ。これから来る明日にだって寂しさは今の所想像出来ない。あるのは過去にだけ。

少し前に、姉がいつもの様に「私は必ず幸せになる。お金持ちになるように毎朝アファメーションしてる。」と、スピリチュアルな話をしていた時、「姉がハッピーでいてくれることが私は一番だけど、私はそうゆうのは。」って言うと、姉は少し拗ねて「よしみは直ぐに科学的な証拠みたいなものを言うよね。」って私を馬鹿にした。宇宙人も神様も占いも何かも、人の創造する物が実際に手に捉えられない形で存在してもいいと思ってるけれど、そういった類の思考で生きようとは思わない。時々食べるケーキくらいの嗜好品でいい。サンタクロースぐらいの夢でもいい。それより、ある日に不自然な男が「あなたは寂しそうだ。」と声をかけてくる現実を覗く方がよっぽど世界へ近づけた気がする。

目の前にある出来事が自分の目を通して見ている事を忘れると世界は簡単に歪んでいく。ひつみっていう不自然な男の様に。だけど、それさえ忘れなければ、どこまでも穏やかだ。結婚生活が幸せだと信じ切っていた頃の私に離婚した友人らが「よしみちゃん。離婚して寂しいとか無いよ。とても今が楽しいよ。」と言う言葉に、彼女達の虚勢を感じてるようで一人勝手に虚しい気持ちになった。だけど、私も彼女達と同じ場所から世界を見て初めてわかった。虚しいのは夫がいても感じてしまう寂しい私の心そのものだった。世界が優しくなるのは世界を寂しくしているのは私。寂しさが住み着くのは状況じゃ無い。その人の中に在る。

夜、撮影が終わって、そのまま撮影先のお宅で食事をご馳走となった。食卓って本当にいい。二人家族の夫婦の暮らしは生活を楽しんでいる感じが部屋中の至るところにあって、壁でも棚でも二人で何年も紡いできた人生が編み込まれたような家だった。やっぱり人が人と暮らすって事が私はとても好きだなぁって。帰宅したのは23時前。ワインを飲んだり、じゃばら酒を呑んだり、初めてお会いした夫婦とのお喋りは尽きなかった。人は人が好きな生き物。私とあなたはどんなに近づいてもわからないものだから、人を大切にしようと試みたい。家族は助け合うものだと信じてきたけれど、勿論そうだとも思うけれど、それだけじゃ無い。大切にする物だよなぁって全身でじんわりと感じた。人っていい生き物。

XO醬のワンタン

エスニック 23.8,2021

昨日、藤原さんに貰ったSMLのXO醬。昨日はワインを飲みながら余りの美味しさに舐め続けてしまった。どれだけ塩分取ったんだろう。水餃子にしたら美味しそうだね!って話をしてて、早速ワンタンを作ってみる事にした。

XO醬のワンタン
XO醬
豚のひき肉
キクラゲ
ネギ
ワンタンの皮

ワインと晩酌

Journal 22.8,2021

朝から色々と作業や仕事。すっかり週末まで溜め込んでしまった。けど、結構いいと思ってる。これもカウンセリングのお陰であり、しっかりと効果が出ているって事。私が私をコントロールし過ぎてしまう事を制御するっていう取り組み。15時を過ぎる頃には色々が終わった。あー疲れた。夕方に藤原さんが来るからワインを買いに行こう。

藤原さんはグラフィックデザイナー。埼玉の安置所に石井ちゃんにお別れを言いに行った時に出会って仲良くなった。今年の春の話。それから、こないだは一緒に仕事をして、最近は私の新しい仕事の相談もしてる。歳も近いし、優しくて賢いところが好き。そして、仕事への姿勢が好き。今日は色々な話をしたけど、中でも仏教の話で盛り上がった。私はめっきり脳と心に夢中な日々を送ってるけれど、マインドフルネスと仏教はとても近い場所にある。私の興味も藤原さん興味も全開だった。あっという間に開けたワインの代わりにホット麦茶を啜りながら、しばらく仏教の話は続いた。

それから、共通の知人。村上美術のゆうや君の話しになって、彼が天才だって話でまた盛りあがった。友人を褒め称えるって楽しい。今頃、何も知らないゆうや君はただただ日曜日の夜を家族で過ごしているんだろう。

楽しい夜だったな。今夜の月は明るい。満月なのかな。すごく綺麗だった。

晩酌セット
トマトと蛸とへべすの塩麹和え
山椒の塩漬け
素揚げした茄子にかかんのよだれ鷄のタレをかけて
お土産のSMLのXO醬
ロゼ

晩酌

Journal 21.8,2021

今日は久しぶりに外食。近所でシミルさんとランチをした。そして、お茶をして帰宅。色々な話を永遠にダラダラと話してた。何かの話で、「背が低い男性は怒りっぽい人が多い傾向にあるらしいよ。小型犬もそうでしょ。」ってシミルさんが言った。私が昨日考えていた事と同じような話だ。動物倫理学の話と神戸の事件、そして元夫の動物虐待の事を簡単に話した。シミルさんとは何でも気兼ねなく話せる。

今読み進めながら勉強してるコンパッションの本、今日はセルフコンパッション式の日記を書くというエクササイズだった。セルフコンパッション式というのは、3つの要点がある。1つにマインドフルネス。これは瞑想と同じ、「今、ここ」に意識して書く。2つ目に自分の問題と世界の共通点を記す事。これは問題が誰しもに起こりうる事だと視野を広げ共通認識、問題の解放を意味してるんだと思う。3つ目は、慈悲。客観的に自分を慰める言葉を丁寧な言葉で書く。

今日から一週間のエクササイズ。再来週にはきっと何か新しい事を感じてる筈。カウンセリングのエクササイズもそうだけど、脳のトレーニングは身体のトレーニングと全く同じ。毎日の積み重ねで確実に体力がついていく。

シミルさんとも話してたけれど、「新しい事がしたい。」よねって。土とか風の時代っていう表現はそんなに好きでは無いけれど、今までは根をしっかりと張りぐっと食いしばってとにかく守る事で必死だったのに、今はどれだけ力を抜いて、手放せなかったものをどれだけ捨てられるか、例えば、「写真の仕事は大好きだけれど、他にもやりたい事があって。」そんなことも、お茶をしながら話せるくらいに、軽い世界になった。

晩酌セット
胡瓜の糠漬け
サーモンと熟れたトマトの塩麹和え
ズッキーニと胡瓜とネギのソテー
めかぶ納豆
胡瓜坦々飯